例年は後になって「何日が梅雨入りでした」と言うのに、今年はあっさり梅雨入り宣言したと思ったらあまり降りませんね。

前線の位置などからしても本格的な梅雨はもっと先のようです。
私は梅雨のようにジメジメした雰囲気は好きではないので、当クリニックでは常に明るい雰囲気を醸し出そうとスタッフ全員で頑張っていますが、皆さんはそんな私たちをどのように感じていますか?

アンケート等では比較的良い評価をいただきますが、アンケートに応じていただける事自体、その方が優しい方だということでしょうから、全てを真に受ける事はできません。

患者さんの中には、いつも笑顔で楽しく会話される方もいらっしゃいますが、一方で挨拶もしない、もちろん笑顔もない、会話もないといった方がいらっしゃいます。
我々は仕事ですから、どなたにも同じように接したいとは思いますが、やはりその方に合わせてしまいます。
つまり明るく楽しくできる方とできない方がいらっしゃるということになります。
当然ですが、できない方の場合、明るく楽しくない雰囲気になるのですから、その方から見ると、「ここのスタッフは愛想が悪い」と感じられるかもしれません。
皆さんに明るくしろと強要しているのではなく、我々も完璧ではないということを理解していただきたいのです。
上からものをおっしゃる方には当然びくびくしてしまいますし、いつまでも治療の決心がつかない方、何度も同じことを聞かれる方などには閉口してしまいます。

「医療はサービス業だろう」といわれる事がありますが、個人的には決してそうではないと思います。
私たちが皆さんに優しく接するのは「心からのホスピタリティー」であって、「上辺のサービス」ではありません。

私は「患者と医療者は対等平等」という考えのもと、お互いを知り心から信頼できる関係を築いてこそ、本当に良い医療が実現すると考えています。

何だか堅苦しい話題になってしまいましたが、梅雨のせいということにして、こういう季節こそ治療以外の事などたくさんお話しましょう(笑)

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