小林紀晴のエッセイ

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」第7回

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」

第7回 Nishi shinjuku


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明治時代の地図を見れば、この辺りは沼地だったようだ。
三方をコンクリートに囲まれ、当時の面影はほぼ残っていないはずだ。
それでも水は忘れない。
高いところから、低い方へ流れ続けることを。

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小林紀晴
《Nishi shinjuku 01》
《Nishi shinjuku 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

小林紀晴 Kisei KOBAYASHI(1968-)
1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。
新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997年に「ASIAN JAPANES」でデビュー。1997年「DAYS ASIA》で日本写真協会新人賞受賞。2000年12月 2002年1月、ニューヨーク滞在。現在、雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、「homeland」、「Days New york」、「SUWA」、「はなはねに」などがある。他に、「ASIA ROAD」、「写真学生」、「父の感触」、「十七歳」など著書多数。

◆小林さんが平凡社より新著「見知らぬ記憶」を刊行されました。
小林紀晴_00001小林 紀晴
出版年月: 2018/01
出版社: 平凡社
判型・ページ数: 4-6 224ページ
記憶の襞に隠れた過去が、ふとした瞬間に蘇り、時空を超えて往還し、別の様相をおびて未来を予言する。そこにはいつも写真が……。
『ASIAN JAPANESE』から二十余年、著者の新境地。
本体: 1,800円+税


*画廊亭主敬白
初夏のような日差しがと思ったのも束の間、昨日は倉庫に運んでしまったストーブが恋しくなる寒さでした。寒暖の差が激しいですね。
本日4月19日は敬愛する松本竣介の誕生日、ご存命であれば106歳です。5月に開催する「没後70年 松本竣介展」のご案内を昨日のブログで書きましたのでお読みください。
このブログでも「日本木造遺産」千年の建築を旅する写真展を紹介したこともある写真家の藤塚光政さんが2017毎日デザイン賞を受賞されました。少し遅くなってしまいましたが心よりお祝い申し上げます。これからもますますご活躍されますことを祈っています。
開催中の「ボブ・ウィロビー写真展〜オードリー&マリリン 」はおかげさまで好評です。二人のスター、今のところ人気は互角です。希少なオリジナルプリント(生前に作家自らプリントしたもの)とエステート版をともにお買いになる方もおり、扱う私たちも感激しています。どうぞご高覧ください。

◆ときの忘れものは「ボブ・ウィロビー写真展〜オードリー&マリリン 」を開催しています。
会期:2018年4月10日[火]―4月28日[土]
11:00-19:00  ※日・月・祝日休廊

数々のスターが主演するハリウッド映画のメイキング・シーンを撮影してきた「スペシャル」フォトグラファー、ボブ・ウィロビーが1950-60年代に撮影したオードリー・ヘップバーンとマリリン・モンローのポートレートをご覧いただきます。詳しい出品リスト(25点)はホームページに掲載しました。
また10万冊を所蔵する雑誌図書館六月社の協力を得て、映画専門誌以外のオードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローのゴシップ記事などを掲載した30年ほど前の雑誌60種類を図書室で公開しています。ぜひ手にとってご覧になってください。
201804_willoughby

●出品作品を順次ご紹介いたします
20_BWP141-Marilyn-Sitting-Uボブ・ウィロビー
《Monroe, Marilyn, 1952
Marilyn Monroe sits by the pool 20th Century Fox Party, 1960》(BWP141)

1952(Printed in 2018)
Archival Digital Pigment Print
Image size: 36.9×35.5cm
Sheet size: 50.8×40.6cm
Ed.25
クリストファー・ウィロビーによるスタンプとサインあり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
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 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・土渕信彦さんの新連載「瀧口修造の本」(仮題)を5月から開始予定です。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は随時更新します。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・西岡文彦のエッセイ「現代版画センターの景色」は全三回、1月24日、2月14日、3月14日に掲載しました。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は終了しました。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は終了しました。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は終了しました。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は終了しました。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18〜24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」第6回

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」

第6回 Eifukucho


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抑制とか湾曲、そんな言葉が浮かぶ。
通り沿いに見つけたタリーズでコーヒーを買って、
信号待ちしながら、考える。
小春日。

自然を抑える力。それは暴力的でありながら、牧歌的でもある。
植物自身はどんな気持ちなのだろう。
あるいは雑草と、鑑賞される植物のあいだに横たわる、
格差なんてことについて考えたくなる。

せめて、写真で野に放とう。
小さく呟いてみる。

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小林紀晴
《Eifukucho 01》
《Eifukucho 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

小林紀晴 Kisei KOBAYASHI(1968-)
1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。
新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997年に「ASIAN JAPANES」でデビュー。1997年「DAYS ASIA》で日本写真協会新人賞受賞。2000年12月 2002年1月、ニューヨーク滞在。現在、雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、「homeland」、「Days New york」、「SUWA」、「はなはねに」などがある。他に、「ASIA ROAD」、「写真学生」、「父の感触」、「十七歳」など著書多数。

◆小林さんが平凡社より新著「見知らぬ記憶」を刊行されました。
小林紀晴_00001小林 紀晴
出版年月: 2018/01
出版社: 平凡社
判型・ページ数: 4-6 224ページ
記憶の襞に隠れた過去が、ふとした瞬間に蘇り、時空を超えて往還し、別の様相をおびて未来を予言する。そこにはいつも写真が……。
『ASIAN JAPANESE』から二十余年、著者の新境地。
本体: 1,800円+税


◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<埼玉県立近代美術館で行われてる版画の景色展に行ってきました。
紙とインクで作られたモノクロの作品ばかりかと勝手な先入観をもったまま向かいましたが、実際はシルクスクリーンで作られたグラフィカルでポップなものや英字新聞を使ったコラージュなどなど現代的でカジュアルな作品ばかりでした。
Andy Warholや草間彌生さんの作品もあり見応えのある大満足の美術展でした。
さらにこちらの美術館は黒川紀章さんが建築されたことでも有名。様々な彫刻も展示されており合わせて楽しめました。

(20180117/sw_10mkさんのinstagramより)>

○<技法の種類の多さに驚いた。
推しは、 #凸版 。

(20180223/tsuchiya._.29.さんのinstagramより)>

○<(チラシ)4枚いただきました🎵
時代の熱気を感じたなぁ〜

(20180226/totsukachiyanさんのinstagramより)>

○<埼玉県立近代美術館にて「版画の景色 現代版画センターの軌跡」。
版画による表現の幅広さに目から鱗😲
靉嘔の《I love you》はシンプルながらに版画ならではの良さがあって素敵。

(20180316/kz_m_さんのinstagramより)>

○<初日。行ってきました。
版画って想像以上にたくさんの技法があって、インスピレーションが次々と湧く素晴らしい展示でした。
#埼玉県立近代美術館 #現代版画センター あと2〜3回行きたいなぁ

(20180116/yukataaaaaaさんのinstagramより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色は1月24日、2月14日、3月14日の全3回掲載しました。
草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ〜「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回(3月4日ブログ)

土渕信彦さんのエッセイ<埼玉県立近代美術館「版画の景色ー現代版画センターの軌跡」展を見て(3月8日ブログ)

現代版画センターに参加した刷り師たち(3月11日ブログ)

現代版画センターの生みの親 井上房一郎と久保貞次郎(3月13日ブログ)

塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87〜95ページにかけて特集しています。

毎日新聞2月7日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しは<「志」追った運動体>。

○3月4日のNHK日曜美術館のアートシーンで紹介されました。

朝日新聞3月13日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は小川雪さん、見出は<版画に込めた情熱と実験精神>。

○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しは<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>。

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
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現代版画センターエディションNo.495 柏原えつとむ「Neutral Space」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
20180319柏原えつとむ「Neutral Space」
1982年
シルクスクリーン(刷り:前田武史(美学校研修科))
Image size: 34.0×53.0cm
Sheet size: 54.3×70.3cm
Ed.50
*美学校シルクスクリーンプリントシンポジウム作品、監修:岡部徳三


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサートのご案内
第7回 愛といのち

日時:2018年4月3日(火)18:00〜
会場:ときの忘れもの
出演:メゾ・ソプラノ/淡野弓子
   スクエアピアノ/武久源造   
プロデュース:大野幸
*要予約=料金:1,000円
予約:必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。

info@tokinowasuremono.com

◆ときの忘れものは「植田正治写真展ー光と陰の世界ーPart 供を開催しています。
会期:2018年3月13日[火]―3月31日[土] 11:00-19:00
※日・月・祝日休廊(但し3月25日[日]は開廊
昨年5月に開催した「Part I」に続き、1970年代〜80年代に制作された大判のカラー作品や新発掘のポラロイド写真など約20点をご覧いただきます。
201803_UEDA

●書籍・カタログのご案内
表紙植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録
2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

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植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円


◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・新連載・西岡文彦のエッセイ「現代版画センターの景色」は全三回、1月24日、2月14日、3月14日に掲載しました。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は終了しました。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は終了しました。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は終了しました。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は終了しました。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」第5回

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」第5回

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古い民家の壁を背景に咲くアロエ。
アロエは都市の路上によく似合う。
多肉植物ゆえか。
コンクリートの続きのように感じられるからか。

縦位置で撮影したものを印画紙にプリントして、
テーブルの上に横にして置いてみる。
まるで違和感がない。
つまり、それだけ自然から遠いということか。

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小林紀晴
《Ebisu 01》
《Ebisu 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

■小林紀晴 Kisei KOBAYASHI(1968-)
1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。
新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997年に「ASIAN JAPANES」でデビュー。1997年「DAYS ASIA》で日本写真協会新人賞受賞。2000年12月 2002年1月、ニューヨーク滞在。現在、雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、「homeland」、「Days New york」、「SUWA」、「はなはねに」などがある。他に、「ASIA ROAD」、「写真学生」、「父の感触」、「十七歳」など著書多数。

◆小林さんが平凡社より新著「見知らぬ記憶」を刊行されました。
小林紀晴_00001小林 紀晴
出版年月: 2018/01
出版社: 平凡社
判型・ページ数: 4-6 224ページ
記憶の襞に隠れた過去が、ふとした瞬間に蘇り、時空を超えて往還し、別の様相をおびて未来を予言する。そこにはいつも写真が……。
『ASIAN JAPANESE』から二十余年、著者の新境地。
本体: 1,800円+税


◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログはお勧めです。ぜひご購入ください(2,200円)。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<ちと日が経ってしもうたが、埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」を観ましたのじゃ。
現代版画センターの事は全く知らなかったのじゃが、1974年に誕生してから1985年に倒産するまでの約10年間、版画の普及とコレクターの育成を目指し、様々なジャンルのアーティスト約80名と協力して、700点以上の作品を世に送り出したのだとか。
本展では、安藤忠雄、草間彌生、アンディ・ウォーホルなど有名どころから、今まで知らなかった作家まで、45名の作家の約280点の作品を展示。(前期・後期で一部展示替えあり)
フライヤーも4種類。力が入っておりますのぅ。
会場に入ると、まず靉嘔のシルクスクリーンやエッチングが約20点並んでおりまする。
1974年に限定11111部で制作されたシルクスクリーン《I love you》は、何と1000円で販売されたそうな。
タイムマシンで1974年に行きたいぞよ〜。
様々な技法の版画だけでなく、立体作品もございます。
磯崎新の《空洞としての美術館1》は、シルクスクリーンとドローイングと立体を組み合わせた幅4m80cmもある作品じゃが、一般家庭で飾るのはちと難儀よの。
わたくしのお気に入りを、出品リスト順に。
★高柳裕《魚座》 凸版(作家自刷り)
繊細なエンボスが美しくてツボじゃ。
★木村茂《森の道1》《森の道2》《森の道3》 銅版(作家自刷り)
3点それぞれ変化があって素敵。
★元永定正《みぎひだり》《しろいせんのあみめから》 シルクスクリーン
この2点を含め展示の12点、どれもユーモラスで楽しい。
★加山又造《レースをまとう人魚》 リトグラフ
加山又造は大好きなのじゃ。
白い肌に黒いレースが美しく、背景も暗い色彩に黒いレース模様。
★野田哲也《Diary; Jan.15th '77》《Diary; May 17th ’83》 木版、シルクスクリーン(作家自刷り)
日記シリーズ、惹かれまする。
★宮脇愛子《Golden Egg A》《Golden Egg B》 ブロンズ
卵をふたつに割ったような、金色に輝く立体作品。
宮脇作品は、他にも銅板やシルクスクリーンが多数展示されておりまする。
★舟越保武《若い女 B》 リトグラフ、雁皮刷り
展示の3点どれも好きじゃが、《若い女 B》の少年のような横顔がお気に入り。
★北川民次《バッタの夢》 エッチング
北川作品は5点、リトグラフ、エッチング、木版がございます。
バッタに押し潰されそうな《バッタの夢》は、ちと怖いけど面白い。
★駒井哲郎《消えかかる夢》 メゾチント、エッチング、エングレーヴィング、アクアチント
駒井哲郎も元々好きなのじゃ。駒井作品も5点の展示ございます。
観応えある展覧会でありました。
会期は3月25日まで(前期は2月18日まで)。ご興味ある方はぜひ。

(20180212/ビスうさ・ウェネトさんのブログより)>

○<版画の景色
東京でなく、埼玉県でこの内容の展示が出来たことにすごいと思う。アンディーウォーホル、安藤忠雄、草間彌生というビッグネームの作品もあるけども、今日名前も知らない芸術家の作品も多数あり、見応えも相当高いと思う。ただ、1974年からの表現だから、古いと思う人もいるかもしれませんが、やっぱり訴えてくるものはある。
今回の気になる芸術家は、木村茂、島州一、菅井汲、林芳史、堀浩哉、宮脇愛子、元永定正さんたちの作品で、もう少し調べようと思います。

(20180210/横田敦 龍堂さんのfacebookより)>

○<#版画の景色 脳内に転写された版画が逆に、目の前の景色に抗う形態としてこびりつく。翻って今日の陽気が春の到来だと期待してしまうのも連日続いた寒さの影響なんだろ
(20180211/H.Mさんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半〜トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでーー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋吉信さんのエッセイ〜「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ〜「版画の景色−現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.104 戸張孤雁
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
104-1_戸張孤雁《画譜特装版〔敞脳品年賀状(後摺り2点入り)》戸張孤雁
《画譜特装版 木版小品》
木版(1976年原版木より後摺り、摺り:五所菊雄)
Image size: 9.0×13.5cm
Sheet size: 25.5×18.1cm
Ed.275

104-2_戸張孤雁《画譜特装版〔敞脳品年賀状(後摺り2点入り)》戸張孤雁
《画譜特装版より 年賀状》
木版(1976年原版木より後摺り、摺り:五所菊雄)
Image size: 10.0×15.3cm
Sheet size: 25.5×18.1cm
Ed.275

戸張孤雁は1882年(明治15年)2月19日に生まれ、1927年(昭和2年)12月19日に45歳で没しました。今日が誕生日ですが、もちろん私たちが生まれるはるか昔に亡くなっています。「現代版画センター」のエディションとしては「えっ?」と思う人も多いでしょう。埼玉の会場で機関誌を読んでいただけば、スタッフだった星野治樹さんの長期連載「孤雁ノート」にお気づきになるでしょう。
孤雁の残した版画は僅か10数点ですが、その木版の版木が一時私たちの手元にありました。原版木から後摺りをして「戸張孤雁全国展」を開催するのが夢でした。
山本鼎らによる創作版画運動は全国的な広がりをもち、それを支えた人々の志は私たちが範としたものでした。だから直営の画廊名も「ギャラリー方寸」としました。
倒産によりその夢は絶たれ、孤雁の版木はいまは愛知県美術館に収蔵されています。
パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」 第4回

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」第4回

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山形の友人から果実が届いた。
私はその表面を、日々、指で優しく押す。食べごろを計るためだ。同封されていた紙には「耳たぶほどの柔らかさになったら食べごろ」と記されていた。
私は片手を耳たぶへ、反対側の指先を果実へ。
そのたびに、私はいまここにはない季節の感触を得る。
遠い風景の連なりを想像する。

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小林紀晴
《Takadanobaba 01》
《lafrance 02》
共に2017年撮影
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が始まりました。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
会期:2018年1月16日(火)〜3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年〜1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約300点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。同館の広報誌もお読みください。

○<埼玉県立近代美術館にて『靉』という漢字を初めて知りました。これ、版画なの!? 版画無知には衝撃的な作品ばかりです。
(20180116/樺太柳葉魚‏さんのtwitterより)

○<「版画の景色」図録も気合を入れました!
シルクスクリーンのケースの中には、現代版画センターを異なる側面から追求した3冊子!
本物のセンターエディション作品入りスペシャル版図録、選べる5種類(大沢昌助、オノサト・トシノブ、菅井汲、堀内正和、元永定正の中の1枚が付属)・限定50部も...!

(20180116/埼玉県立近代美術館さんのtwitterより)

○<『版画の景色 現代版画センターの軌跡』、多彩で予定時間をオーバーしてしまう嬉しい誤算。
(20180117/@buechnerさんのtwitterより)

○<ご無沙汰しております。「現代版画センターの軌跡展」のご案内ありがとうございます。
希望と混沌の時代に遭遇できたことを感謝しております。是非伺いたいと思います。

(20180116/静岡・Oさんのメールより)

現代版画センターエディション番外 オノサト・トシノブ「GHC2(青)」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
オノサト・トシノブ_GHC2
1974年度入会プレミアム作品 オノサト・トシノブ「GHC2(青)」
1974年  シルクスクリーン(刷り:岡部徳三) 10×10cm
Ed.1500 スタンプサイン
*レゾネ(『ONOSATO オノサト・トシノブ版画目録 1958-1989』ART SPACE 1989年刊)95番
昨日に続き番外作品をご紹介します。1974年度から1980年度まで、毎年会員にはラージエディションによる「入会プレミアム作品」を送っていました。7年間、毎年二種類、計7作家14作品が制作されました。エディション番号はついておらず、すべて番外作品です。
パンフレット_05

◆国立近現代建築資料館で2月4日[日]まで「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s-1990s」展が開催中。磯崎新、安藤忠雄らの作品が出品されています。展覧会については戸田穣さんのエッセイをお読みください。
磯崎新「還元GYMNASIUM 」磯崎新
「GYMNASIUM」
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75  サインあり
*現代版画センターエディション

ギャラリートーク「建築版画の世界」のご案内
植田実(住まいの図書館出版局編集長)× 石田了一(石田版画工房)× 綿貫不二夫(ときの忘れものディレクター)
司会:日埜直彦
日時:1月27日(土曜日)14時から
場所:文化庁国立近現代建築資料館
住所:〒113-8553 東京都文京区湯島4-6-15
入場方法:旧岩崎邸庭園からの入館となりますので、入園料400円(一般)が必要となります。

◆ときの忘れものは「Arata ISOZAKI × Shiro KURAMATA: In the ruins」を開催しています。
会期=2018年1月9日[火]―1月27日[木] ※日・月・祝日休廊
磯崎新のポスト・モダン(モダニズム)ムーブメント最盛期の代表作「つくばセンタービル」(1983年)に焦点を当て、磯崎の版画作品〈TSUKUBA〉や旧・筑波第一ホテルで使用されていた倉俣史朗デザインの家具をご覧いただきます。他にも倉俣史朗のアクリルオブジェ、磯崎デザインの椅子なども出品します。
版画掌誌第2号
版画掌誌第2号
オリジナル版画入り美術誌
2000年/ときの忘れもの 発行
特集1/磯崎新
特集2/山名文夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版:限定35部:120,000円(税別 版画6点入り)
B版:限定100部:35,000円(税別 版画2点入り)


◆小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」は毎月19日の更新です。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18〜24頁にときの忘れものが特集されています。
06駒込玄関ときの忘れものの小さな庭に彫刻家の島根紹さんの作品を2018年1月末まで屋外展示しています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜19時。日・月・祝日は休廊
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」 第3回

新連載・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」

第3回 Yoyogikoen

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日本の庭は自然を模す。
あるいは、再現する。
だから滝は滝として存在し、水は落ち、流れる。
あるいは自然をデフォルメする。
枯山水もそのひとつだろう。
おおよそ自然に逆らうことがない。
それに対し、噴水は明らかに自然ではない。
反自然の象徴か?
いや昇って、落ちるのだから、
プラスマイナス、ゼロか?

--------

小林紀晴
《Yoyogikoen 01》
《Yoyogikoen 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

●今日のお勧め作品は、ウィン・バロックです。
20171219_bullock_02_Child_in_the_forestウィン・バロック
"Child in the forest"
1951年(Vintage)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:19.0x24.2cm
シートサイズ:33.5x38.0cm
サインあり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆埼玉県立近代美術館で2018年1月16日〜3月25日「版画の景色 現代版画センターの軌跡」が開催されます。
パンフレット_01


◆ときの忘れものは「WARHOL―underground america」を開催しています。
会期=2017年12月12日[火]―12月28日[木] ※日・月・祝日休廊
201712_WARHOL

1960年代を風靡したアングラという言葉は、「アンダーグラウンドシネマ」という映画の動向を指す言葉として使われ始めました。ハリウッドの商業映画とはまったく異なる映像美を目指したジョナス・メカスアンディ・ウォーホルの映画をいちはやく日本に紹介したのが映画評論家の金坂健二でした。金坂は自身映像作家でもあり、また多くの写真作品も残しました。没後、忘れられつつある金坂ですが、彼の撮影したウォーホルのポートレートを展示するともに、著書や写真集で金坂の疾走した60〜70年代を回顧します。
会期中毎日15時よりメカス映画「this side of paradise」を上映します
1960年代末から70年代始め、暗殺された大統領の未亡人ジャッキー・ケネディがモントークのウォーホルの別荘を借り、メカスに子供たちの家庭教師に頼む。週末にはウォーホルやピーター・ビアードが加わり、皆で過ごした夏の日々、ある時間、ある断片が作品には切り取られています。60〜70年代のアメリカを象徴する映像作品です。(予約不要、料金500円はメカスさんのNYフィルム・アーカイブスに送金します)。

●書籍のご案内
版画掌誌5号表紙600
版画掌誌第5号
オリジナル版画入り美術誌
ときの忘れもの 発行
特集1/ジョナス・メカス
特集2/日和崎尊夫
B4判変形(32.0×26.0cm) シルクスクリーン刷り
A版ーA : 限定15部 価格:120,000円(税別) 
A版ーB : 限定20部 価格:120,000円(税別)
B版 : 限定35部 価格:70,000円(税別)


TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別) *送料250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別) *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
ときの忘れもので扱っています。

国立新美術館の「安藤忠雄展―挑戦―」は、昨日大盛況のうちに終了しました。
展覧会については「植田実のエッセイ」と「光嶋裕介のエッセイ」を、「番頭おだちのオープニング・レポート」と合わせ読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。


●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は毎月12日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・九曜明のエッセイ「植田実と本」[再録]は毎月23日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」 第2回

新連載・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」

第2回 NUMABUKURO

new  numabukuro 001


numabukuro 02


晴れた日の午後。
目指すは、妙正寺川。

住宅街を歩いていると、
矯正という言葉が、ふと浮かぶ。
次に共存という言葉。
人間が矯正・・・・人間と共存・・・・。

道脇に枝を折られ、捨てられた庭木。
それでも生き生きしている。
矯正と共存の一端、あるいは犠牲がここにもある。

太陽はどの葉にも平等に正しく降り注ぐ。
感度100でシャッタ速度は250分の1、絞りf8半。
富士山の頂も、路地裏の足元も世界共通。

--------

小林紀晴
《numabukuro 01》
《numabukuro 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
11x14inch
Ed.20

こばやし きせい

●今日のお勧め作品は、駒井哲郎です。
20171119_komai_01_gansyou駒井哲郎
《岩礁》
1972年
銅版
23.5×21.0cm
Ed.35
サインあり
※レゾネNo.289(美術出版社)


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]
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細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。

◆ときの忘れものは「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」を開催します。
201711mexico
会期:2017年11月28日(火)〜12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
※お申込みの返信は、翌営業日となります。(日・月・祝日は休廊です。)


◆銀座のギャラリーせいほうで「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」が開催されます。
201711MIYAWAKI「宮脇愛子展 last works(2013〜14)」
会期=2017年11月20日[月]〜12月2日[土] ※日・祝日休廊
会場=ギャラリーせいほう 
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
電話:03-3573-2468
最後の新作である油彩を中心に立体(ガラス、真鍮)、ドローイング、版画など約40点が展示されます。

●オープングのご案内
初日11月20日(月)17時からオープニングが開催されます。皆さまお誘いあわせの上、是非お越しください。

●書籍のご案内
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。


安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
安藤先生のサイン本をときの忘れもので扱っています。

六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]〜12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
 ・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
 ・frgmメンバーによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
 ・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
 ・佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。
 ・杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。
 ・関根伸夫のエッセイ「〈発想〉について[再録]」は毎月12日の更新です。
 ・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
 ・倉方俊輔のエッセイ「『悪』のコルビュジエ」は毎月17日の更新です。
 ・小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。
 ・清家克久のエッセイ「瀧口修造を求めて」は毎月20日の更新です。
 ・小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
 ・スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
 ・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
 ・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」はしばらく休載します。
 ・大野幸のエッセイ<ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート>は随時更新します。
 ・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
  同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」と合わせお読みください。
  「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
 ・中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
 ・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」英文版とともに随時更新します。
 ・深野一朗のエッセイは随時更新します。
 ・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
 ・藤本貴子のエッセイ「建築圏外通信」は終了しました。
 ・森下隆のエッセイ「鎌鼬美術館——秋田県羽後町田代に開館」は終了しました。
 ・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は終了しました。
 ・夜野悠のエッセイ「書斎の漂流物」は終了しました。
 ・普後均のエッセイ「写真という海」は終了しました。
 ・八束はじめ・彦坂裕のエッセイ「建築家のドローイング」(再録)は終了しました。
 ・光嶋裕介のエッセイ「和紙に挑む」は終了しました。
 ・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は終了しました(時々番外編あり)。
 ・荒井由泰のエッセイ「いとしの国ブータン紀行」は終了しました。
 ・森下泰輔のエッセイ「戦後・現代美術事件簿」は終了しました。
 ・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイや資料を随時紹介します。
 ・「オノサト・トシノブの世界」は円を描き続けた作家の生涯と作品を関係資料や評論によって紹介します。
 ・「瀧口修造の世界」は造形作家としての瀧口の軌跡と作品をテキストや資料によって紹介します。
土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
 ・「関根伸夫ともの派」はロスアンゼルスで制作を続ける関根伸夫と「もの派」について作品や資料によって紹介します。
 ・「現代版画センターの記録」は随時更新します。
今までのバックナンバーの一部はホームページに転載しています。

新連載・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」 第1回

新連載・小林紀晴のエッセイ「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」

 今月から新たな連載を始めせていただくことになりました。東京でネイチャーを撮ろうと思っています。私はずっと以前からネイチャー、あるいはネイチャー写真という存在が不思議でなりませんでした。どこまでがネイチャー写真で、どこからそうでなくなるのか。その境界や定義はどこにあるのか・・・・。
 一般的にネイチャー写真とは自然の中で動植物の姿や、生態を撮ったものをさすはずです。そのことにもちろん異論はないのですが、都市にもネイチャーは存在するはずだ、という思いが以前からありました。どれほど人工物に満たされていようが太陽の光で足元の植物を撮ることは、自然の力によって撮っていることに他ならないからです。
 そんな思いから、現在進行形でフィルムカメラを用いて、写真を撮っていこうと思っています。実験的な行為なのかもしれません。どこへ向かうのか、どこへたどり着くのか・・・・私にもわかりません。


第1回 KUGAYAMA

kugayama 01


kugayama 02

写真コンテストの審査員をさせていただく機会が、ときどきある。
なぜか畑違いのネイチャー写真部門の審査を担当という場面もあって、戸惑うことがある。

ネイチャーってそもそも、なに?
都会の路上にあったら、それはネイチャーじゃなくなるの?

そんな疑問を自分にぶつけてみる。
おそらく、東京にもネイチャーはいっぱいある。

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小林紀晴
《kugayama 01》
《kugayama 02》
共に2017年撮
ゼラチンシルバープリント
16x20inch
Ed.20

こばやし きせい

◆小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は終了し、10月から新たな連載「TOKYO NETURE PHOTOGRAPHY」が始まります。毎月19日の更新です。

●展覧会のご紹介
20170919_小林紀晴


20170919_小林紀晴_裏

「鶴田真由 小林紀晴 写真展 Silence of India」
●ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
会期:2017年10月26日[木]〜11月8日[水]
時間:10:30〜18:30 ※最終日は15:00まで
休館:日曜
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■『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』を刊行しました。
瀧口修造展 I』、『瀧口修造展 II』よりページ数も増えました。
TAKIGUCHI_3-4『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』
2017年
ときの忘れもの 発行
92ページ  21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
ハードカバー  英文併記
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
通常価格:2,500円(税別)、送料250円

小林紀晴のエッセイ「山の記憶」 第18回(最終回)

小林紀晴のエッセイ「山の記憶」 第18回(最終回)

最終回

 改めて、なぜ自分は冬枯れした山や植物に惹かれるのかを考えてみる。連載の第一回で「私は冬の山が好きで嫌いだ」と書いたがその思いに嘘はなく、今もその感覚を抱き続けている。きっとこの先、年齢を重ねても同じだろう。
 一方で、頭の片隅では真逆の季節のことをちらほらと考えているのも事実だ。何故なら、冬枯れした植物のあの絡みつきや、薮といったものは夏の間に形成されるからだ。
 実はまだ一度も発表したことはないのだが、一時、同じ場所で夏の山も撮っていた。まさに盛夏という季節に発情するがごとく木々に絡みつく夏草の葉やツルといったものを。
 それらは巨大な木々を縛り上げるかのようで、どこかエロティックでもある。夏が過ぎれば、絡みつく夏草は次第にその力を失い、死へ向かう。そして抜け殻のように力尽きた残骸。
 ここには明らかに対極がある。コントラストがある。だからこそ、お互いが輝くのか。存在に意味を見つけることができるのか・・・・そんなことを改めて考えていた。
 エロティシズムとタナトス。
 このふたつの言葉にやはり行き着くのか。
 使い古されたほどに、これらの言葉は同時に用いられることが多いが、やはり真理があるからだろう。私は冬枯れした森を歩きながら、この二つのことを無意識のうちに感じていたのだろうか。だから「好きで嫌い」なのだろうか。
 同じく連載の第一回で「端的にいえば、死の匂いということになる」と記したことを思い出す。

01小林紀晴
「Winter 15」
2015年撮影
ゼラチンシルバープリント
16x20inch
Ed.20


 この連載も18回目となります。一度だけ休載させていただいたので、1年と7ヶ月ほどの間、お付き合いいただきました。今回でこの「山の記憶」の連載は終了とさせていただきます。長い間、ありがとうございます。読んでいただいた方々にはこの場をお借りして、お礼申し上げます。
 来月から、新たに写真をメインとした東京の植物の連載をやらせていただきます。果たして山の植物ではなく、都会の植物とは・・・・・。
こばやし きせい

●展覧会のご紹介
20170919_小林紀晴


20170919_小林紀晴_裏

「鶴田真由 小林紀晴 写真展 Silence of India」
●ニコンプラザ新宿 THE GALLERY 1+2
会期:2017年9月26日[火]〜10月16日[月]
時間:10:30〜18:30 ※最終日は15:00まで
休館:日曜

●ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
会期:2017年10月26日[木]〜11月8日[水]
時間:10:30〜18:30 ※最終日は15:00まで
休館:日曜

小林紀晴 Kisei KOBAYASHI(1968-)
1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。
新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997年に「ASIAN JAPANES」でデビュー。1997年「DAYS ASIA》で日本写真協会新人賞受賞。2000年12月 2002年1月、ニューヨーク滞在。
雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、「homeland」、「Days New york」、「SUWA」、「はなはねに」などがある。他に、「ASIA ROAD」、「写真学生」、「父の感触」、「十七歳」など著書多数。

●本日のお勧め作品は、ロベール・ドアノーです。
20170910_doisneau_06_Un-regard-obliqueロベール・ドアノー
"Un regard oblique"
斜めの視線
1948年撮影(1978年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:33.5x37.7cm
シートサイズ:50.7x60.8cm


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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

埼玉県立近代美術館では15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されています。
会期:2017年9月12日[火]〜10月9日[月・祝]
企画を担当された吉岡知子さん(同館学芸員)のエッセイ<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>をお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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小林紀晴のエッセイ「山の記憶」 第17回

小林紀晴のエッセイ「山の記憶」 第17回

お盆

 いま、この原稿を書いているのはお盆の直前で、明日から私は諏訪へ帰省しようとしている。私はライフワークとして全国のお祭りを撮影しているのだが、お盆の時期に諏訪以外で撮った写真はほかに比べ、極端に少ない。お盆にしか行われないお祭りは全国に様々あるので、出かけたい気持ちはもちろんあるのだが、それ以前にまず自分のお盆を優先しなくてはならない、という気持ちが強く働くのだ。お盆に諏訪以外の場所で過ごすことに、いまだに違和感を抱く。

 もはや珍しい部類にはいるのだろうが、お盆の始まりと終わりに家の前で火を焚く風習が残っている。13日の夕方にまず迎え火。
「ぼんさん、ぼんさん、この明かりでおいでなして・・・・」
 亡くなった祖母はいつも、こんなふうに声にした。歌っているようにも、念仏をと唱えているようにも聞こえた。私もそれをなぞる。
 そして16日の晩にまた火を焚く。送り火だ。
「ぼんさん、ぼんさん、この明かりでお帰り・・・」
 同じく歌うようにも、唱えるようにも聞こえる声を数回繰り返す。今年もそれをするために私は帰省する。亡くなった祖父、祖母、父、そして会ったこともない遠い人たちを呼ぶことにもなる。

01小林紀晴
「MUKAEBI」
2011撮影
ゼラチンシルバープリント
16x20inch


 幼い頃から、お盆のあいだだけ空気が濃密になると感じていた。ヌメッとして、どこか息苦しいのだ。何かがすぐ近くにいて、身体に張り付くようだと感じていた。何かとは、「霊」ということになるのだろうが、もっと、漠然と何かがいる、という感じだった。怖いわけでもないが、緊張感がともなった。
だから送り火を焚いて送り出すと、正直ホッとした。

 奥座敷にはお盆のあいだだけ精霊棚が設けられる。位牌が並び、当然のようにキュウリで馬を作り、ナスで牛を作る。それは昔から、母の役目と決まっているのだが、私も何度か作った。足は葦の茎で作るので、河原まで取りに行かされた。
 精霊棚を目の前にすると、やはり何かがたったいま「帰ってきている」と思えるのだ。物心つく前から見続けきたのだから、当然の感覚として、刷り込まれたに違いない。

 そして、ふらりと現れるお寺の和尚さん。日にちは決まっているのだが、檀家すべてを回ってくるので、訪れる正確な時間はわからない。長い午後、待ち続けることになる。
 和尚さんが精霊棚に向かってお経をあげている姿を背後から眺めていると、必ずたったいま、自分は夏の頂点にいるのだと思えてくる。毎年のことだ。

 私は長いあいだ、迎え火と送り火にカメラを向けることができなかった。写真に収めれば、そこに何かが確実に写ってしまうと考えたからだ。子供じみたことを、と言われそうな気もするのだが、ずっとそう信じてきた。
 それがあるきっかけで、カメラを向けた。ニューヨークで知り合ったアメリカ人の友人が来日し、お盆の時期に彼を連れて帰省したことがある。2002年のことだ。
 彼がいきなり迎え火にカメラを向けて写真をバシバシ撮った。正直、止めたかったのだが、野暮だと思い、そのままにした。
 後日、彼が撮影したネガを見せてもらったのだが、何かは写っていなかった。当然といえば、当然だが、ちょっと拍子抜けした気分だった。
 その翌年、私は初めて迎え火にカメラを向けた。緊張した。後日、現像したフィルムを見てみたが、何かの姿は微塵もなかった。
こばやし きせい

小林紀晴 Kisei KOBAYASHI(1968-)
1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。
新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997年に「ASIAN JAPANES」でデビュー。1997年「DAYS ASIA》で日本写真協会新人賞受賞。2000年12月 2002年1月、ニューヨーク滞在。
雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、「homeland」、「Days New york」、「SUWA」、「はなはねに」などがある。他に、「ASIA ROAD」、「写真学生」、「父の感触」、「十七歳」など著書多数。

●今日のお勧め作品は、小林紀晴です。
20160819_kobayashi_10_work小林紀晴
〈ASIA ROAD〉より2
1995年
ヴィンテージC-print
Image size: 18.7x28.2cm
Sheet size: 25.3x30.3cm
サインあり


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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜〜土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。

◆小林紀晴のエッセイ「山の記憶」は毎月19日の更新です。

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電話番号と営業時間が変わりました。
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営業時間=火曜〜土曜の平日11時〜18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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小林紀晴のエッセイ「山の記憶」 第16回

小林紀晴のエッセイ「山の記憶」 第16回

  前回に続き、「スガリ」について繰り返し書くことについて、触れてみたいと思っています。尊敬するある小説家が、「自身にとって大切なことは、時に触れ、何度でも繰り返し書くべき。年齢によって、その意味、理解の濃度と深度は変わっていくから」という意味のことを言ったと前回触れましたが、「スガリ」の似たような一場面を違う形で書いた例をご紹介します。
 前回、蜂に刺された主人公である子供が、さされた患部に祖父のおしっこをかけてもらう描写がありましたが、それは実際の私の体験がもとになっています。

―――――――――――――――――――――――――――――――

 自分のそれが効くとはとても思えなかった。
「……じいちゃんのをかけてほしい」
 とっさに答えた。じいちゃんは「めたしろ」とまた言った。ぼくは大きな声でもう一度言った。
「じいちゃんのがいい」
 すると、じいちゃんは迷うことなく、ぼくの左手を股間にもっていった。大げさなほどしぶきがあがって、じいちゃんのズボンに無数のシミをつくった。

―――――――――――――――――――――――――――――――

 蜂に刺され、誰のそれをかけてもらうか。幼い私にとって、突発的な出来事の前で、大きな選択肢でした。瞬時の判断も迫られました。だから記憶は鮮明です。とっさに自分のものより年齢を重ねた祖父のそれの方が効くと考えのです。
 今回は、2008年秋に小説現代(講談社)に発表した『真綿の飛ばし方』という短篇小説からの抜粋です。前回は2016年に発表したものでしたので、さらに8年ほど遡ることになります。いまから9年前に書いたものになります。
 まったく別の話ですが、描写が緩やかにつながっていることに改めて気付かされもしました。
 インドネシアに滞在中のカメラマンが、郷里の小学校の同級生から携帯電話に電話をもらい、帰国後、お盆に帰省し、同窓会のような「スガリ」へ参加するという小説です。中年の大人である主人公が、また蜂にさされます。全員が同い年です。小説の主人公は前回とはまったくの別人です。念のため。
 以下から小説です。

―――――――――――――――――――――――――――――――

 蜂が不意に舞い上がった。しかし肉片を持っていない。軌道を眼で追ったが、黒い体はすぐにわからなくなった。このまま巣へ戻ってしまうのだろうか。私は腕を静かにおろし、辺りを見わたし蜂の姿を探した。
 突然激しい痛みが、右の二の腕にやってきた。
「刺された!」
 自分でも驚くほど、大きな声を上げてしまった。腕を慎重に外側から覗きこんでみると、蜂の姿はすでに消えていたが、小さな赤い点をみつけた。きっとあっという間に腫れ上がってしまうだろう。
「毒を出せ」
 真司が慌てて、私の腕をつかんだ。好夫はたいして表情を変えずに、両手をぶらりと下げたまま立っていた。
 左手で刺された箇所をつまみ、親指と人差し指で内側から毒を押し出すようにもみ出した。でも何かがなかから出てくるわけではなかった。
「アンモニアをかけた方がいい」
 好夫がぼんやりとした顔のまま言った。
 私は素直にうなずいた。かつて同じように蜂に指を刺された時、祖父の尿を直接かけてもらった。果たしてそんなものが効くのかどうかは知らない。でも小学生の私は確かに祖父のそれをかけられたのだ。とっさにそれを、どうしてもかけてほしくなった。
 あの時、父は「早くしろ、すぐにかけねえと効かねえだ。ほら手をだせ」と言いながら、自分のズボンのチャックを開け始めた。その姿を見ながら、
「じいちゃんのがいい」
 と私は言った。何故、とっさにそんなことを言ったのだろうか。どうして父では駄目だったのだろうか。湯気をたてる生ぬるい祖父の尿が私の手頸に直接あたり、飛沫をあげるのを、ぼんやりと見ていた。
「どっちにする?」
「どっち?」
 私は聞き返した。
「だで、真司のと俺の、どっちがいいだ?」
「好夫、してくりょ」
 私は迷わなかった。

01小林紀晴
「Winter 14」
2015年撮影
ゼラチンシルバープリント
16x20inch
Ed.20


こばやし きせい

小林紀晴 Kisei KOBAYASHI(1968-)
1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。
新聞社カメラマンを経て、1991年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997年に「ASIAN JAPANES」でデビュー。1997年「DAYS ASIA》で日本写真協会新人賞受賞。2000年12月 2002年1月、ニューヨーク滞在。
雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、「homeland」、「Days New york」、「SUWA」、「はなはねに」などがある。他に、「ASIA ROAD」、「写真学生」、「父の感触」、「十七歳」など著書多数。

●今日のお勧め作品は、小林紀晴です。
20160319_kobayashi_05_work小林紀晴
〈DAYS ASIA〉より2
1991年
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
Image size: 24.3x16.3cm
Sheet size: 25.3x20.3cm
サインあり


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