駒井哲郎を追いかけて

駒井哲郎最晩年の価格〜駒井哲郎を追いかけて第65回

駒井哲郎最晩年の価格

この連載も65回目となりました。
画商という立場で「駒井作品を追いかける」ことが可能なのは、駒井作品を買ってくださるお客様があるからです。
私達は研究者ではないので、客の求めに応じて実物を入手し、手にとって裏表克明に点検し、そこから文献にあたったりいろいろ調べるわけですね。
もちろん一義的にはお客様への正確な情報提供とコンディション確認が目的です。うちのスタッフたちにはつねづね「ウソはつくな、先ずは正確な情報を」と言っています。高額な作品になればなるほど、その価格を担保する「正確で丁寧な情報」が必要です。
うちうちではラブレターと言っていますが、お客様にお勧めする際に、なぜこの作品が重要なのかを手紙またはメールにしたためてお送りします。その原稿がこの連載のもととなりました。
あらためてお買い上げいただいたお客様に感謝する次第です。

この連載では価格の話はあまりしていません。
<いくらで買って、いくらで売った>などという話は正確な日記でもつけていない限り、先ず疑ってかかったほうがいい。記憶なんてあてになりません
既にご案内のとおり埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。その準備のために現代版画センター時代(1974年〜1985年)の記録を久しぶりに調べましたがつくづく人間の記憶なんてあてにならないということを痛感しました。
そんな最中に、駒井哲郎作品に関する貴重な一次資料が出てきました。

1975年11月駒井哲郎価格表
自由が丘画廊が1975年11月(駒井先生死去の前年)に発行した「価格表」です。

実川暢宏さんが経営した自由が丘画廊は駒井哲郎先生(1920〜1976)の晩年の取り扱い画廊でした。土渕信彦さんや清家克久さんの連載にもしばしば登場する画廊です。

現代版画センターは駒井先生の晩年、実川さんの協力を得て「駒井哲郎全国展」を開催しました。当時の新作銅版の発表価格が45,000円モノタイプの発表価格が130,000円とリストには記載されています。
亭主の記憶の精度は50%でした(新作45,000円は記憶通り、モノタイプは150,000円と記憶していました)。
駒井作品にしばしば見られるセカンド・エディション(生前の追い刷り)についても重要な情報が記載されています。
ときの忘れものの在庫作品を例として検証してみましょう。
上掲リストの5.「岩礁」は1972年の作品で、没後の1979年に美術出版社から刊行されたレゾネ『駒井哲郎版画作品集』の289番に掲載されています。同作品集には「限定35部 E.A.」と記載されていますが、自由が丘画廊のリストでは「ed.1/30〜30/30 Sold out:/勝銑/勝複複韮邸」と記載されています。
レゾネの記載とは全く異なります。自由が丘画廊のリストでは限定30部が売り切れたので新たに10部(勝砲鮑った、と読めます。
ということは、35部+30部+症堯E.A.=75部+α(番号入りエディションが三つもあることになります)
リストの誤記ということも考えられますが、駒井作品の限定部数の確定がいかにやっかいか、おわかりになると思います。
一点一点見てゆくとまだいろいろあるのですが、今日はこの辺で・・・・

●本日のお勧め作品は上記リストにも掲載されている駒井哲郎の2作品です。
054_駒井哲郎駒井哲郎
《恩地孝四郎領》
1974年
エッチング、アクアチント(亜鉛版)
Image size: 20.8x9.5cm
Sheet size: 38.1x28.5cm
E.A.  サインあり


komai_01_gansyou駒井哲郎
《岩礁》
1972年
銅版
23.5×21.0cm
Ed.35  サインあり
※レゾネNo.289(美術出版社)

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が始まりました。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年に創立、1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。同館の広報誌もお読みください。

「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展 at 埼玉県立近代美術館。良かったです。
靉嘔から始まり、ジョナス・メカスで締め括る。ウォーホル、関根伸夫、元永定正、宮脇愛子、駒井哲郎、瑛九などそうそうたるメンバーの作品が280点も展示されていれば、そりゃあ悪い訳は無いですね。
ジョナス・メカスが大好き過ぎて、涙が出ちゃうよ〜。この詩情はほんとなんだろ。「ウーナ・メカス5才 猫とホリス(母)の前でヴァイオリンの稽古」なんてもう・・・。あ、映像作品の方は詰まらなかったです。
建築家・磯崎新の版画作品がなにげに良くて。ツボでした。「内部風景1~3」もかっこいいけど、ぺたあ〜っとした平板な色彩が80年代っぽい版画集 『REDUCTION VOL.1』が特に気に入りました。
菅井汲は約30点ほど展示されていて、こちらも見応えありました。写真と組み合わせた「スクランブル」シリーズがかっこいいですね。
初見のアーティストでは高柳裕と島州一が良かったです。

(20180120/YASUSHI ISHIBASHIさんのtwitterより)>

現代版画センターエディションNo.15 島州一「ボートの女」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
015_島州一《ボートの女》島州一
「ボートの女」
1974年
シルクスクリーン(刷り:小峰プロセス)
Image size: 40.0×45.0cm
Sheet size: 50.8×62.1cm
Ed.100  signed
現代版画センターエディションNo.15

昨日ご紹介した高柳裕先生の強い推薦で実現したのが島州一先生のエディションでした。その頃、島先生は川原の石に刷ったり、シーツにシーツを刷るなど既成の版画概念を乗り越えるような仕事をしていました。
翌1975年には全国縦断「島州一・関根伸夫クロスカントリー7,500km展」へと展開します。

パンフレット_05


◆国立近現代建築資料館で2月4日[日]まで「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s-1990s」展が開催中。磯崎新、安藤忠雄らの作品が出品されています。展覧会については戸田穣さんのエッセイをお読みください。
磯崎新「還元TOWN HALL 」磯崎新
「LECTURE HALL-I」
1982年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75  サインあり
*現代版画センターエディション

ギャラリートーク「建築版画の世界」のご案内
植田実(住まいの図書館出版局編集長)× 石田了一(石田版画工房)× 綿貫不二夫(ときの忘れものディレクター)
司会:日埜直彦
日時:1月27日(土曜日)14時から
場所:文化庁国立近現代建築資料館
住所:〒113-8553 東京都文京区湯島4-6-15
入場方法:旧岩崎邸庭園からの入館となりますので、入園料400円(一般)が必要となります。

●日経アーキテクチュアから『安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言』が刊行されました。
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>で、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されていますので、お読みください。

◆ときの忘れものは「Arata ISOZAKI × Shiro KURAMATA: In the ruins」を開催しています。
会期=2018年1月9日[火]―1月27日[木] ※日・月・祝日休廊
磯崎新のポスト・モダン(モダニズム)ムーブメント最盛期の代表作「つくばセンタービル」(1983年)に焦点を当て、磯崎の版画作品〈TSUKUBA〉や旧・筑波第一ホテルで使用されていた倉俣史朗デザインの家具をご覧いただきます。他にも倉俣史朗のアクリルオブジェ、磯崎デザインの椅子なども出品します。
版画掌誌第2号
版画掌誌第2号
オリジナル版画入り美術誌
2000年/ときの忘れもの 発行
特集1/磯崎新
特集2/山名文夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版:限定35部:120,000円(税別 版画6点入り)
B版:限定100部:35,000円(税別 版画2点入り)


●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
06駒込玄関ときの忘れものの小さな庭に彫刻家の島根紹さんの作品を2018年1月末まで屋外展示しています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

実験工房の人たち〜駒井哲郎を追いかけて第64回

昨日11月20日は駒井哲郎先生の命日でした。
*1920年(大正9年)6月14日生まれ〜1976年(昭和51年)11月20日没

埼玉県立近代美術館で実に15年ぶりとなった「「駒井哲郎 夢の散策者」展」が10月9日に終了しました。
9月9日のブログには担当学芸員の吉岡知子先生に<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>を寄稿していただきましたのでお読みください。
最終日、社長と二人でメモを取りながらじっくりと拝見したのですが、思いがけず新たな発見もあり、宿題をたくさん抱えこむ結果となりました。「新たな発見」については次回以降、すこしづつ発表してまいります。
駒井哲郎先生の業績について、従来は「銅版画の詩人」「白と黒の造形」という面ばかりが強調されてきましたが、モノタイプ作品に象徴される色彩画家としての側面、さらにはインターメディアの運動への参加(実験工房)についての考究はまだまだ不十分と言わざるを得ません。

瀧口修造が主導した実験工房は領域横断的な活動において先駆的でしたが、この秋、実験工房に参加した二人の作家〜湯浅譲二(1929年生まれ)と山口勝弘(1928年生まれ)〜の注目すべきイベントがありました。

作曲家の個展供^賁慧 × 湯浅譲二
20171030一柳・湯浅サントリー表紙
日時:2017年10月30日19時開演
会場:サントリーホール 大ホール
サントリー芸術財団の主催。毎年日本人作曲家からふたりを選び新作を委嘱して、公演するというもの。今年は一柳慧 と実験工房のメンバーだった湯浅譲二のお二人でした。

一柳・湯浅サントリープログラム縮小
<湯浅譲二氏に委嘱しておりました新作は、作曲者の体調不良により、旧作の「クロノプラスティク供廚剖別槓儿垢気擦討い燭世ました。その後順調に回復を続け、一部ですが完成した新作「オーケストラのための軌跡」を今回の演奏会で披露できる運びとなりました。約2分前後ではございますが、氏の現在のご境地の一端をお聴き頂ければ幸甚です。湯浅氏は新作の全曲完成に向け、現在も作曲を続けられています。近い将来にこの続きを聴く日が来ることを願ってやみません。(サントリーホールのHPより)>

一柳、湯浅 サントリーホール20171030開演に先立ちお二人のトークがありました。右から一柳先生、湯浅先生、聞き手の沼野雄司さん。
湯浅先生は足がご不自由な様子でゆっくりと歩かれて登場、お洒落な服装といい、ぴんと延ばした背筋に社長は「素敵だわね」とため息をついていました。
最後に演奏された一柳慧作曲『ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲』(指揮:杉山洋一、ヴァイオリン:成田達輝、チェロ:堤剛、東京都交響楽団)は世界初演でした。
白馬の騎士のごとき成田さんと、豪快な堤さんとの掛け合い、圧巻でした。客席から送られる熱い拍手に、一柳先生は何度も笑顔でもって応えておりました。
お二人とも美術に造詣が深く、戦後美術の重要な証言者でもあります。お二人の健康とますますのご活躍を祈らずにはおられません。

岡本太郎とメディアアート展 山口勝弘ー受け継がれるもの
会期:2017年11月3日[金・祝]〜2018年1月28日[日]
会場:川崎市岡本太郎美術館
20171118岡本太郎


20171118岡本太郎_裏

出品作家:岡本太郎山口勝弘、幸村真佐男、高橋士郎、中嶋興、田中敬一、原田大三郎、P.I.C.S. TECH、岩井俊雄、クリストフ・シャルル、森脇裕之、明和電機
CIMG8905山口勝弘展内覧会9出品作家
内覧会にて、出品作家の皆さん。
右端が山口勝弘先生(1928年生まれ)
2017年11月2日

CIMG8913山口勝弘展内覧会10勝井、池田
左から池田龍雄先生、勝井三雄先生、山口勝弘先生

CIMG8915山口勝弘展内覧会11池田、綿貫
池田、山口先生は三ヶ月違いの同い年。
亭主を加えると計250歳であります。

CIMG8916山口勝弘展内覧会12松本哲夫
いまや建築界の生き字引、剣持デザイン研究所代表の松本哲夫さんは一つ下の1929年(昭和4年)生まれ、とてもお元気です。

CIMG8894山口勝弘展内覧会4自作の前で
展示会場で山口先生

CIMG8897山口勝弘展内覧会5石山修武
左は建築家の石山修武先生

CIMG8899山口勝弘展内覧会6版画と令子
思いもかけず私たちが1981年にエディションした「万華鏡」が出品されていました。


CIMG8900山口勝弘展内覧会7版画と
同じく現代版画センターのエディション「Kinetic Fountain

CIMG8891山口勝弘展内覧会2映像
新発掘の映像作品「銀輪」も上映されています。

CIMG8892山口勝弘展内覧会3自作の前で
代表作「ヴィトリーヌ」シリーズの前で、山口先生。

CIMG8917山口勝弘展内覧会13太郎美術館
広大な生田緑地の一角にある美術館、緑も多いし環境抜群なのですが、向ヶ丘遊園駅から歩くのは老人には少々きついですね。行き(登り坂)はタクシー、帰りは歩きました。


二つのイベントでお目にかかった(再会した)作家たち〜一柳慧、湯浅譲二、山口勝弘、池田龍雄、勝井三雄、松本哲夫〜は皆昭和一桁生まれ、ご病気になられた方も驚異的な生命力で今もなお創作に情熱を燃やしておられます。

湯浅譲二先生は実験工房で駒井哲郎先生とコラボレーションしたことがあり、1991年の駒井哲郎展(資生堂ギャラリー)の折に、お話をうかがったことがあります。
下に紹介するのは、亭主が編集した駒井哲郎展(資生堂ギャラリー)のカタログです。
倒産後、美術の世界に戻ることなど考えもできなかったのですが、この展覧会がきっかけで再び駒井作品を追いかけることの出来る日が再来しました。
四半世紀経った今でも忘れることのできない色彩の溢れた展覧会でした。

02『没後15年 銅版画の詩人 駒井哲郎回顧展』図録
1991年  資生堂 発行
63ページ 26.0x18.0cm
収録図版:85点(油彩、水彩、銅版、木版、モノタイプ)
執筆:中林忠良、野見山暁治、駒井美子、福原義春、中村稔、河合晴生、
解題:綿貫不二夫
企画・編集:資生堂企業文化部、アルスマーレ企画室
デザイン:ディスハウス(北澤敏彦)
*シリーズ企画<資生堂ギャラリーとそのアーティスト達>の第1回展図録

この展覧会では湯浅譲二先生とのコラボレーションに使われたスライドの原画作品も出品することができました。
資生堂91年駒井展図録


資生堂91年駒井展図録レスピューグ原画2

以下は亭主の書いた図録の解題から再録です。
〜〜〜
◆実験工房第5回発表会でのスライドの原画(10〜24)
――春陽会や、サンパウロ・ビエンナーレで受賞、新進気鋭の銅版画家として脚光を浴びた駒井哲郎は、1952年(昭和27)瀧口修造を顧問格とするインターメディア集団「実験工房」に参加する。メンバーは、造形から北代省三、山口勝弘、福島秀子、写真の大辻清司、音楽からは武満徹、鈴木博義、湯浅譲二の三人の作曲家とピアニストの園田高弘、それに音楽評論の秋山邦晴、照明の今井直次、技術の山崎英夫たちであった。その第5回発表会が1953年(昭和28)9月に第一生命ホールで開かれ、駒井哲郎は湯浅譲二と組んでオートスライドの作品「レスピューグ」の共同制作を行なった。

湯浅譲二の回想(「プリントアート」17号、1974年)によれば、
……私達は当時始めて(原文ママ)出来たオート・スライドを手にして、造形、音楽が協力してインターメディア的作品を発表することになった。私は駒井さんと組んで、ロベール・ガンゾの詩による「レスピューグ」を制作した。
ガンゾの詩は、部分的に引用すると、
 朝の光だ 見よ 私達のもとへ丘が拡がる 鳥達や 花咲く樹々 そして 揺れそよぐ緑の叢にたたえる水と共に お前は やっと女らしく 肌ほてらせて あたかも私に引きしぼった恍惚の弓よ
といったものだった。駒井さんは赤や青、オレンジや黒などの色紙の上に絵具でイメージを画き、それをスライドにし、私は、フルートとピアノをもとにして、テープの逆回転などを利用しながら、日本では殆ど最初といっていい、ミュージック・コンクレートを作った。何日間もの連続徹夜での制作の末に開かれたコンサートの日に、会場の第一生命ホールで私はヘルツ・ノイローゼで倒れ、友人が薬局に走ってくれたりするあわただしさの中に、駒井さんはアルコールを大部入れて現われた。
興奮と不安、冒険への気負いが奇妙に入り混った夜だったが、いわば青春と友情のここちよい夢といった世界がそこにはあった。

………
今回出品される15点の原画はこの時のスライドのためのもので、全部で29点がパステルやグワッシュで制作されたという(作品の天地は不明)。
(以下略)
第1回 資生堂ギャラリーとそのアーティスト達 没後15年 銅版画の詩人 駒井哲郎 回顧展』カタログより

●今日のお勧め作品は、山口勝弘です。
20171130_yamaguchi_05_yoru-shinkou山口勝弘
「夜の進行」
1981年 シルクスクリーン
イメージサイズ:47.0×40.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50 鉛筆サインあり
*現代版画センターエディション

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◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催します。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
※お申込みの返信は、翌営業日となります。(日・月・祝日は休廊です。)


◆銀座のギャラリーせいほうで宮脇愛子展が開催されています。
201711MIYAWAKI「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」
会期=2017年11月20日[月]〜12月2日[土] ※日・祝日休廊
会場=ギャラリーせいほう 
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
電話:03-3573-2468
最後の新作である油彩を中心に立体(ガラス、真鍮)、ドローイング、版画など。


●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
日経アーキテクチュア(編)
B5判、約320ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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必見! 埼玉近美の「駒井哲郎 夢の散策者」展は10月9日まで〜駒井哲郎を追いかけて第63回

「今週の特集展示:駒井哲郎展」本日が最終日です。
夕方6時まで開廊していますので、ぜひお運びください。
201709komai会期=2017年9月12日[火]〜9月22日[金]
※日・月・祝日休廊
駒井哲郎の版画作品、詩画集など約10点を特集展示する他、恩地孝四郎南桂子国吉康雄フォーゲラー等の版画作品をご覧いただきます。

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左から、駒井哲郎《室内》《ある風景》《花》《賀状》

komai_shitunai駒井哲郎
《室内》
1970年
銅版
18.0×13.2cm
Ed.30  サインあり
※レゾネNo.277(美術出版社)


komai_01_gansyou駒井哲郎
《岩礁》
1972年
銅版
23.5×21.0cm
Ed.35  サインあり
※レゾネNo.289(美術出版社)


komai_04_hana駒井哲郎
《花》
1965年
銅版(アクアチント)+手彩色
12.5×9.3cm
Ed.100  サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

ときの忘れものの展示は今日でおしまいですが、
埼玉県立近代美術館で「駒井哲郎 夢の散策者」展が10月9日まで開催されており、駒井ファンならずとも必見の展覧会です。
20170911_駒井哲郎
「駒井哲郎 夢の散策者」展
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝日]
会場:埼玉県立近代美術館
時間:10:00〜17:30 (入場は17:00まで)
休館:月曜日(10月9日は開館)

世田谷美術館(福原コレクション)、東京都現代美術館につぐ、101点からなる駒井コレクション(武田光司氏旧蔵)を所蔵する埼玉県立近代美術館ですが、今回の展示には私どももお手伝いさせていただき「芽生え」「消えかかる夢」など5点を出品しています。
町田市立国際版画美術館、うらわ美術館などからも借用し、加えて駒井が影響を受けた恩地孝四郎長谷川潔、ルドン、クレー、ミロなどの作品、駒井の遺品、プレス機も展示され、総数134点の堂々たる構成です。
密度の高い銅版画を見るなら、このくらいの点数(百三十点)がちょうどいいように思います。
埼玉でしかお目にかかれない希少な作品や、刷りの非常に良い作品が多く、点数では世田谷美術館や東京都現代美術館に及ばないもののクオリティの高さでは勝るとも劣らぬ「実力」を備えたコレクションです。おそらく良い画商さんが手伝ったのでしょう。
惜しむらくは全101点を収録したカタログが無い!
1994年(寄贈者の武田氏存命時)に『果実の受胎 駒井哲郎と現代版画家群像』という展覧会が開催され、184ページからなる資料的に重要なカタログを出したのですが、なぜか全点は収録されておらず、肝心のカラー作品がモノクロ印刷だったり、印刷自体があまり褒められたレベルではなかった。もったいないというか、宝の持ち腐れですね。
今回も会期が短い上に、カタログがないのが残念ですが、せめて全容を記録するために、出品リストを掲載します。

●埼玉県立近代美術館「駒井哲郎 夢の散策者」展出品リスト
(画面を二度クリックすると拡大されます)
01


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埼玉県立近代美術館の駒井コレクションについては、企画を担当された吉岡知子さん(同館学芸員)に<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>をご寄稿いただきましたので、お読みください。

吉岡さんのエッセイに以下のくだりがあります。

武田氏はある放送局に勤めた後、独立を決意し、1971年に埼玉県越谷市で自転車を取り扱う会社を創業した。以後、「ホダカ株式会社」「株式会社マルキンジャパン」の代表取締役として会社を経営し、その情熱的な人生は、高杉良の小説『勇気凛々』(1998年、角川書店刊)に主人公として描かれている。武田氏が駒井哲郎の作品に初めて出会ったのは、おそらく昭和50年代のことで、岩手県盛岡市に友人を訪ねた折、たまたま開催されていた駒井の版画展を見たときであった。

05高杉良『勇気凛々』
1998年
角川書店 発行
318ページ
19.4x13.8cm


駒井オタクを自称し、駒井についてなら何でも来いと威張っていた亭主ですが、不勉強もいいとこで高杉良の小説は読んでいませんでした。猛省しております。
巻末に近い308〜312ページにかけて、駒井作品収集の経緯、埼玉県立近代美術館への寄贈についてが描かれています。
亭主が足しげく通った岩手県盛岡が出てくるので驚きました。小説とはいえ、綿密な調査をもとに書かれたと思いますが、腑に落ちない点もありました。
ほんとうは、そのあたりのことを詳しく調べ、このブログでご報告したかったのですが、歳のせいでめっきり作業のスピードが落ち、間に会いませんでした。
すいませんが今後の宿題とします。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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駒井哲郎の詩画集、挿画本〜駒井哲郎を追いかけて第62回

ときの忘れものでは短い会期ですが(22日まで)「今週の特集展示:駒井哲郎」を開催中です。

また北浦和の埼玉県立近代美術館では15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されています。こちらの会期は9月12日[火]〜10月9日[月・祝]です。
埼玉近美の展覧会はときの忘れものも少しお手伝いしました。若干ですが招待券がありますので、画廊にお運びいただければ差し上げます。

●展示風景
01
2階へ上がる階段には、エド・ベイナード《花》(右)と南桂子《日本の茂み》(左)

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2階応接スペースには、駒井哲郎《九つの夢から》オフセット12点組の屏風

03
2階:左から
駒井哲郎《恩地孝四郎頌》
駒井哲郎《岩礁》
小山正孝詩集『山の奥』※駒井哲郎の版画2点収録

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2階:手前から
駒井哲郎《藝大カレンダーより 》
駒井哲郎《蛇》(試刷り)

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図書室

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左から
駒井哲郎《室内》
駒井哲郎《ある風景》
駒井哲郎《花》
駒井哲郎《賀状》

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ロオトレアモン『マルドロオルの歌』※駒井哲郎の版画5点収録

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図書室入り口横には、恩地孝四郎《白い花》

12
3階へ上がる階段には、恩地孝四郎《水浴》

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階段踊り場
左)橋本一明詩集『モーツァルトの葬儀 』※駒井哲郎の版画1点収録
右)ロベール・ガンゾ訳詩集『レスピューグ』※駒井哲郎の版画3点収録

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3階
南桂子《時計台》

17
3階
左)ハインリッヒ・フォーゲラー《春》
右)ハインリッヒ・フォーゲラー《春のメルヘン》

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3階
国吉康雄《サーカスの球乗り》

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本展では駒井哲郎の版画が入った詩画集、挿画本も出品しています。

●オリジナル詩画集
01-2ロオトレアモン『マルドロオルの歌』
1952年
木馬社 発行
140ページ
27.0x19.5cm
限定350部
訳:青柳瑞穂
画:駒井哲郎
駒井哲郎の銅版画5点入り


01_マルドロオルの歌1収録作品1)
駒井哲郎
《老いたる海》
1951年
エッチング、アクアチント
16.8x12.0cm
※レゾネNo.49(美術出版社)


01_マルドロオルの歌2収録作品2)
駒井哲郎
《墓掘り人》
1951年
アクアチント、ソフトグランド・エッチング
16.8x11.7cm
※レゾネNo.50(美術出版社)


01_マルドロオルの歌3収録作品3)
駒井哲郎
《鱶とマルドロオル》
1951年
アクアチント、エッチング
17.0x11.7cm
※レゾネNo.51(美術出版社)


01_マルドロオルの歌4収録作品4)
駒井哲郎
《私は汚らしい》
1951年
エッチング、ソフトグランド・エッチング、エングレーヴィング
17.0x12.0cm
※レゾネNo.52(美術出版社)


01_マルドロオルの歌5収録作品5)
駒井哲郎
《溲瓶の王冠》
1951年
アクアチント、エッチング
16.9x11.7cm
※レゾネNo.53(美術出版社)


01_マルドロオルの歌_限定限定108/350部


01_マルドロオルの歌_奥付奥付


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04ロベール・ガンゾ訳詩集『レスピューグ』
1955年
日本未来派発行所 発行
23.2x16.1cm
限定100部
訳:平田文也
画:駒井哲郎
駒井哲郎の銅版画3点入り


02_レスピューグ1収録作品1)
駒井哲郎
《レスピューグ》
1955年
エングレーヴィング
5.0x3.0cm
※レゾネNo.80(美術出版社)


02_レスピューグ2収録作品2)
駒井哲郎
《レスピューグ》
1955年
エングレーヴィング
8.0x12.0cm
※レゾネNo.81(美術出版社)


02_レスピューグ3収録作品3)
駒井哲郎
《オリノコ》
1955年
エングレーヴィング
12.0x8.0cm
※レゾネNo.82(美術出版社)


02_レスピューグ_限定限定23/100部


02_レスピューグ_奥付奥付


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02小山正孝詩集『山の奥』
1971年
思潮社 発行
92ページ
27.2x20.2cm
限定150部
駒井哲郎の銅版画2点入り(奥付にサインあり)


04_山の奥1収録作品1)
駒井哲郎
《風景》
1971年
エッチング
10.2x11.7cm
※レゾネNo.285(美術出版社)


04_山の奥2収録作品2)
駒井哲郎
《森の中の空地(小)》
1970年
エッチング
10.4x12.0cm
※レゾネNo.284(美術出版社)


04_山の奥_限定と奥付奥付にサインあり
限定53/150部


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03橋本一明詩集『モーツァルトの葬儀 』
1971年
母岩社 発行
88ページ
22.0x13.8cm
限定60部
装幀:駒井哲郎
駒井哲郎の銅版画1点入り(サインあり)


03_モーツァルトの葬儀1収録作品1)
駒井哲郎
《樹》
1971年
エッチング
13.8x8.4cm
サインあり
※レゾネNo.287(美術出版社)


03_モーツァルトの葬儀_限定と奥付限定28/60部


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆ときの忘れものは「今週の特集展示:駒井哲郎展」を開催しています。
201709komai
会期=2017年9月12日[火]〜9月22日[金]
※日・月・祝日休廊
駒井哲郎の版画作品、詩画集など約10点を特集展示する他、恩地孝四郎南桂子国吉康雄フォーゲラー等の版画作品をご覧いただきます。


埼玉県立近代美術館では15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されています。
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝]
企画を担当された吉岡知子さん(同館学芸員)のエッセイ<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>をお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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「今週の特集展示:駒井哲郎」9月12日(火)〜9月22日(金)

ひさしぶりの @Watanuki_Ltd さんでした。それにしても、クリストでこのお値段なら…なんて思ってしまって危険でした。
(高橋裕人‏さんのtwitterより)

クリストとジャンヌ=クロード/ときの忘れもの ああ贅沢な時間だった
(BPB‏ さんのtwitterより)

常連じゃないけどアジェとドアノーの展示は見たかったしクリストとジャンヌ=クロードに関するギャラリートークも聴きたいぜ - ギャラリー ときの忘れもの : 常連のお客様に申し上げます
(肥前ナイロビさんのtwitterより)

「クリストとジャンヌ=クロード」展 at ときの忘れもの。良かったです。コラージュ作品が気に入りました。
(YASUSHI ISHIBASHIさんのtwitterより)

都内移動、移動、移動の一日。
駒込、ときの忘れもの、
とても素敵空間。
わたしなんかが行っていいのかと思う程。
柳さんのクリストトーク面白く。
21_21は妹と行く予定。

(Minako Kikuchiさんのtwitterより)

駒込に移転した「ときの忘れもの」へ。青山時代に曼荼羅のライブ観る前等に訪れてた。広くなり周囲も明るくなった。梱包しまくり「クリストとジャンヌ=クロード展」観た。帰り際スタッフさんが「そこまでやるか展」を薦めてくれた。面白そう
(紺ざしきさんのtwitterより)

昨日2017/09/01は葉山の神奈川県立近美の萬鐵五郎展を観た後2時間掛けて駒込のギャラリー時のわすれものでの元クリスト&ジャンクロードのマネージャーだった柳さんによる彼らのトークがあったので拝聴して来た。柳さんとはFBで再開したが大学を休学してNYに遊学していた82年に知り合い一緒に河原温さんのお宅にお邪魔したりした。彼はその後クリストと深く関わることになったらしい。クリストの日本での大プロジェクトのアンブレラプロジェクトにも深く参画しいろいろ秘蔵の画像や話が聞けて良かった。で、帰り掛けには2年前に個展をした近所のKOMAGOME1-14casにも久しぶりに立寄る。
(近藤昌美さんのfacebookより)

柳 正彦さんと ときの忘れものにいます。移転後の初トークイベント、柳君わかりやすいトークをありがとうございました(^-^)v
綿貫さんのお話もとても分かりやすく、スタッフの皆さんも親切でした。

(鳥海久美子さんのtwitterより)

9月2日(土)都営線で千石まで出て、「ときの忘れもの」の「クリストとジャンヌ=クロード」展へ。長年、クリスト&ジャンヌ=クロードのスタッフを務めている柳正彦さんのトーク「プロジェクトをアーカイヴする2」を聴く。先般の21_21デザインサイトでのトークの2倍の時間がかけられた、行き届いた内容のトークショーだった。
展示も、オリジナルや版画など20点ほどと、急遽決まったとはとても思えない、たいへん充実したものだった。

土渕信彦さんのfacebookより)
20170902クリスト展柳正彦GT
柳正彦さんのトーク
2017年9月2日
撮影:阿部勤


ギャラリー「ときの忘れもの」
21−21DESIGN SIGHTで行われている展示に合わせた「特集展示:クリストとジャンヌ=クロード」。行って来ました。長年クリすとのスタフをつとめてきた柳さんのギャラリートークおもしろかったです。
包むのに使われているオレンジ色の布のサンプルをもらって来ました。記念に作品を切って、持って帰る人がいるので、現場に配る為に用意するそうです。

阿部勤さんのfacebookより)
クリスト布
クリストが使った布
撮影:阿部勤


駒込に移転した新生「ときの忘れもの画廊」にて、今週の土曜日まで《クリスト展》がやっています。僕も先日観させてもらいましたが、梱包されたオリジナルの立体作品や、ドローイングが圧巻でした。ぜひっ!
光嶋裕介さんのtwitterより)

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移転後初めての個展『クリストとジャンヌ=クロード展』はおかげ様で先週9日に盛況裡に終了いたしました。
291回を数える企画展で、クリスト単独の展覧会は初めてでしたが、思いもかけず若い人や初めての方が来廊され、作品も売れて嬉しい誤算となりました。
クリストとジャンヌ=クロード夫妻の信頼を得て長年スタッフとして活躍している柳正彦さんのギャラリートークも直ぐに満席となり、お断りした方には申し訳なく思っています。

さて明日から、埼玉県立近代美術館で15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されます(会期:9月12日〜10月9日)
世田谷美術館(福原コレクション)、東京都現代美術館に継ぐ駒井コレクションを誇る埼玉県立美術館ですが、今回の展示には私どもも少しお手伝いさせていただきました。

駒井哲郎先生の作品は現代版画センター、ときの忘れものを通して取り扱い作家の柱として大切に扱ってまいりました。
今回は小規模で、会期も短いのですが「今週の特集展示:駒井哲郎」を開催いたします。
埼玉近美の展示と合わせ、ご覧いただければ幸いです。

「今週の特集展示:駒井哲郎」
会期:2017年9月12日[火]〜9月22日[金] 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊

201709komai
駒井哲郎の版画作品、詩画集など約10点を特集展示する他、恩地孝四郎南桂子国吉康雄フォーゲラー等の版画作品をご覧いただきます。


●出品作品のご紹介
054_駒井哲郎駒井哲郎
《恩地孝四郎領》
1974年
エッチング、アクアチント(亜鉛版)
Image size: 20.8x9.5cm
Sheet size: 38.1x28.5cm
E.A.  サインあり


komai_10_gajo駒井哲郎
《賀状》
1959年
エッチング
10.1×12.2cm
Ed.180  サインあり
※レゾネNo.351(美術出版社)


komai_08_geidai駒井哲郎
《藝大カレンダーより》
1974年
エッチング
8.8×8.2cm
Ed.180  サインあり


komai_shitunai駒井哲郎
《室内》
1970年
銅版
18.0×13.2cm
Ed.30  サインあり
※レゾネNo.277(美術出版社)


komai_01_gansyou駒井哲郎
《岩礁》
1972年
銅版
23.5×21.0cm
Ed.35  サインあり
※レゾネNo.289(美術出版社)


komai_04_hana駒井哲郎
《花》
1965年
銅版(アクアチント)+手彩色
12.5×9.3cm
Ed.100  サインあり


ある風景駒井哲郎
《ある風景》
1969年
アクアチント
15.0×9.5cm
Ed.500  サインあり
※レゾネNo.225(美術出版社)


蛇_600駒井哲郎
《蛇》(試刷り)
1973年
アクアチント
23.3x21.0cm
Ed.250
※レゾネNo.296(美術出版社)


071030駒井哲郎
屏風《九つの夢から》
オフセット(複製12点組)
各シートサイズ:31.2×23.5cm
屏風サイズ:137.0×273.0cm


●『マルドロオルの歌』など、挿画本、詩画集も展示します。

◆北浦和の埼玉県立近代美術館で「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されます。
20170911_埼玉近美
埼玉県立近代美術館ニュース[ソカロ] 2017年8月・9月号
20170911_駒井哲郎20170911_駒井哲郎_裏

「駒井哲郎 夢の散策者」展
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝日]
会場:埼玉県立近代美術館
時間:10:00〜17:30 (入場は17:00まで)
休館:月曜日(9月18日、10月9日は開館)

東京の日本橋に生まれ、少年の頃から西洋の銅版画に魅了された駒井哲郎(1920-1976)。1950年代初めに清新な作風で一世を風靡し、戦後日本における銅版画の先駆者として、技法と表現の可能性を探求し続けました。「夢こそ現実であればよい」という願望を抱いていた駒井は、まるで夢と現実の狭間を散策するかのように、瞼の裏に浮かぶ夢や幻想を、繊細な感性で現実の版に刻んでいきます。また文学にも造詣が深く、詩人との協同作業により取り組んだ詩画集では、言葉との格闘を経て生まれた豊穣なイメージが展開されています。深い思索と自由な精神で、夢と現実が交錯する詩的な世界を描き出した駒井の作品は、没後40年を経た今日もなお、観る人の心を静かに揺さぶります。
当館では、平成4年度より数回にわたってホダカ株式会社、株式会社マルキンジャパンからご寄贈いただいた駒井哲郎の作品を約100点所蔵しています。本展では、このコレクションを中心に初期から晩年までの足跡をたどり、影響を受けた美術家にも触れながら、駒井哲郎の魅力に迫ります。
その他の出品作家:オディロン・ルドン、パウル・クレー、ジョアン・ミロ、恩地孝四郎、長谷川潔(埼玉県立近代美術館HPより転載)

吉岡知子<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>

企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション

吉岡知子
(埼玉県立近代美術館学芸員)

 埼玉県立近代美術館では、9月12日から10月9日まで、企画展「駒井哲郎 夢の散策者」を開催する。
 この展覧会で主にご紹介するのは、故武田光司氏が蒐集し、平成4(1992)年度から3回にわたって当館にご寄贈いただいた101点の駒井哲郎コレクションである。駒井哲郎と言えば、約500点を蒐集した資生堂名誉会長の福原義春氏をはじめ、熱心なコレクターが多く、それぞれのコレクションには蒐集した人の意志が色濃く反映されている。では、駒井哲郎に魅せられ、101点の作品を蒐集した武田光司氏(1938-2001)とは、どのような人物だったのだろうか。
 武田氏はある放送局に勤めた後、独立を決意し、1971年に埼玉県越谷市で自転車を取り扱う会社を創業した。以後、「ホダカ株式会社」「株式会社マルキンジャパン」の代表取締役として会社を経営し、その情熱的な人生は、高杉良の小説『勇気凛々』(1998年、角川書店刊)に主人公として描かれている。武田氏が駒井哲郎の作品に初めて出会ったのは、おそらく昭和50年代のことで、岩手県盛岡市に友人を訪ねた折、たまたま開催されていた駒井の版画展を見たときであった。駒井哲郎のことは全く知らなかったそうだが、この展覧会を見て、「清潔、真摯、ナイーブ、ヒューマン」という印象が次々に心に浮かんだという(註1)。
 盛岡での展示をきっかけに駒井作品に魅せられた武田氏は、コレクションを開始し、南天子画廊や不忍画廊などで、あるときはまとめて、あるときは1点ずつ作品を買い求めた。そして、1991年に会社が創業20周年を迎えたとき、社員の奮闘の証を永遠に遺し、かつ幅広い人々に末永く喜んでもらえるという理由から、蒐集した駒井作品を当館に寄贈することを決意された。こうして当館は平成4(1992)年度に95点、さらに平成11(1999)年度に4点、平成13(2001)年度に2点をご寄贈いただき、101点の駒井哲郎コレクションを所蔵することとなった。しかし、武田氏は最後の寄贈を終えた後、旅行先の中国で急逝。最後にご寄贈いただいた2点のタイトルは、奇しくも《夢の始まり》と《夢の終り》であった(註2)。
 武田氏の駒井コレクションは《束の間の幻影》などの代表作を含み、初期から晩年までの足跡をたどることができるものとして、大変貴重である。当館ではこれまでに二度、武田氏のコレクションをまとめてご紹介した。一度目は、最初の95点の寄贈を記念して1994年に開催した企画展「駒井哲郎と現代版画家群像 果実の受胎」。この展覧会では、武田氏のコレクションとともに、駒井に影響を受けた次世代の版画家18人の作品を紹介し、現代版画の多様な展開を探った。二度目は、2002年12月から翌年1月にかけて、全101点を公開したコレクション展「駒井哲郎の世界―黒と白の詩情」で、この展示は2001年暮れに急逝された武田氏を偲ぶものであった。

「果実の受胎」展_展覧会会場風景企画展「駒井哲郎と現代版画家群像 果実の受胎」展示風景(埼玉県立近代美術館、1994年)

 今回の展覧会「駒井哲郎 夢の散策者」は、およそ15年ぶり三度目となる武田氏のコレクション全点公開の機会である。加えて、近隣の美術館や所蔵家から作品や資料をお借りし、駒井にとって重要な活動である詩画集、愛用のプレス機や道具、また駒井が敬愛した美術家として、オディロン・ルドン、パウル・クレー、ジョアン・ミロらの作品もご紹介する。駒井が共鳴したこれらの美術家には、音楽や文学への深い造詣、美術史上の流派に分類しきれない作風の展開、夢や幻想といった意識下の世界に対する鋭敏な感性、といった共通点が見出せる。また、彼らの作品は一見すると控え目で、リリカルで、ときにユーモラスだが、その奥には作り手の深い思索と葛藤が潜んでいる。
 駒井もまたそのような美術家のひとりであった。音楽や文学に強く惹かれ、その作風は特定の流派に位置づけることなどできず、自己の内面に浮かぶ夢や幻想に眼を向け続けた。中でも、駒井を語るうえで欠かせないのは、「夢」という主題だろう。「夢と現実。私にはそのどちらが本当の実在なのかいまだに解らない。」と語った駒井にとって、瞼の裏に浮かぶ夢や幻想は、決して非現実的なものではなく、現実と同じ強度を持つものとして存在した。初期の「夢」の連作から、晩年の色彩豊かなモノタイプまで、作風を少しずつ展開させながら、まるで夢と現実の間を散策するかのように行き来し、二つが交錯する世界を鋭い感性で銅版に刻み続けた。駒井にとって制作とは、心に浮かぶ幻影をなんとかして現実の世界に定着させるための極めて切実な行為だったに違いない。
 その結晶として生まれた作品には、静謐な詩情が漂い、奥底には自己の内面に真摯に向き合った痕跡が見え隠れする。だからこそ駒井の作品は、没後40年を経た現在でも、観る人の心を揺さぶり、魅了して止まないのではないか。
 会期は一ヶ月弱という、幻影のような「束の間の展覧会」に、ぜひご来場いただきたい。
よしおか ともこ

(註1)武田光司「「創業20周年の記念として」―駒井作品のコレクション」『埼玉県立近代美術館ニュース ソカロ』第47号、1994年5月
(註2)武田氏の駒井コレクションについては、以下の文献に詳しい。平山都「COLUMN 08 コレクター 武田光司氏の英断」『たまもの 埼玉県立近代美術館のコレクションより』埼玉県立近代美術館、2012年

吉岡知子(よしおか・ともこ)
1982年東京生まれ。2008年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。同年より埼玉県立近代美術館学芸員。専門は日本近代美術史。主な担当展覧会は「原田直次郎展」(2016年)。

●展覧会のご案内 「駒井哲郎 夢の散策者」
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝]
会場:埼玉県立近代美術館
休館:月曜日(祝日または県民の日の場合は開館)
駒井哲郎 (1920-1976) は戦後日本を代表する銅版画家のひとりで、静かな詩情漂う作風はいまなお見る者を魅了し続けています。当館は初期から晩年までの駒井の作品を約100点所蔵しています。この展覧会では、当館のコレクションを中心に、詩人との共同制作などにも焦点を当てながら、駒井の創作活動をさまざまな視点から読み解きます。(埼玉県立近代美術館HPより転載)

●講演会「駒井哲郎と書物の世界」
講師:堀江敏幸(作家)
日時:9月16日(土)13:30〜15:00(開場は13:00)
場所:埼玉県立近代美術館2階講堂
料金:無料
20170911_駒井哲郎


20170911_駒井哲郎_裏

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●今日のお勧め作品は駒井哲郎です。
20170911_komai_onti-syo駒井哲郎
「恩地孝四郎頌」
1974年
アクアチント(亜鉛版)
20.7×10.0cm
サインあり
※レゾネNo.309(美術出版社)

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


クリストとジャンヌ=クロード展は本日が最終日です。
201708_christo_会期:2017年8月29[火] 〜9月9日[土]
クリストの希少なオリジナル作品(オブジェ、コラージュ)はじめ、版画など約20点をご覧いただきます。
出品作品の詳細はコチラをご覧ください。


◆ときの忘れものは次回「今週の特集展示:駒井哲郎展」を開催します。
201709komai
会期=2017年9月12日[火]〜9月22日[金]
※日・月・祝日休廊
駒井哲郎の版画作品、詩画集など約10点を特集展示する他、恩地孝四郎南桂子国吉康雄フォーゲラー等の版画作品をご覧いただきます。


●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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没後40年 駒井哲郎「丸の内風景」はいつ作られたか〜駒井哲郎を追いかけて第61回

昨日終了したルリユール 書物への偏愛―テクストを変換するもの―展にはたくさんの皆さんにご来廊いただきありがとうございました。
初めての試みでしたが、羽田野麻吏さん、市田文子さん、平まどかさん、中村美奈子さんの参加作家たちの協力で、とても親密な感じの展示ができたと思っています。
作品の一部はときの忘れもののコレクションとしていつでも画廊でご覧になれます。またご希望の書物についての注文製作についても承りますので遠慮なくお問合せください。
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一昨日11月18日はマン・レイの命日でしたが、その二日後に東京藝術大学教授の現職のまま、56歳で逝ったのが駒井哲郎先生でした。
本日11月20日は駒井哲郎先生の命日です。マン・レイと同じく没後40年になります。
1920年(大正9年)6月14日生まれ - 1976年(昭和51年)11月20日没

久しぶりに駒井作品をご紹介します。
慶應義塾普通部に在学中の15歳の頃から西田武雄のもとで銅版画を制作し始めた駒井先生は根っからの「銅版の子」でした。
その初期を代表する作品として必ずといっていいほど紹介されるのが「丸の内風景」です。
冬の丸の内風景_トリミング_600
先日私たちが入手した作品の実物画像です。

冬の丸の内風景_年記
作品左下に鉛筆で<rue en hiver 1937>と記載。

冬の丸の内風景_タイトル
作品右下には同じく鉛筆で<冬の丸ノ内風景>と記載。

駒井先生が生前刊行した『駒井哲郎銅版画作品集』(1973年 美術出版社)に収録された227点(その他に賀状、案内状など10点を所収)のうち、一ページ大の口絵には56点が選ばれていますが(つまり自選の代表作)、そのトップを飾ったのがこの「丸の内風景」で、戦前の作品で掲載されたのはこの作品のみです。
先生ご自身がはがき半分ほどのこの小品をいかに重視していたかがわかります。
原版もずっと保存され、後年になってご自身も刷るし(セカンドエディション)、お弟子さんたちにも刷らせているので、部数は相当あります。私たちも今までにずいぶんと扱ってきました。
ところが今回入手した作品は以前に扱ったものとは少々異なる点がありました。
上に掲載したとおり、この作品には自筆サインと限定番号の他に余白に二つの書き込みがありました(書き込み自体が珍しい)。

さて、弱った。
駒井ファンなら今回の作品に書き込まれた駒井先生自筆のデータに「?」と思ったはず。
詳しく論じる前に、先ずは関連資料にあたりましょう。
亭主の本棚の駒井コーナーにはいろいろな文献がありますが、必ず目を通す三種の神器ならぬ5冊の基本資料があります。

1)『駒井哲郎銅版画作品集』(1973年 美術出版社)
2)『駒井哲郎版画作品集』(1979年 美術出版社)
3)『駒井哲郎展』カタログ(1980年 東京都美術館 発行は東京新聞)
4)『駒井哲郎ブックワーク』(1982年 形象社)
5)『駒井哲郎 1920-1976』カタログ(2011年 世田谷美術館他で開催 発行は東京新聞)

1)は駒井先生が生前自ら手がけた唯一の作品集です。
2)はそれを基本に漏れていたものや誤記を修正した没後刊行の作品集で、通常私たちがレゾネといっているのはこの本です。
3)は没後に開催された大回顧展のカタログで、東京都美術館(現在は東京都現代美術館に移管)が収蔵する大コレクションが基本になっています。
4)は駒井先生のブックワークに限っての詳細な書誌で、銅版画の全てを網羅しているわけではないのですが、書誌的正確さでは一頭抜きん出ており、とても重宝しています。
5)はいまや質量ともに最大の福原コレクション(世田谷美術館)の展覧会カタログで、駒井先生が密かに作り続けたモノタイプ(1点しかない版画)に関しては最も充実しており、モノタイプについて語るにはこのカタログが基本文献になります。
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今回の駒井先生の初期作品について、上掲1)2)3)の文献を参照すると、すべて生前刊行の1)を踏襲したデータが記載されています。

丸の内風景
エッチング
9.0×5.0cm 1938
限定30部 E.A.


IMG_4047_m
『駒井哲郎版画作品集』(美術出版社、1979年刊)の表記

IMG_4048_m
同奥付
この本を通常「レゾネ」としています。

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しかるにですね、今回私たちが某家から入手した作品(上掲画像参照)を素直に見て、作品のデータを記載すると、以下のようになります。

駒井哲郎
冬の丸ノ内風景 rue en hiver
1937年
エッチング
Image size: 9.2x5.1cm
Sheet size: 24.7x18.6cm
限定25部(9/25) サインあり

レゾネ類の記述と大きく異なる点が三つあります。
先ず、タイトル「冬の丸ノ内風景」とありますが、まあこれは誤差のうち(笑)。
フランス語のrue en hiver を直訳すると 「冬の道」です。
次に、制作年が1937年と記載されています。これは大問題ですね。
三番目に、限定部数が25部です。これは駒井作品によくあることなので・・・・

有名な作品なので、「丸の内風景」を所蔵する美術館はたくさんあります。
主要美術館の目録から確認すると、
東京都現代美術館には同じものが2点あり(ともにEp.d'artiste)
世田谷美術館の福原コレクションにも2点あり(ともにEp.d'artiste)
町田市立国際版画美術館に1点(Ep.d'artiste)
いかに駒井先生がセカンドエディションが多かったか、EAという番外作品を多数刷ったかがわかります。

ところが埼玉県立近代美術館の所蔵作品にはきちんと限定番号が入っています。
20150915_komai1
『果実の受胎 駒井哲郎と現代版画家群像』図録41ページ(1994年 埼玉県立近代美術館)より

20150915_komai216/25

これで、「丸の内風景」には少なくとも限定30部と限定25部の二つのエディションがあることが確認できますね。
EAを加えれば100部近い部数が生前刷られたのではないでしょうか。
先日ご紹介した「夜の中の女」や「悪僧」の入手困難さと比べてください。

問題は私たちが入手した9/25に記載された「1937」の数字です。
駒井先生の書き間違いなのか、それとも文献が間違っているのか。
私達は今まで名作「丸の内風景」は駒井先生18歳のときの制作と思ってきましたが、もし1937年だとすると17歳のときになる。

実物(の記述)が正しいのか、文献が正しいのか。
草間彌生先生の作品にもこういう実物情報と文献記述の食い違いがあることを以前書きましたが、まことに悩ましい。

再び奇跡が起こった〜駒井哲郎「悪僧」〜駒井哲郎を追いかけて第60回

韓国ソウルのアートフェアKIAFが終了し、昨夜遅くスタッフたちが帰国しました。
京都から参加してくださった出展作家の野口琢郎さん、通訳として遠路釜山から遠征してくださった井手さん、ご苦労さまでした。
フェアの様子は26日のブログにスタッフSがレポートする予定です。
出張の疲れを癒す間もなく、来月は台湾のアート台北に出展するので、スタッフはたいへんです。毎月海外というのは少しきついなぁと反省しています。

亭主は昨日も朝から昼まで病院で、リハビリとレントゲン、診察でへとへとになりました。おかげさまで回復は歳相応に順調らしいのですが、まだまだ先は長いようです。

10月12日のブログで「山口長男とM氏コレクション展」で展示している駒井哲郎をはじめ、古茂田守介、加納光於の珍しい銅版画作品をご紹介しました。
03
(右から桂ゆき、加納光於、駒井哲郎3点)

中でも「夜の中の女」と「悪僧」は、数多ある駒井作品の中でも希少中の希少作品であると強調しました。
駒井追っかけ歴、半世紀を誇る亭主も、「夜の中の女」に市場でめぐりったのはただの一回だけ(それも大魚を逸してしまった)、「悪僧」は回顧展で見ただけで入手の機会は一度もありませんでした。
11駒井哲郎
「夜の中の女」
1951年
インタリオ
22.9×18.0cm
Ed.25(5/25)    Signed
*Raisonne No.45(『駒井哲郎版画作品集』美術出版社 1979年)
*1/25〜8/25のみ刷られた

12駒井哲郎
「悪僧」
1950年
アクアチント
17.6×14.6cm
Ed.20(1/20)  Signed
*Raisonne No.30(『駒井哲郎版画作品集』美術出版社 1979年)
*1/20〜8/20のみ刷られた

いずれも作家自身によって各8部が刷られただけで、原版は失われており、セカンド・エディションはもちろん、没後の後刷りもありません。
この2点の駒井作品がいかに貴重かつ希少かについては、先日のブログで述べたとおりです。
代表作とされる束の間の幻影」は生前に幾度も刷られており、この2点に比べたら入手するのは数十倍も簡単です。
駒井《悪僧》1/20サイン

駒井《悪僧》1/20エディション番号

上掲は、今回展示している「悪僧」のサインと限定番号の拡大図版です。
入手できただけでも「奇跡」なのに、限定番号が1/20ですから、亭主の興奮をご理解いただけると思います。

駒井《悪僧》8/20
いくら興奮したからと言って同じ作品図版を幾度も載せるな、くどい、と言われそうですが、よくご覧になってください。上掲の1/20とは異なる「悪僧」です。

駒井《悪僧》8/20サイン

駒井《悪僧》8/20エディション番号

奇跡が二度起こった!
駒井作品の最も入手が難しいといわれる「悪僧」を、それも1/20を入手できた亭主は、有頂天になっていたのですが、なんと、2点目の「悪僧」、それも最後の8/20と記載された作品が突然舞い込んできたのです
長い画商人生でもこのようなことははじめてです。
70年近く前、僅か8部しか刷られなかった小さな銅版画のうち2部が数ヶ月の間に一箇所に集まってきた、これを奇跡と言わず何と言おうか。
いま亭主は、人生で二度とないような幸運を得た喜びと、その代償がはたしてどんなことになるのかと震える思いであります。

◆ときの忘れものは「山口長男とM氏コレクション展」を開催しています。
201609_Mcollection
会期:2016年10月12日[水]〜10月22日[土]
*日曜、月曜、祝日休廊

出品作家:津田青楓、仙波均平、山口長男、緑川廣太郎、オノサト・トシノブ桂ゆき、古茂田守介、駒井哲郎、高橋秀、加納光於

1950年代から70年代にかけて王様クレヨンや画廊を経営していたM氏は多くの画家たちと親交し、彼らのパトロン的存在でもありました。本展では山口長男の代表作「五つの線」(1954年、油彩、180×180cm、第39回二科展、翌年の第3回サンパウロ・ビエンナーレ展出品作品)をはじめ、M氏がコレクションした作品20点をご覧いただきます。
●出品全作品を収録した「山口長男とM氏コレクション展」カタログを制作しました。

201610_M氏カタログ_600『山口長男とM氏コレクション展』カタログ
2016年
ときの忘れもの 発行
テキスト:三上豊(和光大学)
和英併記、20ページ
25.7×18.2cm
500円(税別) ※送料250円
 メールにてお申込みください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

駒井哲郎の超希少作品「山口長男とM氏コレクション展」より〜駒井哲郎を追いかけて第59回

日本を代表する銅版画家といえば、長谷川潔、駒井哲郎、池田満寿夫浜口陽三などの名が浮かびます。
なかでも駒井哲郎は多くの後進を育て大学における版画教育の道筋をつけた指導者として忘れてはならない存在です。

本日から開催する「山口長男とM氏コレクション展」には駒井哲郎をはじめ、古茂田守介、加納光於のいずれも希少な銅版画作品を出品しています。
これだけの珍しい銅版画がM氏のもとに偶然あったとは思われず、M氏が経営していた絵の具会社と銅版を制作する画家たちとの何らかの因縁を感じさせます。
08古茂田守介
(作品名不詳)
モノタイプ、手彩色
18.5×20.5cm
Signed


09古茂田守介
「裸婦と貝殻」
1959年
エッチング
15.0×18.5cm
Signed


10古茂田守介
「カレイ」
1959年
エッチング
15.0×18.0cm
Signed


16加納光於
「紋章のある風景」
1957年
エッチング
19.5×21.3cm
Ed.15   Signed
*Raisonne No.42(『KANO mitsuo 1960-1992 catalogue raisonne & documents』小沢書店 1994年)
ただし、レゾネには1958年と記載

中でも圧巻は駒井哲郎の「夜の中の女」と「悪僧」の2点です。
11駒井哲郎
「夜の中の女」
1951年
インタリオ
22.9×18.0cm
Ed.25(5/25)    Signed
*Raisonne No.45(『駒井哲郎版画作品集』美術出版社 1979年)
*1/25〜8/25のみ刷られた

12駒井哲郎
「悪僧」
1950年
アクアチント
17.6×14.6cm
Ed.20(1/20)  Signed
*Raisonne No.30(『駒井哲郎版画作品集』美術出版社 1979年)
*1/20〜8/20のみ刷られた

2点とも異様な作品です。
暗い! 不気味ですらあります。
とても人好きする作品とは思えません。そんなこともあってか、いずれも作家自身によってそれぞれ8部しか刷られておらず、後刷りも一切ありません。
この2点の駒井作品がいかに貴重かつ希少かについて述べたいのですが、少し遠回りします。

駒井先生は生涯にどのくらいの銅版画作品をのこしたのでしょうか。
亭主の私見では600点ほどと思われますが、没後40年を経たいまでも新発掘のもの(特に初期作品)が次々と見つかってきています。
そういう「新発掘の作品」も画商にとっては格好の獲物といえますが、ここでは逆に「駒井ファンなら誰でも知っているけれど(イメージが印刷物などで浸透している)、入手がめちゃくちゃ難しい」作品について考えてみました。

駒井先生が生前自ら自選した『駒井哲郎銅版画作品集』(1973年 美術出版社)には227点の銅版画が収録されています。
15歳の頃から銅版を始めて1976年に56歳で亡くなるまで約40年間、銅版画一筋に歩んだわけですから、227点というのは少なすぎるというのは、駒井研究者はもちろん、駒井作品を扱う画商のあいだでは共通の認識でした。
没後に刊行された『駒井哲郎版画作品集』(1979年 美術出版社)には366点が収録されました。
さらに没後の1980年に東京都美術館で開催された大回顧展『駒井哲郎銅版画展図録』には409点が収録されています。
この3冊の作品集が、駒井研究の基本文献ということになりますが、これらにはほとんど収録されていないのがモノタイプ作品です。福原義春氏のコレクションによる世田谷美術館+町田市立国際版画美術館で開催された『駒井哲郎 1920ー1976』展図録(2011年 東京新聞)には349点が収録されており、特筆すべきは上記3冊にはほとんど収録されていないモノタイプ作品が多数収録されています。

ここではモノタイプはひとまずおいて、エッチングなどの銅版画に絞り話を進めます。
1973年の生前の銅版画作品集、没後1979年に刊行された版画作品集作品集、そして1980年の東京都美術館の回顧展図録、この3冊のすべてに収録されていて「駒井ファンなら誰でも知っている」銅版画をいくつかあげてみましょう。
「丸の内風景」(1938年)
「束の間の幻影」(1951年)
「記号の静物」(1951年)
「教会の横」(1955年)
「R夫人像」(1970年頃) 
これらの作品が、駒井作品の代表作であることは異論がないでしょう。
ではこれら代表作が入手が難しいかというと、実はそんなことはありません。生前から人気だった束の間の幻影」は幾度も刷られており、今でもときどき市場に出てきます。
それに比べて、画集や回顧展で目にしてイメージとしては強烈に印象に残っていながら、入手がめちゃくちゃ難しい作品の筆頭が「思い出」(1948年)であり、今回の「夜の中の女」と「悪僧」なのです。

亭主が駒井作品を初めて入手した作品は「岩礁にて」(1970年)で、筑摩書房から刊行された「現代版画 駒井哲郎」に挿入されていて定価28,000円でした。
以来半世紀近く、駒井哲郎を追いかけてきたのですが、「思い出」を扱ったのはただの一度だけ、「夜の中の女」は今から15年ほど前、ある画商さんから勧められたのですが、あまりに状態が悪く(にもかかわらず価格が非常に高かった)、躊躇しているうちに他にさらわれてしまった。痛恨の極みでした。
「悪僧」は全く縁がありませんでした。

M氏コレクションの中に、「夜の中の女」と「悪僧」があることを知ったのは数年前ですが、今回ようやく入手することができた次第です。
駒井先生が自ら記録したとおり、この2点の作品は限定部数の分母が25(夜の中の女)と20(悪僧)なのに、実際には1番〜8番のみが刷られたに過ぎません、原版も残っていません。
山口長男の大作はもちろんですが、駒井哲郎の希少な2点も今回の展覧会でぜひ注目していただきたい作品です。

◆ときの忘れものは「山口長男とM氏コレクション展」を開催しています。
201609_Mcollection
会期:2016年10月12日[水]〜10月22日[土]
*日曜、月曜、祝日休廊

出品作家:津田青楓、仙波均平、山口長男、緑川廣太郎、オノサト・トシノブ桂ゆき、古茂田守介、駒井哲郎、高橋秀、加納光於

1950年代から70年代にかけて王様クレヨンや画廊を経営していたM氏は多くの画家たちと親交し、彼らのパトロン的存在でもありました。本展では山口長男の代表作「五つの線」(1954年、油彩、180×180cm、第39回二科展、翌年の第3回サンパウロ・ビエンナーレ展出品作品)をはじめ、M氏がコレクションした作品20点をご覧いただきます。
●出品全作品を収録した「山口長男とM氏コレクション展」カタログを制作しました。
 テキスト:三上豊(和光大学)、和英併記、20ページ
 500円(税別) ※送料250円
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南画廊と駒井哲郎〜駒井哲郎を追いかけて第58回

ただいま開催中の「アートブック・ラウンジVol.2〜画廊のしごと(南画廊のカタログ)」では、戦後の現代美術を画商として牽引した南画廊のカタログを特集展示しています。
志水楠男さんが1956(昭和31)年6月に設立した南画廊は、閉廊した1979年11月までに199回の展覧会を開催しています。

亭主が南画廊の志水さんを初めて訪ねたのはを1974年でした。
美術のびの字も知らないのにいきなり新聞社の新規事業の一環として「現代版画センター」を設立することになり、先ず相談にあがったのが高校生のときからお世話になっていた井上房一郎さんでした。井上さんは直ぐに鎌倉の土方定一先生(当時神奈川県立近代美術館館長)のところに連れていってくださり、そこから亭主は久保貞次郎先生を知り、版画の道へと進みます。
井上さんは同時に「東京画廊の山本さんと、南画廊の志水さんを訪ねなさい」と助言してくれました。いま思うと28歳の若造にその後の筋道をつけてくれた井上さんの的確な目と助言に感謝するばかりです。

そうして知った南画廊は当時美術界の輝ける大画廊でした。
「私設外務省」という比喩がぴったりな、サム・フランシスジャスパー・ジョーンズなど海外から来る作家やコレクターの多くが南画廊の志水さんを頼ってくるのでした。

南画廊の最初の展覧会(1956年6月)は「駒井哲郎銅版画個展」でした。
若い志水さんが30歳で自分の画廊を開くにあたり、駒井先生を最初の作家に選んだことは、その後のお二人にとって画期的なことでした。
南画廊史である『志水楠男と南画廊』所収の年譜によれば<開廊記念展には「現代日本美術のパイオニアは誰か」と考えた末に、当時、銅版画家として清冽な作品を制作していた新人駒井哲郎を選んだ。>とあります。

19560618南画廊(駒井哲郎展)
南画廊の最初の展覧会「駒井哲郎銅版画個展」の案内状


上掲は志水さんが画廊の案内状として印刷したものですが、駒井先生はいかにもコレクターを大切にする銅版画家らしく、印刷の案内状とは別に手刷りの銅版画による案内状も制作しています。
南画廊案内状1956年
駒井哲郎
「南画廊開廊記念個展案内状」(仏文、別に和文のものもあり)
会期=1956年6月18日〜23日
銅版
12.0×17.6cm

南画廊案内状1958年
駒井哲郎
「南画廊個展案内状」(仏文、別に和文のものもあり)
会期=1958年12月15日〜20日
銅版
12.0×17.6cm


志水さんはその後、大画商としての地歩を固めていきます。
駒井先生は1956年の開廊記念展、1958年と1960年の計3回の個展を南画廊で開催し、その都度、オリジナル銅版画による案内状を制作しています。

駒井先生の手刷りの銅版による南画廊の1960年の個展案内状を入手した当時20代のあるサラリーマンはそれをきっかけに駒井作品の蒐集につとめ、やがて500点を超える大コレクションをつくるにいたります。自分で好きなものだけを集めた結果だけれど、文化財は社会のものでもあるからと考えたその人はすべてを世田谷美術館に寄贈します(「再び福原コレクションについて 発見された駒井哲郎」)。
駒井哲郎_個展案内状_二匹の魚
駒井哲郎
「南画廊個展案内状(二匹の魚)」
会期=1960年4月18日〜28日
銅版(福原コレクション)

たった一枚の案内状ですが、駒井哲郎先生、志水楠男さん、福原義春さんのそれぞれの大きな物語になっていったことを思うと、感慨深いものがあります。

駒井哲郎《芽生え》駒井哲郎
《芽生え》
1955年  銅版
15.5×28.0cm
Signed

駒井哲郎「嵐」
駒井哲郎
「嵐」
1962年 エッチング(亜鉛版)
18.5×18.5cm
Ed.20 Signed
※レゾネNo.175(美術出版社)

駒井哲郎《街》駒井哲郎
《街》
1973年  銅版
23.5×21.0cm
Ed.250 Signed
※レゾネNo.298(美術出版社)


●今日のお勧めは、貴重文献『志水楠男と南画廊』です。
onosato_10『志水楠男と南画廊』
1985年
発行:「志水楠男と南画廊」刊行会
27×26.5cm 251ページ
執筆:大岡信、志水楠男、難波田龍起、今井俊満、小野忠弘、木村賢太郎、加納光於、オノサト・トシノブ、菊畑茂久馬、宇佐美圭司、野崎一良、靉嘔、中西夏之、清水九兵衛、飯田善國、戸村浩、菅井汲、保田春彦、桑原盛行、他
頒価:16,200円(送料250円)

*志水さん没後、ご遺族によって刊行された南画廊の全記録。60〜70年代の世界の現代美術を知る上で、第一級の資料です。
特に巻末におさめられた座談会の顔ぶれと内容が凄い。
出席者は大岡信、東野芳明、読売の名物記者であり日本の現代美術の影の仕掛け人だった海藤日出男、志水さんを画商の道に導き最初のパートナーだった東京画廊の山本孝、志水さんの同級生でパトロンでもあった山本陽一(日本ノボパン工業社長)の5人が志水さんの生涯を率直に語り合っています。

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆ときの忘れものは「第2回アートブック・ラウンジ〜画廊のしごと(南画廊のカタログ)」を開催しています。
モンドリアン本棚「第2回アートブック・ラウンジ〜画廊のしごと(南画廊のカタログ)」
会期:2016年6月14日[火]〜6月25日[土]
*日曜、月曜、祝日は休廊
志水楠男が設立した南画廊が1956年から79年に開催した199回の展覧会から、1959年の今や伝説となったフォートリエ展はじめ、ヤング・セブン展、中西夏之展、サム・フランシス展などのカタログ50冊を頒布します。南画廊の作家たちー靉嘔、オノサト・トシノブ、駒井哲郎、菅井汲、嶋田しづ、山口勝弘、山口長男、難波田龍起、加納光於の作品を展示し、1968年10月南画廊で刊行記念展が開催された瀧口修造『マルセル・デュシャン語録』(M・デュシャン、荒川修作、J・ジョーンズ、J・ティンゲリー)の完璧な保存状態のA版も出品します。

同時開催:ここから熊本へ〜地震被災者支援展
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ギャラリー&編集事務所「ときの忘れもの」は建築家をはじめ近現代の作家の写真、版画、油彩、ドローイング等を扱っています。またオリジナル版画のエディション、美術書・画集・図録等の編集も行なっています。
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