ギャラリー  ときの忘れもの

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カテゴリ: 橋本啓子のエッセイ

橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第9回(最終回)〜NARA (1983)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第9回(最終回) NARA (1983)  角テーブル《NARA、注1》(1983)のテラゾー(人造石)は倉俣自身がデザインしたテラゾーである。テラゾーとは大理石と花崗岩の粉、顔料、セメント等を練り合わせて硬化させたもので、1980年代にはおもに …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第8回〜ハウ・ハイ・ザ・ムーン (1986)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第8回 ハウ・ハイ・ザ・ムーン (1986)  《ミス・ブランチ》(1988)とともに倉俣の代表作として知られる肘掛椅子《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》 (1986)は、エキスパンドメタルと呼ばれる金網を溶接しただけのミニマルな椅子だ(注1)。ジ …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第7回〜ランプ オバQ (1972)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第7回 ランプ オバQ (1972)  前回のエッセイで「倉俣はいつもインテリアと家具のあいだを自由に行き来する」と書いたが、今回紹介する《ランプ オバQ》(1972)の照明器具デザインと1985年の福岡・小倉フォロンの「ISSEY MIYAKE」 …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第6回〜マーケットワン エドワーズ (1970)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第6回 マーケットワン エドワーズ (1970)   店舗のインテリアデザインの寿命は大体3年と言われている。だから、当然、倉俣史朗の手がけたインテリアで現存するものはほとんどなく、彼の多くのインテリアは残された図面や写真から推 …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第5回〜アバンギャルドショップ「カプセル」 (1968)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第5回 アバンギャルドショップ「カプセル」 (1968) 倉俣史朗のアイディアは「こんなの、到底出来っこない」というものばかりだったというが、それを実現できたのは、本人の努力のみならず、アシスタントや友人、職人たちの協力あって …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第4回〜Glass Chair (硝子の椅子)(1976)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第4回 Glass Chair (硝子の椅子)(1976) 《Glass Chair 硝子の椅子》(図1、1976)は世界中の美術館が所蔵する倉俣の傑作デザインである。ガラス職人の三保谷友彦(1945-2016)が金物とガラスの接着剤「フォトボンド100」に出会った …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第3回〜Just in Time (1986)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第3回 Just in Time (1986) 《Just in Time ジャスト・イン・タイム》(図1、注1)に衝撃を受けた人は多い。筆者もそのひとりだ。衝撃の理由は人によってさまざまだろう。この時計が、時刻がはっきり分からない時計であることに驚く人 …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第2回〜Cabinet de Curiosite(1989)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第2回 Cabinet de Curiosite(1989)  「ときの忘れもの」の綿貫氏から、《Cabinet de Curiosite カビネ・ド・キュリオジテ、図1》の出品が急遽決まったと聞いたとき、あのどこまでも透明な、色の光だけで出来たかのような飾り棚が秋 …
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橋本啓子「倉俣史朗の宇宙」第1回〜三木富雄展ポスター(1972)

橋本啓子のエッセイ「倉俣史朗の宇宙」第1回 三木富雄展ポスター(1972)  2018年10月9日(火)から倉俣史朗(1934-1991)の展覧会が駒込のギャラリー「ときの忘れもの」で始まる。ご縁があって、不相応ながら今回の出品作を中心に倉俣史朗について書かせていただくこと …
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