ギャラリー  ときの忘れもの

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「もの派」を代表する関根伸夫先生は今月73歳のお誕生日を迎えられました。
現在はカリフォルニアに在住し、制作活動をされていますが、今春公開されたオーラル・ヒストリーについてご紹介します。

昨年収録した日本美術オーラルヒストリーがやっと公開の手はずが整いました。
私もこれが最後の文章に成っても良いと云う想いで、努力して添削しただけに、皆様にも読んで頂きたいと思い、ご都合を伺わず一方的に送付させて頂きました。

(関根先生からのメールより)>

先ずは二回にわけて公開されたインタビューをじっくりとお読みください。
関根伸夫オーラル・ヒストリー 2014年4月24日

関根伸夫オーラル・ヒストリー 2014年5月3日

<オーラル・ヒストリー(oral history)とは、歴史研究のために関係者から直接話を聞き取り、記録としてまとめること。
歴史学では主として文献から歴史を調べてゆくが、文献資料から知られる内容には限りがある。例えば、政策決定の過程を検討しようとしても、文献としては公表された結果のみで、どのようにそうした決定が行われたのかは、文書が残っていないことが多い。また、記録に残ることの多くは特異な事件などであり、一般人の日常生活などは文献にはほとんど残らない。その当時は常識であったことも、年月を過ぎると全くわからなくなるということはよくあることである。
当時の関係者にインタビューを行うことで、文献からはわからないことが様々に知られるようになる。以前から「聞き書き」という手法はあったが、特に近現代史の研究者の間で1990年代以降、オーラル・ヒストリーが注目されるようになり、組織的な取り組みが行われている(例えば国鉄民営化、日米半導体摩擦などをテーマに関係者のインタビューが行われている)。
>(ウイィキディアより)

<日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴは、美術の分野に携わってきた方々にインタヴューを行い、口述史料として収集・保存している団体で、2006年に美術史の研究者や学芸員によって設立されました。以来、継続的にインタヴューを行い、口述史料として収集しています。このサイトでは、そのインタヴューを書き起こした文章をオーラル・ヒストリーとして公開しています。
このサイトで公開されているオーラル・ヒストリーは、あくまでも語り手が個々の記憶に基づいて口述した歴史です。掲載にあたっては、注を入れるなど細心の注意を払っていますが、時として、客観的な事実に反する記述や、立場や価値観などの違いによって意見が分かれる事柄についての発言が含まれることがあります。このようなオーラル・ヒストリーの特徴をご理解いただいた上でご利用下さい。
日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ )のHPより >
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具体」に続き、世界の美術市場で注目が集まってきた「もの派」ですが、その中心にいたのが関根先生でした。
その再評価の試みが先年のロスにおける「もの派」展でした。
1960年代後半から70年代にかけて展開された土や石、木、鉄など「素材」として扱われがちであった未加工のそれらにほとんど手を加えず直接的に提示することにより、ことさらその物質性を前面に押し出すという「もの派」の作品が高騰しています。
最近のオークションにも「もの派」の作家たちの作品がかなり高額なエスティメートで出品されています。

オーラル・ヒストリーは、各分野での研究者たちが事前に資料を読み込み、周到な準備の後に、直接作家にインタビューを行ない、それを記録し、公開する試みですが、コレクターにとっては一見難解に見える現代美術の作家たちが何をどのように考えて作品をつくってきたか(つくっているか)を理解する第一級の資料です。
ただ「値段があがるから買う」というような単純な動機ではなく、「なぜ値段があがるのか」をきちんと考えるコレクターこそが次の時代の美術品評価をつくっていくのだと思います。

亭主は関根先生に1974年に初めて会ってから今日まで随分と教えを受けてきました
遠く日本の空の下から、ご健康とますますのご活躍を祈っています。

1977年10月21日 (50)
1977年10月21日
渋谷・ヤマハエピュキュラスにて
飯田善國先生(左)と関根伸夫先生

1979青森五拾壱番館ギャラリー 関根伸夫
1979年10月22日
青森・五拾壱番館ギャラリーにて
左から亭主、関根先生、高木保さん

1982年4月9日_ギャラリー方寸 (7)
1982年4月9日
渋谷・ギャラリー方寸にて
左から、大沢昌助先生、関根先生、亭主

1993_05_資生堂レセプション関根伸夫
1993年5月
銀座・資生堂パーラーにて
関根先生(左)と亭主
椿会展」レセプション

DSCF4439_600
2015年2月25日
青山・ときの忘れものにて
前列左が関根先生、右は荒井由泰さん


*追記(2015年9月20日13時23分)
亭主は関根先生の誕生日を9月19日と思い込んでいたのですが、上掲オーラル・ヒストリーによれば1942年9月12日生まれです。
昨日の記述を修正するとともに、関根先生はじめ皆様にお詫びします。

●今日のお勧めは関根伸夫です。
20150919_sekine_07_daiti-ten関根伸夫
「大地の点」
1982年
ステンレス・レリーフ
35.0x31.5x2.0cm
Ed.30
サインあり


20150919_sekine_06_tukiwoyobu関根伸夫
「月をよぶ」
1975年
シルクスクリーン
53.0x35.0cm
Ed.75
サインあり


20150919_sekine_02_yoru-nizi関根伸夫
「夜の虹のproject」
1982年
銅版
60.0x45.0cm
Ed.50
サインあり


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