新着作品・イベント情報

濱田千里〜川越市立美術館:関根伸夫と現代の美術

「小特集:関根伸夫と現代の美術」について

川越市立美術館
濱田千里


 川越市立美術館では3月25日(日)まで、常設展内に「小特集・関根伸夫と現代の美術」と題した展示を行っています。
関根伸夫(1942- )は大宮市(現・さいたま市)に生まれ、当館にほど近い県立川越高校を卒業しています。関根は同校の門柱を手掛けており、市内の公園にも作品が設置されている本市とゆかりの深い作家です。
 関根は多摩美術大学で絵画を学びますが、よく知られているのは「もの派」を代表する作家であるということです。それを決定づけたのは1968年に神戸須磨離宮公園現代彫刻展に出品された《位相―大地》でした。これは地面に高さ2.7m、直径2.2mの円柱形の穴を掘り、掘った土で同型の円柱を大地の上に構築するという作品でした。スケールはもちろんのこと、多くの人がその圧倒的な存在感に度肝を抜かれました。そうした作品により、関根はむしろ彫刻家として名を知られるようになりました。またパブリックアートなどの言葉が今ほど普及する前から「環境美術」と呼ぶ、周辺環境との調和を図った作品を設置し、時には環境デザイナーのような仕事をしてきました。自身で「環境美術研究所」を設立し、単なる彫刻にとどまらない、環境と一体化した作品への取り組みを積極的に行ってきました。当館では、そうした側面に光を当てた内容で、公立美術館において2003年に初の個展を開催したこともあり、関根を「環境美術家」と表記しています。
 当館のコレクションに目を向けると、関根の彫刻は6点(内1点は屋外に恒久設置)、平面は51点あり、数の上では平面作品を多く所蔵しています。中でも「位相絵画」は35点あります。鳥の子和紙にアクリルを塗り、その上に、金箔や、銀箔、黒鉛などの箔を張り付け、切り取られたものは、同じ作品内の他の部分で用いて1つの作品に完結させています。金属で作られた重量感のある作品だと思われやすく、素材を知ってその意外性に驚く方も多く見られます。
 また今回は、同じく「もの派」の理論面での立役者である李禹煥(1936-)の版画作品(寄託)を併せて紹介しています。東洋思想に学んだ独自の表現をご覧ください。
 そのほか、現代の美術として滝沢具幸(1941‐)の日本画を展示しています。昨年度、当館で開催した特別展「池田幹雄×滝沢具幸―「日本画」のその先へ」を契機に収蔵品となった2点を常設展として初めてお披露目いたします。滝沢は東京藝術大学大学院を修了し、創画会会員として活躍しながら、2012年まで武蔵野美術大学教授として教鞭を執ってきました。人間をも含めた自然をモティーフに、抽象的で色彩豊かに構築された力強い画面は、日本画の現代性を感じさせてくれます。
 また今年度で武蔵野美術大学教授を退任する画家・長沢秀之(1947- )の作品を1点出品しています。埼玉県狭山市出身で、川越に隣接する川島町在住の長沢は、関根と同じ県立川越高校を卒業し、武蔵野美術大学産業デザイン学科(現・工芸工業デザイン学科)で学びました。1980年代、90年代から現代美術の最先端に身を置き、「風景」と題した抽象画のシリーズを通して平面作品における奥行の問題を問うような作品を描いてきました。展示している1994年の《風景―網膜》(図版1)は、当館のコレクションの中で一番大きい平面作品(218.2×333.3僉砲任后

長沢秀之《風景-網膜》長沢秀之
《風景−網膜》
1994年
川越市立美術館蔵


 さらに洋画家・齋藤研(1939‐)の油彩画3点を特別出品しています。当館では同作家の作品を2点所蔵していますが、どちらも近年の作ではなく、今回は作家本人の協力により、最近作を含めた3点を常設展に出品していただける事になりました。当館の所蔵品《旅》(図版2)と共に、合わせて4点を展示しています。川越市在住の齋藤は独立美術協会会員として活躍し、長い間、女子美術短期大学で教授として後進の指導にもあたってきました。この特別出品の関わりから、会期中に作家本人にご講演いただけることになりました。「藝術作品における翻案・引用・独創について」というタイトルで、過去の巨匠の作品と自身の作品を照らし合わせ、スライドを用いてお話をいただきます。3月10日(土)午後2時から当館で行います。直接作家に会って話を聞くことのできる又とない機会です。皆さまのお越しをお待ちしております(予約不要)。

齋藤研《旅》齋藤研
《旅》
1998年
川越市立美術館蔵


 最後に、3月11日(日)まで開催中の特別展「生誕130周年 小村雪岱―「雪岱調」のできるまで―」に関連し、常設展の一部で「小村雪岱とその周辺」と題した展示を行っています。小村雪岱(1887-1940)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で日本画を学びましたが、本の装丁、挿絵、舞台美術など、多分野で活躍した作家です。特別展と同時期に雪岱に関する著書が複数出版され、現在静かなブームが湧き起こっています。常設展では、当館所蔵の雪岱の日本画、挿絵原画、版画のほか、雪岱の叔父にあたる川越出身の日本画家・小田容亭(1859-1905)の作品も展示しています。こちらも特別展と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
はまだ ちさと

■霤沈蚓ぁChisato HAMADA
川越市立美術館学芸員。学習院大学大学院修了。近年担当した展覧会は「中林忠良銅版画展」(2017年)、「ペインティングの現在」(2015年)。

●展覧会のご紹介
「小特集 関根伸夫と現代の美術」
会期:2018年1月5日[金]〜3月25日[日]
会場:川越市立美術館
時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館:月曜日(休日の場合は翌火曜日)
〜〜〜〜
関根伸夫展(予告)
立体と平面(1970年代から最近作まで)による久しぶりの個展を開催します。
会期:2018年6月18日(月)〜6月29日(金)
会場:銀座・ギャラリーせいほう
オープニングにはロスから関根先生が出席されます。どうぞご期待ください。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<東京国立近代美術館 大谷美術課長が語る「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必読のエッセイなのか
大谷様、情熱的な文章を誠にありがとうございました!!

(20180216/埼玉県立近代美術館さんのtwitterより)>

○<→RT 「版画の景色」展の大谷先生のご執筆読んでから、展覧会に行けば良かったです。作品を鑑賞しただけで、現代版画センターの「運動」には意識がいっていませんでした。影像も参考資料かとさらりと流してしまいました。展覧会の意図を見落としています。反省
(20180217/ミズノワ‏ さんのtwitterより)>

○<今日、埼玉県立近代美術館に行ってきました。版画をあんなにいっぱい見たのは初めてでした。版画の多様性、可能性に感動しました。版画のプリント様式にもずいぶん種類があるのですね。なんか初期の写真現像と似ているのが面白かったです。昔からモノクロ写真の表現力に興味があったのですが、版画にも共通のものを感じました。それから、綿貫さんの仕事のすごさに今更ながら感服しました。版画センターの立ち上げや、版画の美術品としての評価を高める活動など、日本の美術界へ貢献していますね。いい仕事をなさっているんですね。また、いろいろ面白い話を聞かせていただきたいと思います。
 実は、私の次女が三月に駒込に転居することになりまして、ベビーシッターで、月に何回かは通うことになると思います。その折、お邪魔したいと思いますので、よろしくお願いします。お会いできるのを楽しみにしております。
                
(20180217/SKさんのメールより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ〜「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87〜95ページにかけて特集しています。

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.510 関根伸夫「石のベクトル」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
20170912_3_sekine_18_ishi関根伸夫
《石のベクトル》
1982年  
リトグラフ(刷り:高月仁)
90.0×63.0cm
Ed. 45  サインあり
*現代版画センターエディション
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

◆ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催しています。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

大雪の福井県勝山で「浮かれた3人展」2月24日[土]・25日[日]

勝山左義長まつりが近づいてきました。
雪の方ですが、積雪は2mを越えましたが、この2,3日は青空も見えて、雪の処理が急ピッチに進んでいます。また、物流もやっと回復し、コンビニやスーパーにモノが並びはじめています。
しかし、この大雪(福井では56豪雪以来の37年ぶり、勝山では17年ぶりの)で、みなさん毎日、除雪作業におわれ、疲労がたまっているのが現状です。
私もこの2週間ぐらいは毎日、雪と格闘していました。(トレーニングの一環として前向きに)
14日に久しぶりに福井市に行きましたが、道路の除雪が間に合っていないこともあり、道路幅が狭いままで、途中の道路はスムーズにいきますが、市内に入ると時間がかかる状況です。
この、1週間で改善されると思いますが…

勝山ですが、やっと普通の日常が戻りつつあり、左義長まつりに向けて準備が始まっています。
しかし、除雪が間に合わぬ場所もあり、祭りを彩る短冊の設置にも苦労しているようです。
市民が雪と格闘していたこともあり、露天商は別として、各団体での出店については中止になりました。
また、来場者用の駐車場の確保が心配なことも含め、賑わいの面ではマイナスになりそうです。
しかしながら、櫓の上では雪を溶かしてしまう元気な笑顔は健在です。いつもと違う雪の左義長まつりは別の顔を見せてくれて、記憶に残るものになると思います。
列車もえちぜん鉄道も通常運転になりましたので、皆様をお迎えする準備は整いつつあります。
ご来場を心からお待ちしております。

中上邸イソザキホールでのイベント「浮かれた3人展」についてもDMが1週間ほど雪で滞ってしまい、準備が遅れていますが、予定通り開催予定です。ぜひ作品を見てやってください。
勝山でお会いできるのを楽しみにしております。
(アートフル勝山の会・荒井由泰さんからのメールより)

浮かれ囃子に誘われた福井在住若手作家3名が 勝山のアート活動拠点「中上邸イソザキホール」にて展覧会を開催。
お祭りの合間にちょっと浮かれた気分のまま、浮世離れな空間へひと休憩にお越し下さいませ。

20180221_浮かれた3人展案内状

アートるんるんプロジェクト in 勝山左義長まつり
「浮かれた3人展」

会期:2018年2月24日[土]・25日[日]
会場:中上邸イソザキホール
時間:12:00〜18:00
入場無料

●オープニングトーク
2月23日[金] 18:00〜20:00
会費500円

浮かれ囃子に誘われた福井在住若手作家3名が 勝山のアート活動拠点「中上邸イソザキホール」にて展覧会を開催。
お祭りの合間にちょっと浮かれた気分のまま、浮世離れな空間へひと休憩にお越し下さいませ。(イベントページより転載)
出品作家:谷川桐子、佐竹美香、瀧下昭彦

谷川桐子さんはち密に書いた砂利の上にハイヒールやブラジャーなどを配した作品でいくつかの賞を取っています。今回、最新作のアイオーへのオマージュ作品を含めた作品を展示予定です。
佐竹美香さんは色鮮やかな抽象作品を制作しています。E&Cギャラリーでも個展を開催しています。
瀧下昭彦君は恐竜の立体を作っているようです。

●谷川桐子
20180221_浮かれた3人展-1谷川桐子
「砂利道」
キャンバスに油彩
100.0×80.0cm

■谷川桐子 Kiriko TANIKAWA
1982年 福井県越前市生まれ
2009年 27歳より油絵を始める

展覧会
2010年 草萌展(福井)
2011年 草萌展(福井)
2012年 草萌展(福井)
2013年 第1回ホキ美術館大賞 入選
    第1回ホキ美術館大賞展 展示(千葉)
2014年 「フクイ夢アート」展(福井)
2016年 「フクイ夢アート」展(福井)
    アートるんるんプロジェクトの空間芸術作品「ピカソとお茶しよう」を出展
2017年 「Leaving Language」展
    日本人9名によるグループ展(イギリス、フォークストン)
2018年 ACTアート大賞展 優秀賞 関連ページ
    福井県鯖江市役所 エントランス 展示(予定)

●佐竹美香
20180221_浮かれた3人展-2佐竹美香
「じーさん」
キャンバスに油彩
28.6×29.0cm

■佐竹美香 Mika SATAKE
1984年 福井県三方郡美浜町生まれ
2009年 イギリス ブライトン大学 ファインアート交換留学
2010年 名古屋芸術大学大学院 美術研究科 同時代表現研究修了

主な展覧会
〈個展〉
2009年 ギャラリーDebut(愛知県一宮市)
2012年 関西電力美浜原子力発電所PRセンター(福井県三方郡)
2013年 「月と虫と葉っぱ」金津創作の森アートコアギャラリー(福井県あわら市)
2014年 喫茶&カフェ 時の扉(福井県敦賀市)    
    「若狭熊川まちなみ芸術祭2014佐竹美香展」熊川宿 体験交流施設 与七(福井県三方上中郡)
    関西電力原子力事業本部(福井県三方郡) 2015年 若州一滴文庫 車イス劇場ホワイエ(福井県大飯郡)
    「秋の展覧会」cafe&ギャラリーフロッカス(福井県大飯郡)
2017年 「第1回E&Cオープンコールvol.1 佐竹美香展」E&Cギャラリー(福井県福井市)

〈グループ展〉
2006年 「Pit」名古屋芸術大学アート&デザインセンター(愛知県北名古屋市)
2008年 「楽園の知恵」名古屋芸術大学アート&デザインセンター(愛知県北名古屋市)
2010年 「少し離れたところ」ヴォイスギャラリー(京都府京都市)
2012年 「密度 lll」アートラボあいち(愛知県名古屋市)
2013年 「二人展」関西電力原子力事業本部(福井県三方郡) 「Primordial Essenceー根源と本質」アートラボあいち(愛知県名古屋市)
2015, 16,17年 「アートでハート展」パレア若狭ギャラリー(福井県三方上中郡)
    「ふくいチャリティーアート展〜未来を支える子供たちのために〜」福井カルチャーセンターホール(福井県福井市)
2016年 「みんながアーティスト」 浄善寺(福井県福井市)


●瀧下昭彦
20180221_浮かれた3人展-3瀧下昭彦
「無題」
素材:樹脂
<インスタレーション>

■瀧下昭彦 Akihiko TAKISHITA
1988年11月10日福井市生まれ
出身校 大阪成蹊大学芸術学部卒業

展覧会
2007年 カラフル展(グループ展、大阪)
2008年 夢の中で展(グループ展、大阪)
2009年 3人の個展(グループ展、京都)
2010年 都々会展(展示会、優秀賞、京都)
2012年〜2014年
    1000000人のキャンドルナイト(大阪)
2012年 26線の引き方展(グループ展、京都)
2013年 3日展(グループ展、京都)
2015年 26/1741展(グループ展、大阪)
2017年 BRAIN TOY BOX展(個展 福井市)

20150131_nakagami1_1500
中上邸イソザキホール 撮影:浜田宏司2015年1月

雪深い福井県勝山市に建つ磯崎新先生の名作「中上邸イソザキホール」の主・中上光雄先生が亡くなられたのは2015年1月27日のことでした。現代版画センター草創の頃からの会員であり、版画センターにとって勝山は重要な拠点でした。
主亡き後、建物はご遺族によって大切に守られ、地域の文化サロンとしても利用されています。
椎名誠が日本一のお祭りと称えた勝山左義長まつりに今年も亭主は社長のお供で参ります。
おいしいお酒とお料理、勝山の人たちに会えることを楽しみにしています。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<ちと日が経ってしもうたが、埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」を観ましたのじゃ。
現代版画センターの事は全く知らなかったのじゃが、1974年に誕生してから1985年に倒産するまでの約10年間、版画の普及とコレクターの育成を目指し、様々なジャンルのアーティスト約80名と協力して、700点以上の作品を世に送り出したのだとか。
本展では、安藤忠雄、草間彌生、アンディ・ウォーホルなど有名どころから、今まで知らなかった作家まで、45名の作家の約280点の作品を展示。(前期・後期で一部展示替えあり)
フライヤーも4種類。力が入っておりますのぅ。
会場に入ると、まず靉嘔のシルクスクリーンやエッチングが約20点並んでおりまする。
1974年に限定11111部で制作されたシルクスクリーン《I love you》は、何と1000円で販売されたそうな。
タイムマシンで1974年に行きたいぞよ〜。
様々な技法の版画だけでなく、立体作品もございます。
磯崎新の《空洞としての美術館1》は、シルクスクリーンとドローイングと立体を組み合わせた幅4m80cmもある作品じゃが、一般家庭で飾るのはちと難儀よの。
わたくしのお気に入りを、出品リスト順に。
★高柳裕《魚座》 凸版(作家自刷り)
繊細なエンボスが美しくてツボじゃ。
★木村茂《森の道1》《森の道2》《森の道3》 銅版(作家自刷り)
3点それぞれ変化があって素敵。
★元永定正《みぎひだり》《しろいせんのあみめから》 シルクスクリーン
この2点を含め展示の12点、どれもユーモラスで楽しい。
★加山又造《レースをまとう人魚》 リトグラフ
加山又造は大好きなのじゃ。
白い肌に黒いレースが美しく、背景も暗い色彩に黒いレース模様。
★野田哲也《Diary; Jan.15th '77》《Diary; May 17th ’83》 木版、シルクスクリーン(作家自刷り)
日記シリーズ、惹かれまする。
★宮脇愛子《Golden Egg A》《Golden Egg B》 ブロンズ
卵をふたつに割ったような、金色に輝く立体作品。
宮脇作品は、他にも銅板やシルクスクリーンが多数展示されておりまする。
★舟越保武《若い女 B》 リトグラフ、雁皮刷り
展示の3点どれも好きじゃが、《若い女 B》の少年のような横顔がお気に入り。
★北川民次《バッタの夢》 エッチング
北川作品は5点、リトグラフ、エッチング、木版がございます。
バッタに押し潰されそうな《バッタの夢》は、ちと怖いけど面白い。
★駒井哲郎《消えかかる夢》 メゾチント、エッチング、エングレーヴィング、アクアチント
駒井哲郎も元々好きなのじゃ。駒井作品も5点の展示ございます。
観応えある展覧会でありました。
会期は3月25日まで(前期は2月18日まで)。ご興味ある方はぜひ。

(20180212/ビスうさ・ウェネトさんのブログより)>

○<版画の景色
東京でなく、埼玉県でこの内容の展示が出来たことにすごいと思う。アンディーウォーホル、安藤忠雄、草間彌生というビッグネームの作品もあるけども、今日名前も知らない芸術家の作品も多数あり、見応えも相当高いと思う。ただ、1974年からの表現だから、古いと思う人もいるかもしれませんが、やっぱり訴えてくるものはある。
今回の気になる芸術家は、木村茂、島州一、菅井汲、林芳史、堀浩哉、宮脇愛子、元永定正さんたちの作品で、もう少し調べようと思います。

(20180210/横田敦 龍堂さんのfacebookより)>

○<#版画の景色 脳内に転写された版画が逆に、目の前の景色に抗う形態としてこびりつく。翻って今日の陽気が春の到来だと期待してしまうのも連日続いた寒さの影響なんだろ
(20180211/H.Mさんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ〜「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.518 関根伸夫「ピラミッドの頂き」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
sekine_03_pyramidNobuo SEKINE
ピラミッドの頂き
1982年  ステンレス・彫刻
H20.0×15.0×30.0cm
Ed.30 Signed

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催しています。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

ハ・ミョンウン展開催中

ときの忘れものでは現在「ハ・ミョンウン展」を開催中です。
2月9日(金)のオープニングには来日した作家ご本人にも在廊していただき、多くの来場者で賑わいました。

DSC_0743
DSC_0747
DSC_0750
設営日に来廊して、分解した状態で届いた新作を組上げる作家のハ・ミョンウン(HA Myoung-eun)さん。

以下はハ・ミョンウンさんのfacebookからの引用です。
일본 전시, 오픈 잘 했습니당😍 ~2.24
Opening ceremony 2.9 5:00pm.
Gallery Tokinowasuremono
—�—�—�—�—�—�—�—�—�—�—�—
한국과는 좀 다르게 일본은 갤러리가 전시의 중심이되고 갤러리손님들이 오프닝 파티를 많이 참가해주시는데요^^ 다행히 이번엔 한국에서도 저 포함 4명(꽃도사람으로인정) 이 왔어요~

지난 해까지는 아오야마에 있던 갤러리가 작년, 일본의 근현대가옥에 이사를 와서 더 독특한 DP가 연출되고, 안도타다오의 건축처럼(이 건물은아님) 회색벽에 작품이 걸려 더 돋보인다는 평🤗.특히 메인엽서 디자인이 아주 호평을 받았다고😘
많은 분들의 응원덕에 첫날 작품도 많이 팔렸습니다. 전화예약으로 작품을 구입하시기도하고요~
(우리나라에서는 낯선이야기🤔)
작가를 작가로서 세워주는 갤러리의 마인드는 항상 뭉클하게합니다.

여러 매체에도 전시가 소개되고, 찌끔하게 아사히신문에도 기사가 실렸대요 ㅎㅎ
오늘은 다른 곳에서 인터뷰요청이....!!!😱

더 자세한이야기는 밤을 새서 해야할듯해요 ㅎㅎ

당일 갤러리도착했을때 제일 먼저 반겨주던 꽃. “미희야 넌 정말 ❤️이야. “

저를 믿고 전시를 진행해주신 와타누키상,레이코상 정말 많이 감사합니다. 전시실무를 맡아 도와주신 오다치 레이코상도 너무나 감사드리고요.. 통역해주신 이데 유키에상도 보고싶을거에요. 흑 눈물이가나네요 😂

저는 조금 더 쉬다가 돌아가겠습니다. ^^;;
몸살이나서 약으로 연명중 😭

감사합니다.
ありがとうございます。
🙏
(사진 상에 코멘트들 있어용)
〜〜〜〜〜〜〜

以下は井手雪絵さんによる翻訳です。

日本の展示会が無事にオープニングを迎えました😍〜2.24
Opening ceremony2.95:00 pm。
Gallery Tokinowasuremono

韓国とは少し違って、日本ではギャラリーが中心となって展示会を開き、ギャラリーのお客様がオープニングパーティーにたくさん参加してくださいました^^ 
幸い、今回は韓国からも私を含む4人(花も人にカウント)が来ました〜
昨年までは青山にギャラリーがありましたが、昨年、日本の素敵な近現代家屋に引っ越して、より個性的な展示が演出され、安藤忠雄の建築に似た、グレーの壁に作品を飾っていただき、作品がより際立つという評価でした🤗 特にDMはがきのメインデザインが非常に好評を受けました😘
多くの方々の応援のおかげで初日に作品もたくさん売れました。電話予約で作品を購入する方もいらっしゃいました〜
(韓国ではなかなかありませんよね🤔)
作家を作家として尊重してくださるギャラリーのマインドにいつも感動します。
複数のメディアでも展示会が紹介され、朝日新聞にもちょこっと記事が載ったそうです(笑)
今日は他の場所からインタビューの依頼が入りました....!!!😱
詳しい話は今夜ご期待ください(笑)
当日ギャラリーに到着して、まず最初に歓迎してくれたお花のプレゼント。「ミヒ、本当に愛してる❤️」
私を信じて展示を行ってくださった綿貫様、令子様、本当に心から感謝申し上げます。展示にあたって実務を担当してサポートしてくださった尾立様にもとても感謝しています。
通訳してくださった井手様にもまたお会いできる日を期待します。名残惜しいです😂
私はもう少しこちらで過ごして帰国します。^^ ;;
疲れがどっと出て薬で延命中(笑)😭
ありがとうございます。


以下、オープニングでの風景です。
DSC_0761
作家のハ・ミョンウンさんと新作の"Firecracker BRUSH"
DSC_0757
DSC_0763
DSC_0768
27858730_1612003235543478_2171152790922000778_n
27752563_1612003818876753_8470032143448898346_n
27750115_1612003745543427_1823971193312778305_n
27657806_1612003775543424_6959570569890887906_n
左から通訳の井手さん、作家のハ・ミョンウンさん、大番頭の尾立。
27657960_1612003695543432_1647222652847612248_n
27972722_1612003838876751_5407055590797784891_n
27657304_1612004005543401_7500355637270242415_n
27657826_1612004068876728_435935848414916271_n
27867436_1612014312209037_5998934127064424495_n
オープニング後に近所の中華料理屋で懇親会。
ハさんの右に座っておられるのは彼女の旦那様。プロのデザイナーで、今回の企画展のカタログはこの方の手によるものです。
27973336_1612004038876731_1839335576008635002_n

最後に、画廊全体の作品展示風景です。
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17

ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催しています。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。
会期中、一部展示換えしました。
どうぞ皆様、お出かけください。

DSC_0808
DSC_0810

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<埼玉県立近代美術館で「版画の景色」展を見てきました。45人の作家の作品が展示してあり、まとまりがないのかと思いきや、技法も作風も様々なのが、逆に版画の可能性と奥深さを示しているようでした。建築家磯崎新の作品がカッコイイ
(20180212/朱鷺‏ さんのtwitterより)>

○<埼玉県立近代美術館、「版画の景色 現代版画全の軌跡」。
版画の世界満喫してます。

(20180212/竹田博政さんのtwitterより)>

○<埼玉県立近代美術館の版画の景色展へ。
島州一のジーンズと関根伸彦の風変わりな版画が良かった。草間彌生やウォーホルなど有名どころもありました。帰りに座ったレッドアンドブルーの椅子の座り心地はお気に入り。

(20180212/狐犬さんのtwitterより)>

○<川越から北浦和までもそこそこ遠かった。埼玉県立近代美術館で「版画の景色―現代版画センターの軌跡―」を見た。靉嘔がいっぱい。知ってる作家、知らない名前も色々、数も多くて楽しかった。戸張孤雁とか駒井哲郎、北川民次、瑛九とかも。知らない中では木村茂がよかったな。作品はないが泉茂の名前が。
(20180212/Ira@ミュシャ中毒さんのtwitterより)>

○<版画の景色 現代版画センターの軌跡
〜3/25迄。埼玉県立近代美術館にて
1974〜85、約10年間で780点!!!程のエディション出版した現代版画センターの資料と、そのエディション作品の展示。
版画作品を単純に並べてしまうと、目に留まりにくいのですが、「小村雪岱展」や「澁澤龍彦展」など小品を上手く展示するこの美術館は流石に上手い!
会場には綿貫さん(ときの忘れもの)がいらして少し解説して頂き、オークションや地方巡回展などの映像、巡回先業者へのコピー資料などまで閲覧可能、大変勉強になる展覧会です。
しかし10年間程でこのエディションは本当に奇跡です。凄いなあ。

(20180212/荒井裕史さんのfacebookより)>

○ <昨日版画の景色展に行ってきました。期待どうり密度の濃い素晴らしい展覧会でした。
又資料がきちんと整理されているのにも驚きました。
凄い仕事をされてきたんだなーと感動いたしました。
最近カタログ余り買わないのですが、思わず購入しました。
まだまだ寒い日が続きます。お二方ともくれぐれもご自愛下さいませ。

(20180212/SRさんからのメールより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ〜「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.136 飯田善國「HAPPY BIRTHDAY(創立2周年記念エディション)」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
136_飯田善国《HAPPY BIRTHDAY(創立2周年記念エディション)》飯田善國
「HAPPY BIRTHDAY(創立2周年記念エディション)」
1976年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:18.0×20.0cm
シートサイズ:29.8×29.8cm
Ed.750 サインあり

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第43回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第43回

年明けからの大作制作など

年明け初めの作品制作は、3月にとある関西の施設内に設置される176×320cmの大作制作です。
海空系の作品としては過去最大となり、3枚のパネルを連結して制作します。
まず空部分のパテの盛り上げ作業、想像以上に時間がかかって6時間、細かいタッチで盛り上げる為に3cmの長さのペインティングナイフで作業したからなのですが、この間の京都個展に出していた一番大きい大作のサイズ110×200cmより面積が2.56倍もあるので、色々と想像以上なのは当たり前かなと思います。
今回の大作制作は一応父との共作という形なので、3回の地漆塗りの作業は父に手伝ってもらいました。
父と二人で作業するというのは過去にも一度ありましたが、普段ほとんど無い事なので少し緊張します。

大作用パネル大作用パネル


下地パテ塗り後下地パテ塗り後


父と地漆塗り父と地漆塗り


父と地漆塗り2


そして箔押し開始、まずは5日間かけて大作の海部分のプラチナ箔の箔押しと、波の引っ掻き作業が終了、海だけにこれだけ時間がかかったのも、海を細かく分割して箔押ししたのも初めてでした。
肩がこりまくってなかなか大変でしたが、5日間も続けると最後になって波の表現が上達したのがわかって、良い修行にもなりました。毎年海の作品はたくさん作りますが、変な例えですがこの作品一点でいつもの一年分以上の面積の波を引っ掻いたと思います。
次に金箔の空の箔押しを2日間で終了、海の箔押しに必要なのは波をイメージしながらのリズム感と根気ですが、空の箔押しに必要なのは事前にイメージをしっかり頭の中で作る事と最大限の集中力なので、時々なかなか始められなかったりするのですが、無事に済んで良かったです。
今は漆の硬化待ち、また3月のエッセイで設置場所など詳細情報をお知らせ致します。

海の箔押し途中海の箔押し途中


また、ときの忘れものさんのブログでも紹介頂いていましたが、先日NHKの日曜美術館のクリムト特集の中で少しだけVTR出演しました。
1月上旬の収録では9時間かけてインタビュー、箔押し風景、照明を変化させての作品の撮影をしました。
でも編集され放送されたのは2分程度、テレビ撮影は何度も経験しているので知ってはいましたが、撮影の皆さんのお仕事は本当に大変だなと思います。箔の作品は照明がとても難しいのもありますが、スタッフの皆さんは休憩もせず、妥協せず満足できる絵が撮れるまで黙々と撮影されるので、いつも本当に感心します。

日曜美術館撮影日曜美術館撮影


日曜美術館撮影2


あと、1月中旬には一年で一番緊張する日、年に一度の母校の銅駝美術工芸高校での100分講義がありました。
今回は2年ぶりなのでとにかく緊張して、変な汗かいて、お腹もちょっと痛くて 笑、初めかなりあたふたして噛みまくりましたが、最後はちょっと慣れてなんとか無事に終了しました。
生徒さんにとって何か少しでも今後の人生の参考になればいいなと思います。

銅駝美術工芸高校校舎銅駝美術工芸高校校舎


グラウンドグラウンド


銅駝講義1銅駝講義


銅駝講義2


銅駝講義3


のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20180215_noguchi_38_sound
野口琢郎
"Wish -Sound of the sky-"
2016年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<昨日は埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」へ。
・靉嘔…一筆書き凄すぎ
・安藤忠雄…こういう建築物、どこかにありそう
・磯崎新…CGみたい。そして大きい
・草間彌生…安定の作風
…そんな訳でとても面白かったです。版画かぁって思っている人にオススメです。

(20180211/かちにやゆるさんのtwitterより)>

○<埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」へ。現代版画センターが作り上げてきたものが、その後のアートシーンに与えた影響は大きかったんじゃないだろうか。そんな感想を抱きました。当時の活動の履歴を今も保存されている方々に対しても感服です。
(20180210/未来さんのtwitterより)>

○<〈版画の景色 現代版画センターの軌跡〉へ。木村利三郎と大沢昌助がうれしい。
(20180210/fiasko(大失敗つづき)さんのtwitterより)>

○<「版画の景色」埼近,現代版画センター歴史とワーク。意義と違和。全・ときの忘れもの所有って凄!モンロー💋イスなかったが館内捜索。他,終了間際のや摘み食い。
(20180208/高橋祐子さんのfacebookより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.159 岡本信治郎「つばめ」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
159_岡本信治郎《つばめ》岡本信治郎
「つばめ」(創立3周年記念エディション)
1977年
木版(彫り:塚口重光、刷り:五所菊雄)
イメージサイズ:18.4×11.2cm
シートサイズ:27.8×24.9cm
Ed.500 サインあり

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催しています。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。

◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・新連載・西岡文彦のエッセイ「現代版画センターの景色」は全三回、1月24日、2月14日、3月14日に掲載します。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は終了しました。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は終了しました。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は終了しました。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

赤瀬川原平「トマソン黙示録」

19820322_0418第3回美学校シルクスクリーン_00006
ときは今から35年前の1982年4月3日、ところは今もある神田神保町・美学校
美学校第3回シルクスクリーンプリントシンポジウムのパネル討論会が開催されました。
左から岡部徳三、赤瀬川原平、柏原えつとむ、高橋雅之、堀浩哉、松本旻、
皆さん難しい顔ししていますが、観客たちはご覧の通り、明るいですね。
19820322_0418第3回美学校シルクスクリーン_00008
現代版画センターは「版画の版元」として80作家・約700点をエディションしましたが、1番から724番まで付けられたエディション番号には欠番がいくつかあります。
作家と合意してエディションに取り掛かったものの実現しなかったものです。斎藤義重先生もその一人、あの急坂をのぼり幾度もお宅に通いましたが・・・・。
またチャンスはあったものの、亭主の優柔不断さと諸般の事情(もちろん経済状況です)でエディションし損なった作家もいます。
赤瀬川原平先生と、松澤宥先生のお二人は美学校の講師をしていて、このプリントシンポジウムの仕掛け人岡部徳三先生に頼めば実現できたでしょう、今思うと残念ですね。

赤瀬川 原平(1937年- 2014年)先生が亡くなって3年余、「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」が再評価され、通貨及証券模造取締法違反にとわれた裁判では有罪判決を受けたにも関わらず、いまや大日本零円札は世界のオークションで天文学的数字で落札されるなど、その過激な(本人は実に穏やかな)前衛的作品がますます光彩を放っています。

市場に流通するような作品は余り制作しなかった赤瀬川先生ですが、今日ご紹介するのは珍しくまとまった形でのポートフォリオです。
トマソン黙示録』14点組は、1988年に佐谷画廊から限定50部が刊行されました。

タイトルの由来は、
1972年赤瀬川が、南伸坊、松田哲夫とともに四谷を歩行中、ただ昇って降りるだけの意味不明な階段を発見。これは、階段としてきわめて純粋であった(ある意味で純粋芸術に似ており、まるで「もの派のようだと言って赤瀬川らは興奮した)。「四谷の純粋階段」、また「四谷怪談」のしゃれで「四谷階段」と称した。その後、いくつかの類例が見つかり、また「美学校・絵文字工房」で紹介すると、生徒からも同様の発見が多く集まった。当時、読売ジャイアンツに高額の契約金で雇われたゲーリー・トマソン選手が役に立たなかったことにちなみ、「超芸術トマソン」と命名された。(Wikipediaより)

●赤瀬川原平「トマソン黙示録」
tomason-tatouトマソン黙示録 たとう
1988年
オフセット印刷、エンボス
シートサイズ:36.4x51.5 cm
タトウサイズ:38.0x53.5x2.0 cm
Ed.17/50 Signed

DSC_0006トマソン黙示録 扉ページ

DSC_0007トマソン黙示録 奥付

DSC_0008
奥付拡大

DSC_0009
タイトル及び撮影場所


tomason-01トマソン黙示録 より「真空の踊り場・四谷階段」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:19.0x28.5 cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-02トマソン黙示録 より「徒歩者用のダム」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:19.0x28.5 cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-03トマソン黙示録 より「通り抜けた家」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:19.0x28.5 cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-04トマソン黙示録 より「無用の庇窓の夢」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-05トマソン黙示録 より「午後3時・影の越境するとき」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-06トマソン黙示録 より「雨上がりの体重計」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-07トマソン黙示録 より「風のコード」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-08トマソン黙示録 より「凹んだ凸・両性具有」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-09トマソン黙示録 より「同じ日のハレー彗星*」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-10トマソン黙示録 より「セメントーフ」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed


tomason-11トマソン黙示録 より「干渉縞」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-12トマソン黙示録 より「駐車場の中の主」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-13トマソン黙示録 より「なおも画鋲で留めた記憶」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

tomason-14トマソン黙示録 より「獰猛な肛(テールランプ)門」
1988年
オフセット印刷、エンボス
イメージサイズ:25.0x37.0cm
シートサイズ:36.5x51.5 cm
Ed.17/50 Signed

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<版画の景色 現代版画センターの軌跡(埼玉県立近代美術館、〜3.25)。膨大な展示作品もさることながら、バインダーやクリアファイルに整理された現代版画センターの生の資料を手にとって閲覧できるところがすばらしい。ここで半年ぐらい過ごせそうなヴォリューム
現代版画センターの軌跡。図録などを斜め読みした範囲でよく分からなかったのは、10年目にしてなぜ倒産してしまったのかということ。1985年と言えばこれからバブルに向かう頃。市場が悪かったわけでもない。会員数や売り上げが落ちていたわけでもないらしい。ウォーホルに手を出したことが原因か。
クリアファイルに入っていた『月間美術』のコピーには、「放漫経営」と書かれていたが、じっさいのところどうだったのだろう。というような話をたまたま会場を通りすがったHさんとしていたら、「ときの忘れものに聞きに行けばいいですよ」と言われました。そのとおりですね ^^;
図録のテキストで微妙なニュアンスで触れられていたけれども、当事者がたくさんいるなかで、分かっていて書けない部分もあるだろうし、一方からの話だけで書くわけにも行かないだろうしというもどかしさを感じたのでした。
現代版画センターの軌跡。版画作品では、磯崎新、安藤忠雄、菅井汲が良いですね。ウォーホルは、ポートレートなどの見慣れた作風とは少し違っていて、良いです。会場に置かれている資料には当時の頒布価格が記載されていて、あのときに買っていれば今頃は……と妄想するのもまた一興。
ギャラリーの展示ならともかく、公立美術館で作品の価格が分かる展覧会ってなかなかないですよね ^^

(20180210/passerby‏ さんのtwitterより)>

○<埼玉近美に行く。現代版画センターの活動軌跡を追うもので1985年に倒産したと言うから僕の生まれる前だ。宮脇愛子、安藤忠雄、ジョナス・メカス(!)などの版画があってエモい。
(20180210/伊勢周平さんのtwitterより)>

○<午後から埼玉県立近代美術館に「版画の景色」を見に行って来ました🎵作品量が多く、見応えがあって、版画の魅力の再認識になりました😊コレクションのガイドさんのお話は小村雪岱や藤田嗣治とかの見方などを話し合いの中で深める方法で素晴らしかったです。
(20180208/masatan‏さんのtwitterより)>

○<久しぶりに埼玉県立美術館。
久しぶりの現代版画センター。
懐かしい顔ぶれ。若かりし金子さんの顔も。

(20180209/もりぐち しげあきさんのfacebookより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.496 高橋雅之「BRIDGE-N」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
496_高橋雅之《<プリント・シンポジウム>より、BRIDGE-N》高橋雅之
<プリント・シンポジウム>より《BRIDGE-N》
1982年
シルクスクリーン
Image size: 28.5×43.5cm
Sheet size: 50.1×64.9cm
Ed.50  サインあり
刷り:大滝次郎(美学校研修科)
*美学校シルクスクリーンプリントシンポジウム作品
*監修:岡部徳三

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催しています。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
18駒込庭
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

石原輝雄のエッセイ「マルセル、きみは寂しそうだ。」第5回(最終回)

石原輝雄のエッセイ「マルセル、きみは寂しそうだ。」─5(最終回)

『精子たちの道連れ』

展覧会 キュレトリアル・スタディズ(12)
    泉/Fountain 1917─2017
    京都国立近代美術館4階コレクション・ギャラリー
    2017年4月19日(水)〜2018年3月11日(日)

Case-5 散種 
    キュレーション: 毛利悠子(アーティスト)
    2018年1月5日(金)〜3月11日(日)

---

MD5-1『泉』1917/1964 シュヴァルツ版 ed. 6/8


MD5-21月26日20:03


事件発生からの100周年を祝う「恥ずかしながら」の企画展示も、残り1ヶ月となった。紛失犯逮捕がなされないまま、事件捏造の様相も帯びた1950年代を越えて、神格化させ、男性用小便器を途方もない時価総額の頂きに祭り上げた21世紀の昨今。日本では個人情報ばかりが独り歩きして、単純な隠秘ばかりが幅をきかせている。祝祭最終のCase-5を担当する美術家の毛利悠子は、マルセル・デュシャンから数えると曾孫、あるいは玄孫の世代に当たるかと思う。その彼女が受容したデュシャンの芸術は「脳の活動」といったものではなくて具体的な作品。経年変化の過程にある『花嫁は彼女の独身者たちによって裸にされて、さえも』(通称《大ガラス》)や『泉』が持つ「物の生命」と対面した感情の発露であると言える。彼女を「デュシャンピアン」と呼ぶ関係者もいるようだが、デュシャンの言説がどこまで咀嚼されたのか、読解に意味があるのかも含め、作家による『散種』と題したインスタレーションの中に、品物だけがポンと置かれている。1950年生まれの藤本由紀夫、61年生まれのベサン・ヒューズ、そして80年の毛利悠子と繋がってきた美術家によるキュレーションを拝見しながら世代間のズレと云うか、「素材としてのデュシャン」と云った扱い方に先行世代として「これは、なんだろう」と戸惑った。

---

MD5-3


MD5-4「独身者」のエリア


---

MD5-5<境界線>


---

MD5-6


MD5-7「花嫁」のエリア


 「日用品と音や光、水などを組み合わせたインスタレーション」で知られ、世界的に注目される毛利悠子の発表なので、2015年の『モレモレ: 与えられた落水』がどんな変化をするのか、いろいろと期待をしながらの拝見だったが、足下に置かれた「検眼図、眼科医の証人」を模したステンレスの形状や、「欲望の磁気発電機」の辺りに置かれた扇風機とスキャナーのチープな仕様に気を取られて、《大ガラス》の三次元的展開への構想には思い至らなかった。もちろん、彼女は会場に掲示したコメントで、その場を「厚みを持った2次元(=3次元)は4次元の射影である」とし、「鑑賞者はすでに《大ガラス》のなかにいる」との手掛かりを与えているので、わたしの方が迂闊なのだけど。コメントには「大ガラスの中味の雑味が目立つのはこの際お許しいただくとして」と、自身の持ち味にも言及した部分があり、個人的な戸惑いを述べるのは礼を失した行いであるのだが、1メートルも越えるような展示壁を挟んで拡がる「独身者」と「花嫁」を繋ぐケーブル間の空洞が、デュシャンが《大ガラス》で「重力の監視人」と「ボクシングの試合」を放置したまま未完成とした心情と解離しているようで、嫌なのだ。──好き嫌いを言っちゃ、お終いなんだけど。

 美術館4階最奥の常設展示室を《大ガラス》に見立て、デュシャンが自作品をミニチュア化して詰めた『トランクのなかの箱』の構造を借用しながら、毛利悠子は『パリの空気』『旅行用折りたたみ品』『泉』の3レディメイドを会場に取り込んだ。実際の『トランクのなかの箱』では《大ガラス》の横に上段から「花嫁」<境界線>「独身者」と対応しながら括り付けられている訳だが、重力から解き放し、併置した3点は、どうも、しまりが悪い(これも好き嫌いだけど)。

MD5-8『パリの空気』(手前)


MD5-9『泉』(手前)


 ──などと感じながら、若い美術家の仕事に包まれ歩いたけど、内実はうわの空だったと告白しておきたい。それは、今回のインスタレーションを特徴づけ、抜き差しならぬ『散種』の概念を撒き散らしてやまない富山県立美術館から貸し出された限定豪華版『トランクのなかの箱』に収められた『罪のある風景』(1946年)が、男性用小便器である『泉』と寄り添うように展示されていた事による。300部程度造られた普及版(『トランクの箱』と称される)の他に、一点毎が異なるオリジナル作品の入った20部(プラス非売品4部)が存在するとされ、会場で対面していたものは、マルセル・デュシャンが愛人であった在米ブラジル大使夫人のマリア・マルティンスに贈った12番本で、奇妙な素描が特別の画材によって描かれている。デュシャンの伝記を著したカルヴィン・トムキンズによると「1989年に行われた化学検査の結果、素描に射精された精液が用いられていることが判明する。」(『マルセル・デュシャン』木下哲夫訳、みすず書房、2003年、362頁)との事で、彫刻家でもあったマリアは、それまでの女性に対する接し方を見失うほどデュシャンにとって特別の存在であったようで、『与えられたとせよ 1.落ちる水 2.照明用ガス』 (通称《遺作》)への導入部にあたるとの説もある。それなので、眼が釘付けになって、いつまでも、いつまでも、執拗に見続けた(写真もたくさん撮った)。本作を富山の美術館にもたらした画商の逸話を聞いているものだから、行き場を見いだせないままの精子が死に絶え、同時に体温も消え失せて、あらぬ風景が固定されていく様子が浮かんで、目眩を覚えるほどの衝撃の中にいる。その場所が《大ガラス》の内側であり、公共の美術館の一室であるのだから、声を大にして、近くにいる男にも女にも、そうでない人にも伝えたくてしょうがない。「綺麗だよね」──もっとも、展示品の素材紹介を「体液」と表記するにとどめざるおえなかったのは、致し方ないとはいえ、残念である。

MD5-10『罪のある風景』(1946年)


MD5-11「体液、透明フィルム、黒サテン」


---
 デュシャンの精子が飛び出し、膣ならぬ『泉』に侵入する様を視覚的に実感できる配置は、今回のcase-5における出色の風景であり、これだけの接近を許す展示は初めてのように思う。年月を閉じ込め、経年変化したセルロイド上の気泡(?)を含む、歪んだ《大ガラス》越しに『罪のある風景』を見ながら、エロティックなデュシャン像のしたたかさを改めて考えた。幾万の精子たちが夢見た世界、一個体にしか開かれない扉の向こうで、彼の実際の子供へと着床したのかどうかは判らないが、1946年とすれば現在72歳、会いたくもあり、会いたくもないような複雑な気持ちである。今回のCase-5に関連した毛利悠子とのクロストーク(1月26日(金))で、批評家の浅田彰は、キュレーション・タイトルとした『散種』にふれ、難解なフランスの哲学者ジャック・デリダの用語を平明に解説し(展示に合わせたということだけど)、デュシャンとデリダは女性にもてたと前置きしながら、二人の態度は「種をまき子供ができたら責任はとると、認知するとか養育するとかとは別に、自分は対応すると」話されたけど、どうだろう── わたしに撒き散らすというのはそぐわないが(これは、デュシャンとは関係ないけど)、デュシャンの言説や視覚的な作品が、時間と場所を無分別に「意味を繁殖させて通常の意味論から空間を破壊する」。他者の作品や人生に対するデュシャンの寂しげな距離感は、プラトン的世界に生きているコレクターとしては、実践できない態度であり、自己弁護的にデリダの著書『散種』がスイユ社から刊行されたのは、デュシャンが亡くなって4年後の1972年だった事を補足しておきたい。

MD5-12『トランクのなかの箱』(手前)


MD5-13『罪のある風景』(手前)と『泉』


---
 さて、蛇足になるのか、そうでないのか判らないが、先のトムキンズによる伝記には、デュシャンの実の娘として1911年生まれの美術家が登場する。場面は1966年の娘宅、デュシャンは『トランクのなかの箱』を手土産に夫人のティーニーを伴い訪ねたと云う。「4人が一堂に会したわけをだれもが知っていながら、イヴォンヌがデュシャンの娘だという事実(それが事実だとして)は、その日もそれ以降も、まったく話題にのぼらなかった。」(455頁)。── 1918年にパリの地下鉄で偶然会った昔の恋人が連れていた幼い娘を実子だと感じたデュシャンの心情、さらに、その後の態度に立ち入るのは難しい。作品をとらえ、実子のようだと指摘するのは簡単だけど、「自由」の代償として「寂しさ」がついて回るのは、子孫と云う「永遠」が掴めなかったということでもあり、わたしのような凡夫には耐えられない事柄であると言える(これこそが、蛇足です)。

 ある科学者は、およそ200万年前、脳の体積が大きくなりすぎて人間の男性は性欲を失い、女性からの働きかけによる「誘導型性欲」によって子孫を残すようになったと指摘する。様々な理由で一般的な機能を発揮しなかった精子の物語、あるいは、発揮したことにしたくなかった物語は、デュシャンの全作品に見られ、《遺作》で横たわる裸體(マリアかも知れない)の性器に収斂していくように思えてならない。

MD5-14『旅行用折りたたみ品』1916/1964 シュヴァルツ版 ed.6/8


MD5-15『パリの空気』1919/1964 シュヴァルツ版 ed.6/8


---
 性欲の話題は現役を引退している身なので、このあたりで終わりたいが、毛利悠子が持ち込んだ今作の題名は『めくる装置、3つのヴェール』と名付けられている。彼女は音楽にも関心を持ち、機械のエラーやノイズにも反応する感性の持ち主であるようだが、すでに一定したアウトプットを吐き出す機械といった捉え方からくる偶然への対応は、パソコンやスキャナーの黎明期を生きてきたわたしには幼く思える。

 会場を出て4階ロビーから眼下を望むと、平安神宮の大鳥居から北に続く公園を《大ガラス》に見立てた方が、『散種』にふさわしいような気になった。改装工事の進む向かい側の京都市美術館では大型クレーンが単調な回転運動を続けて、「独身者の機械」のようであるし、遠くに見える応天門は3つの「換気弁」がひっつくのに最適であるし、二条通を<境界線>とすると、左側の派出所など『旅行用折りたたみ品』にドンピシャ。京都国立近代美術館を『泉』とするのは当然として、この場合にも彫刻家・富樫実のモニュメントが切断・撤去されて、独身者の欲望は花嫁に届かないままである。1年間続いた祝祭企画が終わる頃、岡崎公園の北西側にある枝垂れ桜が美しく咲き誇り、『パリの空気』ならぬ、京の花吹雪が風に舞う情景を思い描く。《大ガラス》の内部に居るとしたら、晴天のもと、飲めや歌への大騒ぎでありたい。花見で一杯、酒飲みはこれでなければいけません(ハハ)。

MD5-16


MD5-17左から平安神宮大鳥居、京都国立近代美術館、京都府立図書館


---
 昨年の12月17日、祝祭展示の共同企画者でCase-1のキュレーションを担当された京都工芸繊維大学の平芳幸浩准教授の著書『マルセル・デュシャンとアメリカ』(ナカニシヤ出版、2016年)が、優れた芸術評論に贈られる第27回吉田秀和賞を受賞された。大変喜ばしい事で、氏の静かで楽しいデュシャンへの熱中が、著書だけでなく1年間にわたる展示の期間中、エフェメラ類の充実とともに、わたしたちを包んでくれた。とても嬉しく、心からお礼申し上げたい。

 拙いわたしの報告「マルセル、きみは寂しそうだ。」も今回で終了となる。その間、平芳幸浩氏を始めとしたキュレーションを担当された方々や、美術館のさまざまな関係者のお世話になった。記して感謝の意を表したい「ありがとうございました」。この後、美術館では、1年間を報告する書籍の刊行を予定されていると聞く。そして、今年はマルセル・デュシャン没後50周年の節目の年。さらに、『散種』で予告されたように、ばらまかれ、芽吹き、育った者たちが、新しいデュシャン像や、デュシャン理解の言説を生み出していくだろうと期待する。先行世代としては「アンダーウッド」のスカートをこっそり捲って、デュシャンのサインをカメラに収めるくらいの、細やかな援護射撃を続けたいと思う。そして、もちろん、5回の連載とはいえ続けられたのは、ときの忘れもののブログを読んでいただいた皆様の温かい励ましの賜物、重ねてお礼申し上げたい。「皆様、ありがとうございました」。
いしはら てるお

fryer_cs12_wh-2fryer_cs12_wh-1
「キュレトリアル・スタディズ12:泉/Fountain 1917−2017」
会期:2017年4月19日[水]〜2018年3月11日[日]
会場:京都国立近代美術館 4F コレクション・ギャラリー内
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
   ※毎週金曜・土曜9:30〜20:00(入館は19:30まで)
休館:月曜(月曜日が休日に当たる場合は、翌日が休館)、及び年末・年始
   ※展示替期間:2017年6月13日(火)、8月8日(火)、10月24日(火)
企画:平芳幸浩(京都工芸繊維大学美術工芸資料館准教授)、牧口千夏(当館主任研究員)

1917年にマルセル・デュシャンによって「制作」されたレディメイド作品《泉》は、20世紀美術にもっとも影響を与えた作品として知られています。また1960年代のコンセプチュアル・アート以降、デュシャンの《泉》を解釈・解読すること自体が創作行為にもなっています。2017年4月に《泉》が100周年を迎えるにあたって企画されたこのプログラムでは、当館の所蔵作品だけでなく現代の美術家によるデュシャン解読の作例を加え、各回展示替えをしながら本作品の再制作版(1964)を1年間展示するとともに、さまざまなゲストを迎えて《泉》およびデュシャンをめぐるレクチャーシリーズを開催します。

●Case 5: 散種
2018年1月5日(金)〜3月11日(日)
キュレーション:毛利悠子(アーティスト)
クロストーク:2018年1月26日(金)午後6時〜 毛利悠子×浅田彰(批評家)
会場:京都国立近代美術館 1階講堂
※先着100名、聴講無料、要観覧券、当日午後5時より1階インフォメーションにて整理券を配布します。
(京都国立近代美術館HPより転載)
~~~~~
●ときの忘れものは本日11日(日)と明日12日(月、祝日)は休廊です

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシウォーホル600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<朝日新聞学芸部編『余白を語る』を買取り均一棚へ。難波田龍起のインタビューを一読(聞き手:米倉守)。
「私は松本竣介を弟と思ってきたが史男を失って竣介と史男が完全に重なってしまっています。そして父親は七十九歳で去り、光太郎は七十三歳で去ったのにみんな八十二歳の私より年長にみえます」
難波田龍起のページをまっさきに開いたのは、昨日、埼玉県立近代美術館でその作品を観てきたばかりだから。「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展、素晴らしかったです! 知らない作家や未知の作品をあんなに浴びたのはひさしぶり。まだちょっと興奮してます
「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展、個人的な備忘録。
菅井汲/スクランブル
岡本信治郎/つばめ
磯崎新/内部風景
難波田龍起/銅版画集『街と人』
北川民次/瀬戸の街
内間安瑆/FOREST BYOBU
ジョナス・メカス/I Leave Chelsea Hotel
関根伸夫/おちるリンゴ(を使った高橋悠治ポスター)
「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展。栗山豊が収集したアンディ・ウォーホル関連の大量の資料を見られたのもうれしかったです。数ヶ月前、栗山豊の作品集『PORTRAITS』が入荷し、その際スクラップブックの存在も知ったのですが、まさかこんなすぐにお目にかかれるとは!
「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展。もうひとつうれしかったのは、展覧会の半券が、すぐそばのディスクユニオン北浦和店の割引券になること! しかもこの日読み始めた幸松肇『世界の弦楽四重奏団とそのレコード』で知ったばかりのシャンペイユSQのラヴェルが見つかり、心の中で雄叫びが(笑)

(20180208/古書ほうろうさんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.154 木村茂「森の道 I」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
154_木村茂《森の道機木村茂
「森の道 I」
1977年
銅版(作家自刷り)
イメージサイズ:20.0×18.0cm
シートサイズ:約30.5×28.5cm
Ed.75 サインあり

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆ときの忘れものは明日から「ハ・ミョンウン展」を開催しています。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

勝見美生〜草間彌生美術館を訪ねて

A look at the Yayoi Kusama Museum

Mio Katsumi


IMG_3800


In December I had the opportunity to see the inaugural exhibition at the Yayoi Kusama Museum in Shinjuku. With a brutal “once a month first-come-first-serve sale for ninety minutes the next month” ticketing system, the museum is notorious for its difficulty of access.

IMG_3799


The building itself is smaller than you might expect, but its curved architecture and blocky windows, like a contemporary paper towel roll, make it easy to guess that it might be your destination.

Once you enter you’re given a pamphlet, list of works, and instructions on how to get up and down the building. Photographs are allowed in the entrance, 4th floor, and roof.

The second floor is the first exhibition room - its curved walls were hung with large black and white paintings. Several of the paintings included some significant empty white space, which was my first time seeing in Kusama’s recent works.
Taking the stairs up (which is necessary as the elevator is only available to go down) offered a new view of the floor below from an elevated and changing angle. As long as you’re climbing carefully, this might be an interesting opportunity.

The third floor had the same large square paintings as the second floor, but colored. It was a scaled down version of the large center room of the My Eternal Soul exhibition at the National Art Center in 2017, where the works from the series were hung across the entire wall space.

The fourth floor was the most interesting and unique experience. “PUMPKINS SCREAMING ABOUT LOVE BEYOND INFINITY” was the only thing to see here, one dark room for you and a few other guests to prowl the perimeter of a small infinity box as the pumpkins inside lit up one by one and grew dim again.

While waiting to enter you could read Kusama’s short introduction to the piece on the wall, ending with the words “I invite you all to see this vast, unbounded field of pumpkins to discover how humans shall live their lives from now on. Please unearth your own way of living life.”

IMG_3810

On the roof was big ceramic pumpkin and a view of the city. The high wall opened up to a blue sky. This was a very popular (and the only) photo op. There was also a small table with a number of Kusama-related books and raisonnes to sit and read. When I was there, most of the seats were taken.

IMG_3816


IMG_3818


IMG_3820


The bathroom/elevator walls and ceilings being all full length mirrors decorated with red polka dots was a fun little touch. The gift shop sadly didn’t have anything equivalent to a clear file, opting for nicer, pricier items like leather pumpkins and handkerchiefs.

What makes this museum different from major Kusama exhibitions at other museums, and perhaps what made it most worth going to, isthe scale. Only 70 people are allowed in at a time, and that number is noticeable - especially in the infinity room. Kusama events have a tendency to become mob scenes, so having over a minute basically alone with the mirror was very interesting and unique.

The inaugural exhibition ends on February 25. Tickets for April open on March 1st.

草間彌生美術館開館記念展
「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」

会期:2017年10月1日〜2018年2月25日
会場:草間彌生美術館
住所:東京都新宿区弁天町107
開館:11:00〜17:00
休館:月火水および12月25日〜1月17日
入場時間:1日4回(11:00 / 12:30 / 14:00 / 15:30 各回入れ替え制)のチケット事前購入制

*画廊亭主敬白
新人スタッフの勝見はアメリカ生まれ、上智大学で学んでいるが日本語がいまひとつ自信がないらしい。新宿の草間先生のスタジオ近くに開館した草間彌生美術館の訪問記を命じたのがご覧のとおりの英文でのレポートとなりました。ご容赦ください。
ずいぶん以前に建物は完成していたのですがオープンは昨年秋10月でした。設計は久米設計、鉄筋コンクリートの地上5階、地下1階。エントランスとなる1階にはショップも併設されており、2〜3階が展示室。4階が体験型インスタレーションで、5階にはブラウジングスペース(資料閲覧スペース)と屋外展示スペースがあります。
三鷹のジブリと同じく、日本では珍しいチケット事前購入制なので、いきなり行っても入れません。

◆ときの忘れものは明日7日(水)は都合により、17時で終業します17時以降は閉廊しますので、ご注意ください。
DSC_0686
束の間の常設展示は草間彌生の超レアな1983年の大判ポスター、おそらく現存するのは一桁か。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシウォーホル600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<埼玉県立近代美術館の「版画の景色 現代 版画センターの軌跡」展へ。版画作品の素晴らしさもさることながら、版画芸術の大衆への普及を図りながら、志半ばで倒れた人々がいたという事実に心打たれる。通常は一方向に流れるだけの動線にあえて抜け道を設けて鑑賞者に鑑賞順序の自由を与える試みや、作品を設置する壁面に一部変化を与えたことは、ともすれば平板になりがちな展示にアクセントを与えることに成功していたと思う。おそらく再訪するだろう。
(20180203/mirabelleさんのtwitterより)>

○<埼玉県立近代美術館
現代版画センター 版画の景色
方向音痴は入口手前で会場図を貰うこと(展示室にも掲示)
面白かったー
版画表現の多様さ…質感、彩度、透明感、インクの重なりや凸版による凹凸に痺れる
磯崎新 REDUCTIONの透明な黒
元永定正 白い光が出ているみたいの深く美しい鈍色
抽象が多い印象だったけどそうでもないか。
靉嘔 プロフィールス、一本のエッチングで描かれた無数の横顔、ツボった
小田襄 金属プリント、クール
菅井汲 資生堂パーラー思い出した(違う)、おしゃ
木村茂 繊細な銅版による森の道。足取り、光、湿度まで伝わるよう。好き
難波田龍起 海の風が好きだった
小野具定 まず絵の力が素晴らしかった
大沢昌助 削られたシンプルな線、なぜか図録サイズで見たほうが好き
駒井哲郎 やっぱり好き、芽生えと街とくに
瑛九 好きなのだけど今回ツボらず
安藤忠雄は建築より版画のが好感持った、と言っても自分の設計した作品を描いてるんだけど、、
元永定正、絵本は何冊か持ってるけどシルクスクリーンの色は別次元だ。…ほんとうによい。一見のびやかでかわいくておかしみもありながら、人拐いみたいな不気味さもある。人の記憶を喰ってそうでもある。

(20180204/ナホシツさんのtwitterより)>

○<‎埼玉県立近代美術館で行われている、版画の景色展へ行ってきました。1974年からおよそ10年にわたり現代版画の普及に貢献した、現代版画センターに焦点をあてた展覧会でした。靉嘔、瑛九、加山又造、草間彌生、駒井哲郎、菅井汲、難波田龍起、舟越保武、山口勝弘などの版画作品が展示されていて、多彩な内容で楽しめました。磯崎新や安藤忠雄の版画作品もありましたが、特に印象に残ったのは、北川民次、関根伸夫、そして宮脇愛子の作品でした。順路を指定せずに、自由に鑑賞者が作品を楽しめる、ユニークな展示方法もとても新鮮でした。
(20180204/藤岡恵伸さんのfacebookより)>

○<常軌を逸したカタログだというお言葉を多方面からいただいております。
それは、現代版画センターが常軌を逸した活動をしていたからに違いないと思っています。

(20180205/担当学芸員・梅津元さんからのメールより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.523 草間彌生「南瓜」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
kusama_kabotya草間彌生
「南瓜」
1982
シルクスクリーン(刷り:美学校研修科、監修:岡部徳三)
Image size: 69.0×55.0cm
Sheet size: 86.0×63.0cm
Ed.50  サインあり
*レゾネ(阿部出版)16
*現代版画センターエディション

現代版画センター史上、最も売れなかったのがこの「南瓜」をはじめとする草間先生の7点(レゾネ14番〜20番)でした。
泣きたいほど売れなかった草間作品が今では皆さんご存知のとおり・・・・・
感慨無量です。
パンフレット_05
出品作家45 名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別) *送料250円


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別)  *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>で、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されていますので、お読みください。
ときの忘れもので扱っています。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
06駒込玄関ときの忘れものの小さな庭に彫刻家の島根紹さんの作品を2018年1月末まで屋外展示しています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

スタッフたちが見た「版画の景色」埼玉県立近代美術館

埼玉県立近代美術館で開催されている「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展について、先日のブログに書きましたが、エディション総目録・機関誌総目次・11年間の年表作成を少しお手伝いしました。
もっとも入力作業は若いスタッフに丸投げで、彼らは生まれてもいなかった時代の事柄です。何がなにやらわからないうちに作業が終了してしまったに違いありません。社長命令でスタッフ全員に展覧会を見た感想(レポート)を書いてもらいました。
CIMG1915
(開館35周年を経た埼玉県立近代美術館 設計:黒川紀章 撮影:加畑美純)

尾立麗子
現代版画センターの話は綿貫さんからよく聞いていましたが、断片的に聞いていたので全体像がわかっていなかった私。今回年表のデータ作成をお手伝いさせていただく際に、当時発行された現代版画センターニュースなどを片っ端から目を通し、点と点が繋がりようやくその実態が掴めたという感じです。
版画センターニュースには、多くの作家、評論家、会員の方など(ときの忘れもののブログ執筆者数の比じゃない)の原稿、インタビューや対談などが掲載されており、魅力的な記事ばかりです。打ち込み作業を急がなければならない中、記事が面白くてついつい手を止めて読んでいました。本展ではそれらの刊行物を自由にご覧いただけますので、じっくり読むのも楽しいかと思います。
そして今回展覧会を拝見し、今までに見たことのないエディション作品が多く並び、え!綿貫さんこんなにいい作品もあったの?! というのが正直な感想。その版画群は40年経った今でもまったく古びてなく、美しく、いい作品ばかり。40年経った今、これだけの作品が集められるのは複数ある版画だからこそであり、改めて版画の魅力を実感しました。
結末は結末として、現代版画センターがなければ11年間に制作された美しい版画700点はこの世に存在しないわけで、日本の美術界にとって重要な運動だったのだと思いました。
紙は残る、、、まったくその通りで、ときの忘れものは版元としてこれからもたくさん版画を作っていかなければならないなと身の引き締まる思いです。
また、当時のオークションやシンポジウムの写真が投写されているコーナーでは、皆んなが目を輝かせて参加している様子が伺え、楽しそう! 日本は元気だったんだな! と思わずにはいられません。そして皆さん当然だけど、若い!笑


秋葉恵美
以前から、70年代、80年代に青春を送った世代をうらやましく思っていました。
ちょうど自分の大学の先生たちの世代がそうでした。
豊かさとは何だろうと思ってしまう現代より、物も情報も手段も多くなかった時代。
当時の映画や音楽を聴いていると、「若者たちがなんだかとても元気そう。」と思います。
すこし大げさに言うと、「未来は明るいんだ」と思えていたのではないかと、2000年代に青春を迎えた自分はつい考えてしまいます。
その時代に活動していた現代版画センターの展覧会。
展覧会は現代版画センターのエディション作品、刊行物、記録資料などで構成されていて、40年という歳月を感じさせない作品の美しさにまず引き込まれていきます。
それと同じくらい印象的だったのが、当時の記録写真によるスライドショーでした。
現代版画センターが定期的に開催していたオークションや頒布会、展覧会風景など、そこに写っている人たちの表情が、とてもいいのです。
なんだかとっても楽しそう。
映像をじーっと見ていると当時の熱気がそのまま立ち上がってきて、その活力、元気が伝わってきます。
今回の展覧会図録制作にあたり、尾立さんとすこしお手伝いさせていただきました。
現代版画センターの活動年表やエディション作品の全目録など、主にデータの入力作業でしたが、その量の膨大なこと。
(比喩ではなく本当に目が回りましたが、)そこから感じたのは、「今のときの忘れものに通じるところがたくさん!」でした。
頒布会の出品数は100点!
ニュースレターには画像を全て載せる!
イベントもまめに開催する!
展覧会、イベントなどの記録をちゃんと残す!
定期刊行紙の版画センターニュースも、これだけの内容量のものをパソコンが無い時代にほぼ毎月出していたかと思うと、頭が下がります。
展覧会に行かれた際には、是非この資料類もお手に取ってご覧ください。
現代版画センターとそれを支えていた人々がどのように時代を駆け抜けて行ったか体感できる内容で、当時を知らない世代の人たちにも充分見応えがある展覧会だと思います。


松下賢太
私がときの忘れものに勤め始めてから「現代版画センター」の話は聞いていたが、エディション作品について教えてもらうことはあっても、具体的な話はなかなか聞けずにいた。社長はよく「当時は売れなくてねぇ」なんて笑いながら冗談のように言っていたが、実際のところどうだったのだろう。
現代版画センターがエディションした作品には、錚々たる美術家・建築家が参加している。今回の展覧会は、作家毎に区分けした展示構成となっており、多様な版画作品を同じ空間で見比べることができて面白い。これでもかこれでもかと出てくる作品の数々に私は開いた口が塞がらず、(特に私は関根伸夫、難波田龍起、菅井汲にやられてしまった)最後のアンディ・ウォーホルで完全にノックアウトされた。 作品以外にも当時の資料がたくさん展示されている。スライド写真は、現代版画センターがあった渋谷 三信マンション内の間取りからイベントに参加する作家や客まで写されていて当時の空気が会場に流れ込んでいた。展覧会を隅々まで見てまわったあと、私はときの忘れもので作品を扱っていながら、知らないことばかりで自分の不勉強さを悔やんだ。

2016年9月、青山のときの忘れものに関根伸夫さんが来廊された。私は多摩美術大学卒業生として、美術に携わる者の端くれとして、とても緊張していた。関根伸夫というビックネームとの邂逅!という緊張もあったが、作家として、「貴方はやらなければならないことをやっていない!なぜだ!」と関根さんに切り込まれるようで怖かった。実際お会いしてみると、野生的な鋭さと茶目っ気のある笑顔が印象的な人で、綿貫さんと当時の現代版画センターの話や近況などを話している横顔からは、エネルギッシュなオーラが溢れていた。このとき亭主綿貫さんが「色々本当にお世話になりました」と関根さんにしきりに言っていたのを覚えている。

今回の展覧会は、このときの関根さんに会ったときのようなエネルギッシュなオーラに満ちていた。 現代版画センターの濃密な11年余の活動の記録は、私にノスタルジックな感想を持たせなかった。 スライド写真に写る当時の熱気は、当時を知らない私にはとても輝いて見えたし、その勢いに羨ましささえ感じたが、それよりもなによりも、約40年も前に作られた版画はとても綺麗だった。 この美しさがこの展覧会に並んでいる作品のエディションの数だけ持つ人のために用意されていると想像しただけで溜息がでる。現代版画センターは、こんな偉業を成していたなんて。 この展覧会に立ち会えて本当に良かった。


勝見美生
映像を見て「おー違う時代だったな」と思いつつ、過去の活動が過去だけのものに止どまっていないと思いました。映像に写っていた数々の作品も周りの壁に展示された場所で、現代版画センターのその「軌跡」を身近に感じました。
また、10年近くのニュースレター、カタログ、等が一箇所に集められていて、資料の多さに圧倒されました。


加畑美純
穏やかに晴れた公園で元気に遊ぶ子供達を見ながら、公園に隣接する埼玉近代美術館に向かいました。
駅の構内から美術館のエントランスまで至る所に「版画の景色−現代版画センターの軌跡」のカラフルなポスターやパンフが。CIMG1908
賑やかな公園とは対照的に中に入ると、まだ開館したばかりとあって館内は静寂に包まれていました。少し息を深く吸って、今まで断片的にお手伝いしてきた仕事がどんな形で展示されているのかしらとワクワクしながら会場内へ入りました。

驚いたのはどの作品もキラキラしていて今観てもなお新鮮に感じた事です。
版画という技法はややもすると既存する作品のコピーの様なイメージの焼き直しとして制作されることも多いのですが、会場の作品達は版画作品として一から格闘して制作された力強さがありました。作家とプロデューサーと刷り師の三位一体のバランスが上手くいってないとここまでのパッションを作品から受けとる事は出来ないのではないでしょうか。

しかし、作家さん達を世に送り出すほうのパッションもただ者ではない!
しかも11年間でおびただしい数のエディション(紙媒体の版画のみならず布や彫刻のエディションなど)を世に送り出してきたのです。
きっとオフィスは不夜城のごとく活動しまくり、誰彼となく全国行脚して熱く語っているのだろうと妄想してしまいました。
(実際、会場内で流されているスライドからはムンムンとした熱気を感じとる事が出来ました。)
そんな濃厚な版画センターの歴史を展示室に出現させるのですから大変です。
回廊の様に巡り、あちらこちらへ、、いったい何処まで続くのか?
(私の頭の中には万里の長城の映像が…。)
これだけ個性の違う作品を展示しようとするとごちゃごちゃとして、結局は印象が薄く作品の良さが伝わらない事になりがちですが、大会場をブースに区切ってあり自由気ままに観られるのでとてもスマートにストレスなく見て回る事が出来ました。小部屋でお気に入りの絵に囲まれている様な感覚はとても心地が良かったです。CIMG1951CIMG2022CIMG1996

途中、大会場の中央にある椅子に座って漠然と作品をみまわしていたら不意に涙がこぼれました。
この時代全力で支えられている作家さんと必死に世に送り出そうとしているプロデューサー、
その熱い想いを現代に伝えようとする、学芸員の方々。
その様々な熱量がうらやましさと今の少し淋しい日本の美術界の現状が一緒くたになってグッときてしまいました。

資料コーナーで几帳面な文字で刻まれたガリ版刷りのオークション出品目録や案内のお手紙などをみているとまだコピー機さえも普及してない時代にまさに人力でコツコツと広めていったのだなと実感することができます。CIMG1941CIMG1953CIMG2020CIMG1989

じっくりと時間をかけてスライドやジョナス.メカスの映像作品、資料等を鑑賞し、テンションが上がり少し興奮したせいかかなりの空腹感が…。
美味しいと評判の1階のレストランでお腹を満たす事にしました。
すっかり心もお腹も満足して美術館を後にしました。
(文中写真の撮影は加畑美純)


伊丹千春
「近世を予表するの大芸術たる所以こゝにあり」とは島村抱月の一文ですが現代版画センターの倒産というエンディングはまさに激動の昭和が幕を閉じ一つの時代が終わりを告げる伏線であったかのよう。
現代版画センターの軌跡というタイトルどおりストーリー性の高い展示で版画に詳しくなくとも引き込まれる内容となっています。これは単に版画の展示に止まらず、そこに時代背景(当時の刊行物や写真のムービー、細かい年表がある)や作家(それぞれ説明が書かれている)という登場人物を描いて一つの物語たらしめた埼玉県立近代美術館の方々のご尽力の賜物と思います。時代の濃縮された断片を間近に見ることができた興味深い展示でした。


新澤悠
展示してある作品は普段から見慣れている物も多いものの、壁にズラリと並ぶとやはり壮観です。加えて、作品の来歴などは今回改めて知ることができたものも多々あり(靉嘔の"I love you"が11,111枚摺られた理由が、現代版画センターの第一号作品であり、その存在を周知するために1枚1,000円で頒布されたため等)、通常とは異なる見方ですが、楽しい企画展でした。
資料も膨大に用意されていますが、PC編集やデジカメ、メールがなかった時代に、11年間手作業と電話と郵便を通してこれだけの作品と企画を実現してきた先達には頭が下がります。
展示物で特に印象に残ったのはジョナス・メカスの"Self portrait"(1980)。20分間メカス本人が喋り続ける様子を撮影した映像作品ですが、その中で彼は「私はニューヨークに『来た』のではなく、『置いて』いかれたんだよ」、「私たちは道に敷き詰められた砂利のようなものだ。他人に蹴飛ばされて他所へ転がり、また別の他人に蹴飛ばされるまではそこに居続ける」等とメカス氏の主観的な自分や制作についての考えが聞けます。なお、自分が挙げた部分は字面だけだと悲壮感がありますが、実際には初夏の日差しに汗をかきつつ、ビールを飲みながらのセリフです。
ご興味を覚えた方はぜひお出かけください。

細江先生とスタッフ201710312017年10月31日
細江英公先生を囲んでスタッフたち
(二名足りませんが)
於・ときの忘れもの
細江先生には現代版画センター時代から長い間お世話になっています。

〜〜〜〜〜〜〜〜

2018年1月20日九州の久留米で筑後画廊を経営する貝田隆博さん(後列右から6人目)が呼びかけ、現代版画センター事務局の旧メンバーたちが集まりました。
40年ぶりの再会も。
撮影は酒井猛さん、現代版画センターの専属カメラマンとして11年間の軌跡を撮り続けました。展覧会場の映像コーナーのスライドの多くは彼の撮影した写真です。
1066


◆ときの忘れものは2月7日(水)は都合により、17時で終業します17時以降は閉廊しますので、ご注意ください。
DSC_0686
本日4日(日曜)と明日5日(月曜)は休廊です。6日からの束の間の常設展示は草間彌生の超レアな1983年の大判ポスター、おそらく現存するのは一桁か。
銀座メゾンエルメス フォーラムで中谷芙二子先生が霧の展覧会を開催中ですが、この草間展のポスターは中谷先生が1980年代に原宿駅前でやっていた「ビデオギャラリー SCAN」でのものです。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号では1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.72 関根伸夫「絵空事―鳥居」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
RIMG0831_600関根伸夫
「絵空事―鳥居」1975年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
45.0x35.0cm
Ed.75  サインあり
*現代版画センターエディション

パンフレット_02
【出品作家45 名】靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

◆ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催します。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。 ハ・ミョンウンは会期中数日間、日本に滞在する予定です。
●オープニングのご案内
2月9日(金)17時から、来日するハ・ミョンウンさんを囲んでオープニングを開催します(予約不要)。皆さまお誘いあわせの上、是非ご参加ください。

◆国立近現代建築資料館の「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s-1990s」展は本日が最終日です。磯崎新安藤忠雄らの版画作品も出品されています。
展覧会については戸田穣さんのエッセイをお読みください。
磯崎新「還元CLUB HOUSE」磯崎新
「CLUB HOUSE」
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75  サインあり
*現代版画センターエディション


●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
18駒込庭
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

「ハ・ミョンウン展」2月9日(金)〜2月24日(土)

ときの忘れものでは5年ぶりに「ハ・ミョンウン展」を開催します。

「ハ・ミョンウン展」
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] 11:00〜19:00 ※日・月・祝日休廊

201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作を中心に約15点を展示します。
青山の木造の壁面から、駒込のコンクリートのハードな壁面に、作家がどのように取り組むか、おそらく(ときの忘れものでは珍しいことですが)インスタレーション的な展示になるのではと期待しています。ハ・ミョンウンは会期中数日間、日本に滞在する予定ですので、ぜひ皆様のご来廊をお待ちしています。

●オープニングのご案内
2月9日(金)17時から、来日するハ・ミョンウンさんを囲んでオープニングを開催します(予約不要)。皆さまお誘いあわせの上、是非ご参加ください。

DSC05513ハ・ミョンウンさん。
2012年11月、南青山時代のときの忘れものでの個展にて。


DSC05500


09ソウル在住のハさんの作業スペース。
自身の作品が掛けてあったり、カラフルで整頓されています。


05ハさんの作品は、リキテンスタインやウォーホルの作品をモチーフに、いくつものレイヤーが重なることで一つの作品となっています。


07カラフルなペイント


04


06


14


03ウォーホルのキャンベルスープ缶をモチーフに。


11インスタレーションも展開しています。
こちらはテグアートフェアでの展示風景。


08ハ・ミョンウン
「Brush Tree」


10こちらはThe-K Hotel Seoulに設置されたハさんの作品。


02


12こちらは鏡の作品。
ハさんの発想は自由で、私たちが観たことのある作品のかけらを集め、新しい形を展開していきます。


13マグカップやポーチなどの可愛いグッズにもなっています。


15


*ときの忘れものでの展示風景以外の画像は、ハ・ミョンウンさんのfacebookより転載しました。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<埼玉県立美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」を見た。 現代版画センターの試みの多様さを満喫。小さな発見がいつくもあった。建築や写真・デザインと版画との親和性。宮脇愛子作品と石川九楊の書の類似とか他にも諸々。版画の可能性は版画の外への視点なのかな。
気になった作品。
靉嘔「1本のエッチングの線」シリーズ
島州一「ボートの女」「ジーンズ」
戸張弧雁の作品
堀内正和「三つの矩形」「咬みあう二つの形」
難波田龍起「石の時間」「昼と夜」「幻の館」「
磯崎新「内部風景機.好肇鵝Ε櫂蹈ε 璽襦璽肇Εッヒ・ヴィトゲンシュタイン」「内部風景供.トルマル精神病院ーアントナン・アルトー」
小野具定「加工場」
大沢昌助「青の立像」「さまよいの影」
宮脇愛子作品
船越保武「若い女A」「若い女B」「聖クララ」
アンディ・ウォーホル「KIKU」シリーズ
安藤忠雄「SCENE1 / WALL」「SCENE2 / CROSS」
北川民次「瀬戸の街」
駒井哲郎「芽生え」
(田中未知さんが親しくしていたということで一度電話で挨拶したことがある)宮井陸郎さんがウォーホルにKIKUなどを作ってもらう時の仲介役になっていたという話も興味深かった。

(20180129/岡本 和樹さんのfacebookより)>

○<埼玉近美の版画センターの展示、よかった。こうして70-80年代のアートシーンが検証されて、充実した記録が残されていくのは熱いです。コレクション展はあまり引っかからなかったけど、印象に残ったのは元永定正と田中保かな。
(20180128/留樹‏ さんのtwitterより)>

○<埼玉近代美術館で「版画の景色」を観てきました。2回目ですが、まだまだリピートしたくなる展示ですね。
一番のお気に入りは磯崎新のMOCA 3部作。数学的なシュルレアリスムの世界を彷彿させるような3つの版画がとにかくカッコ良いです。木村利三郎のNY等の町の版画も素敵ですね。

(2018年1月28日Takao Rival‏さんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号では1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.160 堀内正和「咬みあう二つの形」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
160_堀内正和《咬みあう二つの形》堀内正和
《咬みあう二つの形》1977年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
Image size: 20.0×28.5cm
Sheet size: 38.1×48.2cm
Ed.75 サインあり
*現代版画センターエディション

パンフレット_05


●日経アーキテクチュアから『安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言』が刊行されました。
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>で、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されていますので、お読みください。

◆国立近現代建築資料館で2月4日[日]まで「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s-1990s」展が開催中。磯崎新安藤忠雄らの版画作品も出品されています。
展覧会については戸田穣さんのエッセイをお読みください。
磯崎新「還元CLUB HOUSE」磯崎新
「CLUB HOUSE」
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75  サインあり
*現代版画センターエディション

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会の報告/総額1,005,675円

たいへん遅くなってしまいましたが、昨年末2017年11月28日[火]―12月2日[土]に開催した<メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会>のご報告です。

201711mexico_
昨年9月7日メキシコのチアパス州でマグニチュード8.2の巨大地震が発生し、続けて19日には首都・メキシコシティー近郊をマグニチュード7.1の地震が襲いました。世界遺産である南部オアハカの古代遺跡モンテ・アルバンでは、石の建造物の一部が崩れたと伝えられています。建物の倒壊により多くの人が犠牲になりました。
0003chchiapas 1

Presidencia de la Republica, Mexico
https://www.gob.mx/presidencia/
(写真:メキシコ大使館提供)
私たちの仕事は平和で安全な社会でこそ成り立ちます。
不幸にも戦乱や自然災害に巻き込まれた人々に、私たちが出来ることはそう多くはありませんが、少しでもお役にたてたらと、私どものコレクションを提供し、全100作品を一律@8,000円で頒布いたしました。
趣旨にご賛同いただき北川民次作品を久保貞次郎先生のご遺族から、末松正樹作品を作家のご遺族から、武井武雄作品などをU様からそれぞれ無償でご提供いただきました。

たいへん多くの方からお申し込みをいただきました。
頒布点数:124点
シートでの売り上げ金額:992,000円
SH様、SY様、A様、I様からの寄付金:13,675円
総計=1,005,675円


総額1,005,675円は全額を被災地メキシコに送金します。
*出品点数は100点(100種類)でしたが、北川民次作品を久保家から複数をご提供いただいたので、総数は124点となりました。
ときの忘れものは、今まで「中村哲医師とペシャワール会を支援するチャリティ・オークション」、「東日本大震災復興支援」、「NYジャパン・ソサエティのベネフィット・オークション」、「ここから熊本へ〜地震被災者支援展」など、皆様のご協力を得て、ささやかな支援活動を続けてまいりました。
あらためてご協力を感謝いたします。

送金先については、ただいま検討中です。
1)なるべく直接現金をお送りし、直ぐにお役に立てて欲しい。
2)できるだけ支援が届きにくい民間の団体、個人を対象にしたい。
3)画廊のコレクションを提供して集まったお金なので、被害を受けた文化財的なものも対象にしたい、
と考えていますが、皆さんからも良いアイデアがありましたら、ぜひお聞かせください。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が始まりました。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<「版画の景色 現代版画センターの軌跡」拝見
作家45名による約280点の作品・資料の展示。会場内で上映されているスライドショー、当時の時代感が伝わる激アツな内容でした。版画の技法とか販売のあり方は、写真にも通じるので、とくに写真関係者は必見かと。

(20180124/小林美香さんのtwitterより)>

○<暫く冬眠しようかと思うような寒さでしたが、意を決して、ぶらりタマキンの「版画の景色 現代版画センターの軌跡」へ。
美術家のみならず、工芸家、映像作家、建築家…さまざまなジャンルの作家が各々の思想を打ち出した版画がずらり。やっぱり建築家の版画作品には、空間が。技法もいろいろながら版画のメチエを超えた世界がまたいろいろ。そんな作品群だけでなく、会員制版元による普及とコレクターの育成活動、出版活動といった現代版画センターの運動体としての姿が全的に展示されています。資料的にも貴重な情報満載の図録も乙。3/25まで!

(20180125/勝原基貴さんのfacebookより)>

○<現代版画センターの軌跡。
ギャラリートーク参加して、そのまま閉館ギリギリまで見てました。展示数多くて時間あっという間に過ぎちゃいました。図録を手に入れましたが実際に会場で見た方が良いです。

(20180127/喫茶ウサボ屋さんのtwitterより)>

○<‏やや出遅れましたが、埼玉へ。これから「版画の景色 現代版画センターの軌跡」@ 埼玉県立近代美術館。というか、埼玉、寒いです。千葉の1.5割り増し的な…雪も結構残っている…
「版画の景色 現代版画センターの軌跡」@ 埼玉県立近代美術館。ちょうど展覧会担当の梅津さんのトークが始まったので、参加してました。(淀みない口調で理路整然。あんな風に話したいです…)で、展示も充実しております。1974年に誕生して、約10年余り活動した現代版画センターの活動を追っていく。
一般向けにオリジナルの版画を普及すべく、現代美術家らに依頼して、版画を制作しては、会員制の頒布会やオークションで販売したりしていた。また展示会やイベント、シンポなども行い、オーガナイザーとしての役割も果たしていた。さらに会報の刊行などの出版に携わる。思いの他に幅広い活動です。
展示は基本的に現代版画センターで制作された版画を見ていくのだけど、そのメンバーがこれまた幅広くて驚かされる。初めは靉嘔。新作を依頼して11111部を刷り、1枚1000円で売ったとか。もの派で知られる関根伸夫も重要で、作品を提供するだけでなく、センターのブレーンとしても活動していたそうです。
ともかく販路を広げるべく、展示会を積極的に行なったようで、全国津々浦々、画廊だけでなく、時に床屋や喫茶店などを借りて展示をしたとか。また版画というメディアのなせる業なのか、巡回展ではなく、映画の封切りさながらに、一斉、同時に展覧会をスタートさせては、果敢に仕掛けていったそうです。
建築家も運動に加わっていて、磯崎新、安藤忠雄の作品もある。特に磯崎、ミクストメディア的な作品が巨大で、(モチーフは自身の設計した群馬県立近代美術館)、さすがに2点しか作られなかったそう。大きいと言えば大沢昌助も2メートル超。刷る為に世界最大級のプレス機を作るところから始めたそうです。
現代版画センターの企画した「現代の声」展や、「プリントシンポジウム」などの活動についてもテーマで括って見せている。ラストは草間からウォーホルへ。版画センターに関する資料についても網羅していて、当時の展示会の映像や、出版物を実際に手にすることも出来る。本当によくまとまってました。
現代版画センターはのちに倒産。その使命を終えてしまったけども、70〜80年代の時代というか、版画を通して、多様に展開した芸術運動の雰囲気を体感出来るような展覧会でした。「現代版画センターの軌跡」は埼玉県立近代美術館で3/25まで。コレクションでは雪岱の特集展示もあり。来て良かったです。

(20180127/はろるどさんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

同館の広報誌 ソカロ87号では1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

現代版画センターエディションNo.64 関根伸夫「絵空事ー風船」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
RIMG0838_600関根伸夫「絵空事―風船」
1975年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)+手彩色
42.0x35.0cm
Ed.100 サインあり
*現代版画センターエディション

パンフレット_02
メカス


◆ときの忘れものは「ハ・ミョンウン展」を開催します。
会期=2018年2月9日[金]―2月24日[土] ※日・月・祝日休廊
201802_HA
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の場を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。
ときの忘れものでは2回目となる個展ですが、新作など15点を展示します。 ハ・ミョンウンは会期中数日間、日本に滞在する予定です。
●オープニングのご案内
2月9日(金)17時から、来日するハ・ミョンウンさんを囲んでオープニングを開催します(予約不要)。皆さまお誘いあわせの上、是非ご参加ください。

◆国立近現代建築資料館で2月4日[日]まで「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s-1990s」展が開催されています。磯崎新安藤忠雄らの版画作品も出品されています。
展覧会については戸田穣さんのエッセイをお読みください。

●日経アーキテクチュアから『安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言』が刊行されました。
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>で、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されていますので、お読みください。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
18駒込庭
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
ときの忘れもの
blogランキング

ギャラリー&編集事務所「ときの忘れもの」は建築家をはじめ近現代の作家の写真、版画、油彩、ドローイング等を扱っています。またオリジナル版画のエディション、美術書・画集・図録等の編集も行なっています。
ときの忘れもの
ホームページはこちら
Archives
Categories
最新コメント
記事検索
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ