ギャラリー  ときの忘れもの

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中村哲医師とペシャワール会を支援する10月頒布会

<アフガニスタンの現況と課題
 カブールとジャララバードでは8月21日にバザールが開き、続いて学校が再開するなど、人々の生活は普段に戻りつつあります。治安は安定しているようです。一方、銀行は開いたものの預金引き出しの制限(200ドル/人/週)があり、経済は十分回っていません。PMSでは診療活動を再開したものの、9月末には薬品が底をつきます。また、職員への8月分の給料も未払いの状態です。物価はじわじわ高騰してきています。
 アフガニスタンの暫定政権の主要閣僚が発表されるなど、体制の全容が徐々に見えてきました。PMS事業再開の条件(治安・職員の安全・地域の安全)は整いつつありますが、灌漑用水路などの規模の大きな事業は州や国レベルの明確な理解を必要とします。また、特に大きな費用がかかるという点を考えれば、銀行が前述したような状態では身動きが取れません。早期の銀行正常化が待たれます。今はまだタリバン政権を断罪するのは時期尚早で、制裁を科すのではなく政権の行方を慎重に見極める時期です。
 中村先生は大干ばつの中、飢餓・餓死に直面しているアフガニスタンの人々への食糧援助と、長期的には干ばつ対策=灌漑用水路事業による自立支援、「戦より食糧自給」を繰り返し訴えていました。2021年は深刻な干ばつに新型コロナ感染症の拡大が加わり、このまま孤立させては惨状が待っているだけです。私たちは「命をつなぐこと」を最重要課題と考えています。凄惨な戦闘を回避することが、命をつなぐ唯一の道ではないでしょうか。
 アフガニスタンは40年にわたって大国や周辺国の代理戦争の場となり、戦乱が続いておりました。その間、様々な主義・主張が飛び交うなかで、人口の80〜90%を占める農民・遊牧民の存在は国際社会から無視されてきました。貧困者ラインが90%という実情を直視すべきです。手を差し伸べる対象は彼らなのです。それこそが、平和への第一歩と考えます。
 基本的人権の最も大切なものは生存権であり、アフガニスタンでは深刻な干ばつのためにそれが脅かされています。私たちは、どのような状況下であっても、人々の生きる権利を第一と考え、「他所に逃れようのない人々が人間らしく生きられるよう」(中村哲)支援を続けてまいります。どうぞ、今後とも温かいご支援とご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
2021年9月17日 ペシャワール会のホームページより再録>

中村哲先生中村哲医師がアフガニスタンで銃撃され亡くなられたのは2019年12月4日でした(享年73)。中村医師のあとを村上優会長が引き継ぎ、ペシャワール会は灌漑事業などの継続に全力を挙げています。

202109明細表2002年以来、続けてきたときの忘れものの支援頒布会ですが、先月9月は3点が購入され作品代金85,000円をペシャワール会に送金いたしました。
送金累計は、2021年10月7日現在で3,926,736円となりました。
皆さんのご支援を心より感謝いたします。
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●書籍のご紹介

20210921163701_00002『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束』
中村 哲(著/文) 澤地 久枝(著/文)
初版年月日:2021年9月15日
発行:岩波書店 現代文庫
318ページ
定価 980円+税

私たちの商売は安全で平和な社会だからこそ成り立ちます。
不幸にも戦乱や自然災害に巻き込まれた人々に、私たちが出来ることはそう多くはありませんが、少しでもお役にたてたらと、作品を無償で提供し、売り上げ金全額をペシャワール会に送金してきました。
私たちの小さな試みが、平和への捨て石となり、大きな希望に繋がることを祈る」という中村哲医師の言葉をかみしめ、ささやかですが引き続きペシャワール会への支援を続けてまいります。

「中村哲医師とペシャワール会を支援する頒布会」
毎月11日にブログに数点を掲載し頒布します。
・支援の趣旨に基づき、特別価格での頒布です。
・梱包送料は実費を別にご負担ください。
・申し込みの締切りは毎月15日19時とします。
 締め切り後は特別頒布価格は削除します。
・重複申し込みがあった場合は抽選とします。
・代金のお支払いは現金または銀行振込でお願いします。
 全額を支援金にあてるためクレジットカードでの決済はご遠慮ください。
売却代金は全額をペシャワール会に送金します

ときの忘れものの倉庫には作者不詳やよくわからないものが数多くありますが、10月のペシャワール会支援頒布会は二人のS氏コレクションの中からの出品です。骨董類にはとんと疎い私たちなので、どうぞ支援の趣旨に免じて説明不足には目をつむってください。
旧蔵者の一人は戦後を代表する美術評論家として活躍されたSS氏。もう一人のS氏は、戦前、戦後を通じて活躍された版画家・品川工先生や、古本好きなら知る人ぞ知る本郷の古書店・ペリカン書房ご主人を一族に持つSK氏。お二人のコレクションから今月は食器を4点出品します。

119)『白掛赤繪 唐草文角皿』
AAA_0860AAA_0861
桐箱:21×21×9.5
角皿(陶器):18×18×6
箱あり。


120)ピカソ『鳥柄の皿』
AAA_0864AAA_0865AAA_0866箱:27×27×5.5
皿(磁器):直径24僉高さ3
皿に印刷サインあり
しおり付き
※若干のスレ跡あり(画像3枚目ご参照)


121)西望『絵皿』
AAA_0871箱:21×21×4
皿(陶器):直径20.5、高さ3.5


122)作者不明の水差し
AAA_0876AAA_0875木箱:15.2×15.2×16.8
水差し(陶器):直径12.5×高さ14

購入ご希望の方はメール(info@tokinowasuremono.com)かこちらからお申込みください。複数のお申込みがあった場合は抽選とします。
梱包送料はサイズや発送先ご住所により1,500円〜3,000円。割れ物なのでしっかりとした梱包になります。
*締め切りは10月15日19時です。
当選のお知らせは16日以降にお送りします。その後の発送作業については、ただいま新型コロナウィルス対策のためスタッフが在宅勤務を取り入れており、お時間がかかりますこと予めご承知ください。

●この秋はじまる新連載はじめ執筆者の皆さんを9月4日のブログでご紹介しました

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18〜24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。*日・月・祝日は休廊。
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