http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071105-00000025-rcdc-cn
中国で達磨大師と少林武術とは無関係であるという研究結果が発表されたそうだ。少林寺に武術を伝えたのは稠禅師という河南省安陽市出身の僧侶だったそうな。そもそも達磨大師は純粋な仏教僧で武術の心得があったとは伝えられていないし、達磨大師がこの地にやってきたときはまだ少林寺そのものがなかったそうで、それじゃあ少林武術になりようがないよなぁ。これが事実だと証明されたら、大変なことです。ちょっとびっくり。

僕も子供の頃から少林寺拳法の教えを受けて、少林武術のルーツは達磨大師がインドから伝えた武術が元になっていると信じきっていた。こうなると武術のインド伝来説も怪しくなってきたなあ。

開祖・宗道臣が少林寺拳法を開いたきっかけは、ただ道を説いても若者は付いてこないと言う現実に行き詰っていたころの開祖が見た夢にありました。達磨大師が向こうへすたすたと歩いていき、開祖がそれを追いかけるという夢から、開祖は達磨大師が私に付いて来いと言っているのだと解釈し、武術を指導しながら人間教育をするという道を思いついたというのが教範はじめ多くの著書に書かれています。開祖は少林武術は達磨大師が伝えたと信じていたので、そういう夢を見ても何ら不思議はないんですが・・・もし開祖が存命していればこのニュースを聞いてどう思うでしょうね。「そうか、間違いだったか」と大笑いするか、「伝えたのが誰であろうと関係ない、そこに少林武術があったことに価値があるのだ」と仰るでしょうか。

いずれにせよ少林寺拳士にとっては非常に興味深いニュースでした。今、日本の少林寺拳法でも達磨大師は大変尊敬しています。本部の本堂の祭壇は達磨の形をかたどっているし、金剛禅の一つの象徴としても達磨大師の像を使っています。こうしたものも少し考え直さなきゃいけないのかな。場合によっては金剛禅の教義の内容を見直す必要に迫られる可能性のある大ニュースですね。これは。本部の見解を聞きたいものです。