久しぶりに少林寺拳法のお話です。先日の土曜日はいつもお世話になっている豊中の道院に練習に行ってきました。春休み中ということで子供たちの出席率が悪く、ちょっと人数が少なめでした。まあ最近あまり練習できていないので、リハビリにはちょうどいいくらいでしたが・・・。で、その日の練習後に聞いた話によると、先生が結石が見つかったとのことで急遽手術が必要になり、今週の木曜、土曜は道場にこられないとのことだったので、指導のお手伝いに木曜も続けて行ってきました。

 一般部には中学生の女の子が3人いるんだけど、有段者の一人は何故かひどい腰痛、あとの二人はまだ小学校から上がったばかりで1級と3級です。1級、3級といっても少年部のときのものなので、現行科目では一般部科目表の内容はほとんど知らないのです。特に柔法逆技系の科目はほとんどやったことがなくて、新入門と変わらないような指導でした。腕十字を練習してたとき、有段者の女の子は若い子特有の柔らかい関節をしていて、親指を折り曲げれば手首までくっつくし、急所攻めをしてもなかなか効かない体質の子です。もちろん、そういう人がいることはよく知ってるので、力任せに技を掛けたりはせず、特殊な体質の子には効かない場合もあるからと、形を教えてました。

で、中一の1級の女の子に教えてると、腕十字の形をとってもこの子もケロッとしてあまり効いてる反応をしません。肘陰に内腕刀を当てて少しきゅっと極めてみましたが、何の反応もないので、「ああ、彼女も効かないね。でも若い子にはそういう子が時々いるから、そういう場合は仕方ないから変化すればいいんだよ。ただ力任せに天秤を吊り上げようとするのではなくて、急所に内腕刀を当ててそこを攻めることが大事だよ。」という風にほかの子に説明していました。効かない相手だと思い何度か軽く技を極めたので、腕を取っている中一の子に「痛くないよね?」と確認すると、突然女の子が「痛い・・・」と言ってポロポロっと泣き出してびっくりしました。「先生、軽くしかやらないって言ったのに・・・。」って泣かれて慌てて謝りましたがもう手遅れ・・・。へそを曲げて隅っこに座り込んで練習してくれません。ホント参りました。

ほかの助教の先生たちも来て代わる代わるなだめすかして、15分ほどしてやっと機嫌直してくれました。 今までまともな柔法なんてやったことがないし、痛いときの反応の仕方も知らなかったのかな?僕も何度か来て彼女のことは知ってるし、熱心で同級生の中では上手なほうの子だったので、まさか柔法の取られ方を知らないとは想定してませんでした。痛いときはどこかを叩くとか、声で痛いと言うとか、体を逃がすくらいは無意識に反応するものなんですが、じっと手を出したまま何も言わずに突然泣き出すという反応を見たのは長年少林寺やってますが初めて見ました・・・。

決して無茶な指導をしてるわけじゃないんですよ、ほんとに痛い技の力加減はわかってるつもりだし・・・。軽くしか掛けてないんだけど、彼女にとっては未経験の痛みだったんでしょうね。そこまで配慮しなかったのは僕の不注意だったかもしれません。少年部のまま技をちゃんと理解していないのに級が上がっている女の子を指導するっていうのはほんと大変ですね。普通の大人と同じように扱ったら今回のように大失敗します。次からはもう少し考えて指導方法工夫しなきゃ、と思います。反省、反省・・・。