(この記事は、ときわオンラインブログ「果物語」の記事を元に書いています。→果物語はこちら

ときわマンゴー園のヨシハマ リョウジです

2月下旬のときわマンゴー園の様子を紹介します。

今回ときわマンゴー園には、24日からきているのですが、来ている理由はマンゴーの花の吊り上げ作業の手伝いです。

いきなりですが、マンゴーはどのように花が咲いて、実がなって、収穫されるかご存知でしょうか?

知っているよ。という方は相当なマンゴー通な方ですね。笑

このブログを読んでいただいている方は、マンゴー好きの方が多いので、もしかしたら知っている方もいるかもしれませんが、

一般的に「マンゴーハウスの中を見たことない」「マンゴーの花なんか見たことない」という方がほとんどだと思います。

今回は開花から収穫までの作業をざっくりと紹介していきます。

マンゴーの開花は2月中旬〜3月中旬

 

まず、マンゴーの開花時期は、2月中旬~3月中旬あたりです。

マンゴーの花はメチャクチャ小さくて数えきれないほど咲くんですね。

花はお日様に向かって、上に伸びていくんですが、放置すると花の重みで垂れ下がってしまいます。

垂れ下がらないように、紐で上に上げてあげるんですね。これが「花吊り作業」です

今回、石垣島に来た理由は。この「花吊り作業」の手伝いに来ました。

花吊りが終わったら、ハウスの中にミツバチや、ハエを入れて受粉させます。

(ミツバチはここ数年で激減しているので、沖縄ではハエを使うのが主流になっています。)

(※ミツバチの減少は温暖化が原因と言われています)

ときわマンゴー園でもハエを使っています。

マンゴーの花は独特の匂いがします。(いい匂いとは言えません・・・)この匂いでミツバチやハエが寄ってきて受粉をしてくれるんですが、自然状態だとなかなか追いつかないので、魚の頭とか、エビとか腐敗するものをハウスの中に入れてハエを発生させます。

受粉がうまくいった花から、ポツポツと実ができて、暖かくなるにつれてどんどん大きくなっていきます。

そして、次の重要な作業が「玉吊り作業」です。

5月あたりで野球のボールくらいに大きくなってくると、実の重みで枝が垂れ下がってきます。

マンゴーはお日様に当ててあげないと、色付きが悪くなり、キレイな赤色になりません。

そこで、垂れ下がって葉っぱの中に隠れないように、実を吊り上げて太陽を浴びられるようにしてあげるんですね。

実がすごく多くて一つ一つやらないといけないので、この作業は肩が凝るんです・・・

そして、

じっくり太陽を浴びてマンゴーが色付いてきた6月上旬あたりで、大詰めの「袋掛け作業」です。

一つ一つ丁寧に袋をかけていきます。

袋をかける理由は2つあります。

1つ目は、虫がつかないようにするため、

2つ目は、収穫のためです。

マンゴーは完熟になると、枝からポトっと勝手に落ちます。袋をかけないと、ボトっと地面に落ちて商品にならないので、袋がキャッチしてくれるんですね。

そして、袋から出してみると、完熟になった綺麗な赤色で、トロッとろのとろけるような完熟マンゴーが味わえるようになるんですね。

ときわマンゴー園は、ここ数年ミニマンゴーをメインで育てているので、若干違いはありますが、ざっくりいうと、この流れで皆様にマンゴーがお届けできるようになってます。

今は花吊り作業で、収穫までは半年ほどありますが、7月の収穫のことを考えると、今からワクワクしています。

本日は以上です。

今年のマンゴーの予約受は5月21日(日)午前9時からとなっています。

(毎年、0時を回った瞬間に予約開始でしたが、「夜遅くて起きてられない・・」と言うお声が多く、今年から午前9時としております)

ここ数年マンゴー、特にミニマンゴーはありがたいことに、予約開始の数時間で完売になることが多くなっていますので「確実にゲットしたい」という方はチェックしていただければと思います。

→ときわマンゴー園のマンゴーはこちら

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは~、、、

 

マンゴーの花吊り作業の動画