ギャラリー  ときの忘れもの

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ART NAGOYA 2013では皆さんお世話になりました。
おそらく猛暑のせいで(交通の便もあまりよくない)昨年よりかなり入場者数は少なかったようですが、事務局と会場ホテル側のフレンドリーな対応には心から感謝しています。
収穫の多いフェアでした。
いつもアートフェアは搬出を終えると慌しく帰路につくのですが、今回は夏季休廊中でもあり、ちょうど始まったばかりの「あいちトリエンナーレ2013」にも行こうと二日滞在を延ばし、猛暑の名古屋を走り回ってきました。

見て回ったものをアトランダムに記すと、
古川美術館の分館である為三郎記念館で開催中の「高北幸矢インスタレーション 落花、夏の夢。」
あいちトリエンナーレの名古屋市美術館、愛知県美術館の二会場
ノリタケの森ギャラリーで開催中の「葉栗剛彫刻展」

生まれて初めて小倉トーストなるものも食べましたし、旅館の朝飯はまるでディナーのごとき豊かさ、ジュンク堂でしこたま本を買い込み、時間の合間に社長と宮崎駿監督の「風立ちぬ」までみちゃいました。
なんだか仕事にいったんだか、夏休みなんだかわからない5日間でした。

さて名古屋へ行く前、2013年08月02日(金) 00時59分51秒、ときの忘れものの掲示板に「詠み人知らず」さんから投稿がありました。
以下、全文を再録させていただきます。
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詠み人知らず 久しぶりです

以前の活況とは裏腹で過疎っていますね。日本一ギャラリー掲示板だったのに。
誰も見ていないつもりで書き見込みます。震災チャリティばやりから一点、震災が忘れられています。ときの忘れもさまもスタージスさんの作品で貢献されていました。今も探せばまじめに取り組んでいる作家がいます。
東京都美の初めての企画展である福田美蘭さんもその一人です。いまさら実績は説明しません。画廊に属していないので流行の若手や漫画調の作家から評価が出遅れています。テレビは出演しない、人に教えないなど身を律しています。今回の企画展は、若者たちからかなりの興味をもって受け入れられているようです。訳知りのコレクターは、イメージのみで空疎、技術だけ、作品に自分でキャプションをしけるとはなどと批判されているようです。しかし、過去の芸術新潮の特集号の題「名画をわれらに」です。社会の話題とともに描き、わかりやすく描くことも現代美術の手法です。訳知りの方はデュシャンのレディメイドの作品が当初展示されたときにも批判する人なのでしょう。是非今回の展示を見ればこのままグッケンハイム美術館で展示しても評価が受けられると確信します。

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話がそれましたが、今回、彼女は新聞版画をチャリティとして製作しています。
4種、ed100です。新聞に自分の作品が載ったその図版にサインとEDを入れています。そのEDは、なんと3000000!。
 この新聞版画なるもの過去未来、発想、創作した作家がいたでしょうか。版画の価値そのものに挑戦した「現代美術」です。そしてこの値段が1000円!。 すべてのEDを買い占めても40万。ランチ1食分で、世界に先駆けている作品が手に入り、チャリティに参加できます。これも画廊の支配を受けていないからでしょう。
必ず「やめたほうがいい」といわれます。10年後、本当の評価が決定したときこの作品の正当な評価と価格が決まるでしょう。安く放置されていた「具体」のように。アイディアだけが美術ではありませんが、深い思想があるものは「作品」となります。〔深い思想も展覧会手で説明されているので是非。〕
いくら片隅であおってもどうにもならないでしょうが、時々美術の世界の「え、そんなことがあったの、嘘だ」という時期があるものです。是非、現物を見て判断を。
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前川建築の傑作である都美は、木場にコレクションや企画展をほとんど移管してしまい、貸し館としても六本木の新国立美術館にその地位を脅かされている現状ですが、リニューアル後の初めての現代美術の企画展。
詠み人知らずさんに言われるまでもなく、これは行かなくちゃと思っていたので、亭主は早起きして久しぶりに上野のお山に行ってまいりました。
相変わらずのスケールの大きな作品群には圧倒されました。
ミュージアムショップでは「新聞版画」を震災復興への支援の心をこめて10枚買い、スタッフにプレゼントしました。

と今度は、08月10日(土) 01時54分46秒にHさんから掲示板に投稿がありました。
以下全文を再掲させていただきます。
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H 福田版画

私も初日に福田展行って、チャリティ版画を買ってきました。今日現在、4種の内2種が絶版(この表現がよいのか)でした。やはりきちんと観ている人もいるのですね。最近新たに1種加わり5種になりました。もし六本木の美術館で、会田誠氏がやったら1万円でも1日で完売では。作家のこのコンセプトを考えれば本当に安い。このような作品は将来探すとなると意外と難しいのでは。価格も価格、そして何気なく素人(失礼。)が買うと‥。5種を一揃い、ed番号も合わせてとなると超希少。そこまで行かなくとも一揃いも少ないでしょう。しかし安い。詠み人知らずさんが言っていますが、画商がついていないとこんなものなのでしょうか。保存ですが、新聞紙ですので古紙まじり酸性紙、黄ばみも発生しますので袋からだして伸ばして保存しておいた方がよいのでしょうか。でも袋入れや紙マットも福田さんが一点づつ作っているからそのままの方が良いか。誰かわかれば教えてください。そこまで考えることもないでしょうが。福田さんの作品は普遍性があるので海外でも評価されるのではないでしょうか。
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福田美蘭展
会期=2013年7月23日〜 2013年9月29日
東京都美術館
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