橋本五郎さんは、読売新聞の特別編集委員で、新聞の記事ではもちろん、TVでもコメンテーターとしてよく見ます。
11月11日の読売新聞の「五郎ワールド」(1か月に一度くらいの割合でしょうか)に白川静さんについて書かれていました。
「不世出の漢文学者」として、奥様の言葉や娘さんの記憶、編集者、また弟子の大学教授などの話を入れてその人となりを紹介されていました。

母や奥様が「守護神」だったと話した後、短歌と言葉で次のように書きます。
菊池寛賞受賞の際の歌。

●賞といふものの欲しさにあらざれど糟糠の妻に贈らむと思ふ
白川にとってツル夫人は自らの美しい羽根で反物を折る「鶴女房」だった。「家の心配はしないでください。お父ちゃんは好きなことをしたらええんよ」

●50年を君は旅することもなし我れ留守居せん遊べ遊べ遊べ
長い間苦労をかけた妻への感謝の気持ちにあふれている。

先に「あっち」に行って、お父ちゃんが来たら一緒に住む家を探しておくから、安心して…つる夫人の口癖だったと。

白川静さんが弟子の吉村弘道さんが大学講師の職を得るにあたり推薦状を書き、次の言葉を添えたそうです。「孟子」の中から。

「原泉混混、不舎昼夜」原泉混混として昼夜を舎(お)かず
豊かな源泉から昼となく夜となく盛んに水がわき流れるように、豊富な研究の蓄積があってこそ成果を生む。

努力を怠らないようにせよというお諭だったと吉村さんは深く感謝する、とまとめてありました。


HPです。

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