大学院受験の秘訣ブログ

中堅私立大学から一流国立大学院へも夢ではない

院試FAQ

 

他大学院へ行く際に留年したことが不利になることはありますか?

     
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浪人や留年するというのは、実は結構あるようです。ぼくのまわりにもそんな方々がたくさんいらっしゃいます。でも、旧帝大の大学院を卒業して、一部上場の企業に就職して、バリバリと活躍している人もいますので、長い人生いくらでも挽回できるのかもしれませんね。

今日は、大学で留年が決まってしまったという方のご質問に対してお答えしたいと思います。
1年の時のツケを取り戻すべく、2年から頑張ってはいたのですが、単位が1つ足りず、この度、留年が確定してしまいました。ショックですが、自業自得感もあるし、周りに迷惑がかかってしまうので反省と後悔の念があります。
でもここで、1年の時のように意欲をなくしてしまったら駄目だと思い、なんとか耐えています。
留年して他大学院へ行くのは不利でしょうか。留年の1年という時間をどう使えばいいか、この先どうすればいいか迷っています。なにかアドバイスがあればお願いします(>_<)

留年が決まってしまったとのことで、お察し致します。少しでもこの記事がお役に立てればと思います。
  
 まず、他大学院へ行く際に留年が不利になるかどうかという点については、基本的にあまり関係ないと思います。大学院入試では、筆記試験による学力考査で合否が決まってしまいますので、留年したかしないかで合格ボーダーが変わってくるのは通常あり得ません。ですので、その点は安心しても良いと思います。
 
 ただ、就職活動の際に不利になる可能性はあります。状況を詳しく把握しているわけではありませんので、一言で片付けることはできないと思いますが、面接官がこの経緯を聞いたら、「この人は失敗したときに、それをリカバリするための計画能力と実行力に何か問題があるのではないのか?」というように思われてしまうかもしれません。そのように思わせないように論理的に説明する必要があるかもしれません。

 過ぎてしまったことは仕方ありませんので、今後どのように挽回していくかというのを前向きに一生懸命考えて、実行していくのが大切かと思います。留年の1年というのは、どうしてもマイナスな気持ちに影響されて控えめな1年になってしまいがちかもしれませんが、準備期間が1年延びたと思って、いろいろなことに積極的にチャレンジしてみては如何でしょうか。

 社会人になると時間が自由に取れませんので、学生の時にもっと色々とやっておけば良かったなあと後悔します。ぜひ、学生時代の比較的時間が自由に使える期間を大切に過ごしてみてください。

 まだまだ、人生は長いです。いくらでも挽回できますので、がんばっていきましょう!!

 

である調?ですます調?

     
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最近、志望理由書や小論文を書く際に、「である調」で書くのが良いのか、それとも「ですます調」で書くのが良いのかという質問をよく頂きますので、今日はこれにお答えしたいと思います。

まず、僕が院試を受けた時の志望理由書は「ですます調」で書きました。そのときの本文をブログで公開していますが、それを参考にされた方から、「である調」で書いた方がいいのでは?という質問をよく頂きます。

確かに、論文は「である調」で書くのが基本です。また、志望理由書や小論文も「である調」で書く方が良いと僕も思います。ただ、院試で提出する志望理由書や小論文について言えば、「である調」か「ですます調」かで合否が左右するとは思えません。実際、僕はですます調で書いて合格していますし。

志望理由書や小論文で大切なのは、論理的な文章が書けているかというところです。つまり、起承転結の流れで書けているかというところを見られます。また、やる気や熱意、思いなどが込められているかも見られます。ようするに、自分がどうして入学したいと思っているのか、入学したら何をしたいのかが、正確にに伝えられれば良いわけです。「ですます調」のほうがうまく伝えられるのであれば「ですます調」で、「である調」で書く方がうまく伝えられるのであれば「である調」で書けばよいわけです。

「である調」か「ですます調」かで悩む必要は全くありません。自分の書きやすい方で書けばいいんです。まずは、最初の一段落を「である調」と「ですます調」の両方で書いてみて、しっくりくる方で書き続けて行くと良いと思います。


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本番でアガらないためには

     
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先週で梅雨も終わったようで、今日は朝から天気が良く、ついに猛暑が始まったという感じですね。院試を控えているみなさんは、本番も近くなってきていますので、夏バテには気をつけてくださいね。

今日は、流浪人さんから頂いた質問にお答えしたいと思います。


原始的な質問ですが、しょーたろーさんが「本番で全力を出す」ために取り組んでいたものがあったら教えてください^^
アガリ性の自分には深刻な問題なんです ;ー3ー)



確かに、本番でアガッてしまうのは、非常にもったいないことですので、何とかして回避させたいと思うところだと思います。


まず、なんでアガるのかを考えてみたいと思います。

おそらく、「準備不足」、「普段と違う」、「なんとしてでも合格したいという強すぎる思い」が大きな原因だと考えられます。


準備不足

まず、アガッてしまう理由の一つとして、準備不足が挙げられます。準備不足だと、「あの問題が出たらどうしよう…」、「もし本番で解き方を忘れてしまったらどうしよう」、「とにかくどうしよう…」というように後ろ向きな気持ちになってしまいます。何事においても言えますが、後ろ向きな気持ちに陥ると自分の能力を100%発揮することは難しくなってしまいます。そうならないためにも、自分が納得できるレベルまではしっかりと準備しておく必要があると思います。


普段と違う

これも、アガる理由の一つです。いわゆる普段と違う状況に置かれて緊張してしまう。これは、慣れるしかありません。院試の模試というのはあまりないのですが、普段から、TOEICや資格試験などを受験することによって試験特有の緊張感に慣れておくというのが対策の一つだと思います。
あと、院試の試験会場(キャンパス)の下見をしておくのが効果的だと思います。できれば1回だけでなく、数回下見しておくと良いですね。普段から志望の大学院のキャンパスに通い詰めるくらいであれば確実ですね。


なんとしてでも合格したいという強すぎる思い

そして、特に志望校を一つに絞る場合に気をつけたいのがこれです。なんとしてでも合格したいという思いが強い状況下や、絶対合格しないといけないという状況下では、本番で極度の緊張状態となってしまう可能性があります。これが、アガリの原因になってしまうことがあります。この場合の対策としては、滑り止めを受験しておくとか、もし落ちてしまった場合にも今の大学の大学院への進学の道を確保しておくなどが考えられます。あまり考えたくはありませんが、もし落ちてしまった場合でも自分の目標に向けて他の道が残されていれば、心理的にも負担がかなり軽減するはずです。もちろん、退路を断つことによって自分を奮い立たせる必要がある時には、なんとしてでも合格しないといけない状況にしてしまうのは、それはそれで効果的です。自分の性格に合った方法を選ぶ必要がありますね。


ただ、対策を講じたとしてもアガッてしまうときはアガッてしまうわけですので、アガることに慣れてしまうというのも一つの手ではないでしょうか。また、アガッてはだめ、アガッてはだめと思うと、余計にアガッてしまうのが人間ですので…。アガることは決して悪いことではなく、時には適度な緊張状態も必要なこともありますので、アガることとうまく付き合うのが良いと思います。





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原子力系の学部から電気・電子系の大学院へ進むには?

     
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今日はtwitterから頂いた質問にお答えしたいと思います。

今学部で原子力の勉強を しているのですが、電気電子系で国立の大学院に行きたいです。その場合、どのように勉強すればいいのですか?やっぱり、独学でしょうか?


逆のケースは良く聞くのですが、原子力から他の専門へ進むといういうのは、どちらかと言えばレアなケースだと思います。原子力系の大学院は東工大を始め、学部を持たないものがありますので、他の分野から進学するケースが多々ありますが、電気電子系の大学院はほとんど学部を持っているため、学部からの進学がほとんどになります。また、
原子力の勉強といっても、材料、炉物 理、安全工学、核燃料サイクル、計測制御、熱流動などいろいろな分野がありますので、どの分野を勉強しているかでも方針が変わってくると思います…。


参考までに東工大の電気電子工学専攻のウェブサイトを調べてみると、
以下のように書かれていました。

電気電子工学専攻、電子物理工学専攻の研究分野は、材料・物性分野、デバイス分野、波動分野、回路分野、電力分野という広範な学術・研究分野を網羅してい るため、電気情報系分野にとどまらず、幅広い研究分野の優秀な人材を国内外から広く募集し、グローバルに通用する人材として育成しています。


どうやら、他の分野からの進学も受け入れているようですね。


大学院へ進学する際に、専門分野を変更する際には、どのように勉強すればいいのかというのも大事ですが、それと同じように、どうして専門を変更するのか?変更したいと思っている専門分野で何を研究して、どのような成果を残したいのか?今までの専門分野で学んできたことが、新たな専門分野でどのように活かせるか?という部分も重要になってきます。これらは、研究室見学、院試の面接の際に必ず質問されるので、答えられるように、自分の中で考えを整理しておく必要があります。

院試のための勉強としては、やはり独学がメインとなると思います。参考までに東工大の電気電子工学専攻の過去の院試問題を見てみたところ、電気回路と電磁気が出題範囲でした。また、出題されている問題のレベルも基本的なものが主ですので、学部向けの
一般的な参考書、教科書を一冊独学すれば、十分に対応可能なレベルだと思います。

独学だけで心配であるようでしたら、おそらく、今の大学に電気・電子系の教授がいると思いますので、勇気を出して研究室を訪ねてみるのもの手だと思います。また、志望先の大学院が決まれば、そちらの研究室を見学してみると良いと思います。教授が院試対策のポイントをアドバイスしてくれるはずです。


関連記事:
他分野の専攻への受験は不利で すか?
院試に必要な科目が大学の授業 にない場合、独学しかないでしょうか?
院試に大学の成績は関係ありま すか?
過去問の傾向に沿った勉強法と は?



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過去問を全て解いてしまったら、何で力試しをすれば良いでしょうか?

     
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今日もみきさんから頂いた質問にお答えしたいと思います。
過去問って5年分とかその位しか手に入らないことが多いと思うんですが、それを全部、出題傾向を掴むために解いてしまった場合、何で力試ししたらいいんでしょうか?院試問題集でしょうか?
確かに院試の過去問は5年分くらいしか手に入らないですよね。出題傾向を掴むために全て解いてしまったら、現状の実力を計るためにはどうしたらよいかという悩みが出てくると思います。

みきさんかが言うとおり、院試問題集で実力を計るのも良いと思います。

また、数学や物理、化学などの一般科目であれば、同じ大学院の他の専攻の過去問を手に入れて、それで力試しをしてみるのはいかがでしょうか?

専門科目については、過去問を解くことによって傾向はつかめるものの、正直どのような問題が出るかは予想がつきませんので、力試しをするという行為に意味があるのか個人的には疑問に思います…。過去問を解くのはあくまでも過去の傾向を掴むというのが目的ですので、覚えるくらい何回も過去問と院試問題集を繰り返し解けば、特に力試しする必要はないのではと思います。

おそらく、入試問題を解くときの制限時間の点でも心配されているのだと思いますが、大学院受験の場合は、大学受験の時とは違って問題を解くのに十分な時間がありますのでその辺もあまり心配ないと思います。

また、基本的な事以外は、あらかじめ暗記しておくということは求められません(一般的でない公式を使うことが求められる場合は、入試問題に参考として必要な公式が記載されます)。


どうしても、力試しをしておきたい場合には、みきさんのおっしゃるとおり、いろいろな院試問題集を解いて、解けるかどうかで自分の実力を計るのが良いと思います。


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基礎が出来ていないのに院試を受けるのが不安です

     
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今日はみきさんから頂いたコメントにお答えしたいと思います。

以前、研究室訪問の件で書き込みさせて頂きました。その節はありがとうございました。 その後、楽に上がれる内部進学に気持ちが揺らいでしまい、結局まだ何の対策もしていません。

今まで期末は、正攻法ではなく過去問の攻略的な勉強しかしてきていない為、基礎が出来ていない気がしています。 (言い訳してもしょうがないんですが、今まで進学自体考えていなかったので、単位とれればいいやって気持ちで受けてました。。)
しかし、周りの知り合い(旧帝大から同大学の院に進学した人)に聞くと皆、「みんなそんなもんだよ。皆、単位なんて適当な勉強で採ってきてるし、初め過去問全然解けないけど、解いてるうちに思い出すんだよ。数ヶ月より前からやる必要ないと思うよ」と言います。
 もちろん、個人の土台の差はあるとは思いますが。(あと大学のレベルと院のレベルの差にも因りますよね…) 皆にいくらそう言われても、とても不安です。院試の一科目って、大学の数科目にあたるし、範囲広いじゃないですか。
院試まで半年をきった今、どうしたらいいのか、不安でしょうがありません。

院試と期末試験とを比べると、たしかに院試のほうが出題範囲も広く、どうやったら効果的な対策が立てられるか掴みにくいイメージがあると思います。しかし、期末試験も院試の問題も作成するのは同じ大学の先生方なわけです。院試も基本的には出題範囲が広がるだけで、他は期末試験となんら変わりはないはずなのです。

院試対策に取りかかる際に一つ大きな間違いに陥りやすいのですが、それは、基礎が出来てないと思いこみ、基礎固めから始めてしまうことです。基礎が出来ても応用はできないということを肝に銘じる必要があります。

確かに、実践的な応用問題を解くには、ある程度の基礎学力は必要ですが、基礎が身についているからといって必ずしも応用問題が解けるわけでもありません。

「木を見て森を見ず」という慣用句がありますが、木を一本一本順番に観察していっても、森全体の木々を完全に理解するには時間が掛かりすぎてしまいます。そもそも最後の木に到達することには、最初に見た木の事なんて忘れてしまいます。それよりも、まず森全体を見渡しから、重要な木だけを選んでから、その木々を観察していったほうが効率がいいですよね?

確かに院試の出題範囲は広いですが、全てからまんべんなく出題されることはなく、広い範囲のうちのいくつかのポイントから出題されます。そのあたりの感覚を掴むためにも、まずはとにかく過去問を解くことが先決ですね。

過去10年分くらいの過去問を覚えてしまうくらい何度も解けば、それで院試対策は十分と言っても過言ではないくらいです。

ぼくも院試が迫るにつれ、不安な気持ちが増してきたというのを良く覚えているので、みきさんの気持ち良くわかります。みきさんだけでなく、みんな同じように不安なわけなので、そのように考えて取り組めば多少は気持ちが楽になるのではないでしょうか??

健闘をお祈りしています。がんばって下さい!


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院試が不合格だった場合の就職について

     
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銀杏並木さんから院試に不合格だった場合の就職についてご質問を頂きましたので、お答えしたいと思います。

ちなみに、東工大の原子核工学専攻の建物の前に、結構立派な銀杏並木があります。少し思い出してしまいました。懐かしいですね〜。

TS280131

(ちなみにこの写真は院生時代に携帯で撮影したものです。)

 

私は現在大学3年で、専門領域外の大学院を検討しているものです。
以前「院試と就職活動との両立について」の記事がございましたが、院試に不合格だった場合の就職についてお話を伺えたら、と思います。
今からあまりネガティブに考えたくはないのですが、自分には浪人や留年といった選択肢は残されていない上、受験も理転ということでかなりリスキーなチャレンジになると思います。将来に向けて納得のいく努力ができるかどうか、先行きに不安があります。
どうか貴重なご意見をいただけないでしょうか?

理系へ転向されるのですね。リスキーとは言いませんが確かに思い切った決断だと思います。がんばって下さいね!

さて、院試に不合格だった場合の就職についてのお話を!とのことですが…。

まず、最終的な目標が何かを明確にすることが大切だと思います。その上で、その目標を達成するにはどうしたらいいのかを吟味する必要があると思います。

大学院はあくまでも通過点でしかありませんから、最終的な目標達成のために大学院への進学が必要かどうかを考える必要があると思います。もし、最終的な目標を達成できるのなら、大学院への進学は必要ないかもしれませんし、多少大きなリスクを取ってでも大学院へ進学せざるを得ないということになるかもしれません。

銀杏並木さんのご質問の内容からだけでは、どれくらいのリスクを取ってまで大学院へ進学する必要があるのかが判断できませんが、もし、最終目標が、理転して、さらに大学院へ進学するしか達成できないというのでしたら、就職の事は考えず、院試に全力を注ぐべきだと思います。もちろん、万が一、院試に失敗した場合でも、最終目標へ再チャレンジできるような道を残しておく必要はあると思いますので、今の大学の大学院を受験するとか、もしくは、もう一度、学部を受け直すとか、いくつか方法を考えておくと良いと思います。

あまりにも、失敗したときのことを考えすぎ、院試への注力度が下がってしまうのはもったいないと思います。

ちなみに、大学院に不合格だったから就職というのは、非常に不利だと思います。特に今のご時世、就職活動だけに専念しても、なかなか納得のいく結果がえられない状況ですから、院試対策と並行して就活をしても難しいのではと思います。また、就活を始めると、思っていた以上に時間を取られることになり、院試対策がおろそかになったり、大学院へチャレンジするモチベーション維持にも苦労することになると思います。
できるならば、大学院受験と就活は並行しないほうが良いと思います。
(就活自体を経験しておくだけが目的なら良いと思いますが、内定をもらおうと思って取り組むと大変だと思います。)

どこまで、リスクを取って、どこまでリスクをコントロールするかのバランスだと思います。個人的な意見ですが、僕でしたら、リスクコントロールはそこそこにして、目標達成に全力を注ぐと思います。(あくあでも個人的な意見です。)

あまり、具体的なお話ができませんでしたが、なんとなく、考え方は伝わりましたでしょうか!?一度きりの人生ですので、後々後悔しないような決断ができるいいですね!応援しています! 

もし、まだ不明な点があるようでしたら、ご質問下さい。個人的な質問で、あまりブログでは回答して欲しくないという場合は、メールでも結構です。(ただし、確実に回答できるとお約束はできませんので、その点はご了承下さい。)


読者の皆さんへお願い
大学卒業後の進路について、よければアンケートにお答え下さい。













レベルの高い内部生や授業にはどのように対応すればよいですか

     
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defeatさんご質問ありがとうございます。

いつもしょーたろーさんの意見を参考にさせていただいてます。
大学院(他大学)受験も無事合格し、来年春から院生になるのですが、その大学の学力レベルは自分の今の大学よりも高く、他の内部からの生徒や、先生とうまくやっていけるか不安になってきました。
しょーたろーさんは大学院に行ってから内部のレベルの高い生徒や授業にはどのように対応していったのか教えてください。お願いします。

僕も中堅私立大学の武蔵工業大学(現:東京都市大学)から東京工業大学大学院へ入学したので、偏差値だけで比較すればレベルの違いは明らかでしたので、defeatさんの気持ちがよくわかります。

確かに、授業の内容は難しく感じられました。ぼくの所属していた原子核専攻は内部生はごくわずかでしたが、東京理科大学など理系では比較的偏差値の高いところからきた外部生も多く、自分とのレベルの違いに圧倒された記憶があります。

こういった状況にどう対応すればよいかということですが、これは、もう努力するしかありません。人が2時間勉強したらなら、自分は3時間もしくはそれ以上勉強するしかありません。

ただ、一つ気をつけないといけないのは、自分が何のために大学院に入ったかということを忘れないことだと思います。ライバルと競い合うことも必要だと思いますが、何より大切なのは、自分の目標を見失うことなっく、自分自身に勝つことが重要だと思います。

また、今まで勉強してきた量が違うと思いますので、同じ土俵で勝負してはおそらく勝てないと思います。研究を進めていくには、勉強以外にも様々な能力が必要となります。例えば、柔軟な発想力、コミュニケーション能力、情報収集能力、実行力など…。ですので、そういった能力で勝負するということを考えると良いと思います。

院試をクリアしたと言うことは、最低限の学力は身についているということですので、その点は自信を持って臨めば良いと思います。

自信を持って、堂々とがんばって下さい!! defeatさんの検討をお祈りしています。


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興味がなくなってしまった研究室の見学をキャンセルしたいのですが…

     
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今日はみきさんから頂いたご質問についてお答えしたいと思います。

大学院を選ぶ上で何を優先させるべきか悩んでいた際、先輩に興味ある研究室を色々まわることを進められ、安易な気持ちで二つの研究室のアポをとってしまいました。

一つは東北大の研究室Aで、先日訪問にいってきました。大学に入る前からかなり興味のあった研究室です。研究内容はやはり一番興味があるし、雰囲気もよかったのでここを第一志望に決めました。

もう一つは関西の国立大学の研究室Bで、来週訪問の約束をしています。ちょっと興味があるし、入りやすそうに思ったので、メールでアポをとってしまいました。
しかし、もう第二志望としても受ける可能性は低く(ゼロではない)、そこそこ大事な授業を3コマ休むため、第一志望が決まった今、訪問するより授業の方が大事に思えてしまいます。この場合正直に理由をのべ、キャンセルしてもよいのでしょうか?
かなり怒りをかいそうですし、また、以前体調を崩し前日にキャンセルさせてもらったことがあるので、余計に言いにくいです。

ちなみに、第二志望はAよりは興味ないけど、Bよりは断然興味のある、東工大の研究室Cです。ここはまだアポもとっていません。

長々とすみませんが、教えて頂けると幸いです。

なるほど。就職活動で内定を複数もらったときの心境と似ているのかもしれませんね。

結論からお答えしますと、キャンセルしてもしなくてもどちらでも良いと思います。って、全然答えになってなくてすみません。

まず、可能性が低いのに重要な授業を3コマも休むのはもったいないですし、交通費も結構かかってしまいますよね。
ただ、一度、前日にキャンセルをしておいて、またキャンセルするのも心苦しいものもあります。A型のしょーたろーにとっては、非常に断りにくいシチュエーションです(笑)。

ですので、どちらでも良いと思ったのです。

二度と関わることもないだろうと思えるのでしたら、断りにくいですがキャンセルしてしまってもいいと思います。学会や、研究機関等で今後も関わる可能性がありそうでしたら、面倒でも行ってみた方が良いかもしれません。

もし、ぼくが同じ状況でしたら、多分行くと思います。一つの理由は「消去法」の実践です。もし、研究室Aに合格して、行くことになったとします。でも、大学院での研究生活を送っていくうちに、思う通りにならなかったり、こんな予定では無かったと思ってしまうことが一度はあると思います。そんなときに、やっぱり研究室Bも見ておけば良かったのかなぁと後悔する可能性もあります。研究室Bを見ておけば、そんなふうに思うこともありませんから、そういった意味でBを徹底的に消しておくという意味で見学しておくという価値もあると思います。
また、院生になると他大学の研究室なんて見る機会は滅多にありませんから、社会勉強という意味でも価値が全くないこともありません。

というのが僕の考えですが、いかがでしょうか。でも、そこまで悩むことでもないと思いますので、あまり気が進まないようでしたら、「他の研究室を見学していったら、そちらの方に心が固まってしまい、あまり志望度が低いまま貴重なお時間を頂いてしまうのも申し訳ありませんので、こちらからお願いしておきながら、大変失礼かと存じますが、今回は辞退させて頂きたく、宜しくお願い致します。」みたいに、メールでキャンセルしてしまっても構わないと思います。

最終的にはみきさんの良いと思う方法でやるのが一番だと思います。まだ迷ってしまうようでしたら、ご連絡下さいね。

それでは、研究室見学、がんばって下さい!応援しています。

あ、言い忘れましたが、僕は3つの研究室を見学に行きました。全て東工大でしたが。(参考になるかわかりませんが…)


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1年遅らせるかどうか

     
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はじめまして。 私は現在、院への進学を検討しているのですが、金銭的な事情から今年度の受験が難しいため、今年度の受験は見送り、バイトと勉強をしながら来年度の院試を うけようかと考えています。 その旨を指導教授に相談したところ、空白期間が空いてしまうことは履歴書に傷が付き得策ではないので、来年度の受験は賛成できないと言われました。 そこで質問なのですが、院へ進まれた方はみなさんストレートで入られるのでしょうか? 学部卒業後、一年空いて進学する人はそれほど少数なのでしょうか?
はじめまして。あづささん。コメントいただきましてありがとうございます。
ぼくも、大学院へ進む時は経済的に非常に苦しかったので、あづささんの気持ちがわかるような気がします。

まず、院生はほとんどストレートかとのご質問に対してですが、僕のまわりに限って言えば、ストレートで入った人のほうが少なかったと思います。ただ、その ほとんどが、大学受験で浪人した人や、学部の時に休学したり、留年したという人でした。学部卒業後に一年空けて進学するというケースは皆無ではありません が、残念ながらあまり聞いたことがありません。

ケースバイケースですが、2年以内の遅れでしたら院試の面接や就職活動等で理由を詳しく聞かれることはあまりないと思いますが、ストレートではない以上、 その理由を聞かれる可能性はあります。特に、学部と、院の間に空白の1年があれば目立ちますので、「何をしていたの?」と聞かれると思います。ちなみに、 ぼくは大学の時に個人的な事情で2年間休学していましたが、やはり就職活動のときの面接で理由を聞かれたときもありました。

ストレートじゃない場合には、その理由によっては、マイナスにとられることもありますので、履歴書に傷が付くとまでは言いませんが、1年空いてしまうのは確かに得策ではないかもしれません。

また、20代(特に前半)は、精神的にも、体力的にも、脳力的にも非常に活発な時期ですので、バイトと受験勉強だけに費やすというのも非常にもったいない感じがします。

でも、金銭的な事情があることには変わりありません。どうしたらよいかと考えたときに、奨学金や学資ローンを利用するという手があると思いますが、いかが でしょうか。また、今年度の院試までバイトしてお金を貯めながら受験勉強するというのも有りだと思います。ぼくも、学部のときから、昼は大学で夜は終電ま でバイトしながら、院試に臨みましたので、決して楽ではありませんが、働きながらでも十分に受験できます。さすがに働きながら大学受験に臨むというのは相 当にきついと思いますが、大学院受験なら不可能ではないと思います。

奨学金や学資ローンはいずれ返済しないといけないものですが、今、バイトで100万稼ぐのと、大学院を出て就職してから100万を稼ぐのを比べたら、後者 の方が明らかに容易です。20代前半の貴重な時期を有効に活用するという意味合いからも、院試を一年見送るのは得策ではないと僕も思います。

そのあたりもよく考えた上で、最終的には自分が後悔しない方法を選べれば良いと思います。

いろいろと大変なこともありますが、苦労は決して無駄になりませんので、引き続き前向きにがんばって下さい。

応援しています。がんばってください。


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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
 ご質問などありましたら、コメント、メール、メッセージ、twitterなどで受け付けています。お気軽にご連絡ください!

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