2024年10月27日

武蔵野(界隈)へ

引っ越しましたー。

少しの事情といろいろなタイミングでそうなりました。
まあ、誰でも動くときってそういうもんか。

しかし、あまりにも急に引っ越してなんか変な感覚だなあバカみたいに暑いし・・とか言ってるうちに3カ月経ってしまった。

とにもかくにも始まった武蔵野(界隈)ライフ。

亀有→武蔵野って単に奥さん(店長)の地元から僕の地元へって流れなんだけど、2人で暮らすと結構新鮮ですね。この歳でも。

奥さんはコッチに住むのは初めてだとかで、
「若い子が多い!学生比率が高いかも?」「イチイチ意識高い系の店が多い!」「湧き水!おばあちゃんちに行ったみたい!」「歩くのがみんな早い!」「野菜が少し高い気がする・・」「狭い道が多い」
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「街に緑が多いかも」「小酒落た人が増えた気がする・・」「坂道とかいっぱいあって楽しい!隅田川の向こうは起伏がない!」「アレ国人が減った?」「犬飼ってる人多い」「公園や家の木が大きい」「買い物が便利。すぎる・・」「野良猫があまりいない!」「魚屋がけっこう残ってる!」

となにやら興奮しております。
どうなんですかね?

んー
空き地が減った家が増えたで人も増えたってのは東京限らず日本中の都市どこもそんな感じっぽいし世界中そうかも・・と納得したふりしてても、
「いやー・・、ここも⁈」がちと多すぎな気が。
とかブツブツ言いながら自分達もコッチの人口2人増やしたんですけどね。

・・
というわけで、
会おう飲もうトークしようなどは下町エリアに来た時に声かけてください。
と12年間言い続けてましたが、
これからは武蔵野エリアでやりましょう!
ね?ちょうどいいでしょ?何もかも。

やっぱり魅力的なとこには人が集まるんですよ!
ん?
ワサワサゴチャゴチャも悪くない?

それがバランス取れてるのがコッチの良さでしょ!
まだまだいいよー。

いえーい

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tokufukudo at 18:45|PermalinkComments(0)

2024年07月20日

さよなら亀有 バイバイ下町

訳あって亀有に住んでました。12年。

ずっと下町を散歩してました。
東京の西側出身の僕には新鮮で楽しかった。
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↑ここは柏のはずれ。

「いやー。こういうトカイナカ?みたいな風景も近いし真ん中行くのも地下鉄は始発に乗れるし、亀有ライフってのもなかなか便利でいいな。うん。ぐほほ」
「その話。前も言ってた。」
「あっそ」

などと会話をしながら歩いている僕らに、
「こんにちは。暑いわねえー」
と声をかけてきた87歳のおばあさんと店長(奥さん)の話が全然終わらないのでなんとなく撮った写真が、この辺の最後の散歩写真になるとは思ってもいませんでした。

だって1ヶ月くらい前ですよ・・。コレ。

いやあ・・
ここを離れる予感はあったんですよ。

いなきゃならない理由もなくなってしまったし、これからどこに住むか?って考えたときに
「一生に一度は外国というところに住んでみたいかも?かといって特に好きな国ってのもないし語学なんてさっぱりだ。ああ、日系人が多いブラジルならどうだろう?日本語通じるとこならなんとかなるかな。」
というおバカな考えで視察に行ってイロイロ発見もあり楽しかったんだけど、
やっぱり街歩きの緊張感が全然違うんで住むのはどうかな・・と思ってたら帰国後三日目に100万くらいのクレジットカードのスキミング被害が発覚(カード社会なんで数百円の屋台でもカード払いで使ってた。即カード会社に連絡して事なきを得たけど。)
なんてことがあって、すっかり白紙に。

おまけに店長(奥さん)は、
「どうすんの?ココにずっと住み続けるの?だいたいあんた最近アッチによく行くじゃない。アッチに行く回数がどんどん増えてるんだからアッチに住むってのも考えたほうがいいんじゃない。」
とアッチアッチ言うし、

まあ、確かにこのままココに一生いるってのも何か違うような・・
などと思いながらもぼんやり暮らしてたら、↑この散歩写真を撮った夜急なアッチの話があり
「もう、アッチに住む!」
と店長が本気モードに。
ここ数年アッチの物件とかまめにチェックしていた店長(奥さん)のエンジンが再点火!超加速!
あっという間に今に至る。

という訳なんです。
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が、離れるとなるとこの辺のよさがしみじみ。

盆踊りを眺めながら
「この辺はこういう小さい祭りが多かったなあ・・」
とブツブツつぶやけば
「あんた、この辺だけじゃなくて下町のいろんな所さんざん行ったじゃない!
もういいでしょ⁈
動くなら今!今がタイミングなの!」
とお元気な店長(奥さん)。

そうなのです!今なのです!
いろんな事が年々めんどくさくなってるからね。機を逃さない。

今がタイミングなのです。
さよなら亀有 バイバイ下町

どかーん!!


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2018年12月28日

移住 50年目の乗船名簿

先週末の夜。テレビでサッカーを見終わり「あまり面白い試合じゃなかったな・・」とブツブツ言いながらボーっと番組表を見ていると、
「うわっ!!」と思わず声が出た。
と同時にテレビのチャンネルを回した。
風呂の用意をして戻ってきた奥さんも画面を見て、「あれっー?!なんで?なんで?」と声を出した。

すでに番組は終わりかけていたが、NHKで「移住 50年目の乗船名簿」の予告編がやっていたのだ。

いやー、ホントにびっくりした。

ここ数か月で最も夢中になっていたものがこの乗船名簿シリーズ。映像も本も何度も繰り返し見た。
まさか続編ができるなんて・・。感激です!!

ブラジルから戻ってからひたすら日系移民の本を読んでいる。
行ってから気になりだしたのがきっかけだけど、もっと前からいろいろ読んどきゃよかった・・。あの居留地のすぐ近くまで行ったのに!!いや、予習が苦手な俺には無理か?とほほ。
しかし、もうね。単純に面白い。ホント。
移民の足跡を調べるのはもはや新しい趣味となっているようなかんじで、最近は特にアンデスを越えてアマゾンに消えた「ペルー下りの日本人」に夢中です。「へー」「はー」「ほー」「すげえなあ・・」と唸る日々なのであります。ハイ。

以前からなんとなく興味はあったけど、自分で映像や本を見つけてというところまではいっていなかった。
のだけれど、ずっと前に見て忘れられなかった移民のドキュメンタリー番組がひとつあった。
それが「移住31年目の乗船名簿」。
・・・
今、調べたら2000年の放送だったらしい。
18年前かー。
で、これまた今聞いたら奥さんも当時の事を覚えていて、そういえば「すごいドキュメンタリーを見た」って一人でバカみたいにしゃべってたよ。との事です。むほほ。

帰国後、シリーズを初めから見た。「乗船名簿AR29」「移住10年目の乗船名簿」「移住20年目の~」・・。ディレクター相田洋さんの「航跡」も一気読み。
奥さんと2人で見てはあれこれ感想などを話したが、主役である移民の方や相田さんの年齢を考えると続編なんて想像もしてなかった。

それが、このタイミングで・・
嬉しい!最高!!神様ありがとん!!!

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「この世は金。出世したい!とギラギラのI君」「真の苦労をしたいと余裕のOさん」「我々は名誉ある落人だ。国の支援で帰国するSさんはとても40代には見えない」「二十歳に戻りたいと泣いたTさん」「夢を本当に全部かなえたM青年。痛快!」「T夫妻。ドミニカに続いて。本当についてない・・」「Yさんは絶望して自殺しちゃったのかな・・」「一文無しからの出発。大当たり!K一家」「銃で殺されたMさん」「輝いてた学生夫婦Oさんがまさか・・」「強盗の被害が本当に多い。自動車事故死も多い」「皆に心配されるほどおとなしかったTさん流サクセスストーリー」「日本に帰国した人達。ブラジルを恋しく思う人が多い」「放浪青年から社長のSさん。撃たれたのが足なのは不幸中の幸いか」「未開の地に新しい文化をつくるのだ!と言ってた裏で奥さんの全身にあざをつくりまくってたI老人」「数分間雹が降って全財産が・・」「移住花嫁は・・強い!」

いやー・・
ちょっとね・・もう、全員いっぺんに思い出せない。

コントラストが暴力的に強すぎる。
「普通の人生」なんてあるわけないけど、この人達の人生といったら・・僕の四十数年なんてホントにどうでもいいちっぽけなものでしかなかったと突きつけられる。
今まで何やってたんでしょうか??どうもスイマセン。

それにしても、今度の「50年目の~」はどうなるんだろう?

今までの乗船名簿シリーズは見るたびに発見があった。
一人ひとりが濃すぎて、おバカ夫婦がダラダラしゃべりながら一回見ただけではとても全容を把握できないのだ。

例えばI老人。

未開のジャングルに楽園をつくるのだ!単なる農業ではない!新しい文化を!と高い理想(?)を掲げたにもかかわらず、同行の声をかけた村人は誰一人賛同せず(!)半ば強制的に家族を連れていき(・・)という事実だけで、「・・・・・まあ、70くらいでこれをやるってのはすごいんだろうな・・体力的には・・。うん。」

二回目を見ているとき奥さんが「あっ!今のところ戻して!!」と改めて注意深く聞いていると、
息子のKさんインタビュー映像に夫人の声、
「殴るわ蹴るわ叩くわ。全部やるでしょう!おじいちゃんそっくり!!」。
・・

そして、本を読んだ。
I老人の過去やE夫人の話。
・・
そうか。そうだったのか・・。そんなにアレだったのか・・だからあんな理想があって・・いやはや・・でも、あの人達まで巻き添えにしなくても・・いや、そのくらい強い信念(?)がないとそんな事しようなんて・・
とあれやこれやと考えてしまいました。

それにしても、死別後再婚したEさんの幸せそうなこと・・。
人間って若返るんですねえ・・。

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写真はリオの猫です。
一枚目のは、「サンパウロの日本人街で読み終えた本を路上に並べるだけで売れるのかと試してみたら、何してるの?と声を掛けていただいた日系移民のMさんと店長(奥さん)です。」

大掃除に忙しい奥さんの横で、「何かしている感」を出すためなのか放送前の興奮を鎮めるためなのかだらだらブログ書くのも意外に疲れるので。猫。
とりあえず猫だしとけば何でも許されそうだし。
ダメ? にゃーお~

とにかく、どんな映像が見れるんだろう?
何を感じるんだろう?

あとがきにあった匿名問題はどうするんだろう?コンプライアンスなのか時代のやさしさなのかわからないけど、誰のことも傷つけないような前向きでふんわりしたノンフィクションに・・なるわけないか。題材的に。
それにしても登場していた皆さんはまだお元気なのだろうか?あれから50年・・
もしかして一世の方の子供達が中心?それって「後期の寅さんは甥の満男の物語」的な雰囲気になりませんか?日系といっても日本とはほとんど関係ない見た目がアジア系のブラジル人という事にならないかなあ。良し悪しじゃなくてそれはもう乗船名簿シリーズなのか?あの1968年に南米へと旅立った人達の話ではないのでは?いや、もう「31年目の~」からそれは始まっていたか?

なんて素人の僕が思っていてもしょうがない。
そんな誰でも考えつくようなことはとっくに乗り越えてスゴイものをつくっているはずだ!相田さんは!!

・・・
南米は魅力的だ。
光と影。ヒリヒリする。
そして、ちょっと怖い。さらに、遠い。今でも。

激動の時代としてよく話題になる1968年、
日本のGNPが世界2位になったらしい。
そんな時代に船で一か月半かけて遥か南米へ旅立った人達の勇気に、心から敬意を表します。

明日が楽しみ!!
にゃーん


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tokufukudo at 20:56|PermalinkComments(0)