野口琢郎のエッセイ

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第45回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第45回

ニューヨークのアートフェア、松下幸之助歴史館

3月上旬、ときの忘れものさんからニューヨークのArt on Paperに出展させて頂く為に出発、昨年のこのフェアは手応えがすごくあったので、珍しく少し自信を持ってフェアを迎えたのですが、始まってみるとなかなか苦戦、昨年とは何かが違いました。
結果は尾立さんが書いておられたので省略致しますが、先月のエッセイで「良い結果を残して元気に帰ってこられるように頑張りたいと思います。」と書いていたのに、運悪くニューヨークで熱が出て2日間寝込み、肝心の土日のほとんどを会場にいられず、良い結果も出せず元気に帰ってくる事もできませんでした。
色々な事が常に変化していて、同じアートフェアでも二年連続で運に恵まれるとは限らない、改めて難しいものだと感じました。
とはいえ、やはりアメリカのアートフェアはアジアよりもチャンスは多いと感じるので、また機会を頂ければチャレンジしたいと思います。

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DSC_8039ニューヨーク


IMG_6672Art on Paper会場


DSC_8091ときの忘れものブース


DSC_8052建築家の光嶋裕介さんと、合作の前で


そして、3月1日の松下幸之助歴史館への作品贈呈式の時の集合写真や父と僕のスピーチの写真などをパナソニックさんから頂けました。
集合写真なんて久しぶりでした、なんだか若造一人浮いています 笑 中央に座っておられるのがパナソニック代表取締役会長の長榮 周作氏、写真右側が寄贈者の電気屋の皆さんとご家族、左側に野口家3人と両親の親友のオフジさんです。
当日は式典用の赤いカーペットの赤色が作品に反射してしまって、海のプラチナ部分がちょっと赤いです。

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以下、当日緊張しながら話した下手くそなスピーチの原稿です。
聞いていた家族には、原稿見ないで話してた技法の説明のとことだけ声が大きくなったと言われました、技法の説明はもう人前で何千回もしてきたので、そりゃそうですよね。
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この度は松下幸之助歴史館のオープンと、100周年おめでとうございます。
そして、寄贈者の皆様にこのような大切な作品の制作を任せて頂けた事を光栄に思っております。
父からも説明がありましたが、私は箔屋野口の5代目となるはずが、苦しい西陣の状況などもあり、17年程前から箔画作家として活動をしております。
箔画という名前は、制作を初めた頃に自分が作ったものを何と呼べばいいのだろうかと考え、私が名付けたものなので、その定義がはっきりあるものではないのですが、簡単に私の箔画について説明致しますと、

(箔画技法の説明)

次に今回の作品についての説明ですが、先程中松さんよりお話頂きましたが、寄贈者の皆さんの表現されたいコンセプトが、パナソニックさん、町の電気屋さん、そしてお客様との絆、また、今までの100年、これからの100年という事でしたので、新しい夜明けの光に向かって飛ぶ3羽の鳥の絵を描きました。
そのコンセプトが皆さんにどれだけ伝わる作品になったのかは自分ではわからないものですが、これからこの松下幸之助歴史館に来場される皆様にその想いを少しでも感じて頂けるならば、作家としてとても嬉しく思います。

そして、普段父とは作品にお互いほとんど口出ししないのですが、作品について親子でたくさん話す機会をくださった事、
二人の名前をこの場所に残す機会を与えて頂いた事にも、感謝しております。

また、今まで私に一生懸命に働く背中を見せ、色々な事を伝えてくれて、私の地盤を作ってくれた父に作品の地盤となる下地の制作などを手伝ってもらい合作する事ができたので、その制作工程を通しても、今回のコンセプトである絆、これまでとこれからという表現に深みをもたす事ができたのではないかと思っております。本当にありがとうございました。

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●パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館
【所在地】〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006番地
【アクセス】京阪電車 西三荘駅下車 徒歩2分
【入館料】無料
【開館時間】午前9時〜午後5時
【休館日】日曜、年末年始
【駐車場】普通乗用車 10台、大型バス4台
※駐車スペースは台数に限りがございます。ご来館の際はできるだけ公共の交通機関をご利用下さい。
【駐輪場】数台程度
【連絡先】電話番号:06-6906-0106 /FAX番号:06-6906-1894
パナソニックミュージアムwebサイト
https://www.panasonic.com/jp/corporate/history/panasonic-museum.html

のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
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野口琢郎 "Wish -Sound of the sky-"
2016年  箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm  Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

本日15日(日曜)と、明日16日(月曜)は休廊です。

◆ときの忘れものは「ボブ・ウィロビー写真展〜オードリー&マリリン 」を開催しています。
会期:2018年4月10日[火]―4月28日[土]
11:00-19:00  ※日・月・祝日休廊

数々のスターが主演するハリウッド映画のメイキング・シーンを撮影してきた「スペシャル」フォトグラファー、ボブ・ウィロビーが1950-60年代に撮影したオードリー・ヘップバーンとマリリン・モンローのポートレートをご覧いただきます。詳しい出品リスト(25点)はホームページに掲載しました。
また10万冊を所蔵する雑誌図書館六月社の協力を得て、映画専門誌以外のオードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローのゴシップ記事などを掲載した30年ほど前の雑誌60種類を図書室で公開しています。ぜひ手にとってご覧になってください。
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●出品作品を順次ご紹介いたします
18_BWP005-Marilyn-Standingボブ・ウィロビー
《Monroe, Marilyn, 1960
Marilyn Monroe on the set of "Let’s Make Love," 1960》(BWP005)

※「恋をしましょう」
1960(Printed in 2018)
Archival Digital Pigment Print
Image size: 45.7×29.4cm
Sheet size: 50.8×40.6cm
Ed.25
クリストファー・ウィロビーによるスタンプとサインあり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
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 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・土渕信彦さんの新連載「瀧口修造の本」(仮題)を5月から開始予定です。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は随時更新します。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・西岡文彦のエッセイ「現代版画センターの景色」は全三回、1月24日、2月14日、3月14日に掲載しました。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は終了しました。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は終了しました。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は終了しました。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は終了しました。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第44回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第44回

松下幸之助歴史館への大作の設置

以前から少し書いていた176×320cmの新作の大作ですが、先日無事に現場に設置が完了しました。
設置されたのは大阪の門真市にある3月7日にリニューアルオープンした松下幸之助歴史館のエントランス付近です。

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実はこの作品の制作依頼はちょっと変わったご縁で頂きました。
パナソニックは今年創業100周年を迎え、日本全国にあるパナソニック直営の町の電気屋さん約7000店舗からメーカーのパナソニックへ記念の寄贈作品を送るという事になり、昨年末、その寄贈プロジェクトを仕切る4人の電気屋の社長さんが依頼する作家を探している時に、その中のお一人が偶然BSのテレビ番組に映った野口家を観て、すぐに家に来られ、父と僕の作品を気に入ってくださり、その後何度か打ち合わせをして正式に制作をする事になりました。
それにしても、そのBSの番組というのは京都の町家の庭に来る野鳥を撮るという番組で、作品は部屋が映る一瞬しか映っていないのに、よくそれでこんな大事なお仕事に繋がったものだと、何処にご縁があるかなんてわからないものだなと思いました。

それともう一つ不思議だったのが、テレビを観て初めに家に来られた三重県の電気屋の社長さんのお名前が東松さんだった事、アポイントのお電話を頂いた時に父がお名前を伺って、僕が東松照明さんの助手だった事もあり、珍しいお名前なので親戚の方かと思ったそうなのですが、全くご関係はありませんでした。

そんな事で年明けに現場の視察に行き、本格的に制作を始めたのですが、過去にも依頼作品に要望やお題がある事は何度かありましたが、寄贈作品というのは初めてのことで、構想はかなり悩みました。

依頼者の皆さんのコンセプトは「メーカー、町の電気屋、そしてお客様との絆」と「今までの100年、これからの100年」僕の作風でそれを表現するには、夜明けの光に向かって飛ぶ3羽の鳥という絵がわかりやすく浮かんだのですが、ただ現場の視察に行った時に、その内装や雰囲気を見て、この空間に合うのはLandscapeだなと感じました。
また、この現場の主役は松下幸之助さん、自分の作品はあまり主張しないで場に馴染むという事が大事なのではと考えたり、この建築や内装を設計されたデザイナーの方には空間全体のコンセプトがきっとあると思うので、統一感を壊すようなものはやめてくれよときっと思っておられると考えたり、、でも寄贈者の皆さんは、自分達がこの作品を寄贈したのだというインパクトを求めておられる空気はあったので、自分は何を優先すべきなのかと、少し混乱しました。

この悩みを寄贈者の代表者の方々に正直にお伝えした所、現場の責任者の方にも意見を聞いて頂き、野口さんの好きなようにやってくださいとの事だったので、悩むのはやめて、まずは依頼者皆さんの思いを優先しようと思い、初めに思いついたイメージ通り、夜明けの海を飛ぶ3羽の鳥の絵に決めました。

作品「絆」野口琢郎
「絆」
2018年


小さく鳥が3羽飛んでいます小さく鳥が3羽飛んでいます


そして2月半ばに作品は無事に完成し、いつもお世話になっている額屋の大地堂さんに特注で制作頂いていた大きな額を見事にはめて頂き、トラックで輸送、2月20日に無事に設置が済みました。
実はこの原稿を書いているのはまだ2月末で、3月1日に寄贈者の皆さんやパナソニックの方などが出席する贈呈式に出席致しますので、その時の事は来月以降に書こうと思います。

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また、3月は昨年に続きときの忘れものさんのブースからニューヨークで開催されるArt on Paper 2018に出展致します。京都はせっかく暖かくなってきたのに、きっとニューヨークはものすごく寒いのだと思いますが、良い結果を残して元気に帰ってこられるように頑張りたいと思います。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20180215_noguchi_38_sound
野口琢郎 "Wish -Sound of the sky-"
2016年  箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm  Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

【トークイベント】ウォーホルの版画ができるまで―現代版画センターの軌跡
日時:3月18日 (日) 14:00〜16:30
第1部:西岡文彦 氏(伝統版画家 多摩美術大学教授)、聞き手:梅津元(当館学芸員)
第2部:石田了一 氏(刷師 石田了一工房主宰)、聞き手:西岡文彦 氏
場所:2階講堂
定員:100名 (当日先着順)/費用:無料
〜〜〜
○<いつもメルマガをありがとうございます。
版画の景色」展についてのフェースブック、様々な方々の発言を興味深く読ませていただいています。
当時のことをリアルタイムでは知らない人たちが、それでもこれだけ熱く語るというのは、版画センターの活動がただの歴史ではなく今なお継続し(形を変えて)、現在進行形で情報を発信しつずけていらっしゃるからこそだろうと感じています。
とりわけ「ときの忘れもの」の若いスタッフの皆さんの言葉が、心に残ります。
(中略)
埼玉県美には、もう一度くらいは観に行こうと思っています。

(20180314/堀浩哉さんからのメールより)>

○<きょう「埼玉県立近代美術館」に行ってきました。ゆっくり観ることが出来ました。
あらためて綿貫さんは凄い仕事をされたんだなあと驚嘆致しました。
綿貫さん、獅子奮迅東奔西走南船北馬。あぁ‥これでは体を壊すなぁ、なんて年表見てこころ傷みました。
それにしてもこの豊かな収穫‼︎お見事‼︎
綿貫さん一人の気高い魂の結晶だと思いました。
版画センター初期の頃ほんの少しその場において頂いた事、誇らしく無上の喜びと思っております。NHK日曜美術館で西岡文彦さん拝見致しました。当時と変わりませんね(笑)
お体大切に一層活躍されんことを祈念しております。

(20180313/OHさんからのメールより)>

○<埼玉県立近代美術館の版画の景色よかったよ!
草間彌生の帽子は銀河系をそのままかぶれそうだし
駒井哲郎の芽生えは宇宙の創生みたいだし。
でもなんだか宮脇愛子の、緻密な罅のようなラインで構成された図形や滝のような濃淡の抽象が一番観念的宇宙を感じて好きだった(N)

(20180312/北浦和朗読研究会さんのtwitterより)>
〜〜〜
西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色は1月24日、2月14日、3月14日の全3回掲載しました。
草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ〜「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回(3月4日ブログ)

土渕信彦さんのエッセイ<埼玉県立近代美術館「版画の景色ー現代版画センターの軌跡」展を見て(3月8日ブログ)

現代版画センターに参加した刷り師たち(3月11日ブログ)

現代版画センターの生みの親 井上房一郎と久保貞次郎(3月13日ブログ)

塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87〜95ページにかけて特集しています。

毎日新聞2月7日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しは<「志」追った運動体>。

○3月4日のNHK日曜美術館のアートシーンで紹介されました。

朝日新聞3月13日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は小川雪さん、見出は<版画に込めた情熱と実験精神>。

○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しは<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>。

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
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現代版画センターエディションNo.628 磯崎新「MOCA #1」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
磯崎新Moca1磯崎新
「MOCA #1」
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
73.0×103.5cm
Ed.75  サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

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出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサートのご案内
第7回 愛といのち

日時:2018年4月3日(火)18:00〜
会場:ときの忘れもの
出演:メゾ・ソプラノ/淡野弓子
   スクエアピアノ/武久源造   
プロデュース:大野幸
*要予約=料金:1,000円
予約:必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。

info@tokinowasuremono.com

◆ときの忘れものは「植田正治写真展ー光と陰の世界ーPart 供を開催しています。
会期:2018年3月13日[火]―3月31日[土] 11:00-19:00
※日・月・祝日休廊(但し3月25日[日]は開廊
昨年5月に開催した「Part I」に続き、1970年代〜80年代に制作された大判のカラー作品や新発掘のポラロイド写真など約20点をご覧いただきます。
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●書籍・カタログのご案内
表紙植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録
2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

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植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円


◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・新連載・西岡文彦のエッセイ「現代版画センターの景色」は全三回、1月24日、2月14日、3月14日に掲載しました。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は終了しました。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は終了しました。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は終了しました。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は終了しました。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第43回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第43回

年明けからの大作制作など

年明け初めの作品制作は、3月にとある関西の施設内に設置される176×320cmの大作制作です。
海空系の作品としては過去最大となり、3枚のパネルを連結して制作します。
まず空部分のパテの盛り上げ作業、想像以上に時間がかかって6時間、細かいタッチで盛り上げる為に3cmの長さのペインティングナイフで作業したからなのですが、この間の京都個展に出していた一番大きい大作のサイズ110×200cmより面積が2.56倍もあるので、色々と想像以上なのは当たり前かなと思います。
今回の大作制作は一応父との共作という形なので、3回の地漆塗りの作業は父に手伝ってもらいました。
父と二人で作業するというのは過去にも一度ありましたが、普段ほとんど無い事なので少し緊張します。

大作用パネル大作用パネル


下地パテ塗り後下地パテ塗り後


父と地漆塗り父と地漆塗り


父と地漆塗り2


そして箔押し開始、まずは5日間かけて大作の海部分のプラチナ箔の箔押しと、波の引っ掻き作業が終了、海だけにこれだけ時間がかかったのも、海を細かく分割して箔押ししたのも初めてでした。
肩がこりまくってなかなか大変でしたが、5日間も続けると最後になって波の表現が上達したのがわかって、良い修行にもなりました。毎年海の作品はたくさん作りますが、変な例えですがこの作品一点でいつもの一年分以上の面積の波を引っ掻いたと思います。
次に金箔の空の箔押しを2日間で終了、海の箔押しに必要なのは波をイメージしながらのリズム感と根気ですが、空の箔押しに必要なのは事前にイメージをしっかり頭の中で作る事と最大限の集中力なので、時々なかなか始められなかったりするのですが、無事に済んで良かったです。
今は漆の硬化待ち、また3月のエッセイで設置場所など詳細情報をお知らせ致します。

海の箔押し途中海の箔押し途中


また、ときの忘れものさんのブログでも紹介頂いていましたが、先日NHKの日曜美術館のクリムト特集の中で少しだけVTR出演しました。
1月上旬の収録では9時間かけてインタビュー、箔押し風景、照明を変化させての作品の撮影をしました。
でも編集され放送されたのは2分程度、テレビ撮影は何度も経験しているので知ってはいましたが、撮影の皆さんのお仕事は本当に大変だなと思います。箔の作品は照明がとても難しいのもありますが、スタッフの皆さんは休憩もせず、妥協せず満足できる絵が撮れるまで黙々と撮影されるので、いつも本当に感心します。

日曜美術館撮影日曜美術館撮影


日曜美術館撮影2


あと、1月中旬には一年で一番緊張する日、年に一度の母校の銅駝美術工芸高校での100分講義がありました。
今回は2年ぶりなのでとにかく緊張して、変な汗かいて、お腹もちょっと痛くて 笑、初めかなりあたふたして噛みまくりましたが、最後はちょっと慣れてなんとか無事に終了しました。
生徒さんにとって何か少しでも今後の人生の参考になればいいなと思います。

銅駝美術工芸高校校舎銅駝美術工芸高校校舎


グラウンドグラウンド


銅駝講義1銅駝講義


銅駝講義2


銅駝講義3


のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20180215_noguchi_38_sound
野口琢郎
"Wish -Sound of the sky-"
2016年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<昨日は埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」へ。
・靉嘔…一筆書き凄すぎ
・安藤忠雄…こういう建築物、どこかにありそう
・磯崎新…CGみたい。そして大きい
・草間彌生…安定の作風
…そんな訳でとても面白かったです。版画かぁって思っている人にオススメです。

(20180211/かちにやゆるさんのtwitterより)>

○<埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」へ。現代版画センターが作り上げてきたものが、その後のアートシーンに与えた影響は大きかったんじゃないだろうか。そんな感想を抱きました。当時の活動の履歴を今も保存されている方々に対しても感服です。
(20180210/未来さんのtwitterより)>

○<〈版画の景色 現代版画センターの軌跡〉へ。木村利三郎と大沢昌助がうれしい。
(20180210/fiasko(大失敗つづき)さんのtwitterより)>

○<「版画の景色」埼近,現代版画センター歴史とワーク。意義と違和。全・ときの忘れもの所有って凄!モンロー💋イスなかったが館内捜索。他,終了間際のや摘み食い。
(20180208/高橋祐子さんのfacebookより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.159 岡本信治郎「つばめ」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
159_岡本信治郎《つばめ》岡本信治郎
「つばめ」(創立3周年記念エディション)
1977年
木版(彫り:塚口重光、刷り:五所菊雄)
イメージサイズ:18.4×11.2cm
シートサイズ:27.8×24.9cm
Ed.500 サインあり

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第42回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第42回

京都個展とART MIAMI

改めまして、あけましておめでとうございます。いつも下手くそな文章で申し訳ありませんが、今年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年11月29日〜12月5日まで京都で個展を開催し、個展最終日の5日早朝にマイアミへ向けて出発して、12月5日からART MIAMIというドタバタのスケジュールでしたが、無事に終え帰国し、年末年始は久しぶりに少しゆっくり過ごせました。

京都個展は大丸京都店の美術画廊にて、新作6割、在庫作4割を合わせて過去最多の26作品を展示しました。
今まで個展を開催した中で一番広いスペースな為、とにかく壁面を埋め尽くさねばと新作制作をがんばったので、何とか見応えある個展になったかなと思います。
入り口を入って右壁面から正面まではメインの海空系の作品をまとめ、左壁面にLandscapeシリーズとHANABI、手前壁面に画面を盛り上げたりしている変わり種の作品をまとめ、大きく分けて三種類の系統それぞれの魅力も表現できました。
ただ、いつもの事ですが、会場の照明は当てられる角度が決まっていて、箔画を最も美しく見る事のできる照明では無いので、個展の最中は時折照明を落としたバージョンも観て頂いたりしていました。

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作品「Quiet hope」野口琢郎
「Quiet hope」
2017年


撮影_谷口 巧撮影:谷口 巧


そして個展最終日の在廊は諦め、5日の早朝から丸一日かけてマイアミへ移動、5日午後のART MIAMIプレビューから会場にいました。
同じアメリカでも、お客様の雰囲気や反応というのは過去に出展させて頂いたニューヨークともサンタフェとも違い、気候も街の雰囲気も違うので、頭の中では違う国だと思う位でよいのかなと思いました。
フェア序盤はニューヨーク程の良い反応はあまりなかったのですが、中盤から手ごたえがあり、ワンダフル、ビューティフル、アメージングだとのお言葉も頂けるようになり、嬉しかったです。
ART MIAMIは今まで行ったアートフェアの中で一番フェア全体の作品のクオリティが高いように感じました。
そしてときの忘れものブースは最終日までトラブルも無く、盛況のまま無事に終了、ホッとしました。
改めまして、今回出展の機会を与えてくださったときの忘れものさんに心から感謝致します。

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DSC_7446光嶋裕介さんと


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改めて振り返ると、昨年は例年よりも作品制作数が多めだった分、構想の苦しみはありましたが、仕事面ではある程度充実した一年だったのではと思います。
そして不思議なご縁で、今年3月にオープンする関西のある施設の入口に設置予定の、幅3m超えの寄贈作品の大作の制作をする事になり、寄贈者様の意向で親子共作をして欲しいとの事なので、今回は父にも少し手伝ってもらう事になりました。
不思議なもので、これで3年連続で年明けに建築絡みの大作のお仕事で、海空系の作品としては過去最大になるので、迫力ある良い作品を作りたいと思います。
また、久しぶりにテレビ番組の出演も入りそうなので、改めてご報告致します。
では、この一年も良い作品を作れるように、もう少し健康にも気をつけつつ、地道にがんばります、どうぞよろしくお願い致します。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
11_noguchi_azure2017野口琢郎
"azure"
2017年
箔画(Lacquer, Gold/Silver foil, Charcoal, Resin, Clear acrylic paint on Wood panel)
162.1×130.3cm
サインあり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆ときの忘れものは「Arata ISOZAKI × Shiro KURAMATA: In the ruins」を開催しています。
会期=2018年1月9日[火]―1月27日[木] ※日・月・祝日休廊
磯崎新のポスト・モダン(モダニズム)ムーブメント最盛期の代表作「つくばセンタービル」(1983年)に焦点を当て、磯崎の版画作品〈TSUKUBA〉や旧・筑波第一ホテルで使用されていた倉俣史朗デザインの家具をご覧いただきます。他にも倉俣史朗のアクリルオブジェ、磯崎デザインの椅子なども出品します。

◆国立近現代建築資料館で2月4日[日]まで「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s-1990s」展が開催中。磯崎新、安藤忠雄らの作品が出品されています。
磯崎新「還元OFFICE-2」磯崎新
「OFFICE-II」
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75  サインあり

ギャラリートーク「建築版画の世界」のご案内
植田実(住まいの図書館出版局編集長)× 石田了一(石田版画工房)× 綿貫不二夫(ときの忘れものディレクター)
司会:日埜直彦
日時:1月27日(土曜日)14時から
場所:文化庁国立近現代建築資料館
住所:〒113-8553 東京都文京区湯島4-6-15
入場方法:旧岩崎邸庭園からの入館となりますので、入園料400円(一般)が必要となります。

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されます。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600会員制による共同版元として1974年に創立した現代版画センターは1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを世に送り出し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、上映会、講演会、パネルディスカッション等を頻繁に開きました。今回の展覧会では45作家、約300点の作品と、機関誌・カタログ等の資料によりその全軌跡を辿ります。同館の広報誌の記事もお読みください。


●BSフジで毎週火曜 に放映される「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」に光嶋裕介さんが紹介され、ユーチューブでも見ることができます。


●書籍のご案内
版画掌誌第2号
版画掌誌第2号
オリジナル版画入り美術誌
2000年/ときの忘れもの 発行
特集1/磯崎新
特集2/山名文夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版:限定35部/価格:120,000円(税別 版画6点入り)  
B版:限定100部/価格:35,000円(税別 版画2点入り)


TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別)
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>で、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されていますので、お読みください。
ときの忘れもので扱っています。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。


◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
06駒込玄関ときの忘れものの小さな庭に彫刻家の島根紹さんの作品を2018年1月末まで屋外展示しています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第41回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第41回

2017年を振り返って

このエッセイ原稿を書いている今はまだ11月22日なので、11月29日から京都個展、12月5日からときの忘れものさんから出展させて頂くマイアミのアートフェアと今年最後の大仕事が残っていますが、このエッセイが掲載される12月15日には帰国しているので、すべて無事に終わってホッと一息つけていれば良いなと思います。

この一年を振り返ると、まず年明けすぐの1月にときの忘れものさんから出展させて頂いたART STAGE SINGAPOREがありました。作品の評判も良く、このフェアで2mの大作を購入頂けた事で幸先よく一年を始める事ができました。
ART STAGE SINGAPOREART STAGE SINGAPORE


シンガポールから帰ってすぐに三菱地所設計さんから依頼頂いていた大作の制作を始め、時間が無いのに途中箔押しに失敗して、42歳にもなって一回本気で泣きかけましたが 笑 なんとか間に合い、2月に大手町パークビルディング7階に無事設置頂く事ができました。
大手町パークビルディング大手町パークビルディング


そして3月頭にときの忘れものさんから出展させて頂いたart on paper、ニューヨークに初挑戦、スタッフの新澤さん、松下さん、作家の光嶋さんと男4人合宿のような笑えるアパート暮らしで意気投合、作品も3点すべてご購入頂く事ができ、アメリカの本場でも勝負ができると思えた事は自信になりました。
今までアジアのアートフェアに出展させて頂く事がほとんどでしたが、アートを買うという日常が広く根付いている、その土壌の違いを肌で感じました。しかし3月といってもニューヨークは寒かった。
art on paperart on paper


IMG_3404


その後は11月の個展に向けて地道に作品制作に取り組み、7月にはART OSAKAに出展、同じ時期にときの忘れものさんが駒込に移転され、お披露目会にお邪魔しました。
来年はその新しいギャラリーで個展を開催させて頂く予定なので、一息いれてまた新作制作に励みたいと思います。
ART OSAKAART OSAKA


お披露目会お披露目会


始めに書いたように現時点ではまだ大仕事が残っているので、本当はまだ一年を振り返る余裕が無いですが、、
何よりもまず、この一年もときの忘れものさんからたくさんチャンスを頂けた事に感謝しております。
昨年は一年中2、3ヶ月ごとにアートフェアなど出展の機会を頂いたので、制作も中短距離走を繰り返したような感じでしたが、今年は春頃から出展の機会がほとんどなかった分、マラソンのように9ヶ月程もひたすら作り貯めるという事は初めての経験で、行き詰まった時期もあったり、集中力を持続させる事にも苦戦はしましたが、今後の為に良い経験になったと思います。

ここ2年大晦日に過労で点滴打つみたいな事が続いているので、久しぶりにゆっくり過ごせる年末年始に改めてこの一年を振り返り、2018年の事を考えようと思います。
来年もひたむきに作品制作に取り組みますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

*画廊亭主敬白
野口さん、お帰りなさい。
スタッフと作家合わせて6人が参加したアート・マイアミから全員無事帰国しました。留守を守った亭主は一安心ですが、おかげで社長は連日朝から晩まで「メキシコ地震被災地支援チャリティ頒布会」で皆様がお買い上げになった作品の梱包・発送作業に忙殺されていました。
亭主も手伝う気持ちはあるのですが、「邪魔だからどいて」と邪険にされておりました。
それにしても、今回は多数のお申し込みを受け、従って発送個数も半端ではありませんでした。後で集計してご報告します。シートのままの方、既成額をそのままお買いになった方、額の新調を希望された方など、それぞれのご希望があるので、社長は久しぶりに「梱包班」(ただし部下なし)しておりました。そんなわけで、ほとんどの方にはお手元に作品が届いたことと存じます。まだの方、もうしばらくお待ちください。
ご支援、ご協力に感謝いたします。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20171215_noguchi_23_HANABI-9野口琢郎
"HANABI #9"
2011年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
91×72.7 cm
サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

◆埼玉県立近代美術館の広報紙 ZOCALO の12月-1月号が発行され、次回の企画展「版画の景色 現代版画センターの軌跡」が特集されています。館内で無料配布しているほか、HPからもご覧いただけます。

◆ときの忘れものは「WARHOL―underground america」を開催しています。
会期=2017年12月12日[火]―12月28日[木] ※日・月・祝日休廊
201712_WARHOL

1960年代を風靡したアングラという言葉は、「アンダーグラウンドシネマ」という映画の動向を指す言葉として使われ始めました。ハリウッドの商業映画とはまったく異なる映像美を目指したジョナス・メカスアンディ・ウォーホルの映画をいちはやく日本に紹介したのが映画評論家の金坂健二でした。金坂は自身映像作家でもあり、また多くの写真作品も残しました。没後、忘れられつつある金坂ですが、彼の撮影したウォーホルのポートレートを展示するともに、著書や写真集で金坂の疾走した60〜70年代を回顧します。
会期中毎日15時よりメカス映画「this side of paradise」を上映します
1960年代末から70年代始め、暗殺された大統領の未亡人ジャッキー・ケネディがモントークのウォーホルの別荘を借り、メカスに子供たちの家庭教師に頼む。週末にはウォーホルやピーター・ビアードが加わり、皆で過ごした夏の日々、ある時間、ある断片が作品には切り取られています。60〜70年代のアメリカを象徴する映像作品です。(予約不要、料金500円はメカスさんのNYフィルム・アーカイブスに送金します)。

●書籍のご案内
版画掌誌5号表紙600
版画掌誌第5号
オリジナル版画入り美術誌
ときの忘れもの 発行
特集1/ジョナス・メカス
特集2/日和崎尊夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版ーA : 限定15部 価格:120,000円(税別) 
A版ーB : 限定20部 価格:120,000円(税別)
B版 : 限定35部 価格:70,000円(税別)


TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別) *送料250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別) *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
ときの忘れもので扱っています。

国立新美術館で開催中の「安藤忠雄展―挑戦―」は20万人を突破、会期も残り僅かです(12月18日[月]まで)。
展覧会については「植田実のエッセイ」と「光嶋裕介のエッセイ」を、「番頭おだちのオープニング・レポート」と合わせ読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。


●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第40回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第40回

京都個展間近

11月に入り、京都での個展も間近となりました。この一ヶ月は構想に悩み新作の制作が停滞気味だったので、6月頃から夏にかけてすでに箔押しの済んでいた作品の仕上げ作業を先に進めていました。
まず、少し荒れた夜明けの空を鳥が飛んでいる作品 P15号(65.2×50cm) 海や空の作品に時々鳥を描きますが、これはその作品に込めた気持ちや方向性を、鳥を描く事でわかりやすくできるからです。

DSC_6636野口琢郎
新作
P15号(65.2×50cm)


次に、銀の草原と赤い空の作品(65.2×140cm)も完成、これは現実的な風景ではなく、今まで銀色の草原を描いた絵は全て同じ場所で、自分の心の中にある、一人で休んだり考え事をしている場所の風景で、その時の気分で空の色が変わります。
なので画像ではちょっとわからないですが、銀色の草原に立つ自分がこっそり描いてあります。

DSC_6660野口琢郎
新作
65.2×140cm


「HANABI#10」も輝線を描いて完成、今回の個展でHANABIはこれ一点なので、良いアクセントになるかなと思います。

HANABI#10野口琢郎
「HANABI#10」


ちなみに、京都個展は11月29日〜12月5日まで大丸京都店 美術画廊で開催致しますが、初日から4日までは毎日在廊しております。
ただ、ときの忘れものさんから出展させて頂くマイアミでのアートフェアと会期がかぶってしまったので、個展の最終日の5日は早朝から出発しマイアミへ向かいます。往路は時間が戻るので、現地には5日の13時頃に到着予定で、初日午後のプレビュー開始に間に合います。
マイアミでのアートフェアは初参戦、行くのも初めてで、お客様にどんな反応をして頂けるのか楽しみで、作家の葉栗さんや光嶋さんと会えて乾杯できるのも楽しみなのですが、治安がかなり悪いという話を聞いてから少しビビっております。とはいえ、危ない地区に入らず、常に気を張って行動していれば大丈夫かなと思いますので、1月のブログになるかと思いますが、またご報告致します。

個展DM「箔画 野口琢郎展」
2017年11月29日[水]〜12月5日[火]
大丸京都店 美術画廊


のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20171115_Wish −Sound of the sky−
野口琢郎"Wish -Sound of the sky-"
2016年 箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
102.0×185.0cm  サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
ときの忘れもので扱っています。

ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第39回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第39回

最近の新作制作など

まず先月のエッセイで箔押しを始めていたHANABI#10(15号F/65.2×53cm)の箔押しが完了。
花火の下に初めて湖面を描き、構想では花火の反射を表現しようと思っていたのですが、うまくできず二度剥がし、最終的には反射は描くのはやめました。
琵琶湖の打ち上げ花火の記憶と、動画も見て反射の映り方もイメージしていたのですが、花火が平面的で具象的な表現ではないのに、水面の反射は奥行きのある具象的な表現になる違和感がありました。
あと、高く上がった打ち上げ花火の水面の反射が見える角度と見えない角度もあるので、この場合どっちなのか、作り出してから感じたその中途半端さが嫌でした。
元々具象的でないならイメージで作ればいいのかもですが、納得いく表現ができなかったので、まだ完成させていませんがとりあえずノコギリで湖面の手前部分はぶった切って、遠景の水平線部分だけ残しました。最終的に良い作品になればと思います。

HANABI#10野口琢郎
《HANABI#10》
2017年


次に変な新作F4号、過去に四角を並べたシンプルな作品があったのですが、その進化系を作りたくなり、ふと思いついて細い角材をノコギリで正方形に切って、ヤスリがけして、パネル側面まで四角をくっつけて下地作りが完了。
構想ではこんなにいっぱいくっつけるつもりじゃなかったのですが、もはや後で箔を押す事が頭から飛んで、作る事に没頭してしまいました。
案の定漆を塗るのさえ手間がかかりましたが、箔押しは複雑な作業ではないので2日間で済みました。
ただ、形の面白みはあるもののちょっと弱いので、仕上げで少しアクセントを付ければ良い作品になるかと思います。
これは小作品ですが、大きめの作品で作っても面白いかもと思いました、ただもの凄く重くなると思いますが、、、

DSC_6501


IMG_4578


箔押し途中箔押し途中


DSC_6614完成間近


そして「Landscape#42」F10号、新しい要素も取り入れつつ、初期のLandscapeの雰囲気に近い良い作品になったと思います。
Landscapeシリーズも作り始めて10年目で42作品目、少しずつ変化してきて、これからも作り続けるのでまだ変化はあるのだと思いますが、この作品を見ていて、何となくたどり着くべき所まで来たのではないかと、少し感じました。

Landscape#42野口琢郎
《Landscape#42》
2017年


Landscape#42部分1《Landscape#42》部分


Landscape#42部分2


「Gold」 2007年作野口琢郎
《Gold》
2007年


あと、以前 三菱地所設計さんから依頼を頂き、今年の初めに制作し、2月に東京の大手町パークビルディング内に設置頂いた作品「東京」と僕の名前が雑誌「新建築」9月号の大手町パークビルディングの記事の中で小さく紹介頂いていました。
「新建築」といえば建築関係の方は皆さん読んでいらっしゃる雑誌で、叔父が建築家だったので、昔は毎月父も新建築を買っていて、部屋の一角に新建築の山ができていた程なので、その雑誌に自分の名前があるというのは不思議で嬉しかったです。
先月号なのでもう書店にはなかなか無いと思いますが、新建築はバックナンバーも売っている事があるので、もし見つけられた方は175ページを覗いてみてください。

新建築9月号『新建築9月号』


新建築a


新建築b


東京野口琢郎
《東京》
2017年


最後に、もう来月に迫ったので告知を、11月29日〜12月5日に大丸百貨店京都店の美術画廊にて個展を開催致します。
意外にも京都での個展は7年ぶり、旧、新作合わせて25点程出展予定なので、ぜひご高覧くださいませ、よろしくお願い致します。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20171015_noguchi_26_LS-30
野口琢郎
"Landscape#30"
2013年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
91.0×182.0cm
サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第38回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第38回

夏の新作制作

9月に入って京都もだいぶ涼しくなり、今年の夏は結局夏らしいお出かけを一度もできなかったので、やはり少し寂しい感じはありますが、制作の方は色々と進んだのでご紹介致します。

まず、以前いったん完成していた凸凹の作品(6号M/41×24.2cm)に手を入れました。
この作品はちょっと心がささくれ立っていた時に作ったので、見てるだけでしんどくなり、下の金箔はもったいないですが一部残しながら上にまた盛り足してプラチナ箔を押しました。
ただこれでもまだちょっとドギツいですが、面白い作品にはなったかと思います。

凸凹作品凸凹作品


次に久しぶりにLandscapeシリーズ、#41(8号M/45.5×27.3cm)はあまり細かくなり過ぎないように意識しました。
小さくても静かな存在感のある作品になったかと思います。

Landscape#41野口琢郎
「Landscape#41」
2017年
45.5×27.3cm(8号M)


HANABI#10(15号F/65.2×53cm)の箔押しは50%程終了。
今回の#10は前作までに増えた要素をあえて減らして、シンプルな初期作品に近い雰囲気に戻そうと思って進めています。

HANABI#10「HANABI#10」制作中


Landscapeシリーズも空や海の作品にも言えますが、一度要素が増えたり、変化した後に、初期作品に近い雰囲気に戻る事はよくあって、それは初心に帰りたいわけではなくて、時間をかけて進化して増やした球種をあえて減らして、直球で勝負したくなる感じでしょうか、でも費やした時間や経験の分だけ同じ直球でも昔よりキレが出る、ま、野球経験者ではないのでそんな事はありえないのかもですが、作品制作にはそんな感覚があります。

HANABI#1野口琢郎
「HANABI#1」
2005年
22×16cm


ちなみに画像がHANABIシリーズの一作目、2005年作の「HANABI#1」(22×16cm)です。
荒削りなりの強さがあって、この頃はまだ自分で銀を硫化させていたので味があります。
得るものがある反面失うものもある、でもそれが人間が作っているものの面白さなのかなと思います。

そして、12月頭にときの忘れものさんのブースから出展させて頂くマイアミでのアートフェア用の大作2点も完成「azure」F100号(162.1×130.3cm)と、「I remember」(145.5×120cm)です。
「azure」は青の美しい見応えある作品になりました。実は今まで大作は横長が多く、意外にも100号を作るのは初めてで、これ位のサイズで縦位置で海と空を作ったのも初めてでした。縦位置だと海の水の重みがでるように感じました。

DSC_6275大作2点


azure野口琢郎
「azure」
2017年
162.1×130.3cm(F100号)


I remember野口琢郎
「I remember」
2017年
145.5×120cm


「I remember」はなんかちょっと切なくなるような夕暮れの海の作品が作りたくなって、構想時は空にも金の雲を混ぜるつもりだったのですが、最近はあまりドラマティックな空を作る気がしないのと、空の色は一色で統一するのがどうも好みなので、結局赤一色の空になりましたが、良い作品になったかと思います。

では、過ごしやすい季節になるので、引き続き作品制作をがんばります。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

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●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20170915_ls38野口琢郎
《Landscape #38》
2016年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
60.6×41.0cm
Signed


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埼玉県立近代美術館では15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されています。
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝]
企画を担当された吉岡知子さん(同館学芸員)のエッセイ<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>をお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第37回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第37回

ときの忘れものさんの移転お披露目会、ART OSAKA

先月7日は、移転されたときの忘れものさんのお披露目会に行くために日帰りで東京へ、建築家の阿部勤さんの設計された素晴らしい建築で、階段を上りながら作品を観る感覚はギャラリーというより小さな美術館のようでとても新鮮でした。

DSC_5977ときの忘れもの移転お披露目会にて


DSC_5958


綿貫さん曰く、作品によってはコンクリートの壁面に負けてしまうから、何を展示するのかギリギリまで悩んで大変でしたとの事でしたが、僕の作品に関しては、コンクリート壁に箔画は負ける事無く相性は良いように思ったのと、自然光が多く入るこのスペースならば箔の画面はきっと美しく輝くはずなので、来年開催させて頂く予定の個展が楽しみになりました。

7月7〜9日に開催されたART OSAKAにNii Fine Artsさんの部屋から出展させて頂きました。
11月末に京都個展をひかえている関係で、今回は作品数は少なかったのですが、
いつもこのホテルグランヴィア大阪での展示は日中自然光で輝く作品を観て頂く事ができるので嬉しくて、シンプルでも存在感のある展示ができたのではと思っています。

ART OSAKA展示風景1ART OSAKA展示風景


ART OSAKA展示風景2


ART OSAKA展示風景3


ART OSAKA展示風景4


昨年に続き、今回もART OSAKA用に画家の稲田早紀さんとのコラボレーション作品を一点制作しましたが、二回目という事で二人共少し慣れ、前回よりもクオリティを上げられた良い作品を作る事ができました。

稲田早紀さんとのコラボ作品「ひかりのこ」稲田早紀さんとのコラボ作品「ひかりのこ」


普段自分の作品制作に精一杯なのと、元々コラボレーションというものにあまり興味が無く、今後もよほど作りたいと感じない限りは積極的にする気は無いのですが、いつもと違うきっかけで新しい表現に繋がるという事は今までも数年に一度はありました。

Infinite#1野口琢郎
「Infinite#1」
2009年
箔画
37.9×45.5


例えば画像の作品、2009年作の「Infinite#1」(37.9×45.5)です。
この作品はまだ個人のお客様からの受注制作をお受けできていた頃、とある方に詩集の表紙用に海を描いて欲しいという依頼で、その方は波の表現に強いこだわりをお持ちで、何とか野口さんなりの新しい海の表現を見つけて欲しいとの事でしたので、かなり悩みましたが、その中で初めて箔を針で引っ掻いて波を描く事を思いついた、今に繋がるきっかけになった大事な作品です。
はっと思いつき、水を得た魚のように勢い良く針を動かしたあの時の感覚は今でもはっきり覚えています。

普段の作品制作の中でも、常に何か新しいものをと毎日試行錯誤はしていますが、苦しんでも何も出ない事の方が多くて、自分の思い付く事には限界があるので、柔軟な頭で、色々な人や芸術作品、旅などから刺激を受けつつ進化していければと思います。

ただ、今年は後厄年でやっと無事に抜けられると思っていたら、日常生活の中で色々な事が起きて集中力が分散してしまう事が多いのですが、集中力って胡麻のような粒を一粒一粒拾い集め、蓄積していくもののような感覚があって、若い頃は日々の出来事の振動ですぐに手のひらから弾け飛んでしまっていたけど、少し歳をとったお陰で全部弾けずにある程度は握りしめられるようになったのかと思っています、まだまだ甘ちゃんですが、がんばります。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20170815_noguchi_23_HANABI-9野口琢郎
「HANABI #9」
2011年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
91×72.7 cm
サインあり

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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

●重要なお知らせ
現在、ときの忘れもののメールアドレスより、多数の迷惑メールが発信されています。
内容は、英文の求人広告と、詳細を記載したというウェブサイトへのリンクです。
ときの忘れものが日本のお客様に英文の、または件名が無記入のメールを送ることはありません。
info@tokinowasuremono.comから上記のようなメールが届いている場合は、絶対に開かずに削除してください。


◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第36回

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第36回

不思議なご縁と叔父の事

いつもお世話になっているときの忘れものさんが移転される事を知った時はびっくりしました。
新たなギャラリーは東京の駒込にある建築家の阿部勤さんが設計されたLAS CASAS、元々は個人住宅だった建物で、窓が多く自然光がたくさん入る素晴らしい場所のようで、以前綿貫さんが僕のメールを転載してくださったので、読まれた方もおられるかもと思いますが、改めて不思議なご縁のお話を書こうと思います。
移転の話がギャラリーブログに載った時、両親にも知らせるとびっくりした様子で、実はそのLAS CASASを設計をされた阿部勤さんは、父の兄、野口潔が坂倉準三建築研究所に勤めていた時の先輩で、当時日芸の写真学科の学生だった父は、アルバイトでよく坂倉さんの所で建築模型の撮影をしていたので、阿部さんの事もよく知っているとの事でした。
残念ながら叔父の野口潔は3年前に癌で亡くなってしまったのですが、不思議なご縁だなと思いました。

叔父は坂倉準三建築研究所での最後の仕事で徳島の大塚国際美術館を設計し、退社後にODA(開発途上地域の開発を主たる目的とする政府及び政府関係機関による国際協力活動)でベトナムやケニヤに行き、設計、責任者兼現場監督で学校を建て、その後東京の建築事務所で働いていました。
生きていてくれたならもっと色んな話を聞いてみたかった尊敬する叔父です。

2001ハノイ2001年ハノイにて
叔父(左)と父


2002ケニア・ナイロビ2002年ケニア・ナイロビにて


2002ケニア・ナイロビ2


2002ケニア・ナイロビ3


画像、叔父と父が二人で写っているのが2001年ハノイへ父と二人で叔父の現場を訪ねに行った時に僕が撮影したもので、この時はブルドーザーやクレーン車の運転操縦の訓練学校の建設をしていました。
他3枚が2002年ナイロビで父が撮ったもので、この時はジョモケニアッタ大学の校舎を建設中でした。

子供の頃から時々京都へ帰ってきた叔父の印象は、短気で気性の激しい僕の父と正反対で、いつも穏やかで、きっと声を荒げることなんて無いのではと思っていました。でも後に聞いた話では、仕事の現場では信念を曲げない頑固な人で、声を荒げる事もよくあったそうなので、やはり仕事の場では頑固な血筋なのかなと思います。
いつか大塚国際美術館に行ってから、また改めて叔父の事も書きたいと思います。

新たなときの忘れものさんでは来年個展を開催させて頂く予定なので、自然光の多く入る美しいギャラリーで展示できるのが楽しみです。


あと、関係無いですが最近あった嬉しい出来事、なんとファンレターが届きました。

ファンレターファンレター


こんな手書きのファンレターをもらえる事なんて滅多になくて、それもまだ中学生の男の子、なんだかもの凄く嬉しくて元気が出ました。
◯◯君ありがとう、花火の作品もまた作りますね。
画集もいつか必ず作るので、待っていてください、これからもがんばります。
のぐち たくろう

野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。

●今日のお勧め作品は野口琢郎です。
20170715_noguchi_24_LS-32野口琢郎
"Landscape#32"
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3×145.5cm
サインあり


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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

移転記念コレクション展
会期:2017年7月8日(土)〜7月29日(土) 11:00〜18:00 ※日・月・祝日休廊
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。
201707_komagome_2出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

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ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分、名勝六義園の正門からほど近く、東洋文庫から直ぐの場所です。

◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
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ギャラリー&編集事務所「ときの忘れもの」は建築家をはじめ近現代の作家の写真、版画、油彩、ドローイング等を扱っています。またオリジナル版画のエディション、美術書・画集・図録等の編集も行なっています。
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