miyoshiayaka01両親や周囲の方々に、
感謝を込めて歌いました。
 
沖縄の桜坂劇場で先行上映され、大ヒットロングラン中の『旅立ちの島唄~十五の春~』。その勢いはとどまるところを知らず、沖縄県内だけで入場者数が10,000人を超えそうな勢いだとか。また東京のシネスイッチ銀座、神奈川の横浜ニューテアトルチネチッタ、愛知の伏見ミリオン座、大阪の梅田ガーデンシネマ、福岡のKBCシネマ、北海道のディノスシネマズ札幌劇場など、全国拡大公開され、大きな話題を呼んでいます。
前回は吉田康弘監督にご登場いただきましたが、今回は本作の主人公「仲里優奈」を演じられた三吉彩花さんに直撃インタビュー。
南大東島の人や自然に魅せられたと同時に、同世代の主人公にも感情移入したようで…。


撮影が始まるまで島の子たちと鬼ごっこ。

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Q:すごく色が白いので、最初は沖縄の子ではないんだな、と。撮影中は陽に焼けました?

彩花:気をつけてはいたんですが、照り返しがすごくて。直射日光もすごいし暑かったので焼けました(笑)。


Q:吉田監督からもお聞きしたんですが、島に行って、実際に撮影が始まるまで島の子どもたちと馴染む時間があったと。どういう感じでした?

彩花:そうなんですよ。最初はみんな一線を置いている感じで、みんなシャイだなあと思っていたんですけど(笑)、みんなで鬼ごっことか、それこそ助監督さんたちも混じってみんなで遊んでいるうちに馴染んでくれましたね。


Q:三吉さんにくっついてテレビ局で「おしっこ~」と言う女の子がすごい可愛かったですけど、撮影以外ではどうでした?

彩花:あの子が一番べったりでしたね。ずっとギュッとしてくれていました(笑)。休憩中もずっと一緒でしたし。


Q:沖縄は今回が初めてだったんですか?

彩花:ちっちゃいときにプライベートで来たことがあって沖縄は大好きです。だからこの話をいただいたとき、すごいうれしかったんですけど、南大東島は砂浜が無いし、ゴンドラに乗って移動したり、イメージしていたのと全然違ってびっくりしました。でも、ものすごく自然が豊かでずっと探検とかしてました。鍾乳洞に行ったりとか。



周りが沖縄の方なので、方言が自然と。

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Q:島で流れる時間と、東京に戻ったときのギャップというのは大変だったんじゃないですか。

彩花:東京に戻っても結構、やることがゆっくりになって(笑)。生活時間もずれちゃって、すごい辛いなと思ったり、しばらく方言抜けなかったりとか。
 

Q:方言というかイントネーションがすごく自然でしたね。

彩花:ほんとですか? 


Q:ちょうど三吉さんと同じ年頃の沖縄の子たちがしゃべりそうな感じだったので。

彩花:おおー(笑)。良かったです。
 

Q:見終わった後、調べましたもん。沖縄の子だっけ?って。

彩花:ええー!うれしいです。


Q:方言はかなり時間を掛けて?

彩花:はい。(方言指導のスタッフから)休憩中もずっと、細かいところまでずっと聞いたりとか。


Q:島の子からも聞いたり真似たりとかもしました?

彩花:みんなとしゃべってたら自然に「あれえ?あたしも訛っているー」みたいな感じでした(笑)。撮影が始まるまでは結構何回もCD聞きながら練習していたんですが、実際始まったら、周りがみんな沖縄の方なんで、自然に、はい。


 
優奈の気持ち、結構分かる。

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Q:最初、この話を頂いて本を読んでいかがでした?

彩花:ちょうど私がこの撮影に入る前に、親元を離れて東京に来たばかりだったので、(主人公・優奈に)すごく共感できるところがあって。


Q:とても丁寧に撮られている映画で感動したんですが、一人の女の子の一年間を追うということで、役の主人公と自分を重ね合わせるところだとか、結構ありました? 

彩花:(主人公の)優奈とは性格が似ていますね。自分が思っていることが言えなかったりとか、家庭環境がどことなく似ていて、「優奈の気持ち結構分かるなあ」と思いながら、演じていましたね。


Q:三線と歌を披露されていますが、あれは初めて?

彩花:はい、三線も島唄も工工四(クンクンシー※三線の楽譜)も初めてで。歌いながら弾くというのがなかなか出来なくて。
 

Q:あれ、実際に歌われたんですか?

彩花:あれ全部自分です。「アバヨーイ」も全部自分です。
 

Q:そうなんですか! 楽器はそれまでやっていらしたことは?

彩花:アルトサックス、吹奏楽部だったんで。
 

Q:それとはまったく別物ですよね。

彩花:まったく。

Q:歌手もされていましたけど、島唄とは全然違うじゃないですか。発声法とか。

彩花:はい、声の出し方も全部違いますし、難しかったです。


Q:かなり苦労されたんでしょうね。

彩花:はい、もうずっと練習です。毎日撮影が終わって部屋に戻ったらすぐ三線持って必ず練習していました。



「アバヨーイ」に南大東島の伝統の重さを感じて。

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Q:僕はもうあの「アバヨーイ」にグッと来ていたんで(笑)。劇中でも島唄の先生が「涙を堪えながら歌いなさい」とおっしゃっていましたが、彩花さん自身もそういう気持ちで歌われていたんですか。

彩花:はい。自分が東京に旅立ったときの気持ちで、両親とか日頃お世話になった周囲の方に感謝の気持ちを込めて。それこそ「アバヨーイ」じゃないんですけど、そういう文化が無いので、あれを一人で歌って弾いてみて、すごく南大東島の伝統の重さを感じたというか、こうやってみんな毎年送り出していっているんだな、というのがすごい伝わってきました。


Q:ご苦労も多かったですが、その成果がスクリーンに現れているんでしょうね。

彩花:一人でも多くの方に見ていただければうれしいです。そして、何かを感じていただけたらいいな、と思います。
                                                                                                                                       (取材/記事執筆:平良竜次)
 
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【三吉彩花プロフィール】
1996年生まれ。埼玉県出身。小学校低学年で読者モデルになったのをきっかけに、ジュニアファッション誌の専属モデル、アイドルグループ「さくら学院」メンバーを経てCM、テレビドラマ、映画に多数出演。2011年にはSUNTORY なっちゃんオレンジの 7代目「なっちゃん」に選ばれる。映画『グッモーエビアン!』('12)では第67回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。現在は資生堂「シーブリーズ」の新CMに出演中。 

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吉田監督来沖決定!
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桜坂劇場にて大ヒット上映中の『旅立ちの島唄 ~十五の春~』が、ついに来場10,000人に届く勢いで記録更新中。これを記念して吉田康弘監督が緊急来沖。6/6(木)~6/8(土) に舞台挨拶を行うことが決定しました。詳細は後日、桜坂劇場のオフィシャルサイトに発表予定。