新着作品・イベント情報

駒込Las Casasより、湯村光「四角柱」

先日は失礼ました。
たしかに壁面展示するのが通常のギャラリーのやり方だと思うのですが、ある種のヴューイングルーム的な方法で運営されるのもあるのではと感じました。
ヴァーチャルな展示をPC内で行います。そのうえで予約して望みの作品現物を見にきます。廊下はその際にかけておくスペースに使います。または、支持体が紙の場合にはファイルにしておき、みてもらうような展示もありだと思います。
資料も同時に見て、作家の理解を深めながら作品も見ることができれば、と思います。
ご検討お願いします。

(Nさんのメールより)>

今度の空間には壁が少なく、平面作品の展示に悩んでいるとこのブログでも再三愚痴ったら、ご意見番(40年来のお客様です)のNさんからガツンとやられました。
阿部先生の建築があまりにも素晴らしいので、私たち自身がこの空間に振り回されてしまい、ネットの時代における肝心の美術作品の魅力の伝え方に頭が行きませんでした。
21世紀に生きる私たち画商は否応なく、ネットでの発信、受信によって商売をせざるを得ません。
青山時代(何だか大昔みたいですね)、ネット発信に賭けた私たちが言っていたのは「リアルとバーチャル」ということでした。
青山に現実の画廊空間を持つときの忘れものが、ネットで作品情報を世界に発信する、二つがあるからこそ、顧客は安心し、信用して作品を買ってくださるのだと。
貧乏画廊が望み得る最高の空間を手に入れたのですから、初心に戻り、Nさんの言う「ヴァーチャルな展示をPC内」で行う工夫をしましょう。
少し勇気が湧いてきたぞ。

〜〜〜

黒御影石の磨き上げられた断面はそれだけでも美しい。
湯村光は、その石が持っている特徴から華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた立体作品を作り続けています。

阿部勤先生の設計によるLas Casasはル・コルビュジエの流れをくむコンクリート打ち放しの豪快な壁面と、一階から二階にかけての床のタイル、三階の木の床面が絶妙なバランスを持つ快適な住宅建築ですが、そこに黒御影石による石彫を置きたいと思いました。
湯村光の作品がぴったりでした。

湯村光湯村光
「四角柱」 2010年頃
御影石  H29×W10×D10cm

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

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左は常松大純


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右壁面は光嶋裕介

■湯村光 Hikaru YUMURA(1948-)
1948年、鳥取生まれ。1971年、東京芸術大学彫刻科卒業。同年、国立パリ美術学校に1年間留学。華美な装飾をそぎ落とし、研磨面と被断面の対比に焦点を当てた黒御影石による石彫を主に制作している。国内外での発表を重ねる他、京都国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、埼玉県立近代美術館などの美術館や、公共空間へのパブリック・アート設置の実績も多い。第4回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞(1985年)、第24回中原悌二郎賞優秀賞(1993年)受賞。

●今日(日曜)と明日(月曜)休廊です。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。
201707_komagome
出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

駒込Las Casasより、葉栗剛「現代神将」

異常気象というほかはありません。
20170719_hyo_02

昨日18日午後、駒込は突然の雹の嵐に見舞われました。大きいものは直径3cmほどもあり、道を挟んだ向かいのマンションの網戸などズタズタにされてしまっており、傘などさして歩こうものなら蜂の巣にされてしまうのではないかというもの凄い勢いでした。救いはごくごく僅かな時間しか降らなかったことですが、その短時間にLAS CASASの庭は植木の花も葉も軒並み打ち落されて地面もタイルも見えない有様となってしまいました。片付けを思うと気が重いです。

20170719_hyo_09玄関の角に出来た氷溜まり。
雹の一つが2〜3cm程の大きさがあります。

20170719_hyo_08玄関から見た風景。
既に溶けてなくなってしまいましたが、5〜10分で排水溝が雹と葉っぱで詰まってしまい、通りがあっという間に川のようになってしまっていました。

20170719_hyo_03横殴りの風と雹に吹き散らかされ、目隠しになっていた植木は隙間だらけに。

20170719_hyo_06庭の角に積み上げった雹の山。
スタッフ曰く「製氷トレイをひっくりかえしたみたい」。
スタッフの一人が手配した花の鉢も今回で全滅。退避させようとした時には、既に雹の勢いは外に出るのが危険なくらいでした。

20170719_hyo_113階のテラスにも氷だまりが。
気温のせいで見る間に溶けて行きましたが、多少気温が下がったとはいえ、湿度の上がりを考えると素直に喜べません。

(しんざわ ゆう)

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*本日19日は、小林紀晴さんのエッセイ「山の記憶」の更新日なのですが、筆者の都合により休載いたします
来月は通常通り8月19日に掲載します。

きのうは、久しぶりに伺うことができて、楽しい時間を過ごすことができました。
個人住宅ということもあり、駒込の駅から歩いて行き、中で美術作品を見ると、知人のうちで美術品を見せてもらっている感覚になりますね。住宅もセンスあり、また機能的になっていて、画廊とオフィスが、空間で調和がとれていると思います。

(Kさんのメールより)>

先日は新しいギャラリーを拝見させていただき、ありがとうございました。
阿部勤さんの設計された住宅は素晴らしいですね。アパートの部分は友人の若い建築家が住んでいたので、何度か訪れたことがあるのですが、こちらの住宅部分は初めてで。。
とても贅沢な空間ですね。
個人住宅を展示スペースにするのはいろいろメリットがあると思いました。
ゆっくりできますし。サロンコンサートも開けそうですね。
自宅も仕事場も近いので、これから時々お邪魔したいと思います。

(Mさんのメールより)>

七夕のお披露目展に、文京区向丘の和菓子店・一炉庵の夜雨最中10個入りをぶら下げて出掛けたのは、この私です。
私は現在、足立区在住ですが、その前は文京区根津、旧町名でいうと、根津宮本町に8年、根津宮永町に10年住んでおりました。ときの忘れもの様が今回、本駒込にお引っ越しをされるとのお知らせに、根津と本駒込は隣の街みたいな気分で、とても嬉しく思い、私の大好物の夜雨最中を持参したという訳です。
東京の観光地の1つ、谷中根津千駄木周辺には上野からの流れで、ギャラリーなどが大小様々あります。新店舗そばを通る本郷通りを本郷まで下れば、ギャラリーなどがありますが、本駒込はアート関係が不毛なエリアだと思います。
(中略)
本駒込はかつてお屋敷町として、お金持ちが多く暮らす地域でした。今は大きな敷地も税金対策で切り売りされている状況かもしれませんが、ときの忘れもの様としては、本駒込エリアのアート文化を盛り上げていって頂きたいという気持ちでいっぱいです。

(Sさんのメールより)>

駒込の新しい根拠地、コンクリート打ち放しの空間に日本伝統の木彫作品をどこに置くか。
意外にすんなりと決まりました。
題材がぴったりだったからでしょうか。

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現代神将_H105cm
葉栗剛  「現代神将」
2013年   木彫 楠木、彩色  H107cm  サインあり
*撮影:二塚一徹

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

葉栗剛 Takeshi HAGURI(1957-)
1957年名古屋市に生まれる。1982年に愛知県立芸術大学彫刻科を卒業し、1984年に愛知県立芸術大学大学院を修了。卒業後は木彫を主に制作しているが、野外作品はアルミニウム素材を使用する。主な個展は1996年・1998年 村松画廊(東京)、2006年 中京大学 C・スクエア(名古屋)、2009年千葉県アンデルセン公園こども美術館など多数。主なグループ展は1996年 神戸具象彫刻大賞展、2000年 フォクトランド国際彫刻シンポジウム(ドイツ)、2001年 富獄ビエンナーレ展(静岡県立美術館)、2013年 第16回岡本太郎現代 芸術賞」展 ほか。
愛知県立日進西高等学校、ふれあい公園(静岡県春野町)、伊自良村総合運動公園(岐阜県)、愛知県立西春高等学校 愛西市立佐屋小学校(愛知県)、長久手町立北小学校(愛知県) に作品が設置されている。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。
201707_komagome_2出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

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ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

石原輝雄のエッセイ「マルセル、きみは寂しそうだ。」第2回

石原輝雄のエッセイ「マルセル、きみは寂しそうだ。」─2

『鏡の前のリチャード』

展覧会 キュレトリアル・スタディズ(12)
    泉/Fountain 1917─2017
    京都国立近代美術館4階コレクション・ギャラリー
    2017年4月19日(水)〜2018年3月11日(日)

Case-2 He CHOSE it.
    キュレーション 藤本由紀夫(美術家)
    2017年6月14日(水)〜8月6日(日)
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MR2-1会場のiPad画面 タイトル部分を黄色で表示


MR2-2リチャード・マット事件(多田羅珠希訳)


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 藤本由紀夫さんの作品と初めて接したのは、大阪江戸堀の児玉画廊での個展だった。ずいぶん昔の事である。最近では京都四条大宮のクマグスクで移住空間的に遭遇。音への耐性を持たない身には、視覚と聴覚とのコラボで新しい感覚を幾つか頂戴した。わたしの場合には「眼」が先行していると思うが、今回の『泉/Fountain 1917-2017』年間企画での、氏によるマルセル・デュシャン解釈が、どの辺りにあるのか、現代の美術家にとって、避けて通れないデュシャンの呪縛が、どう消化されているのか、そんな事に興味を持ちながら、拝見させていただいた。
 京都国立近代美術館4階奥の展示室「D」は中央の壁によって観客の素通りから展示を守っているようで、入り口の位置関係からか、わたしの場合は日本画などを観ながら右回りで入室する事が多い。今回は大きな箱と暗幕が張られた先にカメラが置かれた暗い部屋になっていて、見世物小屋の期待感が漂う。そして、カメラの背後に立つと鏡の世界が広がって思わず吸い込まれてしまった。視覚移動は奥から始まり手前のファインダーに繋がる仕掛。『泉』が背中越しに4つの表情を見せ、物質感を消して視覚だけに訴えかける様子。藤本さんは眼の位置を何処へ誘導しようとしているのだろう。ぼんやりとピントグラスに逆さの像が浮かび上がっている。
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MR2-3


MR2-4


MR2-5


 「左右は逆なのに上下はそのままに視える」鏡の不思議が鏡面との距離を反映した結果と知ったのは最近であるが、「普通の眼」しか持たない者にとって、この世界が四次元の影であるとしたら、合わせ鏡が投影する世界は光速の中にあり「影」を自明にする装置は時間と共にあるだろう。マン・レイは運動を色彩によって現そうとしたが、デュシャンは分割写真の並置による残像で解決しようとした。『階段を降りる裸体 No.2』(1912年)の後に現れた便器についての解釈は、さまざまあるが、時間の問題を取り込み、便器の後ろ姿の「カッコ良さ」に着目した藤本さんが、レンズを挟んで像の上下を逆にし、イメージが飛び去るのを防いでいるように思えた。ルーペを使ってピント面を確認したいところだけど美術館の展示室では許されないね----次回はギャラリースコープを持参しなくちゃ。
 暗い部屋の入り口付近に置かれた研究書の頁では、デュシャンが写る20世紀初頭に流行した合わせ鏡による肖像写真が紹介されている。便器を持ち込んだ同じ年の秋、ブロードウェイの写真館で撮らせたと云う。

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MR2-6キャロライン・エヴァンス著『機械的微笑 フランスとアメリカにおけるモダニズムと初期ファッションショー 1900-1929』(イェール大学出版、2013年刊) 48-49頁


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MR2-7


MR2-8ウォルター・ホップス、ウルフ・リンデ、アルトゥーロ・シュワルツ編著『マルセル・デュシャン: レディメイドなど』(テラン・ヴァーグ、1964年刊)


MR2-9マルセル・デュシャン『不定法にて(ホワイト・ボックス)』シート「次のようなものの間の類似」(1966年刊)


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 6月23日(金)の夕方、美術館1階講堂で藤本由紀夫さんの講演会が開かれた。各座席に『ザ・ブラインドマン』のコピーが置かれているので、驚き、今回の年間企画に対する関係者の熱意に恐れ入った。資料コピーの扱いじゃなくて、全16頁の冊子仕様。聴講者が溢れている。展覧会タイトルの「彼はそれを選んだのだ。」の「彼」はご自身の訳だから、話題は興味深い。デュシャンの発言から「作品を見る者にも、作品をつくる者と同じだけの重要性をあたえるのです。」や「芸術は選ぶことになる。」などを紹介しながら、友人から土産品として貰ったデュシャン展(メニル・コレクション、1987年)のカタログの裏面に飾られた「便器の後ろ姿」の美しさに気づいた体験を語られ、効果確認の為の紙製便器が肉付きされ、しだいに、デュシャンに成りきる作家の日常が面白い。合わせ鏡に便器を鎮座させるアイデアでの展示は、『泉』100年を祝福する世界中のどこかの美術館で採用される恐れがあるので、5期に別れた年間企画の早いタイミングでの展示をお願いしたと藤本さんは告白されていた。尚、前回の平芳幸治氏と同様、講演の内容は後日、文字起こしされると聞いた。紙モノが、どんどん生み出される展覧会、これは、すごい、そして、嬉しい。

MR2-10藤本由紀夫『VEXATION』(2017年、作家蔵)


MR2-11藤本由紀夫『passage(la vierge/la Mariée)』(2014年、作家蔵)


MR2-12藤本由紀夫『here & there』(2010年、作家蔵)


MR2-13藤本由紀夫『ECHO (A RIGHT ANGLED) ver.2』 (2001年、西宮市大谷記念美術館蔵)


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 新作の『VEXATION』は壁に向かって開かれ、後ろ姿を意識させるものの、キャサリン・ドライヤーに繋がる「いまいましさ」へは、『Tu m'』の解釈を聞かないとたどり着けない。今回、藤本さんが選んだ作品(?)たちは、鏡に関するもので、音速から遠く離れ、視覚のズレと脳による再構成でなっている。眼の学習が必要な面持ちで、それぞれの視点を探した。像を結ぶと云うけれど、裏返された像は何処にあるのだろう? ヘリコイドを回す代わりに身体を移動させてしまった。
 暗い部屋に戻って暗幕と便器の間で「自分」の見え方を観察。『泉』に仮託したデュシャンは五人だけど、鏡を写すわたしの像は四人。世界の果ては後頭部にあると若い時に聞いたけど、わたしも又、どこに行こうとしているのだろう。藤本さんが用意した観客の立ち位置は、セットされたカメラの背後であるかと思う。スティーグリッツの肩越しにピント面を覗き込むリチャード・マット氏の身振りも想定された事だろう。

MR2-14R.Mutt氏になった気持ちの筆者が四人


MR2-15京近美の玄関から見上げた平安神宮大鳥居など 


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 マン・レイの写真集(カイエ・ダール、1934年刊)に寄せたデュシャンのエッセイ『鏡の前の男たち』は、文学的レディメイドとして知られているが、最終段には「鏡は彼らを眺める。彼らは気を取り直す。入念に、まるでネクタイを結ぶように、格好をつくる。図々しく、まじめくさって、自分の顔付を意識しながら、あたりを見廻し、さて世の中に対面するのである。」(『マルセル・デュシャン語録』(1968年刊)収録『鏡の前の男たち』(瀧口修造訳)、78-80頁。以下引用も同じ)とある。

 講演会が終わり、近くの古書店で雑談した。「便器の後ろ姿と云うけれど、実用では見上げるんだよね、とばっちりが来そう」などと続けると品がないけど、先のエッセイの書き手はデュシャンを意識して「およそ美男というものは恋にふさわしくない。」と文中で述べた後、「だが恋に向いているのは偉大な醜さなのであって」とマン・レイを連想させ「偉大な無口男たちは沈黙のかげに豊かなものを持っているか、何も持っていない。」と段落を終えている。「何も持っていない。」無口男は夜更けに大鳥居を見上げ、改めてリチャードには近づいちゃいけないと思うのだった。

続く 

いしはら てるお

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「キュレトリアル・スタディズ12:泉/Fountain 1917−2017」
会期:2017年4月19日[水]〜2018年3月11日[日]
会場:京都国立近代美術館 4F コレクション・ギャラリー内
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
   ※毎週金曜・土曜9:30〜20:00(入館は19:30まで)
休館:月曜(月曜日が休日に当たる場合は、翌日が休館)、及び年末・年始
   ※展示替期間:2017年6月13日(火)、8月8日(火)、10月24日(火)
企画:平芳幸浩(京都工芸繊維大学美術工芸資料館准教授)、牧口千夏(当館主任研究員)

1917年にマルセル・デュシャンによって「制作」されたレディメイド作品《泉》は、20世紀美術にもっとも影響を与えた作品として知られています。また1960年代のコンセプチュアル・アート以降、デュシャンの《泉》を解釈・解読すること自体が創作行為にもなっています。2017年4月に《泉》が100周年を迎えるにあたって企画されたこのプログラムでは、当館の所蔵作品だけでなく現代の美術家によるデュシャン解読の作例を加え、各回展示替えをしながら本作品の再制作版(1964)を1年間展示するとともに、さまざまなゲストを迎えて《泉》およびデュシャンをめぐるレクチャーシリーズを開催します。

●Case 2: He CHOSE it.
2017年6月13日(水)〜8月6日(日)
キュレーション:藤本由紀夫(美術家)
レクチャー:6月23日(金) 午後6時〜7時30分
会場:京都国立近代美術館 1階講堂
※先着100名、聴講無料、要観覧券、当日午後5時より1階インフォメーションにて整理券を配布します。

●Case 3: 誰が《泉》を捨てたのか
2017年8月9日(水)〜10月22日(日)
キュレーション・講師: 河本信治(元・当館学芸課長)
レクチャー:9月2日(土)午後6時〜7時30分
会場:京都国立近代美術館 1階講堂
※先着100名、聴講無料、要観覧券、当日午後5時より1階インフォメーションにて整理券を配布します。

下記は、詳細が決まり次第当ページにてお知らせします。
●Case 4 
2017年10月25日(水)〜12月24日(日)

●Case 5
2018年1月5日(金)〜3月11日(日)
(京都国立近代美術館HPより転載)

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●今日のお勧めは、『マルセル・デュシャン語録』特装版です。
takiguchi2015_selected_words
『マルセル・デュシャン語録』
1968年
本、版画とマルティプル
外箱サイズ:36.7×29.8×5.0cm
本サイズ:33.1×26.0cm
サインあり
A版(限定部数50部)
1968年7月28日
東京ローズ・セラヴィ 発行
販売:南画廊


duchamp_03マルセル・デュシャン
〈マルセル・デュシャン語録〉より
《プロフィールの自画像》
A版所載の印刷版複製
1968年
29.4×23.0cm
マルセル・デュシャンと著者の自筆サインあり


takiguchi2015_roseselavyportrait瀧口修造
マルセル・デュシャン
〈マルセル・デュシャン語録〉より
《ウィルソン・リンカーン・システムによるローズ・セラヴィ》
1968年
サインあり


takiguchi2015_roseselavyportrait2角度によって見え方が変化します


johns_02ジャスパー・ジョーンズ
〈マルセル・デュシャン語録〉より
《夏の批評家》
1968年
レリーフ版画
サインあり


tinguely_02ジャン・ティンゲリー
〈マルセル・デュシャン語録〉より
《コラージュ・デッサン》
c.1967年
シルクスクリーン
サインあり


arakawa_02荒川修作
〈マルセル・デュシャン語録〉より
《Still Life》
1967年
サインあり


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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
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201707_komagome_2出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

◆ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。
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◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は毎月21日の更新です。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は毎月22日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

駒込Las Casasより、小林泰彦「No.148」

オープンハウスの日はお客様の多さに些か気圧されて早々にお暇しましたが、日を改めてゆっくりお伺いしたいと思います。
壁面展示は難しそうですが気持ちのいい空間ですから、いろいろと試行を重ねるうちに展示に最適な解が得られるのではないでしょうか。

(Mさんのメールより)>

先日は盛大なお披露目に伺い、素晴らしい新居に感心しました。
屋上や庭などは簡単なパーティーができそうですね。
静かな環境の中で、人の集まる場を作ってください。私は一年に数回、はるばる横浜の一番奥から、小石川高校やその少し先の千石2丁目のキリスト教会に来ておりますので、(2時間はかかりますが)距離感は感じません。
人の精神はおかしなもので、一旦距離感を心の中に感じてしまうと、たとえ物理的に近くても足が遠のいてしまうものです。
では今後の御活躍を期待しております。

(Kさんのメールより)>

お披露目にいらした皆さんが空間の面白さを褒めてくださるのですが、平面作品の展示の難しさはこれからも頭を悩ませそうです。
それでも緑豊かな青山を去り、駒込に移ることを決断した理由の一つに庭と緑の存在がありました。

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風がわたり、木々の緑が揺らぐ庭、阿部勤先生とオーナーの心のこもった庭。
ドアを開ければ内部ともつながり、パーティにももってこいの空間です。

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この素晴らしい外部空間にさて何を展示するか。
議論の末に選んだのが多くのパブリック・アートで知られる小林泰彦のステンレス彫刻「No.148」でした。

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小林泰彦 「No.148」
ステンレス   H121.0xW37.0xD11.0cm

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■小林泰彦 Yasuhiko KOBAYASHI(1947-)
1947年東京に生まれる。1972年東京芸術大学美術学部卒業。1974年東京芸術大学大学院鍛金専攻科修了。2007年〜2013年東北芸術工科大学教授。現在、日本現代彫刻作家連盟同人。
主な個展:1977年ギャラリー・アメリア(東京)、1985年佐谷画廊(東京)、2001年山梨県立美術館(山梨)、2006年Galleryエクリュの森(静岡)、2014年天王洲セントラルタワーアートホール(東京)。

本日(日曜)と明日(月曜)は休廊です
18日(火曜)からは平面作品の一部を展示換えして、引き続き「移転記念コレクション展」を開催します。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。
201707_komagome_2出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

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ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第36回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第36回

不思議なご縁と叔父の事

いつもお世話になっているときの忘れものさんが移転される事を知った時はびっくりしました。
新たなギャラリーは東京の駒込にある建築家の阿部勤さんが設計されたLAS CASAS、元々は個人住宅だった建物で、窓が多く自然光がたくさん入る素晴らしい場所のようで、以前綿貫さんが僕のメールを転載してくださったので、読まれた方もおられるかもと思いますが、改めて不思議なご縁のお話を書こうと思います。
移転の話がギャラリーブログに載った時、両親にも知らせるとびっくりした様子で、実はそのLAS CASASを設計をされた阿部勤さんは、父の兄、野口潔が坂倉準三建築研究所に勤めていた時の先輩で、当時日芸の写真学科の学生だった父は、アルバイトでよく坂倉さんの所で建築模型の撮影をしていたので、阿部さんの事もよく知っているとの事でした。
残念ながら叔父の野口潔は3年前に癌で亡くなってしまったのですが、不思議なご縁だなと思いました。

叔父は坂倉準三建築研究所での最後の仕事で徳島の大塚国際美術館を設計し、退社後にODA(開発途上地域の開発を主たる目的とする政府及び政府関係機関による国際協力活動)でベトナムやケニヤに行き、設計、責任者兼現場監督で学校を建て、その後東京の建築事務所で働いていました。
生きていてくれたならもっと色んな話を聞いてみたかった尊敬する叔父です。

2001ハノイ2001年ハノイにて
叔父(左)と父


2002ケニア・ナイロビ2002年ケニア・ナイロビにて


2002ケニア・ナイロビ2


2002ケニア・ナイロビ3


画像、叔父と父が二人で写っているのが2001年ハノイへ父と二人で叔父の現場を訪ねに行った時に僕が撮影したもので、この時はブルドーザーやクレーン車の運転操縦の訓練学校の建設をしていました。
他3枚が2002年ナイロビで父が撮ったもので、この時はジョモケニアッタ大学の校舎を建設中でした。

子供の頃から時々京都へ帰ってきた叔父の印象は、短気で気性の激しい僕の父と正反対で、いつも穏やかで、きっと声を荒げることなんて無いのではと思っていました。でも後に聞いた話では、仕事の現場では信念を曲げない頑固な人で、声を荒げる事もよくあったそうなので、やはり仕事の場では頑固な血筋なのかなと思います。
いつか大塚国際美術館に行ってから、また改めて叔父の事も書きたいと思います。

新たなときの忘れものさんでは来年個展を開催させて頂く予定なので、自然光の多く入る美しいギャラリーで展示できるのが楽しみです。


あと、関係無いですが最近あった嬉しい出来事、なんとファンレターが届きました。

ファンレターファンレター


こんな手書きのファンレターをもらえる事なんて滅多になくて、それもまだ中学生の男の子、なんだかもの凄く嬉しくて元気が出ました。
◯◯君ありがとう、花火の作品もまた作りますね。
画集もいつか必ず作るので、待っていてください、これからもがんばります。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20170715_noguchi_24_LS-32野口琢郎
"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり


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移転記念コレクション展
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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は毎月21日の更新です。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は毎月22日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

駒込Las Casasより、柳原義達の「風の中の鴉」

先日は、御招き頂きありがとうございました。
新しいスペースは、打ちっ放しの壁と、吹き抜けの空間が印象的でした。
あえて展示スペースを仕切らず、住宅空間にアートが展示されている状況を見て、ベルギーのヤン・フートの「シャンブルダミ」を思いました。
この個性的なスペースを活かした、また新たなる活動を期待しています。

(Nさんのメールより)>

先日は連絡もせずに突然お邪魔して失礼いたしました。
フェイスブックなどで画像は拝見していましたが、実際に足を運んで本当に驚きました。
堂々とした素晴らしい建築に名品の数々が気持ちよさそうでした。
お伺いさせていただくのが益々楽しみになりました。

(Oさんのメールより)>

新しいときの忘れものの本拠は阿部勤設計によるコンクリート造三階建ての個人住宅です。
三階にはテラスがあり、そこに何を展示するか、さんざん悩みましたが、空間を支配する強さにおいて柳原義達先生の彫刻に勝るものはないと思い、重い重いブロンズをえっちらこっちら三階まで運びました。

01



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20170707_abe15撮影:阿部勤


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柳原義達 「風の中の鴉」
1981年 ブロンズ
H56.0×W101.0×D34.0cm

三階テラスからは五世紀の古墳跡といわれる駒込富士神社の緑が望めます。
庭の木々を渡る風、強い夏の日差し、ときには雨も。
柳原先生の道標シリーズには鳩や鴉がモチーフになっていますが、それは作家の「自画像」としての鳥であり、自然のなかで、孤独に、さまざまな力に向かって生きている存在としての、彫刻家自身の姿を表しています。
まさに「風の中に立つ」作品です。

■柳原義達 Yoshitatsu YANAGIHARA(1910-2004)
1910年兵庫県神戸市生まれ。1936年東京美術学校彫刻科卒。朝倉文夫に師事、文展入選、国画会受賞、1937年国画会同人。1939年新制作派協会彫刻部創立に参加する。戦後、1952年から5年間ヨーロッパに滞在する。1956年高村光太郎賞、1974年中原悌二郎賞大賞など受賞、1970年日本大学芸術学部主任教授。1996年文化功労者。2004年死去。

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駒込Las Casasより、常松大純「SKY」「三つの輪」

本駒込周辺、これまであまり足を運ぶことはありませんでしたが、歩くのにも心地よいエリアで、また、新たな御社スペースもたいへん心地よい空間で、今後おうかがいするのが楽しみになりました。
(Iさんからのメールより)>

金曜日は、ありがとうございました。
また、新オープン、おめでとうございます。
本当に素晴らしい建物で、新たなご活動の展開に期待いたしております。

(Tさんからのメールより)>

お披露目にいらっしゃった皆さん、褒めるのは建物ばかり。
作品は目に入らなかったのかしら・・・・(愚痴です)

ところで今回の移転案内のDMはがきが不評です。
不評その一=地図に東西南北が書いてない
7日のお披露目にいらしたSさんは不慣れなタクシーに乗ったらしく、地図を南北反対に見てしまい大いに迷ったらしい。ほんとうに申し訳ありません。
不評その二=駒込駅南口より徒歩10分
元気ばりばりのKさん曰く「よく不動産屋の広告に書いてある時間は僕は信用しない。10分と書いてあれば実際には12〜15分かかる。そう思って歩いてきたら8分かからないじゃあないですか!」
亭主の弁解「いやね、番頭の尾立が歩いてはかったら8分弱、よれよれの亭主がはかったら10分だったんだ。うちはお歳の客も多いから・・・・・」
因みにお近くの東洋文庫のアクセス案内には徒歩8分と書いてあります。
本日から徒歩8分と訂正いたします。

〜〜〜

今回の移転記念コレクションは空間を考え立体作品を中心に展示しています。
金属材料(主にステンレススチールとチタン)を使い、のびやかなユーモアのある作品を作り続けている常松大純の作品は、海外のアートフェアでは展示してきましたが、ときの忘れものの空間では初めてです。
缶ビールの空き缶だけで制作した自転車シリーズなど思わずにやっとしてしまいますね。
今回のお披露目では、2点展示しています。

SKY
RIMG0488
常松大純 《SKY》 ステンレス   H62.0cm

18
見る角度によって、表情が変化します。右は湯村光の御影石による「四角柱」。

19
右壁面には光嶋裕介が自ら漉いた和紙に描いた「幻想都市風景2016-03


三つの輪
RIMG0485
常松大純  《三つの輪》 ステンレス(円台アルミ) H39.0cm

20
右から、秋葉シスイ「次の嵐を用意している(15)」、オノサト・トシノブのリトグラフ「64-G」、常松大純「三つの輪」、
遠景に野口琢郎「HANABI #9」と葉栗剛「現代神将


CIMG1703_600オノサト・トシノブ 「64-G」
1964年  リトグラフ
Image size: 24.0x24.0cm
Sheet size: 49.0x32.0cm
Ed.120 サインあり
※レゾネNo.14


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左壁面には宮脇愛子のピアノ線による作品(1983年)

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常松大純 Daijun TSUNEMATSU(1944-)
1944年平壌(現ピョンヤン)生まれ。1946年に家族と共に福島県へ帰郷。1974年に東京学芸大学教育学部美術科大学院を修了し、現在は東京学芸大学と武蔵野美術大学の講師を勤める傍ら、金属材料(主にステンレススチールとチタン)を使用した作品の制作を続けている。

移転記念コレクション展
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駒込Las Casasより、北郷悟「佇む」

先日はお披露目会にご招待いただき、誠にありがとうございました。
素晴らしい建築で居心地が良く、職場環境としても理想的だと感銘を受けました。
阿部先生にもご紹介いただき、大変光栄に存じます。
ときの忘れものに愛着を持っていらっしゃる多くの方々が集まり、和やかに歓談されている様子もとても印象的でした。
建物内の色々な場所から、別な空間を見上げたり、見下げたり、見通したりできる設計が、その印象をさらに深めてくれます。
贅沢な広さと心地よい親密さが調和する、素晴らしい建築だと思いました。

(Uさんからのメールより)>
20170707_abe06二階中央の廊下、正面には関根伸夫の立体(1982年)
撮影:阿部勤

20170707_abe12三階
撮影:阿部勤

はじめての駒込、楽しめました。何かが無いとなかなか行けない駒込ですが、
これからちょくちょく行こうかと思います。ブックス青いカバさんにも寄ってみたいし・・
初日、玄関の靴の多さをみて、大盛況と思い、柳原さんの鴉の展示などを見て、こういう作品もあったのかと思い、聞こえてきた綿貫さんの「個人の住宅なので絵画の展示スペースが少ないのが、これからの課題」など、楽しめました。

(Sさんからのメールより)>
20170707_abe15屋上テラスには柳原義達のブロンズ
撮影:阿部勤


駒込に移転して、青山時代から比べるとスペースは広くなり、スタッフたちはご満悦です、が。
阿部勤先生の名作といってもいい個人住宅、住みやすさ抜群なれども、ギャラリー空間としてはなかなか厳しい。
空間はたっぷりあるのですが、(釘を自由に打てる)壁面はほとんどありません。
お披露目に際して立体作品を優先したのはそのためです。

ただいま開催中の「移転記念コレクション展」から北郷悟の作品をご紹介します。

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北郷悟 「佇む」
2006年  テラコッタ H46.0×27.5×17.5cm

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北郷悟 Satoru KITAGO(1953-)
1953年福島県生まれ。77年東京造形大学彫刻科卒業。79年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。83年奈良天理ビエンナーレで大賞。91年新潟大学助教授。96年文化庁在外研修(イタリア・ミラノ、ブレラアカデミア美術学校)。97年東京芸術大学助教授(2006年教授)。80,82年新制作展で新作家賞。91,93,98,01,08年銀座・ギャラリーせいほうで個展。01,08年ときの忘れもので個展。2004年いわき市立美術館で回顧展。2006年岩手・MORIOKA第一画 廊で個展。2007年広島・ギャラリーたむらで個展。新制作協会会員。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
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201707_komagome_2出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

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駒込Las Casasより、瑛九の初期フォトデッサン

7月7日の七夕にお披露目した新生ときの忘れものですが、青山時代とはまったく異なるコンクリート打ち放し空間に作品をどう展示するか、四苦八苦しました。
その成果やいかに。「移転記念コレクション展」から、順次出品作品をご紹介してまいります。
先ずは、ときの忘れもの最重要作家である瑛九です。

qei_photodessin-hukituke瑛九
作品名不詳
フォトデッサン+吹き付け
23.0×38.3cm
裏に《瑛九作 都》と記載あり

qei17-007瑛九
《作品》
1936年
フォトデッサンに着彩
25.2×30.5cm

qei17-005瑛九
《作品》
1936〜39年頃
フォトデッサン
30.3×25.2cm
裏面に自筆サインあり

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瑛九をどういう場所に展示したかといいますと、
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ドアを開けるとエントランスホール、右から北郷悟のテラコッタ、舟越直木のブロンズ、尾形一郎・優の大型写真作品

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圧巻の尾形作品を見ながら、階段を二階に上っていただきます

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左手に見えるのがお客様専用の「図書室」です。

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図書室にあるこの壁面、200平米もある建物の中で自由に釘を打てるのはここだけです(トホホ)。展示スタッフの苦衷をお察しください。
左から松本竣介(2点)、オノサト・トシノブ、そして瑛九のフォトデッサン2点。ブルーのテーブルに見覚えのある方は初代青山の一軒家時代からのお客様です。


日本人の油絵信仰(タブロー信仰)はわが敬愛する瑛九にまで及んでいます。
日本の美術市場においては、先ず油彩点描(晩年の作品)へ高い評価が与えられ、サムホールの小品でも500万円近い価格になることもしばしばです。

しかるに瑛九の印画紙作品(フォトデッサン、吹き付け、コラージュなど)となると、まるで評価が低い。
20世紀は映像の時代であったことを疑う人はいないでしょう。
瑛九が1930年代からなしたことを思えば、マン・レイたち先行者と伍して堂々と渡り合える(それも膨大な)印画紙作品を生涯にわたりつくり続けたことは特筆に価いします。
ときの忘れものは瑛九で始まり、瑛九で食っている画廊でありますが、ここ数年の動きを見ると、フォトデッサンの名品はことごとく海外の美術館、コレクター、写真ギャラリーに買われています。
それをよく知っているのは全国の学芸員たちでしょう。
某美術館の学芸員が、「このままじゃあ瑛九の重要なフォトデッサンがみんな海外に行ってしまいますね」と嘆いたのもむべなるかな。
上掲3点をネットで紹介すると問い合わせがあったのはほとんど海外からです。

海外のスターたちの作品をん十億円でお買いになるのも、もちろん素晴らしいことではありますが、せめてその何分の一かをもって自国の作家たちへの敬意を表してくれないものでしょうか。

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出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

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お披露目展開催中〜新しいときの忘れものがスタートしました

青山のギャラリーときの忘れもの、本駒込にお引っ越し。青山の隠れた所の木造建築は素敵だったけど、今度のコンクリ打ちっぱなしも魅力いっぱい。こんな物件によく巡り合えたものだな!と感心する。明日というか、本日のギャラリーのお披露目、関根伸夫さんは興味ないけど、ちょっと覗きに行こうかな?
本駒込Las Casasに引っ越したギャラリーときの忘れもののお披露目に出掛けてきた。ギャラリーに行く前に、駒込天祖神社、駒込富士神社にお詣りし、ギャラリーの行く末を祈願。建物は本当に素晴らしい。窓がいっぱいで、四方八方から射し込む光で溢れている感じ。収納多し。トイレ広し。
あれだけのスペースがある建物だけど、お客様、多かったので、室内と展示作品をざざっと見て、お土産に持っていった向丘の和菓子店「一炉庵」の夜雨最中をスタッフの方に渡して、早々に引き揚げてきた。

ouro1008‏ さんのtwitterより>

本駒込に移転されたギャラリーときの忘れものにご挨拶。モダンなご邸宅が展示空間に。良い気が流れているというか、居心地の良い素敵な空間でした。
小林美香さんのtwitterより >

BOOKS青いカバ157日目オープンしました。本日よりギャラリー「ときの忘れもの」さんがいよいよ駒込にて始動いたします。おめでとうございます!みなさま、今日明日は駒込にぜひお越しを。
http://www.tokinowasuremono.com/index_j.html
青カバは本日も21時まで営業中です。

BOOKS 青いカバさんのtwitterより>

Fumiko Negishi at our, s friends Gallery Tokinowuasuremono. Tokyo. With two Andy Warhol silkscreens. Special edition for them. Congratulation for the new location and today's opening.... Reiko Watanuki
Carlos Munizさんのfacebookより >

青山から駒込に移転したギャラリー「ときの忘れもの」のコレクション展
沢山の方々が訪れました。
住宅をほとんどそのままギャラリーにしているのでアートと空間の関係を楽しみました。

阿部 勤さんのtwitterより>

7月7日(金)
最後に、駒込に移転した「ときの忘れもの」新スペースのお披露目会に行く。すでに夕方5時を回っていて、大勢の先客で溢れかえっていた。阿部勤先生設計の邸宅を目当てに来られた方も多かったようだが、もちろん作品を観に来た人も居たようで、テラスに展示された柳原義達の立体が早速売れたそうだ。

土渕 信彦さんのfacebookより>

青山から駒込に引っ越したギャラリー「ときの忘れもの」。建築家・阿部勤さんの設計だけに、昨日のお披露目では建築関係者が多く「肝心の絵を見てくれなかった」と綿貫さんぼやいてた。そう言いながら綿貫さん、1階から3階までの各部屋を案内、解説してくれる。でも、最後は植田正治さんの貴重なカラー作品についてのお話をうかがうことができた。
伊藤 俊文さんのfacebookより>

駒込 Las Casasで新しいときの忘れものがスタートしました。
上掲の皆さんはじめ、たくさんの方々がネット上でレポートしてくださっています。全部は紹介仕切れませんが、お宅拝見 1日だけのアート展で阿部勤先生にHappyBirthday はぜひお読みになってください。阿部先生の建築の素晴らしさが伝わってきます。

移転を記念してコレクション展を開催しています。新しい空間を生かして彫刻作品も展示していますのでどうぞお出かけください。
お披露目のときは皆さん、建築ばかりご覧になって・・・・・(複雑)
展示作品の詳細はホームページに掲載しました。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。

201707_komagome
出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

●宮本英徳さん撮影
01


02

●阿部勤さん撮影
21


01


02小林泰彦 《No.168》


03北郷悟《佇む》


04尾形一郎 尾形優《Kolmanskop-4-16-2006》


05舟越直木《new born baby》


06


07関根伸夫《Phase of Nothingness-Skin 10》


08
澁川祐子さんと、
左)アンディ・ウォーホル《KIKU 2》
右)アンディ・ウォーホル《KIKU 3》

09右)植田正治《光の筺》


10左)常松大純《SKY》
右)湯村光《四角柱》


11光嶋裕介《幻想都市風景2016-03》


12


13左)常松大純《三つの輪》
右)オノサト・トシノブ《64-G》


14右)瀧口修造《V-09》


15柳原義達《風の中の鴉》


16左)野口琢郎《HANABI #9》
右)葉栗剛《現代神将》


17
左から阿部勤先生、Las Casasのオーナー、ときの忘れもの亭主

18
亭主の恩人・浪漫堂の倉垣光孝さんとご友人たち

19
左から大竹昭子さん、植田実先生、長井美暁さん

20植田実先生(右)と亭主

●今日のお勧め作品は、李禹煥の木版です。
ufan_relatumB_1200李禹煥
《項B》

1979年 木版
イメージサイズ:60.0×80.7cm
パネルサイズ:73.0×106.0cm
Ed. 30 サインあり

李禹煥
1936年大韓民国慶尚南道生まれ。1961年日本大学文学部哲学科卒業。多摩美術大学名誉教授。
主な展覧会 : 2001年「Lee Ufan」展(ボン市立美術館・ドイツ)、2005年個展「李禹煥 余白の芸術」展(横浜美術館)、2007年「Resonance」展(ヴェネチアビエンナーレ・イタリア)、2008年「LEE UFAN」展(ブリュッセル王立美術館・ベルギー)、2011年「無限の提示」(グッゲンハイム美術館、アメリカ)など。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

12

JR及び南北線の駒込駅南口から約10分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。
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ギャラリー&編集事務所「ときの忘れもの」は建築家をはじめ近現代の作家の写真、版画、油彩、ドローイング等を扱っています。またオリジナル版画のエディション、美術書・画集・図録等の編集も行なっています。
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