ギャラリー  ときの忘れもの

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スタッフSの海外ネットサーフィン No.87
「Joryū Hanga Kyōkai, 1956–1965」
Portland Art Museum


 読者の皆様こんにちは。天高く馬肥ゆる秋、などと浸る間もなく冬めいてきている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 通年ぶっ通しで使用していた自宅のサーキュレーターがついにご臨終召され、新しい物はどれを買おうかと連日頭を捻っております、スタッフSこと新澤です。

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 今回ご紹介する展覧会を開催しているのは、アメリカ西海岸、オレゴン州にあるポートランド・アート・ミュージアムです。近隣では最も古い1892年に開館し、所蔵品数は3万2千点と、規模もアメリカの美術館の中でも上位に入り、その内訳は15世紀の宗教画、17世紀から20世紀初頭のヨーロッパ絵画、モダンアート、浮世絵、彫刻、写真等に加え、ネイティブ・アメリカンの工芸品等多岐に渡ります。

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 例に漏れずコロナウイルス禍で延期になっていたものの、先月ようやく開催の運びとなったのが、今回紹介する「Joryū Hanga Kyōkai, 1956–1965」です。タイトルの通り、男性作家ひしめく60年代の版画界で女性作家の活動の先駆けとなった日本女流版画協会、その1956年から1965年にかけての活動を年代順に展示しており、現在では入手が困難となった協会創立メンバーの作品をまとまった状態で観ることができる貴重な機会となっております。
ときの忘れもののメイン作家でもある内間俊子(1918〜2000)を始め、岩見禮花(1927〜2020)・小林ドンゲ(1926〜)・野中ユリ(1938〜)・吉田千鶴子(1924〜2017)・ 島 珠実(1937〜1999)等の協会創立メンバーたちは、1965年のニューヨークでの展覧会後にそれぞれの道を歩むまでの10年間、この協会を通して作品発表を続けることで、その後に続く女性作家たちの支えとなってきました。美術館の所蔵作品と個人コレクションから選ばれた作品で構成される今展覧会は、近代版画史の中でも見落とされてきたエピソードに光を当てています。

(しんざわ ゆう)

美術館公式ページ(英語)
展覧会公式ページ(英語)

●本日のお勧め作品は内間俊子です。
内間俊子・橋 Bridge内間俊子 UCHIMA Toshiko
橋 Bridge
1965年
木版
イメージサイズ:57.0x42.5cm
シートサイズ:61.0x45.0cm
サインあり、年記あり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18〜24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。*日・月・祝日は休廊。
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