文庫
2016年01月14日
昭和の名作「七時間半」@獅子文六
東京〜大阪間が七時間半かかっていた昭和30年代、特急「ちどり」を舞台に乗務員とお客たちのドタバタ劇を描く隠れた名作。1960年代の日本が元気だったころの雰囲気が伝わってきます。
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2012年01月14日
どれくらいの愛情@白石一文
「どれくらいの愛情」は直木賞候補にもなった作品。ほかに 「20年後の私へ」 「たとえ真実を知っても彼は」 「 ダーウィンの法則」の3作を併せた作品集。いずれも九州は博多の街を舞台にした作品で、地名やお店の名前が出てきてもさすがにピンとこない。博多弁もなんとなくの雰囲気で読んでみた。登場人物が皆人間味豊かな人たちで、楽しかったり切なかったりと盛りだくさん。いい作品でした。
どれくらいの愛情 (文春文庫)
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2012年01月12日
FOR YOU@五十嵐貴久
久しぶりに柄にもなく恋愛小説など読んでみる。80年代の懐かしい雰囲気も感じられて、いいお話でした。現在と過去の二つの物語には意外な伏線が張られていて、それが最後に交錯することになる、絵に描いたようなドラマチックなラストシーン。なんかこのまま映画化されそうな匂いがしましたよ。
For You (祥伝社文庫)
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2012年01月10日
床下仙人@原宏一
表題作「床下仙人」のほか、「てんぷら社員」「戦争管理組合」「派遣社長」「シューシャイン・ギャング」の計5話が収録された短編小説集。 いずれもモーレツな会社員が主人公となっており、仕事人間と会社と家庭の歪みや勤め人の哀愁を、笑える作品にしちゃったところがいい。
床下仙人 (祥伝社文庫)
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2011年12月21日
塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック@新潮文庫
ローマ人の物語を完読したあとこの本を開くと、壮大な史実だったんだなぁと実感します。各地に残る現代のローマ遺跡の写真などもあって、旅好きにはたまらない一冊です。
塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック (新潮文庫)
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