ギャラリー  ときの忘れもの

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カテゴリ: 大谷省吾のエッセイ

大谷省吾「ウェブ上で見る瑛九晩年の点描作品」

「没後60年 第29回瑛九展」 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、画廊始まって以来初めてのWeb展としてYouTubeでの展示を行います。映像制作は『月刊フリーWebマガジン Colla:J(コラージ)』の塩野哲也さんにご担当いただきました。『まるで実際に画廊で作品を見てい …
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大谷省吾「瑛九 ー 光の探求者」

「瑛九 ー 光の探求者」   大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)  Q Eiとは何者か。この風変わりな名を持つアーティストは1930年代から50年代にかけて、日本の前衛アートシーンできわめて個性的な活動を行ったが、その特徴を一言で言い表すのは難しい。彼は、自ら …
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大谷省吾「松本竣介の素描について」

松本竣介の素描について 大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)  ときの忘れものでの前回の松本竣介展は、ちょうど画家の生誕100年の節目に開かれたけれども、今回は没後70年にあたる。展示される彼の素描について考えるにあたり、本人の書いた文章にあらためて目を通し …
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大谷省吾「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか

「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか 大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)  以下の文章は、いま埼玉県立近代美術館で開催中の「版画の景色−現代版画センターの軌跡」展をまだご覧になっていない方のために書きました。要するに「ぜひ見 …
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大谷省吾『激動期のアヴァンギャルド シュルレアリスムと日本の絵画1928-1953』

大谷省吾『激動期のアヴァンギャルド シュルレアリスムと日本の絵画1928-1953』 著者からのメッセージ  このたび『激動期のアヴァンギャルド シュルレアリスムと日本の絵画1928-1953』を国書刊行会から出版いたしました。日本にシュルレアリスムの美術がまとまったか …
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大谷省吾のエッセイ「野田英夫展によせて」 第4回

大谷省吾のエッセイ 野田英夫展によせて(4)            大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)  野田の作品における幻想性は、シュルレアリスムなどから影響を受けつつも、性や死の要素が排除されているようだ。同様の傾向は、ベルリン・ダダの画 …
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大谷省吾のエッセイ「野田英夫展によせて」 第3回

大谷省吾のエッセイ 野田英夫展によせて(3)             大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)  美術において、社会意識と表現との関係を考えるとき、ただちに思い浮かぶのはプロレタリア美術であろう。日本では1920年代後半に台頭し、33年に大 …
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大谷省吾のエッセイ「野田英夫展によせて」 第2回

大谷省吾のエッセイ 野田英夫展によせて(2)              大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)  野田英夫といっても、今日どれだけの知名度があるだろうか。東京国立近代美術館では、代表作《帰路》(1935年)、《サーカス》(1937年)を所蔵 …
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大谷省吾のエッセイ「野田英夫展によせて」 第1回

大谷省吾のエッセイ 野田英夫展によせて(1)              大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)  まずは震災の話から始めたい。このたびの未曾有の震災の被害を受けた方々に、何と声をかけたら良いか、正直いって言葉を失う。そこではどんな言 …
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