ギャラリー  ときの忘れもの

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カテゴリ: 難波田龍起のエッセイ[再録]

難波田龍起「瑛九について」(再録)

「瑛九について」 Tatsuoki NANBADA writes on Q Ei. 難波田龍起(1981年執筆)  「前衛の砦・瑛九」という文を「みづゑ」の瑛九特集に寄せてからもはや13年の歳月がたった。もっとも前衛の砦としては、何人かの先達がいるけれども、このたび現代版画センターの主催で瑛九 …
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難波田龍起「絵画への道(5)再録)

難波田龍起「絵画への道(5)」 (1978年執筆)  「昇天する詩魂」を描いた一九五六年の十一月には、朝日新聞社主催の画期的な「世界・今日の美術展」が高島屋で開催された。それには欧米の前衛の作家達と共に日本の作家達が選ばれた。このような展示は、戦前には全く考 …
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難波田龍起「絵画への道(4)」(再録)

難波田龍起「絵画への道(4)」 (1978年執筆) 今次の大戦は日本の歴史の上ではじめての悲惨な敗戦に終った。しかし軍部の弾圧から逃れられた美術家達が、与えられた民主主義であったにしても、平和の到来を喜ばない筈はなかった。画壇の民主化も急激に進んだ。われわれ …
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難波田龍起「絵画への道(3)」(再録)

難波田龍起「絵画への道(3)」 (1978年執筆)  「中野風景」を初めとして、国画会に出品した作品は風景が多かった。そして絵画で充たされない内部のものが疼いて詩になった。詩の方もやはり高村光太郎に紹介された宮崎丈二の「河」に発表して同人になった。  前号に …
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難波田龍起「絵画への道(2)」(再録)

難波田龍起「絵画への道(2)」 (1978年執筆) さて、絵画の師のことで父に相談すると、父が勤務したM中学校でかつて図画の教師だった小林万吾とは知己の間柄であったから、私を連れてゆこうと心地よく引きうけてくれた。私は勇んで若干の作品を持参して出かけたが、この …
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難波田龍起「絵画への道(1)」(再録)

難波田龍起「絵画への道(1)」  自己の真実を語ることはむずかしい。しかし、厚く覆いかくされている装飾物を一切とり去って、物の本質を見極めようとする美術家は、自己の裸を直視しなければなるまい。気弱な私という人間はいやらしいと青春初期の思い出に書いたけれど …
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