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「東京優駿(ダービー)」は毎年5月の後半に東京競馬場で行われている
JRAのG1レースのひとつですが、日本の競馬においては「競馬の祭典」
として一般のニュースでも大きく取り上げられています。
マスコミへの露出度では、東京優駿(ダービー)と有馬記念が他を
大きく引き離しているといっても過言ではありません。
なお、新聞などでは「日本ダービー(東京優駿)」と表記される場合のほうが多いため、
「東京優駿」というよりは「日本ダービー」といったほうがピンとくる人が多いかもしれません。
当初は東京の目黒競馬場で施行されていましたが、目黒競馬場が
東京の府中に移設し東京競馬場と呼ばれるようになった後も
一貫して距離2400メートルで施行されています。
日本の牡馬クラシックレースにおいては、皐月賞、ダービー、菊花賞のうちの
ひとつに数えられていますが、賞金額はダービーが最高額となっており、
1着賞金は2億円になります。
なお、賞金の面で東京優駿はジャパンカップ、有馬記念には及ばないものの、
ダービー馬のオーナー、生産者、調教師、厩務員、ジョッキーになることは
競馬関係者の間では最高の栄誉であるとされています。
皐月賞、桜花賞などと同様、東京優駿もイギリスの競馬のレース体系を
模範として創設され、イギリスで行われていた「ダービーステークス」を模範に創設がされました。
競馬の格言の中では東京優駿(日本ダービー)は「最も幸運に恵まれた馬が勝つ」
レースであるといわれています。馬ではありませんが、あの名ジョッキーの武豊でさえ、
ダービーでは人気馬に騎乗してもなかなか勝つことができず、デビューしてから
ダービージョッキーになるまで10年以上を要したほどなのです。
過去は20頭以上の他頭数立てで行われていた時代もありますが、
現在の東京優駿競争は最大18頭立てで行われており、
各馬の負担重量は牡馬が57キロ、牝馬が55キロの定量戦になります。
ダービーに出走する条件は、サラ系3歳馬で、トライアルレースである皐月賞で4着以内、
青葉賞で2着以内、プリンシパルステークスで1着になった馬たちに優先出走権が与えられます。
このほか、地方競馬に所属している馬の場合、トライアルレースではありませんが
京都新聞杯、NHKマイルカップで2着以内に入った馬、JRAでその年の1月から
行われる3歳の芝の重賞レースで優勝した馬にも出走権が与えられます。
なお、出走の登録を行った外国馬にはすべての馬に優先出走権が与えられます。
このほかのJRA所属馬は収得賞金順に出走権が与えられます。
JRA所属の未勝利馬が東京優駿に出走する場合は、青葉賞かプリンシパルステーク
スいずれかのレースに出走して優先出走権を獲得しなければなりません。