ギャラリー  ときの忘れもの

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佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」第35回 喫茶 野ざらしの準備について  関西滞在の前後に、もっぱら取り組んでいるのが、東京・墨田区吾妻橋にて準備中の「喫茶 野ざらし」の工事である。前々回の投稿でも少し触れたが、そこに載せた椅子と …
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スタッフSの海外ネットサーフィン番外編 「葉栗剛個展@Art Miami 2019」 Art Miami 2019, 1 Herald Plaza, Miami  読者の皆様こんにちは。日々冷え込みが厳しくなる日本を離れ、エコノミークラスにすし詰めされること十数時間、常夏気候のマイアミよりご挨拶させていただ …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第29回 わたしが本を売り始める仕事に就いた時と、今の書店の棚を比べるとき、大きな違いの一つに「ヘイト本」の存在があげられるでしょう。わたしが働き始めた時は、特定の国やマイノリティの人々を悪しざまに罵る本が毎月の …
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嬉しい誤算というべきか、顧客の動向に気がつかない間抜けな画商の大失態というべきか。 <そうでしたか…。残念です! 頒布の作品、どれか欲しいと思ってましたが、迷っているうちに申し込みが遅くなってしまいました。甘く見ておりました…。無念です。 (20191204/Kさん …
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松本竣介研究ノート 第8回 作品を考えるということ〜『立てる像』上 小松粼拓男 画家の制作する絵画作品について考えるときに、いくつかのポイントがある。例えば一つは、作品の主題だ。描かれているものについての考察。おそらく最も肝要で作家について知るための、また …
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<ご無沙汰しております。 先日は塩野さん発行のWebマガジンのお知らせをありがとうございました。 何十年も前に一度しか訪れたことのない盛岡の、その変貌ぶりには驚かされるばかりですが、 街の香りのようなものだけは変わらぬように感じられてうれしく思いました。 昨日ま …
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●ときの忘れものブログ 連載エッセイのご紹介 ときの忘れもののブログは年中無休、365日毎日更新しています。 執筆はコレクターはじめ、研究者、作家、スタッフたち。テーマ別に月一回、または隔月でエッセイを連載しています。 ・ 大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚 …
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<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第83回 (画像をクリックすると拡大します) 掛け軸のような写真である。 そう思わせる理由のひとつはフレームが縦に長いからだ。 被写体を縦長に切りとることは写真ではめったにしない。西洋絵画でもあまり例がない。 長身のモデルを …
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富山県美術館「瀧口修造/加納光於《海燕のセミオティク》2019」展レビュー 土渕信彦 富山県美術館(図1)で開催されている「瀧口修造/加納光於《海燕のセミオティク》2019 詩人と画家の出会い 交流 創造」展(11月1日〜12月25日)を、11月1日(金)・2日(土)の両日、 …
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植田実のエッセイ「本との関係」第18回 雑誌をつくる複数の手  理工分野の堅実な技術書や教科書を手がけていた槇書店が、なぜ突然、大判の月刊建築誌の出版に踏み切ることになったのか、その事情を私は知らない。社長は吉田全夫という人だったが、『建築』創刊は吉田さん …
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那須で「元永定正シルクスクリーン展」を開催します。 那須ブックセンター 内田 眞吾 本屋のない地域に書店をつくるという目的で設立した「書店と本の文化を拡める会」です。 栃木県那須高原に「那須ブックセンター」をつくって2年になります。 雑誌、趣味の本から岩波 …
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マイアミで「ART MIAMI 2019 葉栗剛個展」 VIPプレビュー:2019年12月3日(火) 一般公開:2019年12月4日(水)〜8日(日)            4日〜7日 11:00〜20:00            8日 11:00〜18:00 会場:One Miami Herald Plaza @ NE 14TH STREET    …
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スタッフSの海外ネットサーフィン No.77 「NAM JUNE PAIK」 TATE MODERN  読者の皆様こんにちわ。寒さも深まり今年も残すところあと1月な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。1週間後に迫ったArt Miamiの最後の準備に毎度のごとく右往左往しております、スタッフSこと …
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尾崎森平のエッセイ「長いこんにちは」第3回  皆さま、お元気ですか?くうねるあそぶ、井上陽…尾崎森平です。  仙台は東北の中でも比較的暖かな地域ですが、秋が駆け足で通り過ぎてしまい、すっかり冬の寒さがやって参りました。僕はヒンヤリと澄んだ秋の早朝が好きで、 …
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中村惠一のエッセイ「美術・北の国から」 第3回 NDA画廊と長谷川洋行  大学生活の4年間とその後の美術にかかわる人生を考えるとき、私に最も影響を与えたのは札幌にあったNDA画廊というギャラリーの存在であった。もちろん札幌に行く以前でも美術にも文学にも興味があり、 …
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土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の本」 13.『瀧口修造の詩的実験 1927〜1937』〜後半 さて、話を元版に戻します。本書の挟み込みの裏面には、「発表書誌目」も掲載されており(図11)、初出誌のデータが記されています。収録された詩作品26篇と、詩的な評論2篇がそれ …
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「福原義春コレクション 花開く色彩―駒井哲郎のモノタイプ」の展示に寄せて 吉岡知子(埼玉県立近代美術館学芸員)  駒井哲郎のモノタイプは、近年評価が大きく高まっている。晩年のおよそ10年間に、駒井はモノタイプを120点以上制作したとされるが、生前に刊行された作 …
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<かつて日本は、大学の反乱を殺しました。今の香港のように。その後、半世紀たった結果が、今の日本です。怒りを忘れた膨大な無気力層を生みだしました。明白な腐敗や、理不尽な出来事が起きても、それを倒す力がない。あれ以来の小さな沈黙の連鎖が、今の仕組みを支えてい …
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東洋文庫ミュージアム「東洋文庫の北斎展」レビュー〜2019年10月3日(木)〜2020年1月13日(月・祝) 中尾美穂  秋晴れの平日、文京区駒込の東洋文庫ミュージアムへ。館内はほどよく賑わっている。北斎人気を実感するが、こちらは他展と一味違う楽しみ方があるようだ。普及展 …
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今年は難波田龍起先生(1905〜1997)の23回忌でした。 1996年文化功労者として顕彰され、90歳を過ぎても大作に挑みお元気でしたが、ふとしたことで病に臥し、1997年11月8日92歳で亡くなられました。 お亡くなりになる少し前に病室に伺い、旧友瑛九のために制作していただいた …
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<創造性が私の生を形づくって来た。たとえば、窓の白いレースのカーテンは、私にとって、偉大な芸術作品と同じくらいに重要であった。カーテンのこの繊細さ、そこから漏れる陽の光り、その形態、その動き。そこから芸術について私が学んだものは、学校で学んだこと以上のも …
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<正直にいうとうちのお店で置いている新刊は売れ残っても「損はしない」。なぜなら売る期間をかなり長い期間で考えているから。版元で品切れても、必ず探す人がいるだろうと思った本しか置かない。補充しない。そこはかなり自信がある。だから、ヘイト本のような短期間勝負 …
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「霜月の画廊コレクション展」には20世紀を代表する三人の女性作家〜ソニア・ドローネ、ルイーズ・ニーヴェルスン、ニキ・ド・サンファル〜の作品を展示しています。 ソニア・ドローネ(1885〜1979)はロシアのウクライナで生まれ、パリで活躍しました。 ルイーズ・ニーヴェ …
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第64回 「ART TAIPEI 2019」 今年も3度目のART TAIPEIにときの忘れものさんブースから出展させて頂きました。 今回展示した作品は海空系の大作が1点、Landscapeが3点、新しい着色系の作品が1点の計5点です。 過去2回共に来場者の方の …
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亭主は出不精であまり外にでることはないのですが、11月になったらなぜか連日外出が続いています。おかげで来廊されるお客様には不義理が続いている、すいません。 日記をたどると、2日目白、3日府中、5日千駄木、7日赤坂、9日横浜、10日は早朝から竹橋、その後あるパーティ …
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松本竣介とゆく「街歩きの時間」 住田常生(高崎市美術館学芸員)  松本竣介没後70年を記念して昨年10月から「アトリエの時間」「読書の時間」「子どもの時間」とバトンを継いだ大川美術館の松本竣介展も、4回目の「街歩きの時間」が掉尾を飾る。クラウドファンディングに …
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橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第7回 ランプ オバQ (1972)  前回のエッセイで「倉俣はいつもインテリアと家具のあいだを自由に行き来する」と書いたが、今回紹介する《ランプ オバQ》(1972、図1)の照明器具デザインと1985年の福岡・小倉フォロンの「ISSEY MIYA …
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中村哲医師とペシャワール会を支援する11月頒布会 この夏から秋にかけては台風15号、19号、20号といずれも各地に大きな被害をもたらしました。 亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。 いまだ復旧の目処さえたたない地域も多く、被災された皆様には心よりお見 …
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杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」第44回 カランダ登頂 今回はクールの街を囲んでいる山の一つである、カランダに登頂したことについて綴ろうと思います。 10月のとある日曜日、住まいのあるクール(chur)と仕事場のあるハルデンシュタイン(Haldenste …
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「霜月の画廊コレクション展」では普段なかなか展示の機会のない作品を倉庫から引っ張り出してきました。 ドメニコ・ベッリ、ジェラール・ティトゥス=カルメル、ニキ・ド・サンファル、マノロ・バルデス、ヤコブ・アガム、ルイーズ・ニーヴェルスン、ソニア・ドローネ、アン …
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第2回『久保貞次郎の会』 日時:2019年11月2日(土) 第一部/11時より、自由学園明日館見学 第二部/13時半より レストラン ラ・ムジカ (目白駅前)にて、 細江英公×栗田秀法 対談と会食(懇親会) 主催:久保貞次郎の会 自由学園明日館入口 お天気に恵まれた11月2日、 …
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佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」第34回 関西滞在中に「アジア」あるいは「インド」について考えたこと 10月後半は大阪、関西にしばらく滞在していた。Under 35 Architects exhibition 2019という若手建築家の展覧会に出展するためである。 …
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