ギャラリー  ときの忘れもの

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カテゴリ: 大竹昭子のエッセイ

大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第88回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第88回 (画像をクリックすると拡大します) 少女がこちらをむいている。 こじんまりした顔にちまちまと収まったぱっちりした目、高すぎない鼻、小さな口元。 長い黒髪は腰まで長くまっすぐに伸びている。まるで若さと清純さの代名詞 …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第87回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第87回 (画像をクリックすると拡大します) この写真を見ていると、地球外生物になって人間界を見ているような不思議な感慨に襲われる。 こんな奇妙な瞬間が本当に存在するものだろうか……。 手前から奥へと三人の男がほぼ等間隔に …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第86回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第86回 (画像をクリックすると拡大します) 街角という言葉があるが、これぞ真正なる街角写真ではないだろうか。 稲妻形をした路地の鉤の手状のところに店が開いている。 売り物は各種の掃除用具であるようだ。 箒、デッキブラシ、た …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第85回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第85回 (画像をクリックすると拡大します) 一目見ただけではっとさせずにはおかない写真である。 上背のあるプロポーションは八頭身どころか十頭身はありそうで、 毅然とした表情は目にささるほど鋭い。 富士山の裾野みたいに明瞭な …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第84回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第84回 (画像をクリックすると拡大します) どういう状況なのか、ちょっと想像のつかない写真である。 部屋ぜんたいが暗くて、そこのごく一部分だけに光が当たっている。 天井灯ではなさそうだ。スポットライトかもしれない。 しかも …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第83回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第83回 (画像をクリックすると拡大します) 掛け軸のような写真である。 そう思わせる理由のひとつはフレームが縦に長いからだ。 被写体を縦長に切りとることは写真ではめったにしない。西洋絵画でもあまり例がない。 長身のモデルを …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第82回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第82回 (画像をクリックすると拡大します) まず目を引きつけられたのは少女の表情だった。 目をうっすらと閉じて、唇から前歯をのぞかせ、恍惚としたような笑みを浮かべている。 彼女の着ているセーターとスカートもなつかしさ満 …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第81回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第81回 (画像をクリックすると拡大します)4人の少年が大きな岩の前に立っている。 みんなの頭の高さがそろっているが、右から2番目の子どもは腰を屈めているので、それを伸ばせばほかの子どもよりも頭ひとつ分くらい大きそうだ。 …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第80回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第80回 (画像をクリックすると拡大します) 雨が降っている。 まだ暗くはない薄暮のころだ。 雨は降りはじめたばかりかもしれない。 と思ってよく見たら、画面右端の車道に轍の跡がある。 どうやら、雨ではなくて雪らしい。 それも …
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大竹昭子のエッセイ「迷走写真館〜一枚の写真に目を凝らす」第79回

<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第79回 (画像をクリックすると拡大します) 季節は冬のようだ。木々は葉を落とし、地面は乾き、建物はなく、枯れ野だけがつづいている。空は低く、日は翳り、草原が途切れたところは水辺だが、水面の様子は見えず、空気は冷たそうだ …
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