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古波蔵千尋(こはぐら・ちひろ)さんがカメラ片手に巡った全国各地の映画館を紹介する「全国・映画館写真偏愛録」。今回は惜しくも閉館した名古屋のミニシアターについて。それでは始まり、始まり〜。
名古屋のミニシアター・名古屋シネマテークが去る2023年7月28日に41年の歴史に幕を閉じた。名古屋シネマテークの開館は1982年。あのシネマスコーレの開館が翌年の1983年のため名古屋のミニシアターの老舗中の老舗でした。
私が名古屋シネマテークを利用したのは2000年の4月から9月までの半年間。長い同館の歴史のほんのひと時の事でしたが、当時の写真とともに振り返ってみます。撮影はすべて2000年です。
▲外観にあるシネマテークの看板。すっかり色あせていましたが閉館まで残っていました
古波蔵千尋(こはぐら・ちひろ)さんがカメラ片手に巡った全国各地の映画館を紹介する「全国・映画館写真偏愛録」。今回も前回同様、当時の同人誌に寄稿したレポートを加筆・修正してお送りします。ご紹介するのは2004(平成16)年に閉館した、大阪市中央区難波の南街会館について。それでは始まり、始まり〜。
大阪の南海なんば駅前、高島屋向かいにある映画館・南街会館(南街シネプレックス)が2004(平成16)年2月1日、50年の長い歴史に幕を閉じました。閉館前の2日間に渡って行われた閉館イベント〈-ありがとう、映画のような五十年ー。”さよなら南街 ラストショー”〉の模様をレポートしたいと思います。おっと、その前に同会館の歴史を振り返ってみましょう。
大小5つの映画館・南街劇場(816席)、南街スカラ座(567席)、南街シネマ(452席)、南街東宝(417席)、南街文化劇場(222席)を持つ同会館。その始まりは1938(昭和13)年に建設された木造の南街映画劇場までさかのぼります。1945(昭和20)年に戦災で焼失した後、8年後の1953(昭和28)年12月18日に再び建設・開館します。初めは3つの劇場でした。
古波蔵千尋(こはぐら・ちひろ)さんがカメラ片手に巡った全国各地の映画館を紹介する「全国・映画館写真偏愛録」。今回は、なんと日本を飛び出してしまいました! いったい、外国の映画館は日本とはどのように違うのでしょうか?
それでは始まり、始まり〜。
今回はいつもと趣向を変えて、2002年にアメリカ・シアトルシネラマ劇場へ訪れた際、当時の同人誌に2003年春に投稿したレポートを多少改変・加筆してお送りします。
当時の熱量が伝わってくる内容となっていおりますので、貴重な記録としてご覧ください。尚、データなどは当時のものとなります。
▲表通り側から見た外観。右端にチケット売場と出入り口(普段は閉鎖)。右手奥にモノレールが見える
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古波蔵千尋(こはぐら・ちひろ)さんがカメラ片手に巡った全国各地の映画館を紹介する「全国・映画館写真偏愛録」。編集部側の都合で、今回の更新まで半年も空いてしまいました…ごめんなさい。さて今回は、再開発で大きく変貌しつつある渋谷が舞台。かつて、この町のシンボル的存在だった“あの劇場”についてご紹介します。渋谷にあった東急文化会館。東京にあった映画館の中でも特に好きだった映画館のひとつ。まさに渋谷のランドマーク的存在でした。
なんといっても巨大で立派な手書きの看板にワクワクで1階に渋谷パンテオン(1119席)、5階に渋谷東急(824席)、6階に渋谷東急2(381席)、地下に渋谷東急3(374席)と大小4つの映画館があり、屋上には閉館する数年前までプラネタリウムもあり、まさに娯楽と文化の殿堂といった場所でした。
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