ギャラリー  ときの忘れもの

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カテゴリ: 小国貴司のエッセイ

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第67回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第67回 春がやって来た。 まだ早いかもしれないが、この原稿を書くちょっと前に春一番(か、それらしきもの)が吹いたので、気分はもう春だ。吹いたあと急激に寒くなって、寒い寒いと言いながら本の買い取りに出かけたりもした …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第66回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第66回 〇月〇日 なんどか伺っていた逗子での買取がいよいよ最終日を迎えた。高台の素晴らしいロケーションの家。本も、もちろんたくさんあったし、特にうちのお店のお客さんに喜ばれそうな翻訳文学、日本文学も多かった。ご …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第65回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第65回 〇月〇日 ハードカバー版からずっと長く販売しているチョ・セヒ 斎藤真理子訳『こびとが打ち上げた小さなボール』が河出文庫になった。 文庫=安価という時代ではないが、それでもポータブルさからこの作品が手に …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第64回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第64回 ⚪︎月⚪︎日 東京の古書組合には現在会館が神保町の本部会館以外に、北部、西部、南部の3つがある。現在停止中の北部を除き、会館では、組合員のための業者市のようなものと、週末に開催される一般のお客さんを入れ …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第63回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第63回 ⚪︎月⚪︎日 文庫が高い。新刊の話だ。紙の価格の高騰やら何やらを受けて、かなり高くなっている。 正直ハードカバーはどれだけ高くなっても4000円代くらいなら、「あー高いなぁ。でも欲しいから買っちゃお。」となる …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第62回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第62回 とある本屋さんが閉店するというニュースを見て「そうかぁ…。」と呟く。この「…」の部分には、たぶん言葉にはできない感情が詰まっていて、そこには言いようのない敗北感が混ざっている。みんなのその店を惜しむ声へ …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第61回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第61回 〇月〇日 久しぶりに近場で警察官の出動を見る。 万引きで警察を呼ぶと、5、6人、多い時は10人くらい来ることもあるけれど、初めは「警察って暇なのかなー」と思っていた。でも、やっぱり小学生や中学生のときに、自分 …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第60回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第60回 〇月〇日 鹿島茂さんの『神田神保町書肆街考』がちくま文庫になった。もともとが4,000円以上した本で、大作。文庫になってもかなりの重量感で、お値段も税込2,200円の一冊だ。高いといえば高いと言えるが、持ち運びでき …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第59回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第59回 〇月〇日 大好きな芸術家のひとりニキ・ド・サンファルのフェアに合わせたパネル展示が始まった。 ニキとの最初の出会いは、高校時代に住んでいた立川の、高島屋裏にあったベンチの作品。当時は「変なイス!」と友人 …
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小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第58回

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第58回 〇月〇日 梅雨である。 お客さんがまったくやって来る気配のない中、ぼんやりとお店のことを考える。 先日「買う気がない商品を、手あたり次第立ち読みするのはやめて欲しい」というようなことをSNS上でつぶやき、ここ …
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