野口琢郎のエッセイ

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第54回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第54回



正月の床の間

皆様あけましておめでとうございます。
昨年までの3年間は、松下幸之助歴史館設置用作品の制作、大手町のパークビルディング設置用作品の制作、ロームシアター京都の蔦屋書店設置用作品の制作など年明けに大作の納期があり、慌ただしく正月を迎える事が続きましたが、今年は久しぶりにのんびりと年を越しました。

改めて昨年の事を少し振り返ると、日々の作品制作は苦しみながらも少しは新しいイメージのものもできたり、代表作といえる作品もいくつかできたので、ある程度充実したものだったのかな、と思います。
ただ今年こそは、海空系、Landscapeに続く新たな三本目の柱となるようなシリーズ作品を生み出したいと思っています。毎年そう思って何年も経っているのですが、追い求めればそのうちパッと現れてくれるはずだと思っています。

2019年、2月にはもう44歳になると思うと我ながらびっくりですが、
先日結婚して家族も増えたので、一家の大黒柱には程遠いものの、もう少し太い柱になれるようにより気合いを入れて、良い一年になるように地道にがんばりたいと思います、本年もどうぞよろしくお願い致します。

光嶋一家と妻と野口家の前光嶋一家と妻と野口家の前で

のぐち たくろう

野口琢郎展カタログのご案内
野口琢郎展_表紙600野口琢郎展カタログ
2018年
ときの忘れもの発行
24ページ
テキスト:島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
本体価格800円(税込) 
※送料別途250円
(メールにてお申し込みください)


野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi_15_tsukiyo野口琢郎 Takuro NOGUCHI
《月夜》
2010年
箔画(木パネル、漆、土、金・銀箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
40.0x40.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

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*画廊亭主敬白
新年早々残念なお知らせです。
建築家の六角鬼丈先生が1月12日にお亡くなりになりました。
一昨年ときの忘れもののエディションとして新作版画8点を制作され、銀座・ギャラリーせいほうでの「石山修武・六角鬼丈 二人展―遠い記憶の形―」で発表されました。
その後もいくつかのプロジェクトを実現したいと先生と相談していたのですが、病篤くついに帰らぬ人となってしまわれました。
心よりご冥福をお祈りします。

ときの忘れものは「第27回瑛九展 」を開催しています。
会期:2019年1月8日[火]―1月26日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊
307
ときの忘れものは3月末開催のアートバーゼル香港2019に「瑛九展」で初出展することになりました。
香港に作品を持って行く前に、ギャラリーで出品作品を公開いたします。
瑛九がさまざまな技法で試みた「光の絵画」への志向が最後に行き着いたのが点描で画面全体を埋め尽くす独自の抽象絵画でした。本展では輝くばかりの100号の油彩大作《海の原型》(1958年)など代表作ほか、カメラを使わず印画紙に直接光を当ててデッサンする「フォトデッサン(フォトグラム)」など1930年代最初期から最晩年までの作品をご覧いただきます。
瑛九の資料・カタログ等については1月11日ブログ「瑛九を知るために」をご参照ください。

●ときの忘れもののブログは年中無休ですが、それは多くの執筆者のおかげです。
昨年ご寄稿いただいた方は全部で51人。年末12月30日のブログで全員をご紹介しました。
荒井由泰,飯沢耕太郎,石原輝雄,井上祐一,植田 実,王 聖美,大竹昭子,大谷省吾,大野 幸,小国貴司,小此木美代子,片多祐子,金子隆一,喜夛孝臣,北村淳子,君島彩子,熊倉浩靖,倉方俊輔,光嶋裕介,小林紀晴,小林美香,佐藤研吾,島 敦彦,嶋吉信,東海林 洋,杉山幸一郎,鈴木素直,住田常生,清家克久,関根伸夫,高北幸矢,蔦谷典子,土渕信彦,戸田 穣,中根秀夫,中野和加子,中村惠一,中村茉貴,西岡文彦,野口琢郎,橋本啓子,平野 到,弘中智子,frgm/羽田野麻吏,市田文子,平まどか,中村美奈子,堀 浩哉,水沢 勉,柳 正彦,夜野 悠,

●2019年のときの忘れもののラインナップはまだ流動的ですが、昨2018年に開催した企画展、協力展覧会、建築ツアー、ギャラリーコンサートなどは年末12月31日のブログで回顧しました。

●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18〜24頁>に特集されています。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第53回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第53回

ART MIAMIへ

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昨年に続き、今年もマイアミでのアートフェアART MIAMIにときの忘れものさんのブースから出展させて頂きました。
ときの忘れものブースはギュッとまとまった良い展示になり、初日のVIPプレビューからいつも通り葉栗剛さんの木彫が注目を集め、僕やコラボ作品も出している光嶋裕介さんの作品もじっくり観て頂けて、京都から20時間かけた長旅をがんばって来て良かったなと思いました。

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ときの忘れものブースは連日盛況で、5日目には光嶋裕介さんの作品6点が見事完売、内4点はコラボ作品なので僕も嬉しかったです。
光嶋さんは得意の英語と話術でも大活躍でした。
僕も今年最後のフェアで良い結果を残すことができて一安心でした。
ART MIAMIはやはり今まで出展したアートフェアの中ではフェア全体の作品のクオリティは一番で、自分の作品がこの場所で負けずに勝負をできているのかという事を肌で感じられるので、有り難い経験でした。
そして今回の5人、スタッフの尾立さん新澤さん、松下さんと光嶋さんとはとても息の合う、楽しい良いチームで、皆さんにとてもお世話になり、感謝しております。
2度出展したニューヨークでのフェアのように、海外アートフェアは同じ作風、構成で同じように成果を上げられる程甘くはないと思いますが、
一年の間に何か進化した作品を生み出し、来年もチャンスを頂ければチャレンジしたいと思います。

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そしてあっという間の2018年ももうすぐ終わりますが、実は先日12月13日に入籍致しました。
43歳にしてやっとという感じですが、彼女は漆芸の作家なので、お互いに技術面でも刺激を与えあいながら、来年はさらに制作をがんばりたいと思います。2019年もどうぞよろしくお願い致します。
のぐち たくろう

野口琢郎展カタログのご案内
野口琢郎展_表紙600野口琢郎展カタログ
2018年
ときの忘れもの発行
24ページ
テキスト:島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
本体価格800円(税込) 
※送料別途250円
(メールにてお申し込みください)


野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi_15_tsukiyo野口琢郎 Takuro NOGUCHI
《月夜》
2010年
箔画(木パネル、漆、土、金・銀箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
40.0x40.0cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第52回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第52回

ART TAIPEI、TOYO TIREカレンダー

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10月末のART TAIPEI、今回は有り難い事にときの忘れものブースの正面の壁面一面を頂く事ができたので、作品4点を展示しました。
2年ぶりの参戦、2年前は上海のアートフェアの会期がかぶったとかでプレビューがガラガラという状況だったので、今回のお客さんの入りはどうなのだろうかと思っていましたが、期間中お客さんのいない時間帯が全く無く、来場者数はとても多かったように思います。
そして自分で言うのも何ですが、今回僕の作品はとても好評で引力も十分、多くのお客様がじっくりと観てくださってとても嬉しかったです。
ただ、人気があっても売れる売れないはまた別の話、海外アートフェアも何度も参戦させて頂きましたが、改めてその難しさを感じたフェアでもありました。

そして、TOYO TIRE株式会社の2019年企業カレンダー用に、3人のアーティストが実際のタイヤをキャンバスに見立てオリジナル作品を制作する事になり、その一人として、1月、6月、9月、12月の4ヶ月分4つのタイヤに箔押しをしました。
まさかタイヤに箔押しする事になるなんて想像もしませんでしたし、夏に家にタイヤが届いた時はとにかく大きく、重くて、2階の仕事部屋に上げるだけで汗だく、それに独特のタイヤの匂いで仕事部屋がおおわれて、こりゃ大変やと思いました。でも作業を進める内に、初経験のタイヤへの箔押しが面白くなり、最終的に良いものができたと思います。もはやタイヤへの愛着も湧いてきました 笑

東洋タイヤ2019カレンダー1月東洋タイヤ2019カレンダー1月


東洋タイヤ2019カレンダー6月東洋タイヤ2019カレンダー6月


東洋タイヤ2019カレンダー9月東洋タイヤ2019カレンダー9月


東洋タイヤ2019カレンダー12月東洋タイヤ2019カレンダー12月


TOYO TIRES 2019企業カレンダーは抽選で合計1,000名の方にプレゼントされます。
応募期間は2018年11月6日(火)〜12月9日(日)
詳しくは下記のカレンダープレゼントキャンペーンサイトにて。

また、制作したタイヤ作品の一つが、東京・渋谷で開催されるアートイベント「ARIGATO SAKURAGAOKA by ART PHOTO TOKYO」内で展示されます。
ぜひご高覧くださいませ。
ARIGATO SAKURAGAOKA by ART PHOTO TOKYO
期間:2018年11月16日(金) 〜12月2日(日)
場所:東京都渋谷区桜丘町 ヤマハエレクトーンシティ渋谷 跡地

◎TOYO TIREプレスリリース↓↓↓
http://www.toyo-rubber.co.jp/news/2018/181106.html

◎カレンダープレゼントキャンペーンサイト↓↓↓
http://www.toyo-rubber.co.jp/special/calendar/

◎制作風景動画↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=aCNqSBHnbq8


それにしても、先日車で走ったらもうだいぶ紅葉が進んでいて、知らない内に秋本番になっていたのだなと感じました。
そして、昨年に続き、今年も12月頭のマイアミでのアートフェア、ART MIAMI2018にときの忘れものさんから出展させて頂くので、今はその為の作品制作を始めていて、何か新しいものができないかと毎日頭を抱えています。
しかし、この制作をバタバタやってマイアミ飛んで帰ったらもう12月中旬で冬になってて、すぐに年末やと思うとビビリますが、がんばります。
のぐち たくろう

野口琢郎展カタログのご案内
野口琢郎展_表紙600野口琢郎展カタログ
2018年
ときの忘れもの発行
24ページ
テキスト:島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
本体価格800円(税込) 
※送料別途250円
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野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

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●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi-43_quiethope野口琢郎 Takuro NOGUCHI
"Quiet hope"
2017年
箔画/木パネル、漆、金・銀箔、石炭、樹脂、アクリル絵具
110.0×200.0cm
Signed
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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第51回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第51回

個展が無事に終了

9月29日、ときの忘れものさんでの個展は無事に終了致しました。
期間中雨の日が多かったのが残念ではありましたが、お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。
今回はときの忘れものさんが駒込に移転されてから初めての個展だったので、初のコンクリート壁面というのもあり、どんな雰囲気で、見え方になるのか、展示してみないとわからなかったのですが、想像以上にコンクリート壁面にも合い、自分で言うのも何ですが、見応えあるとても良い個展だったと心から思います。
何故そう思えるのかというと、やはり自然光メインで作品を観て頂けたという所が大きいです。
窓の無い完全室内で照明だけで観るギャラリーやアートフェア会場では箔画の美しさや魅力を100%発揮できなくて、せっかくがんばって作った作品なのに、最善の環境で観てもらえない事がいつも残念で、でもしょうがないと諦めていたのですが、今回の展示では、雨の日や夜に暗い時間もあったものの、自然光メインで作品を観て頂けて、箔画の魅力を100%発揮できた事が本当に嬉しかったです。
ときの忘れものの皆様にも本当にお世話になり、感謝しております、ありがとうございました。
今年はまだ今月ART TAIPEI、12月にART MIAMIとときの忘れものさんから出展させて頂くのでがんばります。
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のぐち たくろう

野口琢郎展カタログのご案内
野口琢郎展_表紙600野口琢郎展カタログ
2018年
ときの忘れもの発行
24ページ
テキスト:島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
本体価格800円(税込) 
※送料別途250円
(メールにてお申し込みください)


野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi-47_quiet野口琢郎 Takuro NOGUCHI
"Quiet"
2018年
箔画/木パネル、木材、漆、プラチナ箔、石炭、樹脂
52.6×24.0x4.5cm
Signed
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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第50回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第50回

個展間近

ときの忘れものさんで4年ぶり3回目の個展が今月20日より29日まで開催されます。
毎年慌ただしく一年が過ぎるので、もう4年も経ったのか!という感じですが、今回は駒込移転後初めての個展という事で、どんな雰囲気になるのか自分でも楽しみです。
作品はまだ全部展示できるか試してみないとわかりませんが、新作、近作合わせて13点出展予定で、今回初めてカタログも制作頂きました。
カタログのテキストを金沢21世紀美術館館長の島敦彦様に執筆頂き、個展出展作品画像の他に過去作品の画像も小さく38点程掲載され、まだまだ作家を始めて18年程ではありますが、現時点までの自分の歴史をカタログという形で残す事ができたようで有り難く思っております。
今まで雑誌や新聞、カレンダーなどに作品画像が使われた事は何度かありましたが、カタログや画集、ポストカードさえ作った事が無いのでとても嬉しいです。

出展作品はLandscapeシリーズを中心に、空や海、半立体の凸凹作品とまんべんなく出展するので、今の野口琢郎がどんな作家か知って頂ける、見応えある展示になるのではと思っております。

ちなみに今回も会期中は毎日在廊しており、22日(土)は17時からオープニングを開催致します。
オープニングにお客様が少ないのは寂しいので、できれば多くの方にお越し頂きたいなと思っているのですが、恐らく22日17時の時点では日没が近く、ギャラリーは薄暗くなっているかと思います。
駒込のスペースは自然光の入り方がとても美しく、箔画も自然光で観て頂くのが一番美しいので、とてもワガママを言いますと、オープニングにもお越し頂きたいのですが、作品は明るい日中に観て頂きたいというのが理想であります。
なので、もしも一度しか行く時間が無いという方は、ぜひ日中の明るい時間にお越し頂ければと思います。
では皆様のお越しをお待ちしております、どうぞよろしくお願い致します。

DSC_9186野口琢郎展
会期:2018年9月20日(木)〜9月29日(土)
11:00〜19:00 会期中無休
9月22日(土)17時よりレセプションを開催致します。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi_24_LS-32野口琢郎 Takuro NOGUCHI
"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


ときの忘れものは第303回企画◆野口琢郎展 を開催します。
会期:2018年9月20日[木]―9月29日[土] 11:00-19:00 会期中無休
9月22日(土)17時よりレセプションを開催しますので、ぜひお出かけください。
展覧会カタログを刊行します(テキスト:金沢21世紀美術館館長・島敦彦さん)。
作家は会期中毎日在廊します
野口展


●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
ただし9月20日[木]―9月29日[土]開催の野口琢郎展は特別に会期中無休です
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第49回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第49回

制作をしていて思うこと

制作を通して感じた事を少し書こうと思います。
箔画と名付けた技法で作家活動を始めて17年程、初めの数年はこの技法で自分に何が作れるのか、作りたいか、とにかく試行錯誤の日々、形が少し見えてきてからも迷いは多かったですが、その中でLandscapeシリーズや海や空といった代表的な題材ができました。

初期のLandscape#1初期のLandscape#1


曲線の増えていた時期のLandscape#11曲線の増えていた時期のLandscape#11


始めて波をスクラッチで描いた海空の最近「Infinite#1」始めて波をスクラッチで描いた海空の最近「Infinite#1」


そして10年経ってやっと絵の具を使うように自然に箔を使えるようになったように思います。
ずっと続けているLandscapeシリーズは徐々に構成要素が増えたり、複雑になったり曲線が増えたり、そしてまた直線的に戻ったりと少しずつ変化していて、海や空の作品は細密になりつつ、空を一色だけで埋め尽くしたりシンプルになってきている所もあります。
ただ、やはりそれ以外にも何か真新しいものを作りたいとずっと思っているのですが、そんな簡単に思い付くものではなくて、日頃の制作の中で湧く欲求が単純に形になったものが凸凹や穴ボコ、ごちゃごちゃした系統の半立体作品です。
普段平面ばかり作っていると何か半立体的なものが作りたくなるもので、楽しいのですが、木工作業がなかなかの手間で大きな作品はまだ作れていないので、重くなりそうですが一度30号以上位の大きな作品も作ってみたいと思います。

凸凹半立体作品「conflict」凸凹半立体作品「conflict」

最近のLandscape#43最近のLandscape#43


あと、日頃のメンタル面も制作には大きく影響します。
辛い時には良いものができるとよく言いますが、それは確かで、昨年夏前頃プライベートでとても辛い出来事があって、しばらく落ち込んで行きつけのバーのカウンターで飲んで号泣するような(笑)日々だったのですが、その時期はやはり良くて強い作品はいくつかできました。
いわゆるネガティブエンジンというものですね、単純に作品に感情が籠もるからだろうと思うのですが、過去にもそういう辛い時期は数回あって、わかりやすくその時期は強い作品がよくできていました。
ま、ただ強ければ良いわけでもないのですが、最近はもう穏やかな日常は取り戻して平和に制作しています。
先日友人のフォトグラファーに会い、その友人はモデルさんや芸能人を使ったコマーシャルフォトなどの仕事を本業としつつ創作として自分の写真も撮っているのですが、最近スランプだというので話を聞いてみると、
「俺、今幸せ過ぎるねん、嫁さん大好きやし、子供3人の世話も楽しくて、、若い頃は色々なコンプレックスなんかをモチベーションにしてたけど、今、幸せで自分の写真を撮る気がせんのやわ」との事でした。
なるほどなと、僕も平和で幸せな時期に良い作品はできても何か強さが足りないという事はありました。
なのでその友人には、
「自分も経験があるからよく解るけど、きっとネガティブエンジンだけが作品に強さを与える要素では無いと思うし、幸せな時やからこそ作れるものもあると思うから、お互い大切なものを守っていく為にも、どんな時でももがいて作り続けような」と伝えました。

なんだかよくわからない文章になってしまいましたが、これからも制作がんばります。

9月20日〜9月29日開催のときの忘れものさんのでの個展の準備は、今カタログやDM制作を着々と進めて頂いている最中です。早いものでもう来月、皆様どうぞよろしくお願い致します。

波の表現がより細密になった「I wish」波の表現がより細密になった「I wish」
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
来月9月20日(木)〜9月29(土)にときの忘れもので新作個展を開催します(*会期中無休)。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
おすすめnoguchi_37_ls39野口琢郎 Takuro NOGUCHI
Landscape #39
2016年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
91.0×65.2cm
Signed

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◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第48回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第48回

新作制作

今年9月に予定しているときの忘れものさんでの個展に向けての新作制作は、カタログを作って頂く関係でタイムリミットが迫ってきました。
6月中旬からは少し大きなF80号(145.5×112cm)のLandscape#45の箔押しを開始、6月中には余裕で終われると思っていたのですが、逆算が甘く7月になってしまいました。
Landscapeシリーズは過去にこれより数倍大きな作品も作っているものの、2週間ほぼ休まず箔押しして、Landscapeってこんなに大変やったっけと思うほど心身ともに消耗しましたが、その分良い作品にはなったのではと思います。
完成作品はぜひ9月の個展でご覧頂ければと思います。
個展には新作と近作合わせて13点程出展予定ですので、どうぞお楽しみに。
引き続き作品制作がんばります。
箔押し途中1箔押し途中1

箔押し途中2箔押し途中2

箔押し途中3箔押し途中3
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
noguchi_35_ls37野口琢郎
"Landscape #37"
2016年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
65.2×53.0cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第47回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第47回

新作制作

9月ときの忘れものさんでの個展に向けての新作制作、凸凹作品2点作ったので、次はLandscapeを作ろうかと思っていたのに構想がまとまらず、イメージ出てきたのが穴凹作品、、ドリル使ってまた変な下地ができました。
最近、人っていうのは欠陥だらけで、心も穴凹だらけやなって思うことが色々とあったので、、でもその欠陥も穴も人の面白みになるんやでみたいな、作ろうとおもったきっかけはそんな感じです 笑

下地完成1下地完成


下地完成2


箔押しは全体にプラチナ箔と、プラチナ砂子に少しだけ金砂子混じりです。
隙間に穴の中、穴の中から見える範囲の裏側も箔押しが必要なので想像以上に手間がかかりますが、仕上げ段階で色々工夫して良い作品にしたいと思います。
今までもそうでしたが、一見少しグロテスクな下地の作品も、箔を押すと不思議とグロテスクさは抜ける気がします。でもツブツブ嫌いの方にとっては一緒かな。。Instagramで画像を見た友人に、この作品は気持ち悪くて見られないと言われました、集合体恐怖症というのがあるらしいですね、でも言われてみると蓮の実とか、葉の裏の虫の卵とかは僕も苦手なのですが、多分人によって苦手なものは違うのだろうと思います。

地漆塗り完了1地漆塗り完了


地漆塗り完了2裏側裏側


地漆塗り完了3


箔押し途中箔押し途中


ちなみにときの忘れものさんでの個展会期が2018年9月20日〜29日に決まりました。
今回は初めてカタログを作って頂く事になり、個展出展作品の他に過去の代表作も載せて頂けるそうなので嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
20180615_noguchi_24_LS-32野口琢郎
"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第46回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第46回

新作制作

3月のニューヨークのアートフェアが終わり、少しだけのんびり時間を過ごしました。
だいたいアートフェアなどの展示機会は夏以降、秋冬に集中していたので、年末年始もバタバタ制作して、この2年は締めがニューヨークのアートフェアという形でした。
とはいえのんびりもしていられないので、9月に予定しているときの忘れものさんでの個展の為の新作制作を開始しました。

まず1点目、昨年一度作って、これは面白いから進化系を作ろうと思っていた凸凹作品です。
サイズは前作F4号より大きなM8号(45.5×27.3cm)で、凸凹の分もう一回り大きくなっています。
前作は平面のパネルに立方体を貼っただけでしたが、今回は凹部分を彫刻刀で彫り、凸部分に半分の高さのものもあるのでだいぶ変化がでました。
あと、前作は角材を電鋸で切っていたのですが、家にある電鋸が安物で、取替え刃も細かいものが無く切断面が荒かったので、今回は手ノコで切った分美しいです、ただ何百個と切るのはなかなか疲れました。

前作の「conflict」2017前作の「conflict」2017


1点目下地作り1点目下地作り


1点目下地a


1点目下地b


1点目箔押し途中1点目箔押し途中


そしてこの1点目に金箔を押している時に、もう1点対になる作品を作ろうと考え、新作2点目、凸凹作品縦長バージョン(53×24cm)の制作に入りました。
またまた手ノコで切って一つ一つヤスリがけして、もう何かの駒作り職人にでもなった気分でした 笑
そしてこうゆう作品制作はたいがい何点も作るごとにエスカレートしてくるので、より貼り付ける数が多くなりました。
箔押しは全体をプラチナ箔にしたので、凸凹2点並べると対照的で、共に面白い作品になったと思いますので、個展でぜひ現物を観て頂ければと思います。

2点目下地作り2点目下地作り


2点目下地a


2点目下地b


2点目箔押し途中2点目箔押し途中


のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
20180515_Landscape#43_600野口琢郎
"Landscape#43"
2018年
箔画(紙、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm
Signed

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◆ときの忘れものは「没後70年 松本竣介展」を開催しています。
会期:2018年5月8日[火]―6月2日[土]
11:00-19:00  ※日・月・祝日休廊

ときの忘れものは生誕100年だった2012年に初めて「松本竣介展」を前期・後期にわけて開催しました。あれから6年、このたびは小規模ですが「没後70年 松本竣介展」を開催します。本展では素描約16点をご覧いただきます。
201804MATSUMOTO_DM


「没後70年 松本竣介展」出品作品を順次ご紹介します
14出品No.7)
松本竣介
《作品》

紙に鉛筆
Image size: 33.0x24.0cm
Sheet size: 35.7x28.0cm


14_裏(裏面)


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●本展の図録を刊行しました
MATSUMOTO_catalogue『没後70年 松本竣介展』
2018年
ときの忘れもの 刊行
B5判 24ページ 
テキスト:大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)
作品図版:16点
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
税込800円 ※送料別途250円


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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第45回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第45回

ニューヨークのアートフェア、松下幸之助歴史館

3月上旬、ときの忘れものさんからニューヨークのArt on Paperに出展させて頂く為に出発、昨年のこのフェアは手応えがすごくあったので、珍しく少し自信を持ってフェアを迎えたのですが、始まってみるとなかなか苦戦、昨年とは何かが違いました。
結果は尾立さんが書いておられたので省略致しますが、先月のエッセイで「良い結果を残して元気に帰ってこられるように頑張りたいと思います。」と書いていたのに、運悪くニューヨークで熱が出て2日間寝込み、肝心の土日のほとんどを会場にいられず、良い結果も出せず元気に帰ってくる事もできませんでした。
色々な事が常に変化していて、同じアートフェアでも二年連続で運に恵まれるとは限らない、改めて難しいものだと感じました。
とはいえ、やはりアメリカのアートフェアはアジアよりもチャンスは多いと感じるので、また機会を頂ければチャレンジしたいと思います。

DSC_8231


DSC_8039ニューヨーク


IMG_6672Art on Paper会場


DSC_8091ときの忘れものブース


DSC_8052建築家の光嶋裕介さんと、合作の前で


そして、3月1日の松下幸之助歴史館への作品贈呈式の時の集合写真や父と僕のスピーチの写真などをパナソニックさんから頂けました。
集合写真なんて久しぶりでした、なんだか若造一人浮いています 笑 中央に座っておられるのがパナソニック代表取締役会長の長榮 周作氏、写真右側が寄贈者の電気屋の皆さんとご家族、左側に野口家3人と両親の親友のオフジさんです。
当日は式典用の赤いカーペットの赤色が作品に反射してしまって、海のプラチナ部分がちょっと赤いです。

ecn18032012000012-p1松下幸之助歴史館


EPSON003 のコピー


EPSON004


以下、当日緊張しながら話した下手くそなスピーチの原稿です。
聞いていた家族には、原稿見ないで話してた技法の説明のとことだけ声が大きくなったと言われました、技法の説明はもう人前で何千回もしてきたので、そりゃそうですよね。
―――――――――――――――――――――――――
この度は松下幸之助歴史館のオープンと、100周年おめでとうございます。
そして、寄贈者の皆様にこのような大切な作品の制作を任せて頂けた事を光栄に思っております。
父からも説明がありましたが、私は箔屋野口の5代目となるはずが、苦しい西陣の状況などもあり、17年程前から箔画作家として活動をしております。
箔画という名前は、制作を初めた頃に自分が作ったものを何と呼べばいいのだろうかと考え、私が名付けたものなので、その定義がはっきりあるものではないのですが、簡単に私の箔画について説明致しますと、

(箔画技法の説明)

次に今回の作品についての説明ですが、先程中松さんよりお話頂きましたが、寄贈者の皆さんの表現されたいコンセプトが、パナソニックさん、町の電気屋さん、そしてお客様との絆、また、今までの100年、これからの100年という事でしたので、新しい夜明けの光に向かって飛ぶ3羽の鳥の絵を描きました。
そのコンセプトが皆さんにどれだけ伝わる作品になったのかは自分ではわからないものですが、これからこの松下幸之助歴史館に来場される皆様にその想いを少しでも感じて頂けるならば、作家としてとても嬉しく思います。

そして、普段父とは作品にお互いほとんど口出ししないのですが、作品について親子でたくさん話す機会をくださった事、
二人の名前をこの場所に残す機会を与えて頂いた事にも、感謝しております。

また、今まで私に一生懸命に働く背中を見せ、色々な事を伝えてくれて、私の地盤を作ってくれた父に作品の地盤となる下地の制作などを手伝ってもらい合作する事ができたので、その制作工程を通しても、今回のコンセプトである絆、これまでとこれからという表現に深みをもたす事ができたのではないかと思っております。本当にありがとうございました。

EPSON005


EPSON005 のコピー


EPSON003


EPSON006 のコピー


EPSON006


―――――――――――――――――――――――――

●パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館
【所在地】〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006番地
【アクセス】京阪電車 西三荘駅下車 徒歩2分
【入館料】無料
【開館時間】午前9時〜午後5時
【休館日】日曜、年末年始
【駐車場】普通乗用車 10台、大型バス4台
※駐車スペースは台数に限りがございます。ご来館の際はできるだけ公共の交通機関をご利用下さい。
【駐輪場】数台程度
【連絡先】電話番号:06-6906-0106 /FAX番号:06-6906-1894
パナソニックミュージアムwebサイト
https://www.panasonic.com/jp/corporate/history/panasonic-museum.html

のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20180215_noguchi_38_sound
野口琢郎 "Wish -Sound of the sky-"
2016年  箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm  Signed
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◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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