ギャラリー  ときの忘れもの

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カテゴリ: 小松拓男のエッセイ

小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第37回

松本竣介研究ノート 第37回 「真似る」ということ、「学ぶ」ということ 小松粼拓男    さて、今回は、前回の番外編から再び松本竣介の話に戻ることにしよう。  松本竣介の画風の変遷と他の画家からの影響については、比較的分かり易く、その分析はそれほど難しくないよ …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第36回(番外編)

松本竣介研究ノート 第36回(番外編) 『TOKYO POPから始まる|日本現代美術1996-2021|』を刊行して 小松粼拓男  自著を語るというお題を頂戴したが、存外何を書けばいいのかよくわからない。  平凡社から去る2月16日に出した新刊本『TOKYO POPから始まる|日本現代美 …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第35回

松本竣介研究ノート 第35回 画家が影響を受けるということ 小松粼拓男  松本竣介が兄彬とともに編集に携わっていた生長の家の機関紙『生命の藝術』の中にルオーに触れた文章がある。「ピカソ、マチス等の作品を見て」と題され1934年3月に発行された第二巻第三号に掲載さ …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第34回

松本竣介研究ノート 第34回 松本竣介とルオー 小松粼拓男  第22回二科会展に『建物』(図1)が初入選して本格的な画家への道を松本竣介が歩みだしたのは1935年のことであった。それ以前に、岩手出身の在京画家の集まりであった北斗会や、鶴岡政男などが参加していたNOVA …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第33回

松本竣介研究ノート 第33回 赤荳会と新人画会 小松粼拓男  赤荳会=アリコ・ルージュというフランス語の語感が素敵に響く、おしゃれな名前のついた会は、松本竣介がちょうど太平洋美術学校を退学する前後の時期、1932年の1月頃に、学校で出会った仲間たちと作ったグルー …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第32回

松本竣介研究ノート 第32回 石膏デッサンについて 小松粼拓男  美術を学ぼうとする初学者が必ずやらされることに「石膏デッサン」なるものがある。ビーナス像などの西洋彫刻から型取りして作られた石膏の彫像を木炭や鉛筆などを使って写し取る、絵を描く技術の勉強方法の …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第31回

松本竣介研究ノート 第31回 東京人 小松粼拓男  「東京に上京した松本竣介」と書くのと、「ふるさと東京に戻った松本竣介」と書くのとは随分と印象が異なるように思う。盛岡から東京にやってきたという事実はまったく同じであるのにもかかわらず、イメージする像は、前者 …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第30回

松本竣介研究ノート 第30回 故郷 小松粼拓男  花巻、盛岡というと、松本竣介が幼少期に暮らした故郷、岩手という印象を受けるだろう。だが、もしこの故郷を生まれた場所、出生地だというなら、厳密な意味では、岩手が故郷であるというのは誤りになる。なぜなら、松本竣介 …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第29回

松本竣介研究ノート 第29回 都会の風景 小松粼拓男  以前にも指摘したことだが、松本竣介には自然を描いた風景画は、初期の学生時代に描いたもの以外にはほとんどない。どの風景画にも、自然にある樹木や空などだけではなく、必ず建物、つまり人工物が描かれていて、それ …
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小松拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」第28回

松本竣介研究ノート 第28回 情報官鈴木庫三について 下 小松粼拓男  ファシスト軍人鈴木庫三像が形成される元となった小説『風にそよぐ葦』の作者石川達三といえば、松本竣介が『みづゑ』に投稿した一文「生きてゐる画家」のタイトルの由来とされる、南京攻略戦を題材に …
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