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スタッフSの細江英公展、飯沢耕太郎ギャラリートーク・レポート

スタッフSの細江英公展、飯沢耕太郎ギャラリートーク・レポート

 読者の皆様こんにちは、この記事が公開される頃にはマイアミで四苦八苦しております、スタッフSこと新澤です。
 今回レポートさせていただくのは、11月8日に開催した写真評論家の飯沢耕太郎先生と、先日「旭日重光章」を受賞された細江英公先生によるギャラリートークです。

20171108細江飯沢GT_01トーク開始前に事務所で著作にサインする飯沢先生。

20171108細江飯沢GT_07著名なお二人のギャラリートークということで多数の参加申し込みをいただきましたが、スペースの狭さ故に多くの方に涙を飲んでいただくことに。

20171108細江飯沢GT_02お馴染み亭主の前語り。
今回の内容は先日の記事でも話題に挙げた1981年9月26日渋谷区松涛・ギャラリー方寸で開催した、シンポジウム瑛九第6回<細江英公フォトデッサン実技講座>について。

20171108細江飯沢GT_08御年84ですがまだまだ矍鑠とされている細江先生。
飯沢先生が「細江さんが来られるか分からなかったので、トークの内容は一人語りと対談の二種類を想定していた」と打ち明けると、すかさず「じゃぁ自分は半分過ぎたところで帰るから両方やってよ」の切り替えし。

 トークの内容は細江先生の生い立ちから飯沢先生が語り、そこに細江先生が補足される形で進行。
 米沢生まれ、東京育ちの細江先生ですが、近所の神社を遊び場に木登り等は勿論、木を切ってしまって怒られたりと、大分腕白でいらしたご様子。お父上とその周囲が写真を嗜んでいたり、或いは写真屋であったりと子供の頃から何かと写真に縁があり、中学生になるまで神社の社務所での写真の語り合いに顔を出し、高校に上がる頃にはご自分でも撮影されるようになっていたそうです。また、大戦中は米沢へ疎開されていた細江先生ですが、この頃の体験が後の「鎌鼬」の構成に強く影響を与えていたり、後の実験映画「へそと原爆」(1960年)に活かされていたりと、とかく原体験というものが作家の成長と方向性に重要であることを教えていただきました。

20171108細江飯沢GT_11トーク中の廊下。
部屋の入り口に座っているのは、細江先生の御子息で、自身も写真家の細江賢治先生。
階段はトーク開催中の社長の定位置になりつつあります。

 この後も当時の在留米軍の家族宿舎だった「グラントハイツ」に英語の勉強がてら出向いた時に撮影した女児の作品《ポーディちゃん》が「富士フォトコンテスト」学生の部で最高賞を受賞したことでその気になり、元々は早稲田大学を目指していた(英語の勉強もそのためであり、結果弁論大会で優勝するほどに習熟)所を東京写真短期大学(現・東京工芸大学)に入学されたことや、そこで日本前衛美術の巨匠である瑛九からフォトグラム(瑛九自身はフォトデッサンと称する、印画紙に型紙等を置いて露光し、イメージを作る技法)を直伝されたこと、他にも瀧口修造池田満寿夫など、その後の日本美術界を牽引した人物と知己を得て、頻繁に夜通し語り合ったことなど、一般にも知られていること飯沢先生が挙げていき、細江先生が当時の出来事や行動の裏側やご自身の所感を語ってくださるという、とても贅沢な一時間をご提供いただきました。

20171108細江飯沢GT_13トーク後の集合写真。
細江先生には先日授与された旭日重光章を着けていただきました。

20171108細江飯沢GT_18細江先生とときの忘れもの社長。
来場者に著書へのサインを頼まれる合間にビール片手に一休み。

3連続トークレポートの最後となる「スタッフSの植田実×今村創平ギャラリートークレポート」の公開は、12月22日(金)の予定です。3連続と言いつつ連続ではなくなってしまいましたが、今一度お付き合いいただければ幸いです。

(しんざわ ゆう)

◆<マイアミ速報>
22時頃ホテルに戻ってきました。
着いてすぐ寝落ちしてしまい、報告メールが遅くなってしまいました。すみません。
今朝展示替えをし、正面の壁に野口さんのもう一点を掛けました。
今日は昨日に比べてだいぶ来場者が増え、昨日アートバーゼルマイアミのプレビューに行ってきたというお客様が多かったです。
夕方、葉栗さんの中品2点を購入された方、秋葉作品(F100号)を購入された方がそれぞれお見えになり、作品をお渡ししました。
昨日の帰り、変なタクシーに乗ってしまい懲りたので、今日初めてウーバーを使ってみました。
数分で車が来るし価格もタクシーより安いので、明日からも使おうと思います。
明日からマイアミも後半。
皆さんそろそろ疲れが溜まって来ているような感じです。

(12月8日14:53着 秋葉より)>

Art Miami_2017_LOGO_dates_600
ときの忘れものは「ART MIAMI 2017」に出展しています。
会期:2017年12月5日[火]〜10日[日]
ブースナンバー:A428


◆埼玉県立近代美術館の広報紙 ZOCALO の12月-1月号が発行され、次回の企画展「版画の景色 現代版画センターの軌跡」が特集されています。館内で無料配布しているほか、HPからもご覧いただけます。

◆ときの忘れものは「WARHOL―underground america」を開催します。
会期=2017年12月12日[火]―12月28日[木] ※日・月・祝日休廊
201712_WARHOL

1960年代を風靡したアングラという言葉は、「アンダーグラウンドシネマ」という映画の動向を指す言葉として使われ始めました。ハリウッドの商業映画とはまったく異なる映像美を目指したジョナス・メカスアンディ・ウォーホルの映画をいちはやく日本に紹介したのが映画評論家の金坂健二でした。金坂は自身映像作家でもあり、また多くの写真作品も残しました。没後、忘れられつつある金坂ですが、彼の撮影したウォーホルのポートレートを展示するともに、著書や写真集で金坂の疾走した60〜70年代を回顧します。
会期中毎日15時よりメカス映画「this side of paradise」を上映します
1960年代末から70年代始め、暗殺された大統領の未亡人ジャッキー・ケネディがモントークのウォーホルの別荘を借り、メカスに子供たちの家庭教師に頼む。週末にはウォーホルやピーター・ビアードが加わり、皆で過ごした夏の日々、ある時間、ある断片が作品には切り取られています。60〜70年代のアメリカを象徴する映像作品です。(予約不要、料金500円はメカスさんのNYフィルム・アーカイブスに送金します)。

●書籍のご案内
版画掌誌5号表紙600
版画掌誌第5号
オリジナル版画入り美術誌
ときの忘れもの 発行
特集1/ジョナス・メカス
特集2/日和崎尊夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版ーA : 限定15部 価格:120,000円(税別) 
A版ーB : 限定20部 価格:120,000円(税別)
B版 : 限定35部 価格:70,000円(税別)


TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別) *送料250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別) *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

国立新美術館で開催中の「安藤忠雄展―挑戦―」は20万人を突破、会期も残り僅かです(12月18日[月]まで)。
展覧会については「植田実のエッセイ」と「光嶋裕介のエッセイ」を、「番頭おだちのオープニング・レポート」と合わせ読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。


●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第59回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第59回

02
(画像をクリックすると拡大します)

ひとつのシーンを横位置で撮るか、縦位置で撮るかは、大きな分かれ目だ。
三脚を立てるなら別だが、手持ちで撮るときには、充分に考えて縦横を選ぶより、直感的に判断することが多いように思う。ちょっと奇妙な感じのするこの写真も、おそらくそうやって撮られたものだろう。とっさにカメラを縦にしてシャッターを切ったのだ。

人の目玉は横についている。
だから、日常生活で物を見るときは、視線を上下させるよりも、横にスライドさせて見ているのであり、写真もまた横長に撮ることのほうが多いので、カメラ自体もそうしやすいように作られている。
横長の写真には空間の情報がたくさん写る。そこがどういう場所で、どういう状況下にあるか、どういう空気が流れているかを見るものに伝える。
一方、縦位置に切りとられた写真は、空気よりも写っている事柄を前面に押しだし、複数の要素を対置させるところがある。
撮らないかぎりは意識することのない物事の関係性が、縦位置写真には思いがけず立ち現れることがあるのだ。

と前置きしたところで、この写真の話に入っていきたい。
まず目がいくのは、壁にかかっている写真だろう。
最近、鬼籍にはいったロックスターの若き日の横顔が写っている。
縦位置写真である。顔写真は縦が多い。目鼻口などが縦に並んでいるからだ。
額の横には、柱や、ドアのパネルや、窓枠など、縦長の形のものがつらなっていて、フレームの上半分がそれらの要素で埋まっている。

では下半分はどうかというと、テーブルで占められている。
テーブルの上にはオープンリールの録音テープや映画フィルムらしきものが載っている。手前のものほど大きく写るレンズの原理により、円形の形状がより強調され、背後の長方形と対照をなしているのがおもしろい。
テーブルの背後にはサングラスの男がいる。
床にしゃがんでいるらしく、上半身の一部しかみ見えない。彼の顔の前にあるのはノートパソコンかと一瞬思ったが、時代が合わない。ほかのものがタイプライターにしろ、オープンリールのテープレコーダーにしろ、完全にアナログ時代の品々なのだから。

何かはわからないが、彼の前には平たいボックス状があるわけだ。そこに入っているものを探しているらしい。細かい文字で何か記してあるのか、目を近づける必要があって、しゃがんだのだろう。
そうやって探している最中に、何か気を引かれることが起きて、顔画面左に向けたのだ。それが何事なのかは写真からは想像がつかない。横位置だったら、あるいはヒントめいたものが少しは写ったかもしれないが、この写真にはそうした要素が皆無で、物語に入っていくルートは断ち切られてしまっている。

奇妙なのは、額に入った男も同じ方向をむいていることである。彼もまた同じことに気がついて顔をそちらにむけたのだろうか。同じことを不安がっているような表情をしている。
壁のクローズアップの男は威風堂々とした気品を感じさせるが、テーブルの下に屈みこんでる男は何かに脅えているようだ。次の瞬間には机の下に隠れたりしたかもしれない。子どもぽい、傷つきやすい人のような気がする。

大竹昭子(おおたけあきこ)

●紹介作品データ:
金坂健二
アンディ・ウォーホル
1968年
ゼラチンシルバープリント
34.0x26.7cm

金坂健二 Kenji KANESAKA
映画作家、評論家、写真家。1934年東京都生まれ。1957年慶応義塾大学文学部英米文学科卒業。松竹映画国際部に社長(城戸四郎)付きの通訳として籍を置き、ハーバード大学の国際セミナーに参加するうちに米国のアングラ映画作家と知り合い、松竹を休職中にフルブライト基金を受けて渡米、ノースウェスタン大学に1年間留学。映画『アメリカ、アメリカ、アメリカ』を完成して学校を離れ、日本に帰国後、1966年に映画『ホップスコッチ』を完成。1964年、飯村隆彦、石崎浩一郎、大林宣彦、高林陽一、佐藤重臣、ドナルド・リチー、足立正生らと実験映画製作上映グループ「フィルム・アンデパンダン」を結成した。1999年、歿。

12月5日(火)21:55〜22:00 BSフジブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜』に光嶋裕介さんが出演します。

◆埼玉県立近代美術館の広報紙ZOCALOの12月-1月号が発行されました。おもて面の特集は、次回の企画展「版画の景色 現代版画センターの軌跡」とMOMASコレクション第4期。館内で無料配布しているほか、HPからもご覧いただけます。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催しています。会期は明日2日までです。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。


◆銀座のギャラリーせいほうで宮脇愛子展が開催されています。
201711MIYAWAKI「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」
会期=2017年11月20日[月]〜12月2日[土] ※日・祝日休廊
会場=ギャラリーせいほう 
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
電話:03-3573-2468
最後の新作である油彩を中心に立体(ガラス、真鍮)、ドローイング、版画など。


◆ときの忘れものは「WARHOL―underground america」を開催します。
会期=2017年12月12日[火]―12月28日[木] ※日・月・祝日休廊
201712_WARHOL

1960年代を風靡したアングラという言葉は、「アンダーグラウンドシネマ」という映画の動向を指す言葉として使われ始めました。ハリウッドの商業映画とはまったく異なる映像美を目指したジョナス・メカスアンディ・ウォーホルの映画をいちはやく日本に紹介したのが映画評論家の金坂健二でした。金坂は自身映像作家でもあり、また多くの写真作品も残しました。没後、忘れられつつある金坂ですが、彼の撮影したウォーホルのポートレートを展示するともに、著書や写真集で金坂の疾走した60〜70年代を回顧します。
会期中毎日15時よりメカス映画「this side of paradise」を上映します
1960年代末から70年代始め、暗殺された大統領の未亡人ジャッキー・ケネディがモントークのウォーホルの別荘を借り、メカスに子供たちの家庭教師に頼む。週末にはウォーホルやピーター・ビアードが加わり、皆で過ごした夏の日々、ある時間、ある断片が作品には切り取られています。60〜70年代のアメリカを象徴する映像作品です。(予約不要、料金500円はメカスさんのNYフィルム・アーカイブスに送金します)。

●六本木の国立新美術館で「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
オープニングのレポートはコチラをご覧ください。

◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は毎月12日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」第21回

小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」第21回

伊丹豪『photocopy』(Rondade, 2017)

01(図1)
『photocopy』(Rondade, 2017)表紙


今回紹介するのは、伊丹豪(1976-)の写真集『photocopy』(Rondade, 2017)(図1)です。伊丹は、エディトリアルや展覧会を通して近年国内外で高い評価を得ています。彼の写真を特徴づけるのは、展示な縦位置の構図で、画面の隅々までピントが合っているような鮮鋭な描写と、ものの形状を際立たせるようなフレーミングの仕方にあります。画面の中に細かく写っているものを注視させ、写真の平面性を強く意識させる撮影の仕方は、これまでに刊行されてきた写真集『study』(Rondade ,2013)や『this year's model』(Rondade, 2014)に収録されている写真やブックデザイン、見開きを平面として見ることができるような綴じ方の造本にも見て取ることができます。また、写真集の中にはテキストやストーリーを読み取らせる要素が一切含まれておらず、写真集を手に取って見る人は「一点一点の写真に対峙する」という行為そのものを強く意識することになります。

02(図2)
『photocopy』綴じられた写真を


03(図3)
『photocopy』綴じの部分


『photocopy』は、これまでの写真集に見られる姿勢を引き継ぎつつ、68 点の写真を左上角でビス留めすように束ねるという造本の技法を取り入れています。この束ね方は、写真集のタイトルが示すように、ホチキスやクリップで束ねられる書類のように、印刷された紙としての写真のあり方を強く印象づけます。また、ビス留めの部分を軸として、束ねられた写真を扇のように広げると、上に置かれた写真の全体と、その下の写真の断片が同時に視界に入り、写真同士の関係がランダムに発生するような効果が生み出されます。また、写真が束ねられている順番は、制作された1000 部それぞれに異なっているため、写真同士の関係は、作り手の意図を超えたところに発生し、写真集を見る人がページを捲るという動作を通して写真にはたらきかけることで、写真のイメージを増幅させることが意図されているとも言えるでしょう。

04(図4)
『photocopy』より


05(図5)
『photocopy』より


収録されている写真は、被写体や撮影された場所、距離感もさまざまで、写真を繰り返し眺めるうちに、それぞれに写し込まれたディテール、対象のスケール感が相互に関わり合いつつも、個々の写真の強度が際立ったものとして立ち現れてきます。先にも述べたように、伊丹の写真は画面の隅々までピントがあっているような鮮鋭な描写が特徴的ですが、『photocopy』では、光の反射や透過、影の作り出す視覚的な効果が遠近さまざまな距離から捉えられており、その効果を意識しながら写真を見ていると、画面の中の奥行きが強く感じられ、写真同士が組み立てるトロンプルイユ(騙し絵)の中に眼が迷い込むような感覚が引き起こされます。(図4)(図5)
膨大な画像の中から選び出された写真を、選び出し、見返し、重ねるという過程を経て作り出されたこの写真集は、シークエンスや具体的なストーリーを通して見る者に語りかけるという類いのものではなく、見る者が写し込まれたディテールや光の効果に意識を向けることで、光景の断片が寄せ集まって、頭の中に回路が開くように作用してくるものです。この写真集は、知覚することと撮影すること、写真の表面にとらえられることとの関係を真摯に追求してきた伊丹の新機軸を切り拓いた作品と言えるでしょう。
こばやし みか

■小林美香 Mika KOBAYASHI
写真研究者・東京国立近代美術館客員研究員。国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及び Patterson Fellow としてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。
2010年より東京国立近代美術館客員研究員、2014年から東京工芸大学非常勤講師を務める。

●今日のお勧め作品は、奈良原一高です。
20171125_narahara_17_wthv3奈良原一高
写真集〈消滅した時間〉より
《インディアンの村の二つのごみ缶、ニューメキシコ》

1972年 (Printed 1975)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:26.9×39.9cm
シートサイズ:40.6×50.8cm
サインあり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆「細江英公写真展」は本日が最終日です。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
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細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催します。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
※お申込みの返信は、翌営業日となります。(日・月・祝日は休廊です。)


◆銀座のギャラリーせいほうで宮脇愛子展が開催されています。
201711MIYAWAKI「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」
会期=2017年11月20日[月]〜12月2日[土] ※日・祝日休廊
会場=ギャラリーせいほう 
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
電話:03-3573-2468
最後の新作である油彩を中心に立体(ガラス、真鍮)、ドローイング、版画など。


●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は毎月12日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

細江英公写真展より〈鎌鼬〉と〈春本・浮世絵うつし〉

ときの忘れものは本日(祝日)は休廊です。
開催中の「細江英公写真展」も会期は残すところ、明日と明後日の二日となりました。
連日、若い人たちがどこで知ったのかたくさん来廊されています。カメラを片手にじっと作品を見つめる人、熱心にメモをとる人、図書室の本棚から興味のある本を引っ張り出して読みふける人、亭主はもう歳なので(耳も遠い)あまり話かけたりはしませんが、嬉しいですね。
本日は展示作品の中から〈鎌鼬(かまいたち)〉と〈春本・浮世絵うつし〉のシリーズをご紹介します。

鎌鼬
〈鎌鼬〉は、1965年土方巽(当時37歳)と細江英公(当時32歳)の二人が土方の故郷である秋田の農村に出かけて、何の打合せもなく、ハプニング的に撮影されました。二人の天才の才能がぶつかり合って生まれたこの〈鎌鼬〉は、「記憶の記録」または「主観的ドキュメンタリー」として、1968年まで断続的に撮影が続けられ、1969年現代思潮社から写真集『鎌鼬』として出版されました。翌年には芸術選奨文部大臣賞を受賞するなど、細江英公の代表作として高い評価を得ています。

細江英公展20171101金平茂紀さん
金平茂紀さん(TBS報道特集のキャスター)の好きな写真の前で。
2017年11月1日

02_鎌鼬#8,1965_
細江英公《鎌鼬#8, 1965》
1965(printed later) ゼラチンシルバープリント 60.9x50.8cm Signed

鎌鼬#17,1965
細江英公《鎌鼬#17, 1965》
1965(printed later) ピグメント・アーカイバル・プリント 50.8×60.9cm Signed

細江英公鎌鼬#37,1965
細江英公《鎌鼬#37, 1968》
1968(printed later) ピグメント・アーカイバル・プリント 50.8×60.9cm Signed

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

春本・浮世絵うつし
〈おとこと女〉、土方巽の〈鎌鼬〉、三島由紀夫の〈薔薇刑〉など、半世紀にわたり問題作を撮りつづけてきた細江英公が、2003年に新たに挑んだシリーズです。
土方の舞踏発祥の地であるアスベスト館が経済不況のあおりを受け落城したのは 2003年3月でした。閉館を余儀なくされる前年の2002年末から2003年1月にかけてアスベスト館挽歌として細江英公が撮り下ろしたのが 〈春本・浮世絵うつし〉です。
土方夫人の元藤火華子さん、大野慶人さん、玉野黄市さんらが出演し、江戸期の浮世絵画家や奇想の画家の絵をモチーフに、江戸の爛熟した文化と現代の舞踏家の肉体との融合をはかる作品が色鮮やかに展開されました。

細江浮世絵7-3

細江英公《春本・浮世絵うつし #7-3》
2003年 Type-C print 40.6×50.8cm Ed.30 Signed

U_P_#3-30, 2003

細江英公《春本・浮世絵うつし #7-3》
2003年 Type-C print 40.6×50.8cm Ed.30 Signed

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●「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」には予想外に多くの方から予約のお申し込みをいただき、ありがとうございます。
スタッフたちはその対応にてんてこ舞いです。ミロ、シャガール、向井良吉、吉仲太造などには10〜20倍の申し込みが集中し、抽選になります。このままだと一点もお買いになれない方が続出し、せっかくのメキシコ地震被災地支援のお気持ちが無になりかねません。
どうぞメキシコ地震被災地支援の趣旨をお汲み取りいただき複数の作品を申し込んでください。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
※お申込みの返信は、翌営業日となります。(日・月・祝日は休廊です。)


◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆銀座のギャラリーせいほうで宮脇愛子展が開催されています。
201711MIYAWAKI「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」
会期=2017年11月20日[月]〜12月2日[土] ※日・祝日休廊
会場=ギャラリーせいほう 
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
電話:03-3573-2468
最後の新作である油彩を中心に立体(ガラス、真鍮)、ドローイング、版画など。


●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」 第2回

新連載・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」

第2回 NUMABUKURO

new  numabukuro 001


numabukuro 02


晴れた日の午後。
目指すは、妙正寺川。

住宅街を歩いていると、
矯正という言葉が、ふと浮かぶ。
次に共存という言葉。
人間が矯正・・・・人間と共存・・・・。

道脇に枝を折られ、捨てられた庭木。
それでも生き生きしている。
矯正と共存の一端、あるいは犠牲がここにもある。

太陽はどの葉にも平等に正しく降り注ぐ。
感度100でシャッタ速度は250分の1、絞りf8半。
富士山の頂も、路地裏の足元も世界共通。

--------

小林紀晴
《numabukuro 01》
《numabukuro 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

●今日のお勧め作品は、駒井哲郎です。
20171119_komai_01_gansyou駒井哲郎
《岩礁》
1972年
銅版
23.5×21.0cm
Ed.35
サインあり
※レゾネNo.289(美術出版社)


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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催します。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
※お申込みの返信は、翌営業日となります。(日・月・祝日は休廊です。)


◆銀座のギャラリーせいほうで「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」が開催されます。
201711MIYAWAKI「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」
会期=2017年11月20日[月]〜12月2日[土] ※日・祝日休廊
会場=ギャラリーせいほう 
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
電話:03-3573-2468
最後の新作である油彩を中心に立体(ガラス、真鍮)、ドローイング、版画など約40点が展示されます。

●オープングのご案内
初日11月20日(月)17時からオープニングが開催されます。皆さまお誘いあわせの上、是非お越しください。

●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は毎月12日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

細江英公写真展より〈ガウディ〉

とても落ち着きのある作品で、生命力の強さある作品に動きのある表現を学びました。ありがとうございます。
(芳名帳より、Nさん)>

空間によくあっていてすてきでした。
(芳名帳より、Mさん)>

駒込「ときの忘れもの」で細江英公写真展。一軒家オフィスの廊下や階段の壁に掛けてある。抱擁シリーズのパワーがすごいね。150万円する写真。それもすごい。時節柄、澁澤さんたちを撮った作品もありました。もちろん薔薇刑の三島も。
(HVさんのtwitterより) >

ときの忘れものでは「細江英公写真展」を開催中です。奈良原恵子さんと細江先生20171031

奈良原一高夫人の恵子さんと細江先生(2017年10月31日)

20171108細江飯沢GT_1311月8日に開催した飯沢耕太郎先生と細江先生のギャラリートークでの集合写真。
細江先生には先日受賞された旭日重光章を付けていただきました。

代表的な作品群を展示していますが、本日はその中から〈ガウディ〉シリーズをご紹介します。

細江英公は、1964年にバルセロナでガウディ建築との衝撃的な出会いをします。しかしそのときはあまりの衝撃に写真を撮ることはできず、その13年後の1977年から四回に亘りグエル公園、サグラダ・ファミリアなどの撮影を行ない、1984年に『ガウディの宇宙』、続く1986年には『ガウディへの讃歌』として発表しました。

今回展示している写真は、上記の発表時にプリントされた貴重なビンテージ作品(オンリーワン)です。

〜〜
初めてバルセロナの「ガウディ」に遭遇したのは1964年のことだから22年前に遡る。あまりにも突然の出会いとその巨大な肉魂のような建造物に圧倒された私は、自分が写真家であることも忘れ、一枚の写真も撮らずに、ただ肉眼のレンズを通し脳裡のフィルムにしっかりと露光して帰ってきた、撮らなかったというより、撮ることができなかったその理由は、本能的な恐怖感と同時に惹かれていく自分を発見し、ここはいったん退去して再び出直した方がよいと判断したからである。何よりも私にはガウディへの知識もなく、またそれほどの巨大な怪物に挑む精神的準備がなかった。
 本格的な撮影を始めたのはそれから13年後の1977年の2月からである。「ガウディ」に関する多少の学習とカメラの重装備をしてまず訪れたのはサクラダ・ファミリアだった。用心深く近づいてカメラを向けたものの、巨人「ガウディ」の皮膚は分厚くて内部に立入る隙を見つけることができなった。少しばかり勉強したかといって、そんな知識は何の役にも立たないことが分かったし、それよりも中途半端な知識は、逆に「ガウディ」について自由なモノの見方や直感の妨げになるばかりだと気づいた。

(細江英公「仮説の証明」『細江英公写真 ガウディへの讃歌』1986年より抜粋)

〜〜

20171104_DSCF2810
細江英公《La Sagrada Familia 1》
1977年撮影(ヴィンテージ・ゼラチンシルバープリント)

細江英公 サグラダファミリア186
細江英公「Sagrada Familia 186
1978年撮影(ヴィンテージ・チバクロームプリント)

20171104_DSCF2671
細江英公《Casa Battlo》(『ガウディの宇宙』123)
1979年撮影(ヴィンテージ・ゼラチンシルバープリント)

細江「サグラダファミリ#224」
細江英公「Sagrada Familia 224
1980年撮影(ヴィンテージ・ゼラチンシルバープリント)

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆11日のブログで「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」に出品する全100点を発表したところ、たくさんの皆さんからお申し込みをいただき、感謝にたえません。メキシコの被災者の皆さんに少しでもお役にたてる送金をしたいと考えています。
お申し込みをたくさんいただいたのは嬉しいのですが、実はミロ、シャガール、ウォーホル、吉仲太造、向井良吉などに集中し、これらは抽選になります。抽選の結果ではせっかくお申し込みいただいたのに、一点もご購入していただけない場合も出てきます。
被災者支援の趣旨をお汲み取りいただき、なるべく複数のお申し込みをいただければ幸いです
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。


◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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細江英公写真展より〈薔薇刑〉と〈抱擁〉

ときの忘れものでは「細江英公写真展」を開催中です。代表的な作品群を展示しています。本日はその中から〈薔薇刑〉〈抱擁〉のシリーズをご紹介します。

薔薇刑
〈薔薇刑〉誕生のきっかけは、三島由紀夫の評論集に使うための写真撮影でした。舞踏家の土方巽らを撮った細江の〈おとこと女〉シリーズを見た三島が、編集者を通じて細江に依頼したのです。
1961年9月から約半年間にわたり十数回ほどの撮影を重ねて、写真集『薔薇刑』は刊行されました。三島は、「細江氏のカメラの前では、私は自分の精神や心理が少しも必要とされてゐないことを知つた。それは心の躍るやうな経験であり、私がいつも待ちこがれてゐた状況であつた」と語っています。
撮影場所は、おもに東京都大田区にあった三島邸で、その他目黒区の土方巽の稽古場「アスベスト館」や、江東区の廃工場跡、港区青山教会跡地の建築工事現場などで行われ、協力モデルは土方巽と女優の江波杏子、土方夫人の元藤子でした。
〈薔薇刑〉は、三島由紀夫という被写体を細江流に解体し、構成し直したものといえます。
一度目にしたら忘れることができないほど強烈な印象を与え、国際的にも非常に高く評価されています。

01_薔薇刑#321961

細江英公《薔薇刑 作品32》
1961(printed later)  ゼラチンシルバープリント  50.8×60.9cm  Signed

薔薇刑#291962

細江英公《薔薇刑 作品29》
1962(printed later)  ゼラチンシルバープリント  31.1×22.8cm  Signed
〜〜〜

抱擁
〈抱擁〉は、個を排し肉体の美しさを抽出した連作です。
〈おとこと女〉以来ずっとあたためていたモチーフを満を持して撮影したもので、シンプルに抽象化されていながらエロスをも感じさせるシリーズです。当初土方巽と元藤子であったモデルを、土方門下のダンサーたちへとチェンジして撮影されました。このプリントは、グラビア印刷のマチエールに似ていると細江先生が気に入っていらっしゃるディジタル・ピグメントプリントによる大判の作品です。

20171109_抱擁#71969
細江英公《抱擁 #7、1969》
1969年(Printed in 2008) デジタルピグメントプリント 125.0×100.0cm Ed.10 サインあり

20171109_抱擁#431970_
細江英公
《抱擁 #43、1970》
1970年(Printed in 2008) デジタルピグメントプリント 125.0×100.0cm Ed.10 サインあり

20171109_抱擁#481970
細江英公《抱擁 #48、1970》
1970年(Printed in 2008) デジタルピグメントプリント 150.0×188.0cm Ed.3 サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

●写真集のご紹介
『細江英公写真集 「抱擁」と「薔薇刑」』は2008年、表参道にあったGALLERY WHITE CUBE TOKYOというギャラリーで展覧会時に作られました。
限定1000部。いずれ他の細江英公写真集と同じように貴重なものとなるでしょう。
デザインは高橋しげお氏で、ベルベナチュラルという用紙を使った、ひじょうに美しい仕上がりとなっています。〈抱擁〉から20点、〈薔薇刑〉から20点、併せて40点のモノクローム写真が、片面ずつの印刷で掲載されています。
又、両方のオリジナルの写真集の序文を三島由紀夫が書いており、〈抱擁〉は初版に、〈薔薇刑〉は国際版に掲載されたものが、この写真集に所収されています。
抱擁と薔薇刑『細江英公写真集 「抱擁」と「薔薇刑」』サイン入り
2008年
GALLERY WHITE CUBE TOKYO 発行
22.0x30.5cm
テキスト:三島由紀夫、細江英公
図版:「抱擁」20点、「薔薇刑」20点
限定1,000部
価格12,000円(税別)※送料別途250円
*会期中にご注文いただいた方には、消費税、送料をサービスします。
全冊に細江先生のサインを入れていただきました。メールにてお申し込みください。請求書を同封して代金後払いで発送します。


◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催します。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリスト:11月11日ブログに掲載
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。


●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円

*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


中村美奈子さんが瀧口修造にオマージュした文鎮を制作しました。
中村美奈子 文鎮こげ茶、赤、緑、オレンジの4色あります。
一個:大5,500円 小5,000円(税別)
二個組:10,000円(税別)
三個組:14,000円(税別)
紙ケース付、送料は一律500円(何個でも)。
瀧口ファンならずとも手元に置きたくなるような色彩豊かな佳品です。特別頒布中ですのでどうぞご注文ください。


●六本木の国立新美術館で「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
12

細江英公先生 おめでとうございます!

昨日の文化の日に秋の叙勲が発表され、細江英公先生が旭日重光章を受章されました。
おめでとうございます!

細江英公「薔薇刑#32」
細江英公 Eikoh HOSOE「薔薇刑 作品32 Ordeal by Roses #32」1961年撮影

撮影で重要なのは精神性。興味があるものを撮影対象とするが、なぜ興味があるのかを考えて、初めて自分の写真が撮れるようになった。
その人が書いたもの、その人について書かれたものを徹底的に読む。写真家の義務です。

(朝日新聞 2017年11月3日朝刊より)>

趣味の延長ではいくらやっても本物にはなれない。(中略)
いやなものは撮らない。撮りたいから撮る。
産経ニュースより)>

私たちは青山時代、さらに遡ると現代版画センターの渋谷時代から細江先生にはお世話になっていますが、駒込での「細江英公写真展」は始まったばかり、まずはその展示をご紹介します。

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1933年(昭和8年)3月18日 のお生まれですから、いま84歳。
私たちが細江先生の知遇を得たのは1970年代、私たちが20代、先生が40代の頃でした。
以来、折に触れご指導を受け、先生の展覧会も幾度となく開催してきました。

1981年9月26日シンポジウム瑛九第6回<細江英公フォトデッサン実技講座>
会場:渋谷区松涛・ギャラリー方寸1981年9月26日G方寸細江英公1
左から、瑛九のフォトデッサンを手にする尾崎正教さん(現代版画センター事務局長)、機関誌編集スタッフの星野治樹さん、懐中電灯を手に瑛九のフォトデッサン制作方法を語る細江先生(48歳)、右端の横縞シャツの少年は長男の細江賢治さん
1981年9月26日G方寸細江英公2
瑛九直伝のフォトデッサン(フォトグラム)の制作の仕方を公開講義してくださいました。


2001年7月31日内間安瑆俊子夫妻を偲ぶ会」
会場:青山・金華飯店
内間安瑆_偲ぶ会20010731細江
内間夫妻の思い出をご遺族の安樹夫妻に語る細江先生

内間安瑆_偲ぶ会20010731細江瀬木三木
左から瀬木慎一さん、細江先生、三木多聞さん、社長


2006年12月2日草間彌生展」ギャラリートーク
会場:青山・ときの忘れもの
草間展林洋子・細江200612講師は林洋子さん(左端)、細江先生は聴衆の一人として飛び入り参加。ドアを開けて入ってきた細江先生を見て、思わず林さんがたじろいだのが楽しい思い出です。

草間展細江・三上200612その夜の二次会、近くの居酒屋さん「机」にて。
左から尾立麗子、三上豊さん、細江先生、社長


2007年3月17日細江英公『春本・浮世絵うつし』オリジナル・プリント展
会場:青山・ときの忘れもの
細江浮世絵7-3
細江英公 Eikoh HOSOE「春本・浮世絵うつし #7-3」2003年撮影

細江展ヨシダヨシエと200703
美術評論家・ヨシダ・ヨシエ先生を迎えてギャラリートークを開催しました。

細江展拍手する200703
ヨシダ・ヨシエさんのスピーチに拍手をおくる細江先生


2009年12月19日細江英公写真展 新版・鎌鼬」ギャラリートーク
会場:青山・ときの忘れもの
細江英公鎌鼬#37,1965
細江英公 Eikoh HOSOE「鎌鼬#37, 1968」1968年撮影

細江展カメラを向ける細江先生200912
参加者にカメラを向ける細江先生。
思わず皆さん笑顔に。


2010年10月13日マン・レイと宮脇愛子展
会場:青山・ときの忘れもの
宮脇愛子とマン・レイ展細江他20101013
左から、亭主、カイ・ファルクマン(スウェーデン俳句協会会長)、細江先生、朝山耿吉さん、磯崎新さん、宮脇愛子さん

細江撮影宮脇展20101013
こちらは細江先生が撮影して下さった記念写真です。
クリックして拡大してください。細江先生のシャッターがいかに人々の視線を捕えるか、一瞬の技の素晴らしさに讃嘆です。


2013年6月7日6月の画廊コレクション展〜9人の作家たち
会場:青山・ときの忘れもの
細江先生20130607
若い作家たちの作品も見に来てくださいます。
お好きな赤ワインでゴキゲンです。


2014年10月8日細江英公写真展−ガウディの宇宙−」オープニング
会場:青山・ときの忘れもの
細江「サグラダファミリ#224」
細江英公 Eikoh HOSOE「Sagrada Familia 224」1980年撮影(ヴィンテージ・ゼラチンシルバープリント)
2014年10月細江展オープニング
オープニングで。
細江賢治さん(右端)、大野慶人さん(左から二人目)


2017年10月31日細江英公写真展」オープニング
会場:駒込・ときの忘れもの
細江先生とスタッフ20171031
細江先生を囲んで、ときの忘れもののスタッフ

細江展記念写真20171031
オープニングにいらした皆さんと記念撮影


20世紀文化の最大の特徴が映像文化であることは論をまちません。
写真、映画、テレビの発明と発達が人々の生活までを一変させました。もちろん美術の世界も。
カメラ大国、映像文化の先進国である日本は写真の分野でも世界に誇る作家たちを数多く輩出しています。
現存作家では細江先生が誰よりも早く国際的な舞台で活躍されてきました。
すでに文化功労者として顕彰されていますが、さらに国家がその業績を称えたことを喜びたいと思います。
長年、細江先生を支えてこられた奥様、ご家族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。

●本日4日(土)は開廊していますが、明日5日(日曜)と明後日6日(月曜)は休廊です。

◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

細江英公写真展より「1970年3月30日」

かねてから細江英公先生は「記念写真」の重要性を力説されていますが、なかでも今回ご紹介するのは極め付きの記念写真です。

20171102

細江英公《1970年3月30日》
1970年  ゼラチンシルバープリント
23.6×29.5cm  サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


この年(1970年)、細江先生は東北を舞台に舞踏家の土方巽を撮った『鎌鼬』で芸術選奨文部大臣賞を受賞されました。
細江先生は、ん十万だったかの賞金をはたいて土方巽はじめ関係者を招いて赤坂プリンスホテルのレストランでお礼の宴を開きます。
そのときの記念写真です。
写っているのは11人。凄いメンバーです。
細江先生の指示で、全員あらぬ方を見ていますが、ただひとり瀧口修造だけは指示に逆らって(というか無視して)カメラのレンズを見つめています。
後列左から、加藤郁乎横尾忠則高橋睦郎田中一光川仁宏種村季弘
前列左から、澁澤龍彦土方巽瀧口修造細江英公三好豊一郎

撮影場所は赤坂プリンスホテル旧館の中庭ですが、建物は李氏朝鮮最後の王世子(皇太子)である李垠(い・うん 1897-1970)の東京邸だったもので、戦後西武の堤康次郎が買取りホテルにしたもの。
1928年竣工のこの建物は、隣の新館(丹下健三設計、1983年)が解体されてしまったのに対して今も瀟洒な佇まいを見せています。

細江展記念写真20171031
因みに左の写真は一昨10月31日の夕刻、ときの忘れものでの細江英公写真展オープニングの記念写真。細江先生の指示で(さすがに直ぐに撮影場所を決めるなんて凄いです)二階から三階への階段に上れるだけ上がっていただいた皆さんの記念写真。シャッターを押したのは拙いスタッフでして、上掲の1970年3月30日の記念写真とはくらぶべくもありませんが・・・
でも皆さんの笑顔がいいですね。

ただいま開催中の細江英公写真展から各シリーズの紹介を順次行います。
〜〜〜〜〜〜〜
毎月2日は堀尾貞治先生の「ドローイング集 あたりまえのこと」を順次紹介しています。

●堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.7』
20131105堀尾貞治
「5 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131110堀尾貞治
「10 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed



20131115堀尾貞治
「15 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131119堀尾貞治
「19 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131126堀尾貞治
「26 Nov 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131225堀尾貞治
「25 Dec 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20131229堀尾貞治
「29 Dec 2013」
2013
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20140127堀尾貞治
「27 Jan 2014」
2014
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20160720堀尾貞治
「20 Jul 2016」
2016
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


20161127堀尾貞治
「27 Nov 2016」
2016
ドローイング、コラージュ
38.0×27.0cm
Signed


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.1』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.2』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.3』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.4』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.5』
堀尾貞治『ドローイング集 あたりまえのことVol.6』

堀尾貞治 Sadaharu HORIO(1939-)
1939年神戸に生まれる。三菱重工に勤務する傍ら、美術活動を精力的に継続。1957年より芦屋市展に連続出品。1964年より京都アンデパンダンに連続出品。
1965年第15回具体美術展に出品、翌年会員となり、1972年の解散まで参加。1968年吉原治良に師事する。「あたりまえのこと」をテーマに、年間100回以上の展示・パフォーマンスを行なっている。

◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催します。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリスト:11月11日ブログに掲載
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。


●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料250円


中村美奈子さんが瀧口修造にオマージュした文鎮を制作しました。
中村美奈子 文鎮こげ茶、赤、緑、オレンジの4色あります。
一個:大5,500円 小5,000円(税別)
二個組:10,000円(税別)
三個組:14,000円(税別)
紙ケース付、送料は一律500円(何個でも)。
瀧口ファンならずとも手元に置きたくなるような色彩豊かな佳品です。特別頒布中ですのでどうぞご注文ください。


●六本木の国立新美術館で「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
オープニングのレポートはコチラをご覧ください。ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
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TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第58回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第58回

01
(画像をクリックすると拡大します)

この写真を見てまず目がいったのは、部屋のなかの女性たちではなく、そこにかかっているカーテンだった。なんだかカーテン屋のショールームのようではないか。
窓側にも入口にもさがっていて、広くはない部屋がカーテン攻めにあっている。
しかも、そのカーテンはシンプルとは言いがたいデザインで、奥のものにはフリルやポンポンがつき、手前のものは派手なレース模様でしかもドレイプがたっぷりで、狭い部屋のなかがゴテゴテでさわがしい。

奥の壁側は窓だからカーテンが必要だろう。でも、手前のほうはどうだろう。
カーペットの際のところにレールが見えるから、ここに引き戸がついているのだ。
それを閉じれば間仕切りできるから、カーテンをつける必要はないのではないか。
ということは、室内の雰囲気づくりのためにわざわざカーテンをさげたのだろう。

そう思って改めて見ると、このカーテンが天蓋に見えてきた。
部屋はちょうどキングサイズのダブルベッドに匹敵する大きさだし、カーペットの模様もなにやらベッドカバーを連想させなくもない。
どうやらふたりは、寝る部屋を天蓋付きベッドに見立ててデコレーションしたらしい。

彼女たちが日本人ではないのは一目瞭然である。
タイとか、ミャンマーとか、東南アジア系のような気がする。
手前の女性は民族衣装を着けて頭に冠をのせ、奥の女性はフリル付きのワンピースを着てロングヘアに髪飾りを付けている。部屋のインテリアに負けないほど装飾たっぷりだ。

ところで、この部屋はどこにあるのだろう。彼らの国の家のなかだろうか。
どうもそうとは思われないのである。壁を見ると横木がまわされている。これは長押と呼ばれる日本建築の特徴で、古いアパートにはよくこれが付いていた。いまでは減りつつあるけれど、ハンガーなどをかけるのに重宝したものだ。

この長押から、ここは日本のアパートではないか、という想像が生まれる。
外階段がついている「○○荘」とか「コーポ××」というような名の二階建てアパートで、階段をドンドンと踏みならして上がり、見かけよりもはるかに軽いドアをすーっと開けて中に入ると、小さな三和土が台所に通じていて、その奥にレースのカーテンが下がっている。
壁のスイッチを手探りして蛍光灯がついたとたんに、部屋のなかが照らしだされる。

ふたりは、自国ではこういうインテリアの部屋に暮らしてはいないような気がする。
たぶんあっさりしたインテリアの部屋で、ジーンズであぐらをかいていたりするのだ。
彼女たちがこの部屋をカーテン攻めにし、フリフリの格好でくつろいでいるのは、ここがコスプレの国、日本だからなのである。あらゆる場面が芝居っけたっぷりで、何のフリをしても許されるこの国で、思いっきりお姫さま気分を味わっている。

大竹昭子(おおたけあきこ)

〜〜〜〜

■瀬戸正人 Masato SETO
1953年、タイ国ウドーンタニ市生まれ。写真家。
東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業後、深瀬昌久氏アシスタントを経て、1981年、フリーランスの写真家として独立。1987年、山内道雄氏と東京都新宿区四谷4丁目にギャラリー〈Place M〉を開設。国内外で個展、グループ展多数。
写真集に『《バンコク、ハノイ》 1982―1987』(IPC、1989年刊)『部屋 Living Room, Tokyo』(新潮社、1996年刊)『Silent Mode』(Mole、1996年刊) 『picnic』(Place M、2005年刊)等。その他の著作に『トオイと正人』(朝日新聞社、1998年刊)『アジア家族物語』(『トオイと正人』文庫版改題、角川書店、2002年刊)。 1990年日本写真協会新人賞、1995年東川賞新人作家賞、1996年第8回写真の会賞、1996年第21回木村伊兵衛賞、1999年新潮学芸賞。
公式サイト:http://www.setos.jp/

●展覧会のご紹介
瀬戸正人さんが代表を務めるフォトギャラリー〈Place M〉にて、二人展が開催されます。上掲の作品も出品されます。
都築響一/瀬戸正人
Place M 30周年企画展
「TOKYO STYLE/LIVING ROOM」

会期:2017年11月13日[月]〜11月19日[日]
会場:PLACE M
   東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F

●今日のお勧め作品は超レアな草間彌生の1983年のポスターです。
1983年草間展ポスター
「草間彌生展」ポスター
1983年
ポスター
109.0×79.0cm
*原宿にあったビデオギャラリーSCAN(中谷芙二子主宰)の草間彌生展のポスターである。その多くは作家の意図で小さくちぎって来場者に配られたため、ポスターとして現存するのは極く僅かと思われる。SCANはアーティストの中谷芙二子が1980年にヴィデオ・アート専門のギャラリーとして原宿にオープンし、80年代の日本のヴィデオ・アートの中心的存在だった。

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
293

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2017年10月
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21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料250円


中村美奈子さんが瀧口修造にオマージュした文鎮を制作しました。
中村美奈子 文鎮こげ茶、赤、緑、オレンジの4色あります。
一個:大5,500円 小5,000円(税別)
二個組:10,000円(税別)
三個組:14,000円(税別)
紙ケース付、送料は一律500円(何個でも)。
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会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
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