光嶋裕介のエッセイ

光嶋裕介『建築という対話』著者からのメッセージ

『建築という対話〜僕はこうして家をつくる』上梓のご挨拶

光嶋裕介(建築家)


 今週末、自宅の書斎スペースを大幅に模様替えしました。というのも、今ある机では、これから描こうとする畳大サイズの大きな和紙のドローイングをフルに広げることができないために、新たな机を設えることにしたのです。それは、1メートル×2メートルのアルミ板と21ミリの(ラワン材の)ランバーコアの合板を単に重ねただけで、ふたつの机から掛けることでつくった即席の机なのです。

 このたび筑摩書房より、『建築という対話』という本を上梓いたしました。思えば、2012年に『幻想都市風景』(羽鳥書店)と『みんなの家。』(アルテスパブリッシング)を、翌13年には『建築武者修行』(イースト・プレス)を、続けて14年には、『死ぬまでに見たい世界の名建築なんでもベスト10』(エクスナレッジ)を、そして、昨年16年には『これからの建築』(ミシマ社)を出版し、これで6冊目の単著となりました。すべて異なる出版社からご縁あって、それぞれ違った「思い」を込めて綴った本たちです。
 今回は、連載をまとめて書籍化するというパターンではなく、はじめての「書き下ろし」ました。およそ2年半かけて、じっくり書かせてもらいました。38歳の建築家として働く自分の原点を探るようにして、幼少期の話から、画家になりたかった高校時代の話もふくめ、「当時の自分に語りかける」つもりで、書いたものです。より正確に申しますと、この本は、1歳半の娘が将来おもしろく読んでくれたらなぁ、と頭の片隅でずっと想像しながら筆を進めました。
 「ちくまプリマー新書」というのは、12年前にはじまった「中高生向け」のシリーズで、そのシリアルナンバー「002」が私の合気道の師でもり、人生の師である内田樹先生の『先生はえらい』なのです。先生と同じシリーズの松席に交ぜてもらうことは、感慨深いものがあり、同時に身の引き締まる思いであります。
 本を書くということは、<声>を獲得するということかもしれません。その声は、僕自身が発したものではありますが、「読者」によって自由に解釈され、聞き取られるものです。私は、この<声>がいつだって多義的に、ポリフォニー(多声音楽)を奏でることを常に意識して書きました。それは、筆者である私と、まだ見ぬ読者との対話にほかなりません。
 建築や空間について、あるいは、地球や世界のあり方について考えることは、衣食住が生活の中心にあるものとする私たち人間にとって根源的なことだと考えています。そこには、絶対的な「正解」などありません。なぜなら、みな違った身体をもっているからです。そうした身体性をテーマに貫きつつ、自分が建築家として働くことにおいて、過去にどのような経験を重ねてきた、決断を下してきたか、についてじっくりと書いてみました。

 今、自宅に完成した傷ひとつない綺麗なアルミ板の机を前にして、わくわくしています。ここに和紙を広げて大きなドローイングを描くことで、私自身がまた見ぬ幻想都市風景を「妄想」しているからです。自宅に机を整えることだって、きっと自分の環境を考えることの大切な行為であり、小さな一歩ではないでしょうか。
 自分の大好きな小説を、満員電車の中で読むことと、お気に入りのカフェで読むのとでは、まったく異なる読書体験が待っていることでしょう。私は、建築家として<声>を発することで、読者のみなさんが、身近な空間に対してより意識的になり、自分の身体感覚を研ぎ澄ますことで、新しい「豊かさ」を毎日の生活の中でみつける手がかりを発見してもらえたら、それほど著者冥利に尽きることはありません。そうした意味においても、この一冊が、若き読者へと届けられることを心より願っています。そして、私がこれまで人生を豊かにしてくれた多くのご縁をいただいたように、またこの本から新しいご縁が紡がれることを期待しています。
こうしま ゆうすけ

●書籍のご紹介
cover光嶋裕介
『建築という対話: 僕はこうして家をつくる』

2017年
筑摩書房 発行
255ページ
17.5x10.6cm
価格:880円+税

家という空間を生み出す建築家は人や土地、風景との対話が重要だ。建築家になるために大切な学び方を内田樹氏の《凱風館》設計で鮮烈デビューした著者が綴る。(筑摩書房HPより)

●今日のお勧め作品は、光嶋裕介です。
20170530_koshima_2-1光嶋裕介
"Urban Landscape Fantasia #1" (1)
2013年
カンバスにシルクスクリーン
90.0×90.0cm
Ed.1
サインあり

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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

光嶋裕介「Art on Paper」に参加して

光嶋裕介「Art on Paper」に参加して

「ご縁は向こうからやってくる〜アートフェア参戦記」


 関空発のユナイテッド34便でサンフランシスコに向かう機内で不覚にもあまり寝ることができず、『ラ・ラ・ランド』(デミアン・チャゼル監督作品、2016)と『ラブ・アゲイン』(グレン・フィカーラとジョン・レクア監督作品、2011)の二本の映画を見てしまったことを、深く後悔することとなる。続くサンフランシスコからニューアーク空港までのユナイテッド779便が深夜到着にもかかわらず、爆睡してしまったからだ。初めての海外アートフェア参戦で、興奮していたのだろうか、すっかり「時差ぼけ」状態の旅となってしまった。
 この二本の映画は、ともにライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主演しており、脂ののった名俳優たちの演技に惹かれてしまい、特に前者の方は、複数の現実がミュージカルのごとくリズミカルに描かれており、エコノミークラスの小さな画面を、つい見入ってしまったほどだ。

AOP-1


 二年半ぶりのニューヨークは、初日こそ春めいていたものの、二日目から連日の氷点下で、お気に入りのワインレッドのジャケットだけではいささか、寒過ぎた。強風の吹く日には、体感温度が氷点下十度の寒さとなり、洋服を貫通して、寒さが身にしみた。
 今回、僕は昨年、自ら福井県武生に行って漉いた越前和紙に描いた幻想都市風景のドローイングを五枚もって、”Art on Paper”というアートフェアに参加させてもらった。会場は、ローワー・イースト・マンハッタンに位置するPier36。イースト・リヴァーが目の前に流れる港の巨大倉庫の中に50近いギャラリーが世界中から集まって、「紙に施されたアート」というコンセプトで、綺麗に区画されたブースに渾身の作品たちが並べられた。

AOP-2

16_プレビュー風景17_プレビュー風景2

 木曜日のVIPオープニングから凄まじい数の来客があり、僕はギャラリー「ときの忘れもの」ブースで、「Architects Drawing(建築家のドローイング)」と題した壁の前で、自作を中心に接客することとなった。2012年より2年おきに計3度の個展をやらせてもらった経験とは、全く次元の違う体験となった。いうなれば、アートフェアは、世界のアート市場における「戦いの場」であり、容赦なく品定めされる目の肥えたお客さんたちと、作品、ただそれだけを頼りに関係を築いていく、ものすごくスリリングな体験であった。見るからに富裕層のようなファッションや佇まいの方から、自身も作品をつくるアーティスト、画廊関係者など、多種多様な人々が訪れた。引っ切り無しにしゃべることは、大変だが、とてもいい勉強になった。
 僕のことを知って、作品を見に来てくれる「個展」と違って、アートフェアは、繰り返しになるが、壁に掛けられた作品だけが勝負なのである。人を惹きつける魅力が作品にあるのか、いわば作品の「磁力」が問われるからこそ、戦いの場なのだ。

AOP-3


 結果から言うと、開場前は「五枚すべてのドローイングを売るぞ」と鼻息の荒かった僕は、日曜日までの4日間で、2枚の絵を売ることに成功した。和紙をどのようにしてつくったか、そこからどのようなペンで、何をどのようにして描いたか、繰り返し、繰り返し、説明した。そうした生身の対話の中での「買ってくれるかもしれないな」という手ごたえらしきを感じられるようにもなったが、それは、残念ながらすべて見当外れであった。というのも、実際に2枚の絵が売れたのは、驚くほど「あっさり」とその瞬間(とき)が来たからだ。
 それは、二日目金曜日の夕方のこと。白髪混じりのご夫妻が、展示した作品の中でも唯一、クライスラー・ビルディングや自由の女神など、実在する建築を交えて描いた《ニューヨーク》を気に入って、「キープ」したいと言ってくださった。要するに、まだフェア全体を見てないから、ぐるっと一周したら、また来るから、この作品を仮に押さえておいて欲しいと言われたのである。突然のことで、ドキドキした。胸の鼓動がはっきりと、感じられ、彼らが今一度来てくれるのか、首を長くして待っていた(もちろん、ほかのお客さんに自作の説明を繰り返しながら)。
 そして、ご夫妻が再度、ときの忘れものブースに来てくれて、作品をじっくり(穴があくほど)見たあとに「I’ll take this」と言ってくれたのだ。嬉しさがこみ上げてくるのをグッと我慢して、冷静に「Thank you, such a pleasure」という返答し、両手で硬い握手を交わした。

AOP-4


 福井で紙を漉き、神戸で描いた僕のドローイングが、マンハッタン在住の素敵なご夫妻の自宅のリビングに飾られることを知り、嬉しくてたまらなかった。気を良くした僕は、さらに精力的に新しいお客さんたちに語りかけ、自作を説明した。すると、オーストラリア出身だというミュージシャンの若い青年が僕の絵をえらく気に入ってくれた。白と黒の和紙が表現する奥行きのある空間性と、緻密に描かれたペンのタッチのコントラスト(対比)が音楽的で、素晴らしい、と言っていただいた。僕も白紙の紙に絵を描くことをせず、自分では制御できない液体の混ざり合いによって紙そのものを制作することで、そもそも絵を描くための「スタートライン」とすることを熱く語った。つまり、建築家として「敷地」から建築を発想して設計をするように、絵を描くときもまた、紙に個性があることが大切だというコンセプトを伝えたら、深く共感してくれた。そして、彼もまた「あとで、また来るよ」と言って、ときの忘れものブースを後にした。ドキドキ、ドキドキ。
 二日目終了間近の午後6時45分ころ、彼は宣言通り、またブースに来てくれた。そして、あの合言葉「I’ll take this」と言って、僕の幻想都市風景を購入した。値段交渉もなく、プレートに定時された価格のままで。硬い握手とともに、僕は彼に「絵というものは、飾られた場所の空気を呼吸するもの。だから、この絵がどこに飾られるか、ぜひ教えて欲しい」と言ったら、「僕のスタジオに飾ろうと思ってる。きっと、毎日この絵を見ることで、いろんな発見があるだろうからね」と。僕は、続けて言った。「絵を描くときにキース・ジャレットやビル・エヴァンスのピアノをよく聴くけど、あなたの音楽も聴いてみたい」と。彼は「明後日フェアの最終日にこの絵を取りにまた来るから、そのときにでもCDあげるよ」と言ってくれた。

AOP-5


 その後、日曜日までの二日間、同じようにして何十人、何百人と作品を前にして話をした。喉が枯れそうなくらい。「また来るよ」とか、「ベストプライスはいくら?」と言った価格交渉まで行った人も少なからずいたが、あのマジックワード「I’ll take this」までは、至らなかった。しかし、これだけの作品が世界から集まり、たくさんの人の目に同時に晒されることで、売れるのと、売れないのとでは、大きな溝が存在することを実感した。決して安くない金額で、自分の作品を購入してもらうこと(コレクターとなってもらうこと)は、歴とした「共感を形で表した」ことになるからだ。
 ただ、売れなかったとしても、多くの人と、作品を通して対話を重ねられたことは、僕にとって大きな収穫となった。これから描くときに、背中を押してもらえるような、顔の見える人たちとの「言葉」が何より僕にとってかけがえのないものに思えたからだ。
 ”Art on Paper”と題されたアートフェアであるにもかかわらず、僕みたいに紙そのものから創作した作品が他になかったことで、僕は「オリジナリティー」を獲得できたことに、少なからず自信をもつこともできた。だから、これからも一枚一枚、しっかりと描いていこうと思えた。
 最後に、2枚目に僕の絵を買ってくれたミュージシャンの彼は、最終日の閉館間際に、やはり作品を取りに来た。そして、約束通り自身のCDを2枚いただいた。その後、「Would you like to come to my studio?」とブルックリンにあるスタジオに誘ってくれたが、二日後の朝に帰国するため、スケジュールが合わずに「Next time for sure」とだけ僕は言って、両手で硬い握手とともに、彼と別れたのである。そして、静かに戦いの日々は幕を下ろした。

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 帰国して、衝撃の事実を知ることとなる。な、な、なんと、彼からもらったCDをかけると、聴き覚えのある曲が。”Somebody that I Used to Know”という曲が、それだ。僕の絵を買ってくれたのは、グラミー賞受賞者でもあるシンガーソングライターのGotye(ゴティエ)だったのだ。こんなことが、果たしてあるのだろうか。信じられないことが、人生には起きるようだ。まるで、夢のような、嘘のような本当の話である。僕のニューヨークでのアートフェア初参戦は、こうして人生で忘れることのできないご縁が結ばれた旅となった。
 思えば、行きの飛行機で見た『ラ・ラ・ランド』は、エマ・ストーン演じるミアが女優を目指してたくさんのオーディションを受け、スターダムへとのし上がるサクセス・ストーリーなのだが、僕にとっての”Art on Paper”もまた、そうした飛躍のチャンスを与えてくれるものとなるのかもしれない。

(こうしまゆうすけ 建築家)

●本日のお勧めは光嶋裕介です。
20170324_04
光嶋裕介 「幻想都市風景2016-04」 2016年 和紙にインク
45.0×90.0cm Signed
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●ときの忘れものの次回企画は「堀尾貞治・石山修武 二人展―あたりまえのこと、そうでもないこと―」です。
会期:2017年3月31日[金]〜4月15日[土] *日・月・祝日休廊
初日3月31日(金)17:00〜19:00お二人を迎えてオープニングを開催します。ぜひお出かけください。
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堀尾貞治(1939〜)の未発表ドローイングと、建築家石山修武(1944〜)の新作銅版画及びドローイングをご覧いただきます。

光嶋裕介「和紙に挑む」最終回

展覧会直前連載:「和紙に挑む」(全4話)

第4話 都市の質感を描く


光嶋裕介(建築家)

 幻想都市風景をモチーフにドローイングを描くことを、ライフワークにしたいと思っている。少年時代から絵描きになりたかった建築家として、手を動かしながら物事を考えることは、旅に出てスケッチするように、建築設計とは別の大切なトレーニングのようなものであり、ドローイングを描くことは、ごくごく当たり前のことなのである。
 架空の街の風景を想像することで、創造力の解像度を上げ、なにかをつくることの意味を多角的にとらえたい、と考えている。そもそも、建築家は現場において、多くの人とコラボレーションすることで常に「集団的創造力」を必要とする職業だ。しかし、ドローイングを描いている瞬間だけは、個として、孤独と向き合いながら、自分の美的感覚と創造力だけを頼りに創作することができる。ドローイングを描いている時だけは、決定的に一人になれるのだ。誰になにを言われることもなく、ただただ、自分自身と向き合う大事な時間。

 このたび、和紙に描く幻想都市風景に「実在する都市を描く」というコンセプトを追加した。建築批評家で編集者である植田実先生の助言を受けたのが、きっかけである。実際の建築を私の描く幻想都市のなかに溶け込ますことで、ドローイングに新たな表情を与えられるのではないか、と考えた。
 まずは、四年間住んでいた街、ベルリンを描いてみた。雲のような、大地のような、予期せぬ形で混ざり合う白黒の和紙のなかに、古典主義の建築家シンケルを、モダニストのミースを、シャローンのフェルハーモニーを描き込んでいく。思いが赴くままにペンを進めていく。ひとつの建築を描き、余白との関係性を考慮しながら、次の建築を描き足していく。直感的に全体のバランスを意識しながらジャズのインプロビゼーション(即興)のようにして、ドローイングを描いていく。現実と幻想の狭間を彷徨いながら、独特な質感が獲得されていく。それは、建築群によって立ち上がる空間の質感のようなもの。
 私は、ベルリンへと思いを馳せて、ペンを進めていき、続けて、ニューヨークパリバルセロナローマ京都と6つの都市空間を描くことができた。それぞれの都市に街に漂う空気を、私の描くドローイングにも漂わせたいと考えている。私の個人的な旅の記憶を種子にして、描かれていったドローイングが、作品を見た鑑賞者によって更に新しい記憶と結びつき、感情を刺激するようなことができれば、それは建築家冥利に尽きる。なぜ描くのか明確には言語化できなくとも、建築家としてドローイングを描き続けたいと考えており、より強い発信力を獲得するために、こうして新作展を開催できる喜びを胸に、しっかりと持続できればと考えている。

4-1光嶋裕介
「バルセロナ」(部分)


4-2光嶋裕介
「ローマ」(部分)


 最後にこのような作品発表の素敵な場を提供してもらっている画廊主の綿貫ご夫妻とサポートして頂いているスタッフの皆さんに深く感謝の気持ちを伝えたい。1998年に、18歳の建築学科一年生としてふらっと入った安藤忠雄展を見て以来、通ってきたこの「ときの忘れもの」で個展ができることは、まるで夢のようであり、強く背中を押してもらっている。そうした多くのご恩とご縁に対して、少しでも恩返しができるように、建築家として精進して参りたいと思っている。ひとりでも多くのひとに、この和紙に描かれたドローイングを体験してもらいたい。
(こうしま ゆうすけ

●光嶋裕介さんと松家仁之さんのサイン本
本日、光嶋裕介さんと松家仁之さんのギャラリートークを開催します。
定員に達したためご予約は締め切りましたが、お二人のご著書にサインを入れていただき画廊にて販売いたします。
是非ご注文ください。
光嶋裕介『これからの建築』光嶋裕介
『これからの建築 スケッチしながら考えた』著者サイン本

2016年
ミシマ社 発行
248ページ
18.7x13.0cm
1,800円(税別)
※送料別途250円


街、ターミナル、学校、橋、ライブ空間、高層建築…
過去と未来をつなぐ、豊かな空間。
その手がかりを全力で探る!(本書帯より)

目次:
・プロローグ 建築家として働くこと
・第一話 大工の言葉
・第二話 街の見た目
・第三話 蔵としての家
・エッセイ1 音楽のある部屋
・第四話 空間のなかの移動
・第五話 芸術の文脈と身近さ
・第六話 地域に開く学校
・エッセイ2 風景と対話するスケッチ
・第七話 人々が行き交う場所
・第八話 高層建築の新しい挑戦
・第九話 世界を結界する橋
・エッセイ3 軸線の先にある象徴的な建築
・第十話 広い芝生とスポーツの巨大建築
・第十一話 総合芸術としてのライブ空間
・エピローグ 生命力のある建築

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光嶋裕介ドローイング集光嶋裕介
『幻想都市風景 建築家・光嶋裕介ドローイング集』著者サイン本

2012年
羽鳥書店 発行
144ページ
18.8x13.2cm
テキスト:内田樹、光嶋裕介
袋とじ製本
2,900円(税別)
※送料別途250円


内田樹邸「凱風館」(道場兼住宅)を設計した建築家・光嶋裕介のドローイング集。旅のスケッチと地平線で続く記憶の風景はやがて処女作「凱風館」へと繋がる。

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みんなの家。増刷光嶋裕介
『みんなの家。建築家一年生の初仕事』著者サイン本

2012年
アルテスパブリッシング 発行
232ページ
18.8x13.0cm
スペシャル鼎談「凱風館へようこそ」:井上雄彦(漫画家)×内田樹(施主)×光嶋裕介
価格:1,800円(税別)
※送料別途250円


当代きっての論客・内田樹さんが自宅兼道場兼能舞台=凱風館の設計を依頼したのは、まだ一軒の家を丸ごと手がけた経験のない新米建築家。この大仕事に、京都の杉と土、岐阜の檜、淡路島の瓦などの天然素材と、一流の腕をもつ匠たちとのチームで挑んだ若き建築家が竣工までを綴っています。

ほんとうにひさしぶりに「日本の青年」が書いた本である。
イノセントな好奇心と冒険心に駆動された「彼のアイディア」を実現するために、建築家はうるさがたの職人やビジネスマンの懐に入り込み、タフな交渉をし、重いがけない妥協案を提示する。その力業のひとつひとつを通じて、彼は確実に成熟への階梯をのぼり、社会的な実力をつけ、世界を語る新しい語彙を獲得してゆく。(中略)この本は一軒の家が建つまでのドキュメントとして読んでもたいへん面白いし、専門的にも価値豊かなものだと思うけれど、僕としてはそれ以上に半世紀近くの不在の後、「救国」のために「青年」たちが出現してきたことの喜ばしい徴候として記憶にとどまることを願うのである。(内田樹 本書帯より)

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2013年『建築武者修行』光嶋裕介
『建築武者修行―放課後のベルリン』著者サイン本

2013年
イースト・プレス 発行
352ページ
18.8x13.0cm
写真・スケッチ:光嶋裕介
ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
※光嶋裕介のサイン入り
価格:1,500円(税込)
※送料別途250円


内田樹氏、推薦
旅の記憶について書くことのリスクは、一度書いてしまった言葉が書き手自身を呪縛して、経験の意味を固定化してしまうことにある。この書物はその陥穽をみごとに免れている。書き手である青年は、彼の旅の経験を一意的なものに還元することを自制し、経験から終わりなく意味を汲み出し続けようとしているからである。自己抑制と知的貪欲。その緊張のうちにこの本の文体の魅力は棲まっている。(内田樹 本書帯より)

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光嶋裕介『死ぬまでに見たい世界の名建築』光嶋裕介
『死ぬまでに見たい世界の名建築なんでもベスト10』著者サイン本

2014年
エクスナレッジ 発行
167ページ
24.2x18.5cm
テキスト・挿画:光嶋裕介
価格:1,800円(税別)
※送料別途250円


世界各国で「名建築」を見てきた光嶋さんが、12のテーマ別にベスト10をセレクトしています。美しい写真とともに、それぞれの見どころや名建築たらしめる理由について解説。テーマごとに描き下ろした上掲のドローイングも収録しています。

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松家仁之『火山のふもとで』松家仁之
『火山のふもとで』著者サイン本

2012年
新潮社 発行
377ページ
19.7x13.5cm
1,900円(税別)
※送料別途250円


読売文学賞受賞。
大事なことは、聞き逃してしまうほど平凡な言葉で語られる――。
若き建築家のひそやかな恋と図書館設計コンペの闘いを、浅間山の麓の山荘と幾層もの時間が包みこむ。鮮烈なデビュー長篇!
(本書帯より)

「夏の家」では、先生がいちばんの早起きだった。
――物語は、1982年、およそ10年ぶりに噴火した浅間山のふもとの山荘で始まる。「ぼく」が入所した村井設計事務所は、夏になると、軽井沢の別荘地に事務所機能を移転するのが慣わしだった。
所長は、大戦前のアメリカでフランク・ロイド・ライトに師事し、時代に左右されない質実でうつくしい建築を生みだしてきた寡黙な老建築家。
秋に控えた「国立現代図書館」設計コンペに向けて、所員たちの仕事は佳境を迎え、その一方、先生の姪と「ぼく」とのひそやかな恋が、ただいちどの夏に刻まれてゆく――。
小説を読むよろこびがひとつひとつのディテールに満ちあふれた、類まれなデビュー長篇。

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松家仁之『沈むフランシス』松家仁之
『沈むフランシス』著者サイン本

2013年
新潮社 発行
184ページ
19.4x13.5cm
1,400円(税別)
※送料別途250円


北海道の小さな村を郵便配達車でめぐる女。
川のほとりの木造家屋に「フランシス」とともに暮らす男。
五感のすべてがひらかれる深く鮮やかな恋愛小説。

森をつらぬいて流れる川は、どこから来てどこへ向かうのか――。
小麦畑を撫でる風、結晶のまま落ちてくる雪、
凍土の下を流れる水、黒曜石に刻まれた太古の記憶、
からだをふれあうことでしかもたらされない安息と畏れ。
ふたりの関係がある危機を迎えたとき、
村を雪が覆い尽くす……
(本書帯より)

◆光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は毎月30日の更新です。

光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」第3回

展覧会直前連載:「和紙に挑む」(全4話)

第3話 描かれる必然性


光嶋裕介(建築家)

 建築家としてドローイングを描き続けることには、大きな意味がある。しかし、それが私自身、何であるかをはっきりとわかっている訳ではない。絵を描くひとのほとんどがそうであるように、ある対象を描き写すスケッチやモデルを前にして描くデッサンと違い、ドローイングを描くという創作行為の面白さは、描いている当の本人にも、その全体像が見えていないという面白さである。

 これは、何も不思議なことではない。人間の多くの行為は、ある目的をもってその因果関係の結果として「意味」が立ち上がるのであって、行為そのものに先行して「意味」がある訳ではない。まだ何も描かれていない和紙を前にして、私の感覚は大きく刺激される。「描きたい」という欲求らしきものが発生し、この場所に、この線を引かねばならない必然性が描きながら発見されていく。

 あらかじめ完成予想図が頭のなかにあって、それをそっくりそのまま紙の上に表出するだけでは決してない。少なくとも、私の場合はそうではない。空間について、あるいは建築について、都市について、自分の身体感覚と対話しながら紙に向かってペンを走らせる。したがって、下書きもしない。独特な緊張感のなか、ゆっくり、たしかな線を引く。次に引く線は、その前に描いた線に反応しながら、少しずつ画面のなかで関係性をつくりながら、ぼんやりと全体像らしきものが立ち上がってくるのである。この形のないものに、形を与える「無定形の定形」作業においてこそ、私がドローイングを描き続ける喜びがある。

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 何が立ち上がるのかは、描きながらみつけられるため、自分自身の身体感覚が研ぎ澄まされていないと、ペンはなめらかに走ってくれない。しかし、ひとたび造形が立ち現れ、画面のなかにうっすらとイメージしていた幻想的な都市風景が立ち上がることで、私の建築家としての美意識らしきものが反応し、どこか「雑多なものが同居」する強度のようなものを画面のなかで表現できないだろうかと、考えている。

 この描きながら考えて、身体的シグナルを感じながら描く行為には、高い集中力が求められる。アスリートが試合中に入るとされる「ゾーン」のようなものに入ることができれば、無意識との接続も可能になり、描かれたばかりの線に、また新しい線がドンドン重ねられていく。そうして描き進めることで、時折自分でも予期せぬ線が現れる。それは、まさに意味や必然性といったことが、事後的にしか実感されない、なによりの証拠といえる。ここに、描き続ける源泉がある。深く呼吸し、高い集中力のなかで、和紙に向き合って線を描くことで、今まで知らなかった自分と出会うのだ。自分を内側から拡張していると言い換えてもよい。

 繰り返しになるが、それは前もって頭の片隅に存在したなにものかを描き出しているのではなく、描きながら発見していく創造的な営み。このエキサイティングな作業は、建築家として建築を設計することとはダイレクトに関係していなくとも、根底の部分においては、同じ水脈に触れている。集団的創造力の産物である建築に対して、ドローイングはすべてが個人的判断でコントロール可能な行為であり、そのバランスこそが建築家としての奥行きある相乗効果を生み出す、と私は信じている。
(こうしま ゆうすけ

◆ときの忘れものは、9月20日(火)〜10月8日(土)「光嶋裕介新作展〜和紙に挑む〜幻想都市風景」を開催します。
9月30日(金)19時より、松家仁之さん(小説家、編集者)を迎えてギャラリートークを開催します(*要予約、参加費1,000円)。
※必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com
koshima_DM

◆光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は毎月30日の更新です。

光嶋裕介の新連載「和紙に挑む」第2回

展覧会直前連載:「和紙に挑む」(全4話)

第2話 インスピレーションの地形


光嶋裕介(建築家)

 「描く」という行為から少し離れて、「彫る」ということについて考えてみると、彫刻家にとって彫る対象となる「石」はどのような存在なのだろうか。優れた彫刻家は、石の声に耳を済ませ、自らの自我によって彫りたいものを彫り出すというよりも、石がなりたい姿をみつけるという類のことを聞いたことがある。実に潔いし、かっこいい。
 しかし、これは、なにも不思議なことではない。やはり、芸術家には、どこか目に見えないものを想像する力が求められるからだ。それは、ただ突拍子もない真新しいものを生み出すということではなくて、目の前の風景を深く観察し、そこにあったかもしれないなにものかを見ることなのではないか。もうひとつの世界と言い換えても良い。
 石から何かを彫るにしても、やはり、対象である石のことをよくよく観察し、少しずつその姿らしきものがぼんやり見えてくるようになるのだろう。だとしたら、やはり、絵を描くにしても、無自覚的にただ白い紙に絵を描きはじめるのではなく、その紙そのものについてもちゃんと関わりたいと思うに至った。

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 建築家は、スケッチをしながら思考するもの。それが、お気に入りのモレスキンのスケッチブックであっても、新聞の切れ端であっても、「描きたい」何かがひらめいたときが最も大切なのである。言葉は、わざわざメモに書き起こさなくても、頭のなかで復唱することで、覚えることができる。しかし、造形的なアイデアというものは、描いてみなければわからない。むしろ、描くことで初めて発見させるもの。ひらめきは、そのきっかけであり、それを逃すと二度とそのアイデアは、思い浮かばないかもしれないのだ。

 このアイデアが生まれる瞬間というものに着目したい。何かふわふわした形のないものが、ゆっくりと立ち上がってくる。線を重ねることで、少しずつ輪郭が発見され、造形として描かれていく。いまさっき描いた線に、次描く線が影響されていく。先の線があるから、次の線が描かれる。そうした線の関係性に世界が宿る。こんな線を描いてみよう、こんな風に繋げてみようと、思うのもすべて画面と自分が反応するから。
 私にとって、ドローイングを描くということは、それがツルツルのケント紙であるのか、ザラザラの藁半紙であるのかは、決定的に違う。描いているのが2Bの鉛筆なのか、HBのシャーペンなのか、あるいは、製図用のペンで描くのかによっても、まったく違う。当たり前かもしれない。紙という物質もペン先の摩擦によって、線という結果がうまれる。
 ジャズミュージシャンがそれぞれ息のあったインプロビゼーションによって演奏するように、私も和紙の上で、自由に踊りたい。単なる白い紙ではなく、そこに予期せぬ形でうまれた「模様」をひとつの「地形」としてとらえ、静かに思い浮かぶ街の姿を描いていくのである。

 そういう意味において、今回の個展に出展する「幻想都市風景」のインスピレーションは、和紙そのものにあると断定できるのだ。

(こうしま ゆうすけ

◆ときの忘れものは、9月20日(火)〜10月8日(土)「光嶋裕介新作展〜和紙に挑む〜幻想都市風景」を開催します。

●今日のお勧め作品は、光嶋裕介です。
20160730_koshima_8_wonder光嶋裕介
「Wonder City 2015」
2015年
紙にインク、墨
31.0×38.0cm
サインあり

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は毎月30日の更新です。

●皆様にご協力いただいた「ここから熊本へ〜地震被災者支援展」での売上げ総額634,500円は、一番被害の大きかった益城町でお年よりや子供たちのケアに尽力されている木山キリスト教会に400,000円を、熊本市の城下町の風情を残す唐人町で被災した築100年の商家(カフェアンドギャラリーなどが入居、一時は解体も検討された)の西村家の復興資金に234,500円を、それぞれ送金いたしました。
詳しくはコチラをお読みください。

光嶋裕介の新連載「和紙に挑む」第1回

展覧会直前連載:「和紙に挑む」(全4話)

第1話 予期せぬ混ざり合いからの想像と創造


光嶋裕介(建築家)

 「絵を描く」という至極プリミティブな行為が成立するためには、ペンや鉛筆といった描くための道具と、描かれるベースとなる紙がいる。ごく当たり前のことだが、これは、とても大切なはじまり。
 描きたいように、自分の身体感覚の行き届いたペンは、まるで自分の指の延長であるかのように自由に動き、目の前の風景や脳内のイメージをはっきりとした線として描き出すことができる。また、ペンが「図」としての線を描き落とすのは、「地」としての紙である。
 このなんの変哲もないような二つの道具、ペンと紙は、すべての創造のスタートライン、あるいは土台となる。極端にいえば、画家は自らのペンと紙でなければ創作できないはずだ。使い慣れない道具では、違和感ばかりが先行し、描きたいものを描くことは難しい。だから、画家たちは、必ず自分のペンとお気に入りの紙を持っている。幾度となく失敗を重ね、もっともしっくりくるペンと紙(筆とキャンバスと言い換えてもよい)を使って絵を描いている。

 一枚のドローイングにとって、「何で」、「何に」、描くかというのは、とても大切な出発点。もちろん、「何を」描くのかが一番大事であることは間違いない。しかし、その前にある描かれる対象としての紙について考えていくと、紙そのものも、立派な作品だと思うようになった。いわば建物にとっての敷地である。画材屋でわくわくしながらお気に入りの画用紙を購入することから作品づくりがはじまっていたと思っていたのだが、無自覚に紙は買うものと決めつけてしまっていたように思う。
 むしろ、絵を描く紙そのものを自らの手でつくる(紙は漉くという)ことこそ、なんだか自然なのではないかと思い立ち、越前和紙で有名な福井県武生を再訪した。

 二年前に日本の五つの美術館を巡回した『特別展 ガウディ×井上雄彦〜シンクロする創造の源泉〜』という展覧会の公式ナビゲーターを務めさせて頂いたご縁で、井上さんが武生の上山製紙所にて、高さ3.3メートル、長さが10.7メートルもある大きな和紙「平成長尺大紙」を20人もの人と協働して漉く現場に立ち会うことがあった。工場は、すごい熱気に包まれ、見たこともないような大きくて存在感のある和紙が完成した(井上さんは展覧会の最後の作品をこの大きな和紙に描いて展示した)。今回は、自分のドローイングを描くための和紙を自ら漉いてみることにしたのである。

W-1_600


W-2_600


 和紙は、「楮(こうぞ)」や「三椏(みつまた)」といった木が原料となり、その繊維を均質に混ぜるために、ねばねばした「ネリ」を入れると、トロトロした液体が完成する。どことなくエロティックな液体だ。それを、細かい網状の底をした木製の四角い型の上に流し込むとそこに残った繊維が乾燥し、和紙になる。料理するときに網で素麺の水を切るように、水だけが下に落ちて、紙となる繊維はちゃんとひっかかる要領である。
 私の場合は、楮を墨などの顔料で染めた黒い液体と、漂白された通常の白い楮の液体の二種類を使用する。それを小さなバケツにそれぞれ汲み取って、同時に木枠の中に流し込む。すると、黒い液体と白い液体が勢いよくぶつかり合う。まったく予期せぬ造形となって混ざり合うのである。このどうなるか「わからない」ことをすべての創作のスタートラインにすることで起動する想像力を大切にしたいのだ。
 紙を自ら漉いてつくるということは、無条件に与えられた白紙の上から描き始めるということをしないで、自らの出発点を自覚的に一段階繰り上げることである。与えられた敷地をしっかりと考察した先に建築の設計がはじまるように、ドローイングにとって、紙を自分で漉くことには大きな意味があると私は考える。

 こうして、白と黒の液体の予期せぬ混ざり合いから想像力を膨らませ、強度ある創造力を発揮した作品制作がしたいと考えながら、私は今日も和紙に挑んでいる。
(こうしま ゆうすけ

*画廊亭主敬白
「建築家のドローイングと版画」を看板にしているときの忘れものは、建築家光嶋さんの個展を2012年5月2014年9月の二度開いています。いつもは閑散としている画廊が連日多くのお客様で賑わいました。二年ぶり三度目の今回は自ら越前和紙の産地に泊り込み自分で和紙を漉く(当然その中には光嶋さんの夢と幻想が籠められています)という熱の入れようです。展覧会は9月を予定していますが、今回の和紙への挑戦を4回にわたり自ら実況中継してもらいます。毎月30日が更新日です。90cmという大きな和紙に挑む野心作にご期待ください。

●今日のお勧め作品は、光嶋裕介です。
20160630_koshima_2-6光嶋裕介
「Urban Landscape Fantasia #1"」(6)
2013年
カンバスにシルクスクリーン、アクリル
90.0×90.0cm
Ed.1
サインあり


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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆新連載・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は毎月30日の更新です。

光嶋裕介「大阪での新作展に向けて」11月1日〜11月21日

新作展に向けて

このたび、大阪淀屋橋にあるNii Fine Arts画廊にて、
2年ぶり2度目の個展「光嶋裕介展2015」を
開催する運びとなりました。

マスキングされた水彩画の中に、
幻想都市風景を描きこんでいく新作ドローイングを中心に展示します。

昨秋のときの忘れものでの個展の際に、
ゴッチさんが来廊したことがきっかけで生まれた
Asian Kung-Fu Generationの「Wonder Future」
全国ツアーの原画も展示します。

建築家として、建築を設計することは、
クライアントや職人さんとの共同作業であり、
建てられる場所との対話によって成り立っています。
そこで、身体感覚を頼りに、想像力を最大限に発揮するためにも、
私にとって一人でドローイングを描くことは
お互いに補完し合う大切な役割を果たしています。
ル・コルビュジエは、午前中はアトリエに篭って絵を描き、
午後から設計事務所に出向いて働いていたと言われています。
私は、すべての仕事を終えた夜、
太陽が沈んだ後に誰に邪魔されることなく
深夜の静寂の中(音楽を聴くこともありますが)で
線を紡ぎ、ドローイングを描きます。

写真や画像から伝わらない「本物のチカラ」を
ぜひ画廊に来て感じて欲しい。
どうぞお近くにお越しの際は、立ち寄ってみてください。
心よりお待ちしております。

光嶋裕介(建築家)
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大阪のNii Fine Artsで光嶋裕介さんの展覧会が開催されます。
お近くの方、ぜひお出かけください。
HAGAKI「光嶋裕介展 2015」
会期:2015年11月1日[日]〜11月21日[土]
会場:Nii Fine Arts
〒541-0043 大阪市中央区高麗橋2-3-9 星和高麗橋ビルB1
Tel.06-4708-7839
時間:11:00〜19:00(日曜日は17:00まで)

●イベントのご案内
・11月1日(日)17:00〜オープニングパーティー
・11月7日(土)18:00〜釈徹宗×光嶋裕介 ギャラリートーク
※申込希望の方はこちらまで

本日は休廊です。

●今日のお薦めは光嶋裕介です。
20150421_koshima_6_ulf-4_treehouse光嶋裕介
「幻想都市風景 - TREE HOUSE」
2014年
和紙にペン、墨
34.0x52.0cm
サインあり

光嶋裕介「いつでも制作中」

光嶋裕介「いつでも制作中」

先月、九年ぶりにパリを訪れました(※1)。
ちょっぴり早い夏休みです。
内田樹先生率いる凱風館の門人たち九人と一緒に、
イタリア合気会を半世紀前に立ち上げられた
多田宏師範(内田先生の師である)による
三日間の合気道研修会に参加させてもらいました。
日本から遠く離れたフランスでも合気道はさかんで、
沢山の方々と一緒に汗をかきながら「心を透明にする」ことを
心がけた気持ちのいいお稽古ができました。

01※1
セーヌ川沿いからエッフェル塔を臨んで描いたスケッチ


せっかくのパリなので、
この際これまでは修復中で見られなかった
ル・コルビュジエの《ラ・ロッシュ邸》や
念願のピエール・シャローの《ガラスの家》を見てきました。
詳細は、またの機会に譲るとして、
両建築家の強い想いが隅々まで込められた濃密な空間が印象的で
明るくて素晴らしい名作住宅でした。
巨匠フランク・ゲーリーの話題の新建築、
《ルイ・ヴィトン・ファウンデーション》にも足を運びました。

パリという街には、不思議な魔法がかかっているようだ。

最終日の夕暮れ時に、ポンピドゥ・センターで開催中の
『ル・コルビュジエ展』(※2)に駆け込みました。
モダニズム(近代建築)を確立させた世界的建築家として
ル・コルビュジエの成し遂げた偉業は、建築にとどまることなく、
都市計画から家具、書籍出版、絵画に至るまで多岐に渡っている。
それらすべての創作の中心に「身体性」があることを
この秀逸な展覧会は、オリジナルの図面やスケッチ、
模型にドローイング、映像などを見せることで伝えていた。
質量ともに圧巻の展示は、示唆に富んでおり、
二時間あっても時間が全然足りないくらいだった。

02※2
ポンピドゥ・センターで、『コルビュジエ展』を観る


比較するのも大変おこがましいが、
私も一人の建築家として、
建築設計にとどまらない自由で多様な働き方をいつも心がけている。
建築を設計し、現場を工事監理することを中心に添えつつも、
大学で教育に携わることや、文章を書いたりすること、
ドローイングや銅版画を製作することも、
ときにはテレビ番組に出演することさえも、
すべては、建築家として幅広く働くことを考えている。
それぞれの仕事には一切の優劣がありません。
たくさんの方から頂いたご縁を大切に、
目の前にある仕事の一つひとつに全身全霊で向き合うだけです。

この夏は、
ロックバンドのAsian Kung-Fu Generationの
新アルバム『Wonder Future』の全国ツアーのための
舞台設計とドローイングを制作(※3)する機会を得ました。
架空の街をコンセプトに、彼らの舞台を白い塔の群れとして設計し、
そこに曲に合わせて描いたドローイングを
映像チームの方々と協働しながら、プロジェクションマッピングしました。
目に見えない音楽を、空間による演出でスペクタクルをつくり出し、
ライブというパフォーマンスを総合芸術としてお客さんに提出する。
このライブを体験したアジカンファンのみなさんが
唯一無二の時間として深く記憶に残ることを目指しました。

03※3
北は北海道、南は沖縄まで30公演のアジカン全国ツアーの舞台デザインでは、ドローイングをプロジェクション・マッピングする


このエキサイティングな仕事は、
私にとって初めての挑戦でしたが、
そのきっかけは、ときの忘れもの画廊だったのです。
昨年の秋に開催させてもらった『幻想都市風景展』に
アジカンのヴォーカルである後藤さんが来廊してくれました。

17年前の学生時代、
ふらっと入った安藤忠雄展以来、ずっとここに通い続けています。
画廊主の綿貫さんとのご縁を頂き、
白井版画工房で銅版画をやらせてもらい、
石田さんと一緒にシルクスクリーンも制作させてもらっています。
このような最高の環境を得て、
私にできることは、ただひとつ。

自分が納得のいく作品をコンスタントに発表し続けること。

また、
新しい作品をみなさんにお見せできることを心より楽しみにしております。

光嶋裕介(建築家)


〜〜〜〜

光嶋さんからもご紹介がありましたように、7月からスタートしたロックバンドASIAN KUN-FU GENERATION(アジアンカンフージェネレーション)のライブステージデザインを担当しています。
光嶋さんのドローイングがプロジェクションマッピングの手法を用いて投影されるなど革新的なステージとなっています。

20150727-asiankungfugeneration-photo1_lCINRA.NETより転載
撮影:山川哲矢



20150727-asiankungfugeneration-photo3_lCINRA.NETより転載
撮影:山川哲矢



ボーカルを務める後藤正文さんは、昨年開催した「光嶋裕介展―幻想都市風景」にもお越しになり、光嶋さんと熱心にお話しされていました。

ミシマ社のウェブマガジン「みんなのミシマガジン」で公開された後藤さんと光嶋さんの対談(全3回)によると、後藤さんはアルバムのレコーディング前の段階から光嶋さんにステージ設計の依頼をし、光嶋さんもアジカンのニューアルバム『Wonder Future』の楽曲を繰り返し聴きながらドローイングを描いていったそうです。
ジャンルは違えど表現するという共通点を持ったクリエイターたちが共鳴し合い実現した舞台となっています。

*このライブツアー『Wonder Future』についてはCINRA.NETに詳しく掲載されていますのでご覧ください。

●ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2015 「Wonder Future」Teaser Spot


●今日のお勧め作品は、光嶋裕介です。
koshima_4_kenchiku-1光嶋裕介
『凱風館通信』より《建築のある風景-01》
2014年
紙に水彩、ペン
17.8x13.9cm
サインあり


koshima_6_ulf-4_treehouse光嶋裕介
「幻想都市風景 - TREE HOUSE」
2014年
和紙にペン、墨
34.0x52.0cm
サインあり


koshima_2-6光嶋裕介
「Urban Landscape Fantasia #1」(6)
2013年
カンバスにシルクスクリーン、アクリル
90.0x90.0cm
Ed.1
サインあり


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「光嶋裕介新作展―幻想都市風景」より和紙の作品

光嶋さん(@yusuke_koshima)の個展を覗く。“幻想都市”。重力から解放された建築家の想像力は、縦横無尽に遊びながらも、或る有機性を獲得しており、恣意を赦されては居ない。それはすこし、生命に似ている。“単一性の脆弱さ”。
(渋谷遼典さんのtwitterより)

先週「ときの忘れもの」で行われた光嶋さんと山縣さんのトークイベントメモを反芻。ファッションと建築はお金と時間の制約を受けながら創るという共通項があるが、時間の流れは大きく違う。ファッションのスピードはとても速い。
建築とファッション。自分の中では結びつかなったことがお二人のお話しを伺って、新しい視点を得ることができた。『ファッションは魔法』を読むのも楽しみ!そして光嶋さんのドローイングをもう一度じっくり観に行こう。

(フラキ水さんのtwitterより)

作品を買うお金はなかったので、『死ぬまでに見たい世界の名建築なんでもベスト10』買って、光嶋さん @yusuke_koshima のサインいただいた。帰りに電車の中で読んでたけど、この本、めちゃ良い本!釘つけになってしもた笑
(takahiro hiranoさんのtwitterより)

昨晩は光嶋裕介さんの新作展で山縣良和さんとでお二人のトーク@ときの忘れ物。幻想都市風景の作品をバックに「建築とファッションの大きな相違は時間では」(光嶋さん)「人よりも神のほうが向き合いやすかった」(山縣さん)など交差する面白さ!
(アイデアインクさんのtwitterより)

出張帰りに光嶋さんのギャラリーによる。なんと、三島さんも来てた( ̄Д ̄)ノいい感じだ。絵もギャラリーの空気も。
(kojiさんのtwitterより)

光嶋さんの個展。すごくよかった。ひとつひとつを観るのにすごい時間をかけてしまった。光嶋さんって建築家なのに描くものがConstructiveでもStructuralでもない。でも、しっかり建築的。絵の世界に入って遊べちゃう。うにょ、うにょ、うにょって。
(安田登さんのtwitterより)

マンションの法定点検あって、ヨガ行って、友人の誘いで二科展見て、新作のオウム頂いて、一緒にギャラリーときの忘れもの行って確信犯な野望を抱いていたので、作品購入の犯行を実行して帰宅。濃密な一日で疲れたから、ワイン飲みながら読書。
昨日教会を購入し、著作まで頂きありがとうございました。早速興味深く読ませてもらってます。勝手ながら、画像がチェコでは有名な作家さんの切手で、光嶋さんの作品と幻想的な雰囲気が似ている!と興奮してます。

(Fujine Yanoさんのtwitterより)

光嶋裕介さんの個展に行ってきた!どれも素敵な絵で、絵の中旅してる気分になって笑、かなりじっくり観させていただきました。そして読みたかった『建築武者修行』購入。(サインしていただいた!!)建築への思いが詰まってるとのことなので、とてもわくわく。
(エリーさんのtwitterより)

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越前和紙について

光嶋裕介


 このたび、日本とスペイン国交400周年を記念して六本木森アーツセンターギャラリーにて開催されている『特別展 ガウディ×井上雄彦』の公式ナビゲーターを務めることになり、福井県武生にある「上山製紙所」とご縁が生まれました。
 そこで、井上さんは、高さ3メートル、長さ10メートルにも及ぶ大きな和紙「平成長尺和紙」を自ら漉き、特別展のクライマックスである大作を描いたのです。私も、今回の「ときの忘れもの」での2年ぶり2度目の個展開催が決まり、すぐに武生を再訪しました。和紙に幻想都市風景を描いてみたいと思ったからです。
そして、上山製紙所の柳瀬社長のご厚意で、井上さんも和紙を制作した「やなせ和紙」をご紹介頂き、私も制作する機会を得ました。
 楮(こうぞ)にネリを混ぜて、ドロドロとした和紙の原料は、なにか生き物のようでもあり、和紙制作は、たいへん楽しい経験でした。「白と黒」や「白と藍」の2色を混ぜた和紙を制作しました。
 それぞれの原料が入ったバケツを、右手と左手で持ち、同時に型の中に流し込みました。そして、予測不能な曲線が生まれるのです。乾いて完成した和紙に触発され、本展にある和紙の作品は、描かれました。そういう意味において、越前和紙の制作からして、作品づくりは始まっているのです。
 澄んだ冷たい水を触りながらも、汗だくになって、朝から一日中越前和紙を漉く、忘れられない夏の思い出になりました。
光嶋裕介(建築家)

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現在開催中の「光嶋裕介新作展―幻想都市風景」より和紙に描かれた作品のご紹介です。
R0018267 2_600
出品No.31)
光嶋裕介
「幻想都市風景 - TREE HOUSE」
2014年
ペン、墨、和紙
52.0x34.0cm
サインあり

R0018260 2_600
出品No.32)
光嶋裕介
「幻想都市風景 - BRIDGE」
2014年
ペン、墨、和紙
52.0x34.0cm
サインあり

R0018263 2_600
出品No.33)
光嶋裕介
「幻想都市風景 - MOUNTAIN」
2014年
ペン、墨、和紙
52.0x34.0cm
サインあり

R0018266 2_600
出品No.34)
光嶋裕介
「幻想都市風景 - TOWERS」
2014年
ペン、墨、和紙
52.0x34.0cm
サインあり

RIMG1140_600
出品No.35)
光嶋裕介
「幻想都市風景-EARTH」
2014年
色鉛筆、和紙
各29.7x21.0cm
Frame size: 74.5x100.5cm
サインあり

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◆ときの忘れものは2014年9月3日(水)〜9月20日(土)「光嶋裕介新作展―幻想都市風景」を開催しています(会期中無休)。
DM1000_6002年前の銅版画展に続き、幻想都市風景を描き続ける建築家光嶋裕介の2回目となる新作個展、ドローイングを中心に和紙での新たな試みなど約30点をご覧いただきます。
光嶋裕介のエッセイ」「内田樹のエッセイ」もあわせてお読みください。

●光嶋さんの在廊予定は以下の通りです。
9月15日/全日(12〜19時)
9月17日/14時〜

光嶋裕介「新作個展へ向けて」

光嶋裕介「新作展に向けて」

 このたび、ときの忘れもの画廊にて、2年ぶり2度目の個展を開催する運びとなり、大変嬉しく思っています。このような貴重な機会を頂き、心より感謝しています。本当にありがとうございます。
 何より、建築家として建築を設計することは、いつだって多くの方々との恊働作業の上で成り立っており、現場で職人さんと対話を重ねながら一緒につくっていくために、オーケストラの指揮者の役割に類似していると常々感じています。しかし、図面(楽譜)を描くのも、私たちの仕事であるため、作曲家のそれと合わせて、建築家は「一人二役」となるわけです。
 私にとって、「幻想都市風景」を描くことは、建築家として多くの人と仕事するなかで、見失われがちな一人の、孤独な時間と向き合う大事なルーティンであります。このとき大切にしているのが、自分の内側にある暗闇に片足だけ踏み込む感覚を忘れないことです。あらゆることに対して自由であることを心がけて、全身全霊で描いています。そのプロセスにおいては、マチエールへの挑戦があります。本個展では、初めてシルクスクリーン制作と和紙に描くことにチャレンジしました。
 この予測不能な、「どうなるか分からない」気持ちをもちながら、制作することで、新しい建築の世界の表現を追求したいと考えています。建築が伝達し得るメッセージを少しでも拡張すべく、旅は、続きます。
こうしまゆうすけ

光嶋裕介_幻想都市風景_Urban Landscape Fantasia 2014-1
出品No.10)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-1」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり

光嶋裕介_幻想都市風景_Urban Landscape Fantasia 2014-2
出品No.11)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-2」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり

光嶋裕介_幻想都市風景_Urban Landscape Fantasia 2014-3
出品No.12)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-3」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり
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◆ときの忘れものは2014年9月3日(水)〜9月20日(土)「光嶋裕介新作展―幻想都市風景」を開催しています(会期中無休)。
DM1000_6002年前の銅版画展に続き、幻想都市風景を描き続ける建築家光嶋裕介の2回目となる新作個展、ドローイングを中心に和紙での新たな試みなど約30点をご覧いただきます。
光嶋裕介のエッセイ」「内田樹のエッセイ」もあわせてお読みください。

9月5日(金)18時より開催の光嶋裕介さんとファッションデザイナーの山縣良和さんのギャラリートーク『ファッションと建築』は定員に達したので受付は終了しました。
同日19時よりのレセプションにはどなたでも参加できますので、ぜひお出かけください。
●光嶋さんの在廊予定は以下の通りです。
9月3日/全日(12〜19時)
9月4日/15時〜
9月5日/16時半〜
9月6日/全日(12〜19時)
9月7日/全日(12〜19時)
9月15日/全日(12〜19時)
9月17日/14時〜
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ギャラリー&編集事務所「ときの忘れもの」は建築家をはじめ近現代の作家の写真、版画、油彩、ドローイング等を扱っています。またオリジナル版画のエディション、美術書・画集・図録等の編集も行なっています。
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