画廊亭主の徒然なる日々

一番人気は秋葉シスイ〜アートフェアアジア福岡2017

今年で3回目となるART FAIR ASIA FUKUOKA 2017に参加してまいりました。

櫛田神社_みくじ_600
初日8日の早朝、先ずは櫛田神社に参拝。
お正月に生涯初の「大吉」を引いたばかりなのに、今回再び大吉」!
こんな連続しての幸運を信じてよいのでしょうか・・・・・・

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第一回(2015年9月)は「絵はいいけれど値段が気に入らない」と言われ、
昨年第二回(2016年9月)は櫛田神社におすがりしたものの「利益あれど少なし」、しかし何となく手ごたえを感じ、今年こそはと博多に老夫婦で乗り込みました。

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017
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会期:2017年9月8日[金] - 9月10日[日]

会場:ホテルオークラ福岡9階 
出品作品:コチラをご覧ください。

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昨年の御礼に加えて、留守を守るスタッフたちの健康祈願と、商売繁盛をお願いしました。
御神籤は50円なのですが、奮発して100円を入れて引きました。

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会場のホテルオークラ、ときの忘れもののブースは925号室

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部屋に入って、右から菅井汲草間彌生。ともに私たちのエディション作品です。

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今回は松本竣介を7点持っていきました。
アートフェアにはその画廊の一番良い作品を出すべきだというのが亭主の持論ですが、さすがに注目度は高く、昨年に続き、今年も売ることができました。

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九州が生んだ瑛九もベストコレクション3点を展示。

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ベッドの上方に秋葉シスイを2点展示。
今回も一番人気で、おかげさまで広島と柳川にめでたくお嫁入りいたしました。

2016のノクターンにご縁がなく新作を楽しみにしています。
今年もご縁なく・・・・

(芳名簿より)
芳名簿に書かれたメッセージは女性の方からですが、昨年に続き秋葉シスイの作品お目当てに来場されたのですが、一足違いで別のお客様に買われてしまい、残念がっておられました。
04_秋葉シスイ
秋葉シスイ《nocturne》
2017
油彩、カンヴァス
33.3x45.5cm(P8号)
サインあり

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全体としてはモノトーンの地味な展示になりましたが、年配のお客様からは「ここにくるとほっとするね」と褒め言葉だか、慰め言葉だかわからん感想をいただきました。

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ホテルオークラから直ぐの博多座ではちょうど玉三郎さんの公演があるらしく、ホテルですれ違いました(サインもらいたかったけれど・・・)

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初日の夜、博多座のロビーで恒例の歓迎パーティが開催されました。

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事務局の心遣いが溢れた和やかなパーティ。出展ギャラリー、作家はもちろん、地元の関係者も多数参加されました。

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主催者を代表して、Gallery MORYTAの森田俊一郎さんが挨拶。

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社長も亭主も華やかなパーティは苦手であまり出たことがないのですが、ここはフレンドリーな雰囲気で今年も二次会まで付き合いました。
撮影して下さったのは三年連続で応援にかけつけてくれた田村さんです。

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今年開廊20周年を迎えた大分のみさき画廊さんの親子と。
池田満寿夫山中現などの正統派の版画家を丁寧に扱っておられる姿勢には敬服しています。

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大阪からは今年もNii Fine Artsの新居さんが若い作家を引き連れて参加。
地元大分の国本泰英さん、富山から電車を乗り継いではるばる遠征してきた笠井遥さんとはゆっくりお話することもできました。
普段、若い作家にとんと縁のない亭主にはたいへん勉強になりました。

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新居さん(左)と、ギャラリー尾形さん(右)に囲まれて。
業界にほとんど付き合いのない私たちをアートフェアアジア福岡に誘ってくれたのが地元福岡のギャラリー尾形さんでした。

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福岡と東京に店をだしているContemporary HEISの平山さんと。
平山さんイチオシのユニークな木彫作品を制作する手嶋大輔さんに制作話を聞くことができたのも収穫でした。

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愛知県尾張旭市から出展のGALLERY龍屋さん(中央・金髪の人)と作家の皆さん。

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会場を変えて開催された二次会の司会は、東京から出展のKOKI ARTSさん。
もともとアメリカ育ちなので、海外に強く、今春のNYのアートフェアでもお世話になりました。

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現代版画センターのスタッフとして活躍、その後久留米で筑後画廊を経営している貝田隆博さんが今年も駆けつけてくれました。
アートフェアアジア福岡は、亭主と社長にとっては昔お世話になった方々とお会いできる貴重な機会となっています。

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鏡の上に展示した宮脇愛子の銅版と、左上の松本竣介「自画像」。
二点ともめでたくお客様のもとへ。「大吉」のご利益でしょうか。

会期中、メキシコでマグニチュード(M)8.1の大地震があり、多くの方々が亡くなりました。秋田県でもM5.3の地震があり、亭主が幾度となく通った大仙市では震度5強の大きな揺れだったとか。
12月に出展を予定しているアメリカ・マイアミではハリケーン「イルマ」が直撃しました。ひとごとではありません。
ホテルのテレビでそれら自然災害の惨状を見ながら、平和と安全な社会がなければ私たちの商売は成り立たないのだと痛いほど感じました。
被災地の皆さんには心よりお見舞いを申し上げるとともに、私たちはできる限りの支援をするつもりです。
〜〜〜
世界各地のアートフェアに参加してきましたが、成績(売上げ)の如何を問わず「来年も出たい」と思わせる条件とはなんでしょうか。
第一にフェアの質(ハイレベルな画廊、作家が出展しているか)
第二にフェアの発信力
第三にフェア事務局のフレンドリーな対応、が決め手になります。

福岡のフェアは規模も大きくはなく、集客力もまだまだの感じですが、フェア事務局の真摯でフレンドリーな対応は間違いなく第一級です。
業界付き合いのほとんどない私たちにとっては、東京はじめ各地の画廊さんと親しく話を交わせ、尊敬する画廊さんの見識を伺えるまたとない貴重な機会です。
今年も恙なく5日間(フェア前後の搬入・搬出を含め)を過ごせことに、あらためて感謝します。
来年も必ず出たいですね(ただし審査に通ればの話ですが)。

皆さん、ありがとうございました。

●本日のお勧め作品は駒井哲郎です。
komai_04_hana駒井哲郎
《花》
1965年
銅版(アクアチント)+手彩色
12.5×9.3cm
Ed.100  サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆ときの忘れものは「今週の特集展示:駒井哲郎展」を開催しています。
201709komai
会期=2017年9月12日[火]〜9月22日[金]
※日・月・祝日休廊
駒井哲郎の版画作品、詩画集など約10点を特集展示する他、恩地孝四郎南桂子国吉康雄フォーゲラー等の版画作品をご覧いただきます。

02
2階応接スペースには、駒井哲郎《九つの夢から》オフセット12点組の屏風

埼玉県立近代美術館では15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されています。
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝]
企画を担当された吉岡知子さん(同館学芸員)のエッセイ<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>をお読みください。
20170911_駒井哲郎_裏

〜〜〜〜〜

ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサートのご案内第6回 秋<カラス>
日時:2017年10月3日(火)18:00〜
出演:朗読/坂本長利 やしまたろう『からす たろう』
   メゾ・ソプラノ/淡野弓子  日本の童謡と歌曲
*要予約=料金:1,000円
予約:必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。定員(10名)に達し次第、締切ります。
info@tokinowasuremono.com

●ときの忘れもの(有限会社ワタヌキ)では、経理スタッフを募集しています。
詳しくはコチラをお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017」に出展します。9月8日〜10日

世界各地で開催されるアートフェアが美術市場の動向を左右する勢いです。
その動きは日本にも及び、東京はじめ、大阪、名古屋、京都、神戸、札幌などでアートフェアが次々と開催されています。
この秋の先陣を切って九州・福岡でART FAIR ASIA FUKUOKA 2017が9月8日から開催されます。

ときの忘れものも参加します(今年で3回目の出展)。
最初(2015年9月)は「絵はいいけれど値段が気に入らない」と言われ、
二度目(2016年9月)は櫛田神社におすがりしたものの「利益あれど少なし」。
さて、今年は三度目の正直となるでしょうか。
老夫婦二人、手を携えて九州まで参ります。どうぞホテルオークラの925号室までおでかけください。

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017
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会期:2017年9月8日[金] - 9月10日[日]


プレビュー 9月8日[金]11:00-18:00 ※招待者、プレス関係者のみ
一般入場  9月9日[土]- 10日[日] 11:00-19:00(予定)
会場:ホテルオークラ福岡9階 (福岡市博多区下川端町3-2)
主催:ART FAIR ASIA 実行委員会
出品:松本竣介難波田龍起秋葉シスイ瑛九 他

●福岡に持って行く作品の一部を紹介します。
ご来場予定の方で「こんな作品が見たい」というご希望がありましたら、遠慮なくお知らせください。何でもある、とは申せませんが、なるべくご要望に応えたいと存じます。
24松本竣介
《作品》
紙にインク、墨
Image size: 26.4x37.8cm
Sheet size: 27.6x39.0cm

nambata_50難波田龍起
《(コラージュ)》
1974
紙にグワッシュ、コラージュ
16.9×14.9cm
サインと年記あり

nambata_49難波田龍起
《(作品)》
1975
色紙に水彩
Image size: 22.0×20.0cm
Sheet size: 27.0×24.0cm
サインあり、裏に年記あり

nambata_42_morinonaka難波田龍起
《森の中の生物》
1997
銅版
22.5×22.5cm
Ed.100
サインあり
※レゾネNo.144(阿部出版)


04_秋葉シスイ秋葉シスイ
《nocturne》
2017
油彩、カンヴァス
33.3x45.5cm(P8号)
サインあり

09_ray秋葉シスイ
《ray》
2017
油彩、カンヴァス
33.3x45.5cm(P8号)
サインあり


このアートフェアには第1回から地元九州に敬意を表して瑛九を出品しています。今回も油彩、フォトデッサンの名品を持って行きます。
qei_sakuhin-b瑛九
《作品−B(アート作品・青)》
1935年
油彩(ボード)
29.0×24.0cm(F3号)
※山田光春『私家版・瑛九油絵作品写真集』(1977年刊)No.19

qei_photodessin-hukituke瑛九
《作品名不詳》
フォトデッサン+吹き付け
23.0×38.3cm
裏に《瑛九作 都》と記載あり

qei_140_work瑛九
《作品》
フォトデッサン
40.8×31.9cm

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


●ときの忘れものはクリストとジャンヌ=クロード展を開催しています。
201708_christo_会期:8月29(火)〜9月9日(土)
クリストの希少なオリジナル作品(オブジェ、コラージュ)はじめ、版画など約20点をご覧いただきます。
出品作品の詳細はコチラをご覧ください。


●ときの忘れもの(有限会社ワタヌキ)では、経理スタッフを募集しています。
詳しくはコチラをお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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堀尾貞治「ドローイング集 あたりまえのことVol.6」

ただいま開催中の「クリストとジャンヌ=クロード展」をご紹介します。

●展示風景
出品全作品にサインが入っています。
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入り口でまずお迎えするのが、クリストとジャンヌ=クロード《マスタバ》

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1階カウンター上に、クリスト《ゲーツ(小)》

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2階へ上がる階段には、クリスト《The Museum of Modern Art Wrapped (Project for New York)(Schellmann 37)》(右)とクリスト《囲まれた島々のポスター》(左)

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2階:左から
クリスト《包まれた瓶と缶》
クリスト《作品名不詳》
クリスト《包まれたカロッツァ》

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クリスト《作品名不詳》

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2階:手前から
クリスト《包まれた噴水,1968》
クリスト《包まれたタイムズスクエアのビル》
クリスト《ランニングフェンス、1972-76》

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図書室入り口横には、クリスト《包まれた木》

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図書室内

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クリスト《Monschau Project》

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左から
クリスト《包まれた椅子》
クリスト《包まれた木馬》
クリスト《荷車のうえのパッケージ》
クリスト《包まれた2本の木》

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3階へ上がる階段には、クリスト《包まれたベスパ,1963-64》

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階段踊り場にはポストカード4種類

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3階
クリスト《包まれたポン・ヌフ》

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3階:左から
クリスト《アンブレラ(青)》
クリスト《バッグ(三宅一生デザイン)》

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3階
クリスト《アンブレラ(黄)》

●ときの忘れものはクリストとジャンヌ=クロード展を開催しています。
201708_christo_
会期:8月29(火)〜9月9日(土)
クリストの希少なオリジナル作品(コラージュ)はじめ、版画など約20点をご覧いただきます。
出品作品の詳細はコチラをご覧ください。


ギャラリートーク
柳正彦が語る<プロジェクトとその記録、クリストとジャンヌ=クロードの隠れたライフワーク>

本日16時からはギャラリートーク開催につき、予約者以外は入場できません。
*既に定員に達したので、受付は終了しました。
〜〜〜〜〜

毎月2日は堀尾貞治先生の「ドローイング集 あたりまえのこと」を順次紹介しています。

●堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.6』
20131105堀尾貞治
「5 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131113堀尾貞治
「13 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131116堀尾貞治
「16 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20140117堀尾貞治
「17 Jan 2014」
2014
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20161121堀尾貞治
「21 Nov 2016」
2016
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20161122堀尾貞治
「22 Nov 2016」
2016
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20161124堀尾貞治
「24 Nov 2016」
2016
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20161203堀尾貞治
「3 Dec 2016」
2016
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20170121堀尾貞治
「21 Jan 2017」
2017
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20170123堀尾貞治
「23 Jan 2017」
2017
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.1』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.2』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.3』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.4』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.5』

堀尾貞治 Sadaharu HORIO(1939-)
1939年神戸に生まれる。三菱重工に勤務する傍ら、美術活動を精力的に継続。1957年より芦屋市展に連続出品。1964年より京都アンデパンダンに連続出品。
1965年第15回具体美術展に出品、翌年会員となり、1972年の解散まで参加。1968年吉原治良に師事する。「あたりまえのこと」をテーマに、年間100回以上の展示・パフォーマンスを行なっている。
〜〜〜〜〜
*画廊亭主敬白
昨日9月1日は94年前に関東大震災が首都東京を襲った日でした。
当時祖父の篠原龍策は土浦中学の教師でしたが、震災直後に教室で次のように語ったと教え子の一人が回想しています。

今回の大地震は帝都を壊滅に至らしめる大惨事でありましたが、先日更に大きな悲劇が生じました。無政府主義者として知られる大杉栄が甘粕という陸軍の大尉に殺されたのです。大杉だけではない、その妻と七歳になる甥までも殺された。甘粕大尉は三人を殺した後、死体を井戸の中に投げ入れてしまった。君たちは大杉栄という人物については何も知らないでしょうが、この人物は過激な思想家として知られています。その思想は大いに偏っている。しかし、考えが違うからといって、軍人が震災の混乱に乗じて思想家を殺すとは何事でしょうか。軍人は国を守るのが役目です。裁判官や死刑執行人などになってはいけない。特にこの場合罪が重いのは、夫人と、子供を殺したということです。絞め殺したのです。こうしたことは絶対に許してはなりません。人間は、どんなことがあっても、人を殺したりしてはいけないんです。日本人同士は勿論、外国人も同様です。よくよくこのことを考えてくれるように>(東京新聞1995年2月9日より)

東京都知事が関東大震災時に虐殺された朝鮮人犠牲者を慰霊する9月1日の式典への追悼文送付を今年はやめたと報じられました。
記憶は伝えるべき人が伝えて行かないとやがて「なかったこと」になってしまう、そういう危惧を覚えずにはいられません。
加害者、被害者がともに「何があったか」を共有することによってしか、両者の和解はあり得ない。
伝えることの大事さを、自戒をこめて噛み締めたいと思います。

●ときの忘れもの(有限会社ワタヌキ)では、経理スタッフを募集しています。
詳しくはコチラをお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
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TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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信州松代の池田満寿夫美術館が閉館

残念なニュースです。

開館20周年を迎えたばかりの池田満寿夫美術館が先月末で閉館となりました。

<長野市出身の国際的アーティストの名を冠した個人美術館。1997年4月に長野市松代町(まつしろまち)に開館しました。内外の受賞版画をはじめ(銅版画・リトグラフなど)、初期のデッサン、油彩・水彩画、書、立体作品、関連資料を多数収蔵し、さまざまな切り口の企画展やイベントで池田満寿夫の世界を多角的に紹介しています。(同館のHPより)>

同館は栗菓子製造販売の竹風堂が運営していますが、館主を務める竹風堂の竹村猛志・取締役相談役によると、入館者数が減少を続け、「最盛期に比べ半分以下に減った」。空調や照明設備も古くなり、「更新に費用を要し、空調設備だけでも3、4千万円の負担が生じる」ということで、苦渋の決断だったようです。(信毎WEBニュースより)

亭主が美術業界に突然参入したとき、知っていたのは池田満寿夫と棟方志功くらいでした。お二人とも当時はご健在で、文字通り版画界の大スターでした。
池田さんには生前幾度か会う機会もあり、エディションの制作を依頼したこともありますがあっさり振られました。
振られはしましたがもともとファンだったので、作品はたくさん扱いました。
今でも後悔しているのは、池田さんに瑛九のことをもっと直接聞いておけば良かったと思うことです。

池田満寿夫美術館にも機会があれば訪ね、学芸員の皆さんにはたいへんお世話になりました。
このブログでも、池田さんの作品や、美術館についてもたびたび書いてきました。

2006年9月15日〜瑛九「音楽」池田満寿夫刷りの銅版

2007年2月10日〜瑛九の銅版「散歩A」池田満寿夫刷り

2008年3月11日〜作者不詳〜その二

2008年11月13日〜画家とパトロン〜池田満寿夫・靉嘔と久保貞次郎

2010年5月5日〜富山県立近代美術館で池田満寿夫展

2010年6月13日〜池田満寿夫さんのこと

2010年6月29日〜池田満寿夫展にて/富山県立近代美術館

2011年11月21日〜池田満寿夫「タエコの朝食」

2014年1月14日〜針生一郎「現代日本版画家群像 第7回 靉嘔と池田満寿夫」

2014年6月24日〜久保貞次郎×池田満寿夫〜第25回瑛九展より

2014年12月9日のブログ〜紅葉の信州

2016年2月27日のブログ〜靉嘔・池田満寿夫「金沢八景ビル」壁画解体
〜〜〜

個人の版画コレクションとしては永田生慈さんの浮世絵コレクションが有名です。
同氏が少年の頃から集めた作品により、故郷の津和野町に「葛飾北斎美術館」を開いたのは1990年でした。しかし美術館の維持は難しく2015年には閉館しています。
その行方が心配でしたが、病気療養中の永田さんが葛飾北斎を中心にしたコレクション約1000点を島根県に今春、寄贈したとのことです。
散逸を免れたのは幸いです。

池田満寿夫美術館が所蔵する版画や油絵、水彩画など約2千点の行方が心配ですね。
20年間の学芸員の皆さんの奮闘にこころより敬意を表します。
長い間、ご苦労さまでした。

●今日のお勧めは池田満寿夫の銅版画です。
ikeda_01[1]池田満寿夫 Masuo IKEDA
作品集〈今日の問題点〉より 《この空の上》
1969年
エッチング、ルーレット
イメージサイズ:16.1×14.2cm
シートサイズ :20.0×20.0cm
Ed.70    signed

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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朋有り、スイスより来る

このブログの一番人気は昨日10日更新の杉山幸一郎さんのエッセイですが、ピーター・ズントー事務所にも夏休みがあるらしく、スイスから杉山さんが帰国されました。

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37度という猛暑の日、杉山幸一郎さんを囲み、ブログ執筆者の皆さんと近くのレストランでランチ。
左から三人目、お洒落な柳正彦さんのシャツに注目!
イッセイ・ミヤケです。

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右から大野幸さん、柳正彦さん、三上豊さん、杉山幸一郎さん、社長、亭主、尾立麗子

久しぶりの方あり、この日が初対面の方あり、でもお互いブログを読んでいるので、話題は直ぐ核心に。
この日は、柳さんのクリストのプロジェクトについてと、大野さんのベイルートにたこ焼き屋をつくる話で盛り上がりました。

こう毎日暑いと、誰もいらっしゃらないのではとやきもきする駒込生活ですが、おかげさまでお披露目以来、来廊者ゼロの日はありません。
「今週の特集展示:白南準(ナム・ジュン・パイク)と文承根(ムン・スングン)」を開催中ですが、嬉しいことに最初に買ってくださったのはこの近所にお住まいの初めての方でした。

ときの忘れものが近年出品している海外のアートフェアにはほぼ毎回パイク作品を持って行っていますが、画廊でまとまった展示をするのは久しぶりです。連日の猛暑にも拘わらずお客様にお越しいただき、ありがとうございます。

●展示作品のご紹介
paik_11_board出品No.1)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《作品》
油彩、木
136.3x75.7cm
Signed


paik_01_makuruhan
出品No.2)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《マクルーハンの肖像》
1978年
シルクスクリーン(2枚組)
Image size: 53.5×128.0cm
Sheet size: 57.5×132.0cm
Ed.75
Signed
paik_04_Ginsberg出品No.3)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《ギンズバーグ》(裏にも作品あり)
シルクスクリーン
61.5x76.0cm
Ed.75
Signed


paik_ginsberg_ura(裏面)


paik_02_aren出品No.4)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《アレン・ギンズバーグの肖像》
シルクスクリーン
73.8×62.0cm
Ed.75
Signed


7 のコピー出品No.5)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《UNTITLLED No.7》
シルクスクリーン
Image size: 30.0×39.0cm
Frame size: 44.0×47.0cm
Ed.75
Signed


パイク_ポスター のコピー出品No.6)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《ポスター》
ポスター
84.0×57.0cm


paik_06_tshirts出品No.7)
白南準(ナム・ジュン・パイク)
《プリントTシャツ》
2001年
Tシャツ
Image size: 22.5x20.2cm
T-Shirt size:73.0x81.0cm
Signed


moon_17出品No.8)
文承根(ムン・スングン)
《無題》
1976年
オフセット
Image size: 46.9×69.9cm
Sheet size: 63.5×89.9cm
Ed.30  Signed

moon_16出品No.9)
文承根(ムン・スングン)
《無題》
1977年
水彩、オフセット
Image size: 49.9×70.3cm
Sheet size: 63.2×90.4cm
Ed.20  Signed

moon_19出品No.10)
文承根(ムン・スングン)
《無題》
1977年
オフセット
Image size: 50.1×70.2cm
Sheet size: 63.2×90.4cm
Ed.20  Signed

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

●上掲の二人以外の作品も展示しています
20170805_akiba_02
2階へ上がる階段には、秋葉シスイ《次の嵐を用意している》(23)

akiba_31秋葉シスイ
《次の嵐を用意している》(23)
2016年
カンバスに油彩
97.0×145.5cm(P80号)
サインあり


RIMG0661
左)ナム・ジュン・パイク《作品》
右)ナム・ジュン・パイク《アレン・ギンズバーグの肖像》

RIMG0662
手前から)
文承根《無題》1977年 オフセット
文承根《無題》1976年 オフセット
文承根《無題》1977年 水彩、オフセット

RIMG0664
図書室内
左)ナム・ジュン・パイク《ギンズバーグ》
右)ナム・ジュン・パイク《マクルーハンの肖像》

RIMG0663
階段には、ナム・ジュン・パイク《UNTITLLED No.7》

RIMG0665
3階に上がる階段には、ナム・ジュン・パイク《プリントTシャツ》

RIMG0666
3階部分
左)靉嘔《作品》
右)関根伸夫《三角の波のproject》

ayo_21_work靉嘔
《作品》
1958年
油彩
32.0×41.0cm
サインあり


sekine_14_nami関根伸夫
《三角の波のproject》
1982年
銅版
60.0×45.0cm
Ed. 50
サインあり


RIMG0668


RIMG0667
同じく3階に、ジョナス・メカス《John and Anthony, Montauk sunset, August 1972》

mekas_26_John_and_Anthony_Montauk_sunsetジョナス・メカス
《John and Anthony, Montauk sunset, August 1972》
2000年
Type-Cプリント
イメージサイズ:30.5x20.3cm
シートサイズ :30.5x20.3cm
Ed.10
サインあり

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◆「今週の特集展示:白南準(ナム・ジュン・パイク)と文承根(ムン・スングン)
会期=2017年8月8日[火]―8月19日[土] 11:00-18:00 ※日・月・祝日休廊
201708_
白南準(ナム・ジュン・パイク)文承根(ムン・スングン)の作品約10点をご覧いただきます。


ギャラリートークのご案内
柳正彦が語る<プロジェクトとその記録、クリストとジャンヌ=クロードの隠れたライフワーク>

日時:2017年9月2日(土)16時〜
長年クリストとジャンヌ=クロードのスタッフをつとめてきた柳さんが、世界各地で実現された大規模なプロジェクトを紹介しながら、短期間しか存在しない作品を、アーティスト自身がいかに記録に纏めていったかを、参考映像を交えて語ります。
*要予約/参加費1,000円
必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。
info@tokinowasuremono.com

●同時に8月29(火)〜9月9日(土)「特集展示:クリストとジャンヌ=クロード」を開催します。ご期待ください。

夏季休廊のお知らせ
ときの忘れものは8月20日(日)〜8月28日(月)まで夏季休廊となります。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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常連のお客様に申し上げます。

本駒込に移転したときの忘れものに初めてお邪魔してきました。阿部勤氏設計の3階建コンクリート打放しの建物には築23年以上の風格がありました。再会した綿貫さんご夫妻に歓待して頂いた帰り際、令子さんに「盆踊りをやってそうな街ですね」と言ったところ、30秒後本当に盆踊りに出くわしました。
(岡田昌浩さんのtwitterより) >

ブログ、毎日拝見させていただいております
新画廊の展示方法等、徐々にまとまりだした様で、楽しく拝見しております
秋になり涼しくなったらお邪魔しようと思っております

(Mさんのメールより)>

ご近所のギャラリー「ときの忘れもの」さんのブログで今月よりお世話になります!みなさまぜひご覧ください。「ときの忘れもの」さんは、とても居心地の良いギャラリーです。アート・建築お好きな方はぜひ訪ねてみてください。
そして、青カバはひっそりとコミックも扱っております!

(BOOKS 青いカバさんのtwitterより)>

◆「今週の特集展示:アジェとドアノー」は本日が最終日です。
201708
会期=2017年8月1日[火]―8月5日[土]
11:00-18:00
パリの街角を取り続けたジャン=ウジェーヌ・アジェと、ロベール・ドアノーの写真を展示しています。

RIMG0635
左)ロベール・ドアノー《Un regard oblique 斜めの視線》
右)ロベール・ドアノー《Creature de reve 夢の想像物》
RIMG0630
図書室内、右から)
ロベール・ドアノー《Le ptit balcon かわいいバルコニー》
ジャン=ウジェーヌ・アジェ《サント・フォア通り24-26番地》
ロベール・ドアノー《La palme de Picasso》

a_01ジャン=ウジェーヌ・アジェ
《サント・フォア通り24-26番地》
ゼラチンシルバープリント
Image size: 17.5x23.0cm
Sheet size: 17.5x23.0cm
*ピエール・ガスマンによるプリント


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常連のお客様に申し上げます。
9月2日のギャラリートークの参加お申し込みはいつもと異なり、早急にお願いします。


昨日のブログで、9月2日のギャラリートーク開催の予告をいたしました。
ときの忘れもののイベント(ギャラリートーク、コンサート、ビューイング、上映会 etc.,)はだいたい一ヶ月前にメルマガで予告をします。今までですと開催一週間前にならないと誰も申し込んでこない。三日前くらいになってやっとばたばた定員に達するという、まあのんびりというか、主催者にしてみればハラハラドキドキなのですが、常連さんはそんな事情を承知で、ぎりぎりになって駆け込んできます。

ところが、今回柳正彦さんのトークを予告した途端、たった一日で7名の方が申し込んできました。
あの福岡伸一ハカセのときだって満席までそんなに早くはなかった。
ときの忘れもの始まって以来の快挙であります。

柳正彦が語る
<プロジェクトとその記録、クリストとジャンヌ=クロードの隠れたライフワーク>

日時:2017年9月2日(土)16時〜
長年クリストとジャンヌ=クロードのスタッフをつとめてきた柳さんが、世界各地で実現された大規模なプロジェクトを紹介しながら、短期間しか存在しない作品を、アーティスト自身がいかに記録に纏めていったかを、参考映像を交えて語ります。
*要予約/参加費1,000円
必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。
info@tokinowasuremono.com
どうぞお早めにお申し込みください。

柳 正彦(やなぎ まさひこ)
東京都出身。大学卒業後、1981年よりニューヨーク在住。ニュー・スクール・フォー・ソシアル・リサーチ大学院修士課程終了。在学中より、美術・デザイン関係誌への執筆、展覧会企画、コーディネートを行う。1980年代中頃から、クリストとジャンヌ=クロードのスタッフとして「アンブレラ」「包まれたライヒスターク」「ゲート」「オーバー・ザ・リバー」「マスタバ」の準備、実現に深くかかわっている。また二人の日本での展覧会、講演会のコーディネート、メディア対応の窓口も勤めている。
昨年秋、水戸芸術館で開催された「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」も柳さんがスタッフとして尽力されました。
20161001_水戸クリスト展_61
2016年10月1日
於・水戸芸術館
クリスト(右)と柳正彦さん。

20161001_水戸クリスト展_64柳正彦さん(右)とかつての同僚・イケダさん(社長)。
柳さんは中学生のときから現代版画センターに出入りし、やがて高校、大学時代にはスタッフとして活躍。
その頃から、布を使った大掛かりなプロジェクトで注目を集めていたクリストに共感し、渡米後、クリストのスタッフになりました。
近々、柳さん自身によるメッセージをブログに掲載します

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来週8月8日からは、◆「特集展示:白南準(ナム・ジュン・パイク)と文承根(ムン・スングン)」を開催します。
会期=2017年8月8日[火]―8月19日[土] 11:00-18:00 ※日・月・祝日休廊
201708_
白南準(ナム・ジュン・パイク)文承根(ムン・スングン)の作品をご覧いただきます。


夏季休廊のお知らせ
ときの忘れものは8月20日(日)〜8月28日(月)まで夏季休廊となります。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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駒込Las Casasより、湯村光「四角柱」

先日は失礼ました。
たしかに壁面展示するのが通常のギャラリーのやり方だと思うのですが、ある種のヴューイングルーム的な方法で運営されるのもあるのではと感じました。
ヴァーチャルな展示をPC内で行います。そのうえで予約して望みの作品現物を見にきます。廊下はその際にかけておくスペースに使います。または、支持体が紙の場合にはファイルにしておき、みてもらうような展示もありだと思います。
資料も同時に見て、作家の理解を深めながら作品も見ることができれば、と思います。
ご検討お願いします。

(Nさんのメールより)>

今度の空間には壁が少なく、平面作品の展示に悩んでいるとこのブログでも再三愚痴ったら、ご意見番(40年来のお客様です)のNさんからガツンとやられました。
阿部先生の建築があまりにも素晴らしいので、私たち自身がこの空間に振り回されてしまい、ネットの時代における肝心の美術作品の魅力の伝え方に頭が行きませんでした。
21世紀に生きる私たち画商は否応なく、ネットでの発信、受信によって商売をせざるを得ません。
青山時代(何だか大昔みたいですね)、ネット発信に賭けた私たちが言っていたのは「リアルとバーチャル」ということでした。
青山に現実の画廊空間を持つときの忘れものが、ネットで作品情報を世界に発信する、二つがあるからこそ、顧客は安心し、信用して作品を買ってくださるのだと。
貧乏画廊が望み得る最高の空間を手に入れたのですから、初心に戻り、Nさんの言う「ヴァーチャルな展示をPC内」で行う工夫をしましょう。
少し勇気が湧いてきたぞ。

〜〜〜

黒御影石の磨き上げられた断面はそれだけでも美しい。
湯村光は、その石が持っている特徴から華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた立体作品を作り続けています。

阿部勤先生の設計によるLas Casasはル・コルビュジエの流れをくむコンクリート打ち放しの豪快な壁面と、一階から二階にかけての床のタイル、三階の木の床面が絶妙なバランスを持つ快適な住宅建築ですが、そこに黒御影石による石彫を置きたいと思いました。
湯村光の作品がぴったりでした。

湯村光湯村光
「四角柱」 2010年頃
御影石  H29×W10×D10cm

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左は常松大純


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右壁面は光嶋裕介

■湯村光 Hikaru YUMURA(1948-)
1948年、鳥取生まれ。1971年、東京芸術大学彫刻科卒業。同年、国立パリ美術学校に1年間留学。華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた黒御影石による石彫を主に制作している。国内外での発表を重ねる他、京都国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、埼玉県立近代美術館などの美術館や、公共空間へのパブリック・アート設置の実績も多い。第4回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞(1985年)、第24回中原悌二郎賞優秀賞(1993年)受賞。

●今日(日曜)と明日(月曜)休廊です。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。
201707_komagome
出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
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TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

北澤敏彦さん死去〜真当に息吹き込みて泡銭

訃報です。
ときの忘れものの創業以来、いやそれ以前の亭主の編集者時代からのほとんどの印刷物、制作物のデザインを担当してくれた北澤敏彦さんが7月18日午前9時過ぎ、入院先の調布の病院で亡くなられました。
亭主にとっては30年来の盟友ともいうべき大切な友人でした。

kitazawa北澤敏彦 Kitazawa Toshihiko
1946年 長野県生まれ。
1968年 桑沢デザイン研究所グラフィクデザイン研究科卒業。
1969年 東京グラフィックデザイナーズ入社。
1974年 株式会社ディス・ハウス設立。
2017年7月18日 死去。

受賞
東京アートディレクターズクラブ賞(書籍)
NAAC展・東京アートディレクターズクラブ推薦技術賞(ポスター)
ポスタートリエンナーレトヤマ入選(ポスター)2回
ワルシャワポスタービエンナーレ入選(ポスター)
毎日広告デザイン賞 5回入選
雑誌広告賞 金・銀・銅賞 他
個展
1979年「肖像」西瓜糖
1995年「またたび」 ギャラリー&カンパニー
2017年「北澤敏彦展」バツ・アート・ギャラリー 

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景気が怪しくなってきて、デザイン料といういわば無形の能力が極端に軽視されはじめた頃、2008年の北澤さんからの年賀状に「真当に息吹き込みて泡銭」とありました。
そのときのことは2008年1月5日のブログに少し書きました。

亭主が北澤さんと知り合ったのは、1980年代の末、ようやく倒産の始末が一段落し、虎ノ門にあった日本アドヴィザーという会社に勤めたときでした。
フランス人ボスの信頼するデザイナーとして紹介され、以来、うまがあうというか、北澤さんが亭主のわがままに付き合える度量の持ち主だったというべきか、長い付き合いになりました。
デザイナーというよりは、私たちにとっては頼りがいのある編集協力者であり、伴走者でした。
おもいつくままに、北澤さんと亭主でつくった作物を紹介します。

●1988年
アンディ・ウォーホル『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録
1988年
発行:日本アドヴィザー
デザイン:北澤敏彦
30.0x30.0cm
56ページ
図版:114点収録


●1989年
ラブルール版画展『ジャン=エミール・ラブルール版画展』図録
1989年 
ギャラリーアバンギャルド 発行
86ページ 29.7x22.0cm
日仏併記
執筆:海野弘
デザイン:北澤敏彦+株式会社ディス・ハウス


01『エッフェル塔 100年のメッセージ【建築・ファッション・絵画】』図録
1989年
313ページ 30.0x22.0cm
エッフェル塔100周年記念実行委員会
うめだ阪急百貨店・群馬県立近代美術館・松菱・東京ステーションギャラリー・岩手県民会館で巡回開催
会期:1989年9月〜12月
監修:中山公男
デザイン:北澤敏彦+ディスハウス
日仏併記


●1991年
02『没後15年 銅版画の詩人 駒井哲郎回顧展』図録
1991年
資生堂 発行
63ページ 26.0x18.0cm
収録図版:85点(油彩、水彩、銅版、木版、モノタイプ)
執筆:中林忠良、野見山暁治、駒井美子、福原義春、中村稔、河合晴生、
解題:綿貫不二夫
企画・編集:資生堂企業文化部、アルスマーレ企画室
デザイン:ディスハウス(北澤敏彦)
*シリーズ企画<資生堂ギャラリーとそのアーティスト達>の第1回展図録


●1995年
03『資生堂ギャラリー七十五年史 1919〜1994』
1995年
資生堂 発行
736ページ 30.5x23.0cm
監修:富山秀男
編纂委員:阿部公正、飯沢耕太郎、海野弘、五十殿利治、田中日佐夫、富山秀男、横山勝彦、
執筆:赤木里香子、秋山正、阿部公正、飯沢耕太郎、石川毅、海上雅臣、海野弘、大井健地、大泉博一郎、大河内菊雄、大谷省吾、大屋美那、五十殿利治、金子賢治、河田明久、菊屋吉生、北川太一、栗原敦、小池智子、佐々木繁美、島田康寛、清水勲、清水久夫、白石和己、菅原教夫、巣山健、田中日佐夫、富山秀男、中村圭介、中村誠、野地耕一郎、林洋子、福原義春、藤森照信、藤谷陽悦、増野恵子、松永伍一、六岡康光、村上公司、諸山正則、矢口國夫、柳沢秀行、山本武夫、横山勝彦、吉田漱、綿貫不二夫
デザイン:北澤敏彦


●1997年
04『久保貞次郎を語る』
1997年
文化書房博文社 発行
268ページ 21.0x15.0cm
執筆:久保佳世子、久保翠、周郷博、武谷三男、今泉篤男、綿貫不二夫、磯辺行久、岡部徳三、小野忠重、桂ゆき、北川民次、木村利三郎、細江英公、他
デザイン:北澤敏彦


05『瑛九作品集』
1997年
日本経済新聞社 発行
204ページ 32.0x26.0cm
監修:本間正義
執筆:五十殿利治、横山勝彦
デザイン:北澤敏彦
編集:三上豊、綿貫不二夫
制作:有限会社ワタヌキ
作品図版:237点(油彩130点、コラ−ジュ・フォトデッサン45点、銅版画39点、リトグラフ23点、他に参考図版68点)


●1998年
vol2磯崎新
連刊画文集『栖十二』より
第二信ル・コルビュジェ[母の小さい家]

ときのも忘れもの 発行
1998年8月15日付書簡(書き下ろしエッセイ)と銅版画1点が挿入された。
限定:35部
パッケージデザイン:北澤敏彦


06『安藤忠雄 Prints 1998』
1998年
ときの忘れもの 発行
36ページ A4判
執筆:飯島洋一(多摩美術大学助教授)
デザイン:北澤敏彦


●1999年
07版画掌誌『ときの忘れもの』第01号
1999年
ときの忘れもの 発行
24ページ 32.0x26.0cm
表紙シルクスクリーン刷り、無綴じ
デザイン:北澤敏彦
特集1/小野隆生(1950〜 )
 詩:高橋睦郎
特集2/三上誠(1919〜1972) パンリアル美術協会を創立し日本画の革新に挑んだ
 執筆:松永伍一 松本育子


●2000年
08版画掌誌『ときの忘れもの』第02号
2000年
ときの忘れもの 発行
28ページ 32.3x26.2cm
表紙シルクスクリーン刷り、無綴じ
デザイン:北澤敏彦
特集1/磯崎新
 執筆:植田実
特集2/山名文夫
 執筆:山口昌男(文化人類学者)、西村美香(日本近代デザイン史研究者)、渡部豁(陶芸家)


09版画掌誌『ときの忘れもの』第03号
2000年
ときの忘れもの 発行
24ページ 32.3x26.2cm
表紙シルクスクリーン刷り、無綴じ
デザイン:北澤敏彦
特集1/草間彌生
 執筆:小泉晋弥
特集2/パーヴェル・V・リュバルスキー
 執筆:五十殿利治


●2001年
10版画掌誌『ときの忘れもの』第04号
2001年
ときの忘れもの 発行
24ページ 32.0x26.0cm
表紙シルクスクリーン刷り、無綴じ
デザイン:北澤敏彦
特集1/北郷悟 テラコッタによる人物表現で現代の具象彫刻を先導
 インタビュー:三上豊
特集2/内間安王星 伝統木版にモダンな色彩感覚を吹き込む
 執筆:水沢勉


●2003年
22磯崎新・連刊画文集『百二十の見えない都市』第一期たとう
デザイン:北澤敏彦

23第一期 2001年7月 漏斗都市
版画+書き下ろしエッセイ:磯崎新
本文デザイン:北澤敏彦

24第一期 2001年8月 地中都市


25第一期 2001年9月 垂直都市


26第一期 2001年10月 方城都市


●2004年
20170718 (3)

2004年4月10日 表参道の街角にて、北澤さん(左端)の事務所は直ぐそばでした。

●2005年
11版画掌誌『ときの忘れもの』第05号
2005年
ときの忘れもの 発行
32.0x26.0cm
表紙シルクスクリーン刷り、無綴じ
デザイン:北澤敏彦
特集1/ジョナス・メカス フローズン・フィルム・フレームズ(静止した映画)と呼ぶ写真作品を紹介
 執筆:ジョナス・メカス、ランズベルギス
 翻訳:木下哲夫
特集2/日和崎尊夫 1992年50歳の若さで死去した日和崎尊夫の遺した木口木版画の秀作を紹介
 執筆:谷川渥、日和崎尊夫


12『日和崎尊夫句集』
2005年
ときの忘れもの 発行
112ページ 18.8x18.8cm
俳句・短詩50、挿画50点、略歴
執筆:日和崎雅代
オリジナル木口木版画『鋼鉄の花』1点を挿入
限定300部
デザイン:北澤敏彦


●2006年
003『トリシャ・ブラウン―思考というモーション』
2006年
ときの忘れもの 発行
112ページ A5判
執筆:トリシャ・ブラウン、岡崎乾二郎、スティーヴ・パクストン、マース・カニングハム、ウィリアム・フォーサイス、ジョナス・メカス、中谷芙ニ子、石井達朗、黒沢美香、岡田利規
翻訳:木下哲夫、中井悠
編集:ぱくみょんみ、尾立麗子、綿貫不二夫
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)


トリシャブラウン編集会議

2006年2月8日 青山・ときの忘れもの 『トリシャ・ブラウン』編集会議
左から時計周りに、ぱくきょんみ、中谷芙二子、岡崎乾二郎、三上豊、北澤敏彦、綿貫不二夫、尾立麗子


●2008年
13『描かれた影の記憶 小野隆生展 イタリアでの活動30年』図録
2008年
池田20世紀美術館 発行
76ページ A4判
和英併記
執筆:瀬木慎一、大野正勝、樋口昌樹
対談:小野隆生・河合哲夫
編集:尾立麗子
デザイン:北澤敏彦


●2009年
14『磯崎新版画展 宮脇愛子展』図録
2009年
中津万象園保勝会 発行
27ページ A4判
執筆:林道郎、植田実、磯崎新、宮脇愛子
デザイン:北澤敏彦


15柳田冨美子『緑蔭小舎と作家たち』
2009年
ときの忘れもの 発行
編集:尾立麗子、秋葉恵美、綿貫不二夫
デザイン:北澤敏彦・森田茂(ディスハウス)
表紙絵:北澤敏彦
159ページ
26.3x19.0cm
限定500部


●2011年
poster_A_600「第21回瑛九展 46の光のかけら/フォトデッサン型紙」瑛九展ポスター(表)
デザイン:北澤敏彦+DIX-HOUSE
サイズ:84.1x59.4cm(A1)
限定200部(番号入り)

poster_B_600瑛九展ポスター(裏)


●2012年
16『松本竣介展』図録
2012年
ときの忘れもの 発行
15ページ 25.6x18.1cm
執筆:植田実
デザイン:株式会社ディスハウス


●2014年
表紙『瀧口修造展 I』図録
2014年
ときの忘れもの 発行
76ページ 21.5x15.2cm
執筆:土渕信彦
再録:瀧口修造
ハードカバー、英文併記
デザイン:北澤敏彦(株式会社DIX-HOUSE)


●2015年
カタログ表紙『福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―』図録
2015年1月3日
発行:中上邸イソザキホール運営委員会(荒井由泰、中上光雄、中上哲雄、森下啓子)
編集:ときの忘れもの(尾立麗子、秋葉恵美)
デザイン:北澤敏彦、高橋千瑛(DIX-HOUSE)
96ページ 25.7x18.3cm
執筆:西村直樹(福井県立美術館学芸員)、荒井由泰(アートフル勝山の会代表)、野田哲也(画家)、丹阿弥丹波子(画家)、北川健次(美術家・美術評論)、綿貫不二夫(ときの忘れもの)


●2016年
17『山口長男とM氏コレクション展』図録
2016年
ときの忘れもの 発行
20ページ 25.7x18.2cm
執筆:三上豊(和光大学)
和英併記
出品作家:津田青楓、仙波均平、山口長男、緑川廣太郎、オノサト・トシノブ、桂ゆき、古茂田守介、駒井哲郎、高橋秀、加納光於
デザイン:北澤敏彦+DIX-HOUSE

18

2016年12月28日 ときの忘れもの忘年会
後列中央が北澤さん(その左が亭主)
19
左から北澤敏彦、加畑美純、水戸野孝宣


●2017年
21『植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ 25.7x18.2cm
図版:33点(モノクロ作品14点、カラー作品19点)
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦、高橋千瑛(DIX-HOUSE)


ときの忘れものの全仕事は、北澤さんという稀有な才能を持ったデザイナーによって支えられてきました。
ときの忘れものの移転通知の案内状も北澤さんによるものです。
最後まで現役を貫いた北澤さん、ありがとうございました。どうか安らかにおやすみください。
                 合掌

お披露目展開催中〜新しいときの忘れものがスタートしました

青山のギャラリーときの忘れもの、本駒込にお引っ越し。青山の隠れた所の木造建築は素敵だったけど、今度のコンクリ打ちっぱなしも魅力いっぱい。こんな物件によく巡り合えたものだな!と感心する。明日というか、本日のギャラリーのお披露目、関根伸夫さんは興味ないけど、ちょっと覗きに行こうかな?
本駒込Las Casasに引っ越したギャラリーときの忘れもののお披露目に出掛けてきた。ギャラリーに行く前に、駒込天祖神社、駒込富士神社にお詣りし、ギャラリーの行く末を祈願。建物は本当に素晴らしい。窓がいっぱいで、四方八方から射し込む光で溢れている感じ。収納多し。トイレ広し。
あれだけのスペースがある建物だけど、お客様、多かったので、室内と展示作品をざざっと見て、お土産に持っていった向丘の和菓子店「一炉庵」の夜雨最中をスタッフの方に渡して、早々に引き揚げてきた。

ouro1008‏ さんのtwitterより>

本駒込に移転されたギャラリーときの忘れものにご挨拶。モダンなご邸宅が展示空間に。良い気が流れているというか、居心地の良い素敵な空間でした。
小林美香さんのtwitterより >

BOOKS青いカバ157日目オープンしました。本日よりギャラリー「ときの忘れもの」さんがいよいよ駒込にて始動いたします。おめでとうございます!みなさま、今日明日は駒込にぜひお越しを。
http://www.tokinowasuremono.com/index_j.html
青カバは本日も21時まで営業中です。

BOOKS 青いカバさんのtwitterより>

Fumiko Negishi at our, s friends Gallery Tokinowuasuremono. Tokyo. With two Andy Warhol silkscreens. Special edition for them. Congratulation for the new location and today's opening.... Reiko Watanuki
Carlos Munizさんのfacebookより >

青山から駒込に移転したギャラリー「ときの忘れもの」のコレクション展
沢山の方々が訪れました。
住宅をほとんどそのままギャラリーにしているのでアートと空間の関係を楽しみました。

阿部 勤さんのtwitterより>

7月7日(金)
最後に、駒込に移転した「ときの忘れもの」新スペースのお披露目会に行く。すでに夕方5時を回っていて、大勢の先客で溢れかえっていた。阿部勤先生設計の邸宅を目当てに来られた方も多かったようだが、もちろん作品を観に来た人も居たようで、テラスに展示された柳原義達の立体が早速売れたそうだ。

土渕 信彦さんのfacebookより>

青山から駒込に引っ越したギャラリー「ときの忘れもの」。建築家・阿部勤さんの設計だけに、昨日のお披露目では建築関係者が多く「肝心の絵を見てくれなかった」と綿貫さんぼやいてた。そう言いながら綿貫さん、1階から3階までの各部屋を案内、解説してくれる。でも、最後は植田正治さんの貴重なカラー作品についてのお話をうかがうことができた。
伊藤 俊文さんのfacebookより>

駒込 Las Casasで新しいときの忘れものがスタートしました。
上掲の皆さんはじめ、たくさんの方々がネット上でレポートしてくださっています。全部は紹介仕切れませんが、お宅拝見 1日だけのアート展で阿部勤先生にHappyBirthday はぜひお読みになってください。阿部先生の建築の素晴らしさが伝わってきます。

移転を記念してコレクション展を開催しています。新しい空間を生かして彫刻作品も展示していますのでどうぞお出かけください。
お披露目のときは皆さん、建築ばかりご覧になって・・・・・(複雑)
展示作品の詳細はホームページに掲載しました。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。

201707_komagome
出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

●宮本英徳さん撮影
01


02

●阿部勤さん撮影
21


01


02小林泰彦 《No.168》


03北郷悟《佇む》


04尾形一郎 尾形優《Kolmanskop-4-16-2006》


05舟越直木《new born baby》


06


07関根伸夫《Phase of Nothingness-Skin 10》


08
澁川祐子さんと、
左)アンディ・ウォーホル《KIKU 2》
右)アンディ・ウォーホル《KIKU 3》

09右)植田正治《光の筺》


10左)常松大純《SKY》
右)湯村光《四角柱》


11光嶋裕介《幻想都市風景2016-03》


12


13左)常松大純《三つの輪》
右)オノサト・トシノブ《64-G》


14右)瀧口修造《V-09》


15柳原義達《風の中の鴉》


16左)野口琢郎《HANABI #9》
右)葉栗剛《現代神将》


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左から阿部勤先生、Las Casasのオーナー、ときの忘れもの亭主

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亭主の恩人・浪漫堂の倉垣光孝さんとご友人たち

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左から大竹昭子さん、植田実先生、長井美暁さん

20植田実先生(右)と亭主

●今日のお勧め作品は、李禹煥の木版です。
ufan_relatumB_1200李禹煥
《項B》

1979年 木版
イメージサイズ:60.0×80.7cm
パネルサイズ:73.0×106.0cm
Ed. 30 サインあり

李禹煥
1936年大韓民国慶尚南道生まれ。1961年日本大学文学部哲学科卒業。多摩美術大学名誉教授。
主な展覧会 : 2001年「Lee Ufan」展(ボン市立美術館・ドイツ)、2005年個展「李禹煥 余白の芸術」展(横浜美術館)、2007年「Resonance」展(ヴェネチアビエンナーレ・イタリア)、2008年「LEE UFAN」展(ブリュッセル王立美術館・ベルギー)、2011年「無限の提示」(グッゲンハイム美術館、アメリカ)など。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約10分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

紙情報とネット情報

移転のお話は突然でびっくりしました。
今日のブログで新しい場所の詳細を拝見し、窓が多く自然光がたくさん入りそうな素晴らしい場所だなと思いました。
それで、両親にも見せると少しびっくりした様子で、
実はそのLAS CASASを設計をされた阿部勤さんは、父の兄が坂倉建築研究所に勤めていた時の先輩で、日大の写真学科の学生だった父は、アルバイトでよく坂倉さんの所で建築模型の撮影をしていたので、阿部さんの事もよく知っているとの事でした。
残念ながら父の兄、野口潔(のぐちきよし)は3年前に癌で亡くなってしまったのですが、世の中狭いものですね。
もしもまた阿部さんに会われる機会があれば、どうぞよろしくお伝えくださいと、父、野口康が申しておりました。
またオープンされてから、東京に行ける時に寄らさせて頂きます。
引っ越し作業などで慌ただしいかと思いますが、体調など崩されませんようにご自愛くださいませ。

野口琢郎さんからのメール)

素晴らしいギャラリーにお引越しとのこと、お知らせを拝読して、
心が温かになりました。
先日の金子先生のギャラリートークの際、アフターパーティで皆さんが口々に「きっと新しい門出となる移転」とおっしゃっていたのがその通りになり、本当におめでとうございます。
私事ですが六義園東洋文庫は出身大学からも近く、根津に6年ほど住んでいたので馴染があるのですが、芸術を愛される方が多く(そういえば金子先生も谷中出身とおっしゃっていたように思いますが)きっと一段進んだ、新しいご縁と出会われるのではないかと思います。
思わず感動してメールを差し上げてしまいましたが、今後のご発展、ご活躍を心よりお祈り申し上げております。

(Eさんからのメール)

このブログをお読みの皆さんは、駒込の新空間がいまやダンボール箱の山で埋め尽くされていることをご想像できると思います。
スタッフ総出でその山と格闘中で、お問合せのメールにお応えするのにも、肝心の資料ファイルがどこにあるのか見つからない、ばたばたしております。
そんなわけで皆さん遠慮されて来客もない(!)。
ところが・・・・
先日、北海道旭川の梅鳳堂画廊(創業百数十年、北海道きっての老舗)のご主人高橋さんがひょっこり、青山にあらわれた。
ドアを開けてびっくり、うず高く積まれたダンボール箱や荷物、乱雑な画廊の様子に「さては夜逃げか」と思ったらしい(ウソです)。
ちょうどそのとき亭主は駒込の移転先にいたのですが、携帯電話で

亭主「引越しなんだ、知っていたでしょう」
高橋さん「いや何も、お知らせあったかい?」

てなやりとりがあり、青山から駒込に移動してもらい新空間最初のお客さまとなりました。
考えてみたら、メールやネットに無縁なお客様には、引越し情報は届いていない。
4月以降、ときの忘れものからのDM、お手紙類など「紙情報」には引越しの「ひ」の字もない。
ときの忘れものには、高橋さんなど現代版画センター以来のお客様も多数いらっしゃいます。100歳をこえてお元気な方も。それらの方々には、紙のお手紙を逐次出していたのですが、ここ数ヶ月の引越し騒ぎで、それらを怠ってしまいました。
ここでお詫びしても仕方ないのですが、青山の旧画廊のドアに張り紙をするとともに、近日中に「紙」のお知らせも発送したいと思います(反省)。

●今日のお勧め作品は、舟越保武です。
114_舟越保武
舟越保武
「女の顔」
リトグラフ
Image size: 18.0x14.0cm
Sheet size: 38.2x28.5cm
Ed.30  サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

ただいま引越し作業中
6月5日及び6月16日のブログでお知らせしたとおり、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
電話番号も変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
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営業時間も7月1日から11時〜18時に変更します。
JR及び南北線の駒込駅南口から約10分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。
お披露目は7月初旬を予定しています。
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ギャラリー&編集事務所「ときの忘れもの」は建築家をはじめ近現代の作家の写真、版画、油彩、ドローイング等を扱っています。またオリジナル版画のエディション、美術書・画集・図録等の編集も行なっています。
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