20130327_105818さて、二日目。起きたらフランクフルトの中心部へ。公設の屋内市場とデパートを見て、大きな本屋さんを散策。ドイツって本屋さんが多いんですよね。フランクフルトの中心部にある本屋さんは5階建てぐらいのとても大きな本屋さんで吹き抜けと螺旋階段のある日本でもなかなかないほどの規模の大きな本屋さん。カフェも併設しています。日本の最新の漫画なんかもドイツ語に訳したものがたくさん置いてあって驚きました。本の文化は日本が世界一だと思っていましたが、ドイツもなかなかのものです。国民の知的文化水準の高さがうかがえます。そんな感じで少しだけフランクフルトを観光して出発。まずはロマンティック街道の入口、ヴュルツブルグに向かいました。


フランクフルト市内やミュンヘン市内はいつも仕事の時バスやタクシーで乗せてもらっているので大体の要領はわかっていましたが、郊外のアウトバーンを走るのは初めてです。速度無制限ってホントかなぁと思ってたらホントでしたね。高速道路にしては日本よりはるかに道幅は狭く、でも直線性はあるのでさほど難しくはありませんでしたが、右ハンドルに慣れているのでつい道の右側に寄ってしまうんですよね。この癖を治すのにちょっと苦労しました。片側2車線か3車線の道ですが、遅い車は右車線、速い車は左車線という区分けは日本と左右が反対なだけで同じでした。無理せず右車線をほどほどのスピードで走ります。高速性能はさすがベンツだけあって安定しています。大体130-140km/hくらいで走ってたんですが、その左側を普通のアウディやボルボ、BMWがびゅんびゅん追い抜いていきます。速度差から見て彼らは大体160-170km/hで走ってるみたいですね。僕自身、高速道路で150kmも出したのは初めてですが、それをどんどん抜かしていくんだから恐るべしアウトバーン。追い抜く車同士がレースのようにやりあってるのを見て子供たちは大興奮してました。

あとアウトバーンが安全なのは道路の直進性の高さに加えて、トラックのような大型車がスピードを出してないというのがあると思いました。日本の道路は大型トラックが我が物顔に暴走運転してて、大きな事故の多くはトラックが絡んでいますが、ドイツのトラックは速度のリミッターが付いているようで、みんな100kmくらいの同じ速度で右車線を粛々と走っていました。なので旅行者でも大型トラックに脅かされることなく、マイペースで落ち着いて高速走行できます。こういうとこ、日本も見習わなきゃいけないと思いました。

フランクフルトからヴュルツブルグまでは170kmくらいあるんですが、大して急いだつもりもないのに1時間ちょっとで着いちゃいました。ヴュルツブルグではレジデンツという世界遺産にもなっている中世王朝の宝物殿を見学しました。「4大陸」というタイトルのついた有名な天井画があり、一枚の直接描いた天井画としては世界最大レベルの見事な絵でした。各部屋に神話をモチーフとした天井画や石膏像があり、「パーシー・ジャクソン」シリーズなんかでギリシャ神話には詳しくなっている次男なんかは喜んで解説してくれました。小一時間ほど見学した後、お腹がすいたので近くのパンケーキ屋さんへ。これもガイドブックを見て行ったんだけど、パンケーキって要するに日本のホットケーキみたいなものなんですね。チョコが塗ってあったり、ピザみたいになってたり、アップルパイが乗ってたり、いろんな味があってなかなか美味しかったです。店員の女の子も大変愛想がよく、可愛かったので楽しい時間を過ごせました。

レジデンツのパーキングから車を出そうとしたとき、清算してあるのに磁気異常のせいかゲートが開かず、インターフォンでやり取りして再度お金を払い直し、ようやく出庫できるというトラブルがありました。うちの奥さん、磁気カードに触ると磁気を狂わせるという特技を持っています。銀行カードなんかも年に3回も磁気異常になり、銀行に再発行できないと言われたり、奥さんが近くに来るとパソコンがスタックしたり、スマホを買っても新品からおかしな動作をしたり、典型的にはスマホのタッチセンサーを押しても奥さんの指には反応しないんですよね。押し方がまずいとかではなく…。ここでもその本領発揮でした。奥さんもアウトバーンを自分で運転してお友達に自慢したいということで、ここから宿泊地のローテンブルグまで運転して行ってもらうことにしました。

車の大きさは以前乗っていた車なので大丈夫そうでしたが、やはり左ハンドルの感覚が慣れないらしくつい右に寄ってしまって、アウトバーンでトラックを追い越す時、追い越し車両と接触しそうになったり、一般道で右の敷石に乗り上げそうになったりしてちょくちょくひやっとしましたが、あんまり言うと不機嫌にもなるのでなるべく黙って様子を見つつアドバイスしていきました。しばらく走るとだいぶ慣れてきたようでしたが、それでも高速では顔ひきつってましたよ…。飛行機で新人のCo-Piに操縦やらせてるCAPの気分でした。自分で運転した方が楽・・・だったけど、いい経験ができて良かったと思います。

CIMG3902コピーさて、そんなこんなでひやひやしながらもローテンブルグへ。ローテンブルグは以前このブログにもUPしたことがあるけど、ロマンティック街道中ほどにある、中世の町並みの残る美しい城塞都市です。シュネーバル、英語で言うとSnow Ballというお菓子やフランケンワインというこの地方の特産ワインで有名です。石の城壁でかこまれた石畳の街。今は観光地として旧市街の中は家々を綺麗に再塗装して華やかな街並みを再現しています。街の中央には市庁舎とマルクト広場という広場がありそこの時計からは定時に人形が出てきて音楽を奏でます。車は走行可能だけど石畳なので速度を出すことはなく、子供や歩行者がうろうろしていても危険はありません。僕の大好きなゲームのFINAL FANTASYの世界が現実になったような雰囲気のある素敵な街です。僕はこの街に子供たちを連れてきたくてこの旅行を企画したようなものでした。

20130327_172646ホテルはHotel Eisenfutというマルクト広場のすぐそばにある歴史ある建物と伝統あるサービスに定評のあるホテルにしました。ここでも2部屋取りましたが、部屋ごとに内装が異なり、座り心地のいいソファや十分な広さもあって評判通りのいいホテルでした。建物は大変古く、玄関から上がる木の階段はギシギシ音がしますが、それもまた味があっていい感じなんですよね。廊下や壁にはいろんな絵や像が飾ってあって何せ雰囲気がいい。食事は1階のレストランで取るのですが、ここも吹き抜けで広く朝ごはんもご飯やみそ汁もインスタントながら置いてあって美味しかったです。何より落ち着いてくつろげる雰囲気が最高でしたね。レストランには有名な絵も置いてありました。

20130327_172818到着時はもう夕暮れだったので街を簡単に案内して、夕食はホテルの斜め向かいのイタリアンレストランで取りました。ここもおいしかったです。僕自身はこの街は3回目ですが、いつも夕方になる前にフランクフルトに帰ってしまうので夕方以降滞在したのは初めてです。夕暮れのローテンブルグは天気が良かったせいもあり、少し寒かったけど夕陽がとてもきれいで素晴らしい景色が見られました。

ローテンブルグには2泊します。中日はお兄ちゃん達二人は自由行動。旧市街からは出ないことを約束にお小遣いを上げて、街の中を自由に探検しておいでと言っときました。外国人のお店での初めての買い物、海外の知らない街を兄弟二人で走り回って探検した経験は貴重な財産になると思います。さすがに喫茶店に入ってお茶するなどはできなかったみたいですが、城壁の周りをまわったり、博物館を見たり、テディベアのお店でぬいぐるみを買ったりして楽しんだみたいです。その間、親はちびを連れて旧市街の外の一般のスーパーマーケットへ。奥さんにとってはこういうところの方が面白いみたいですね。地元のスーパーやホームセンターが揃っている駅前でショッピングを楽しみました。お土産もここで安くたくさん購入できました。ちびっこたちもお菓子をたくさん買ってもらえて大満足。それぞれにローテンブルグの一日を楽しみました。

20130328_181918ローテンブルグ最後の夜はグロッケという有名なドイツレストランへ。ガイドブックには必ず載っているレストランなんだけど、夜は空いていました。ここで食べたローストビーフ(写真)が長男のお気に入りで「あれは最高にうまかった」と今でも言います。店員さんも大変親切で美味しい料理をお腹いっぱいいただきました。奥さんはドイツビールのヴァイツェンにチャレンジ。日本にはあまりないタイプのビールですが、ドイツビールと言えばピルスナーよりヴァイツェン。コクのある味わいはドイツビールの真髄です。ビール好きの奥さんも大変気に入ったらしく、喜んで飲んでました。これとフランケンワインをグラスで一杯ずつ。僕もヴァイツェンとフランケンワインをグラスで飲んだんだけど、弱いので結構ふらふらになっちゃいました。フランケンワインは美味しいけどよく回るねー。

そんな感じで3日目の夜は降り始めたみぞれと共に更けて行きました。

ローテンブルグの写真はまだパソコンに取り込めてないものがたくさんあるので後日再アップします。