ジョー・ダンテ地獄篇

沖縄の映画狂集団「シネマラボ突貫小僧」のメンバー・良實が、ジョー・ダンテ監督の作品について書くブログです。
シネマラボ突貫小僧公式サイト「キネマ探偵団 on Web」

ちりばめられたホラーなアイテム 「CSI:ニューヨーク 呪われたハロウィン」

ほとんど一年半ぶりの更新、しかも微妙にタイミングを逃したハロウィンネタですが、久しぶりにダンテ作品について書いていきます。なにとぞよろしくお願いします。


ラスベガス市警の科学捜査班が最新の捜査技術で、様々な犯罪の真相を解明していくというTVシリーズ「CSI:科学捜査班」
2000年に放送開始されてから、全米視聴率No.1を記録し、現在も高い人気を誇るシリーズだが、その人気を受けて、二本のスピンオフシリーズが製作されている。マイアミ郡警察を舞台にした「CSI:マイアミ」と、大都会ニューヨークで、大都市ならではの事件を扱う「CSI:ニューヨーク」だ。
クエンティン・タランティーノ監督も本シリーズのファンで、「CSI:科学捜査班」第5シリーズでは自ら原案を書き下ろし、二本のエピソードを演出している。


そして我等がジョー・ダンテも、「CSI:ニューヨーク」で1エピソードを演出しているのだ。今回はこのエピソード「呪われたハロウィン」を紹介しよう。
7230d71a.png

続きを読む

ジョー・ダンテとジョン・ベルーシの意外な関係 「フライング・コップ」

今年3月に開催された沖縄国際映画祭。その審査員としてジェリー・ザッカー監督が来沖した。(ザッカー監督インタビューはこちらへ
そのジェリー監督と、兄のデヴィッド・ザッカー、そしてジム・エイブラハムズ(通称:ZAZ)が手がけた「フライング・コップ」(’82)というテレビ番組があった。
6f7ffb87.jpg


本国アメリカでも人気が出ず、わずか6話で打ち切られた番組だそうだし、日本ではもちろん未放映。ビデオで発売はされたものの、当時それほど注目はされなかったと記憶しているのだが、その後『裸の銃(ガン)を持つ男』(’88)として映画化され大ヒットしたので、映画版の方はご存じの方も多いだろう。
さて、映画版の元になった「フライング・コップ」全6話のうち、我らがダンテは2本を演出している。
fc2028f9.jpg

続きを読む

ダンテ作品のDNA 『メイフィールドの怪人たち』

 ジョー・ダンテという監督は『グレムリン』が大ヒットしすぎてしまったせいで、いまだに派手な合成や、特殊メイクなどを駆使するSFX映画の作家というイメージがついてしまっているようだ。
 確かにダンテは好んでそういうジャンルの作品を多く手がけてはいる。いつまでも少年のような…という言い方はキレイすぎるので「ガキ」と言い換えるが、ダンテがガキの頃好きだったSFやホラー、ファンタジー、アニメなどの要素をいつまでたっても自作の中に織り込んできていることからもそれは明らかだろう。
 もちろんそんな要素は、ある意味「お遊び」程度にしか過ぎない部分もあるのだが、当時まだまだ「ガキ」だった僕も、そういう部分ばっかり楽しんでいたダメな観客だったので、ダンテの1989年作品『メイフィールドの怪人たち』は、ちょっと拍子抜けした一本だった。

 というのも、『メイフィールド〜』には、一番わかりやすい「お遊び」である派手なSFXが使われていなかったからだ。その代わり “売り” になったのは主演のトム・ハンクス。日本では現在ほどの人気や知名度は無かったが、アメリカでは「サタデー・ナイト・ライヴ」「ハッピー・デイズ」などのテレビ番組や、映画では『スプラッシュ』('84)や、『ビッグ』('88)で大人気のコメディアンだった。
続きを読む
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ