今日の東京は夕方からすごい雷雨でした。僕がPICで乗務していたワシントン便は無事に午後3時30分、成田空港に着陸しましたが進入中も周辺にはいくつか大きな積乱雲が発達していました。成田に着いた後、大阪に自宅がある我々大阪ベースクルーは大阪まで帰らなければなりません。帰る方法にはいくつかあるんですが、一つは午後7時ごろの成田発伊丹行に乗る方法。これは成田で3時間あまり待たなければいけないのでそれが苦痛です。しかもこの便は国際線帰りのお客さんが多いため伊丹で荷物を受け取るのに時間が30分ぐらいかかり、待ち疲れる上帰るのが遅くなります。(帰宅は9時ごろ)

 

もう一つの方法はバス、またはタクシーで羽田まで移動して午後6時、または7時発の伊丹行に乗ることです。この方法だと、上手くすれば6時の便に乗れて早く帰れますし、荷物の受け取りもスムーズです。(帰宅は早くて7時半、遅くて8時半)移動の交通機関が確保できた場合はよくこの方法を使います。もう一つは成田または東京のホテルに後泊して翌日帰る方法もあります。

 

昨日のワシントン乗務パターンでは、オリジナルの勤務スケジュールは東京都内に後泊して翌日大阪に帰るパターンでした。勤務時間の制限が1日20時間以内と決められているので、それを超える場合はこのように後泊させます。でも運用上、早く帰りたい人はホテルをキャンセルして予約を変更して帰っても構わないことになっています。僕も早めに帰りたかったのでニューヨーク便に乗務していた同じく大阪ベースの同期のキャプテンと一緒にTAXIで羽田に向かいました。

 

羽田に向かう高速道路は東京に近づくにつれ雨足が激しくなり、稲光も頻繁になってきました。羽田まであと5Kmあまりというところから大渋滞に巻き込まれ、6時の便には乗れなくなってしまいました。渋滞の原因は反対車線でトラックが転覆して高速道路を封鎖してしまったことによる「見物渋滞」でした。6時半にようやく羽田に到着し、7時の便には乗れるなと安心したのもつかの間、ゲートにいくと飛行機が止まってない・・・(-_-;)。アナウンスによると、羽田空港周辺の雷雨により一時的に羽田の離着陸が中止され、また雷警報の発令により地上作業員の退避なども行われたため、到着便、出発便に大幅な遅れが出ているとのこと。7時発大阪行きも30分以上の遅れが予想されるとのことでした。外を見るとものすごい雨と雷、更に雷警報が発令されれば、案内の予定時刻は確定できないとのことでした。

 

結局案内が始まったのが7時40分、Push Backしたのが7時55分、離陸したのは8時30分ごろでした。当然、伊丹空港の門限に間に合うはずも無く飛行機は関西空港へ・・・。関空からタクシーに乗って家に着いたのは11時を回っていました。素直に成田発伊丹行きに乗ってりゃ良かった・・・と思ってみても後の祭りでした。ついてない一日でしたが、一緒に関空まで行った4人のメンバーでまあ、DUTYは無事に終わったし、一応帰ってこれたからよしとしようね、といって別れました。ふぅー疲れたー。