サンフランシスコに来ています。今回は久しぶりに少林寺拳法サンフランシスコ支部の道場を訪ねました。サンフランシスコ支部は5年位前、まだCo-Piだった頃に何度かお邪魔して練習に参加させていただいていました。道院長のH先生は5年前と変わらずお元気で精力的に指導をしていらっしゃいました。メールアドレス等がわからなかったので、突然の訪問になってしまいましたが、先生は覚えてくださっていて嬉しかったです。

前は結構日本人拳士が多くて半分くらい日本人という感じだったんですが、海外支部の宿命で多くの拳士が日本に帰ったり移動したりしてメンバーはガラッと変わっていました。今回参座していた拳士はほとんど現地の人で、先生以外の日本人は一人だけ。他の地域で道院長もされているというベテランの方がいただけでした。英語がもう一つの僕としては英語で練習するのはなかなか大変で、でも面白いです。日本人の英語はほとんど分かるんだけど現地の人の言葉は時々意味がわからないことがあります。まあ、少林寺拳法という共通のツールがあるとずっと会話はスムースで意思も通じやすいですけどね。

剛法・柔法織り交ぜてたくさんの技を練習しましたが、外巻落が上手くできなくてちょっと困りました。主に初段のアジア系男性拳士二人と練習してたんですが、力が強くてなかなか倒れてくれないタイプの拳士でした。飛び受け身はできるんだけど、本当の受け身じゃなくて、ただ自分で宙返りしてるだけなんですよね。持って引っ張るだけにすると自力で上手に飛びます。でも本当に技を掛けるとすごく痛がって受け身もできなくなります。かといって手加減すると倒れてくれないので難渋しました。無理に技を掛けて怪我させちゃ大変ですしね。お邪魔して練習させてもらってる以上、拳士に怪我させるわけに行きませんから・・・。

みんな練習熱心で、日本人に対してもとても好意的で素晴らしい雰囲気の道場でした。ただ彼らの技を見ていて思ったのは、お手本が先生だけしかいないんだな、ということ。先生はもちろん柔法もきちんと基本に基づいて技を掛けているんだけど、見様によってはやや引っ張っているように見えたり、振り回しているように見えたりする部分もあります。例えば外巻落は相手の肘が伸びた状態で体を捻って、肘を極めて投げる技ですが、彼らは投を打とうとすると自分が受け身をするために相手に寄って肘を曲げてきます。そうなると、本来の巻落の形になってしまうので、巻落に変化せざるを得ないのですが、その辺の説明をすると「技が全然違う」といいます。外巻落という技の変化の意味を理解してもらうのもなかなか難しいことなんだな、と思いました。それで僕が本来の外巻落をビシッと投げられれば、言葉より体で覚えてもらえるんだけどそこまでできないのが残念でした。相手が肘を曲げてきても外巻落で取るってのは結構難しいですよ・・・「技の前提が違う」ってのは言い訳かな?まだまだ修行が足りませんね。

練習の後は拳士の皆さんとJAPAN TOWNのレストランで食事をご一緒させていただきました。以前日本企業に勤めていて、日本語が結構上手に話せる方もいらっしゃって、楽しくお話しすることができました。外国の方と親しくなる機会はなかなかないものですが、少林寺拳法のお陰でこういう知り合いができることはとても嬉しく、勉強になることでもあります。英語も少林寺もまだまだ勉強が足りないな、と思った今回の訪問でした。これからしばらくは何回かサンフランシスコのフライトがあるので、また練習日に曜日が合った際には行ってみたいなと思います。