チェッカー84

純粋すぎてやっかいなくらいのタクシー運転手が通い詰めてるキャバクラ(*1)があって
そこにいる芋虫のようなトゲを心に備えた悪女が"彼氏のホスト"と一緒にゲーセンでゲットしたピンクのプーさんは、諸事情によりここに丸く収まっていた。

UFOキャッチャーで穫ったものって、基本不必要だよね。
大切な思い出になる事って、あるのかな。

最愛の人がゲーセンの帰りに交通事故に遭って…、それで…、このゲームボーイアドバンスが形見なんです…。みたいな？
不幸を弾かずに、受け入れてしまう人って、不幸の連鎖に見舞われやすいから
むろんゲームボーイアドバンスは借金のカタに取られて、サンシタのサブ(*2)のおもちゃになるんだけども。

そして、冒頭の話。
廃棄処分のはずがプレゼントに早変わりするなんて、なんて常識破壊。
僕は思わず感動してしまったよ。

タクシーの後部には物語が詰まってる。

もう一つ、父子家庭の一人娘が少ないお小遣いでゲットしたプーさんに
交通安全の願をかけてプレゼンツって説もあるんだけど(*3)どっちが感動的だろうか。

苦虫を噛み潰したような感動。とかそんなの憧れちゃうんですけど。アリエナイ？
ピラミッド方式で成り立った社会、最下等だと蔑まれてきた人生で、タクシードライバーに落ち着いた男が、自分を騙したキャバ嬢と糸を引いていたホストへの復讐を企てる…

…とかになると僕の中ではアウトなんだよなー。憎しみは憎しみを生むだけでしょ。
恨んで解決する事なんて、あったとしてもくだらなすぎる。むしろそいつを死ぬほど愛してやればいい。(〜´ー｀)〜

ホストとキャバ嬢に天罰が下るのは？日頃の行いが生んだ災いってヤツかな。
ストーリーの中に天罰なんて、そうそうはめ込みたくはない部類ではあるけど
嘘くさいストーリーからドラマは生まれるんだよな。
そうやって考えて、突き詰めていくと、自分のための嘘はダメで、人のための嘘は良いなんて言う、道徳の時間に行き着きそうだ。

天罰。タク運はそれを望んではいなかった。なのに、心の中に芽生える嬉しさ。
虚無感、空しい。だけど、嬉しい。

葛藤。

ま、そんなもんか。

オチが冗長に流れると、憎しみが生まれるからな。
僕は僕だからそれすらも愛せるけどさ。


*1　そこは、彼にとって初体験の盛り場だった。純粋だからこそ信じ切ってしまえる恋心。騙されたことにすら気づけない大馬鹿者は汚いぬいぐるみのプレゼントに狂喜乱舞するんだ。

*2　子分丸出しでイキってる人の呼び名はサブが適切。

*3　実はその子が援助交際していることが発覚して未曾有の展開に。
そういえば、先進国(*4)になるほど出生率が減るhttp://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2005/17WebHonpen/html/h1410020.htmlのはセオリーだけど、それと売春は因果関係はあるんだろうか。「豊かさと出生率」「豊かさと売春」そんなワードで検索してたらhttp://www.hokenkai.or.jp/2/2-5/2-55/2-55-14.htmlが出て来た。こういう話ってよく聞こえてくる。ちょっと古い資料だけど、10歳で売春とかって日本に住んでたら現実感ゼロだよね。まるで宇宙の出来事みたいに。

*4　この場合の先進国とは対話を本当の意味で重要視している国のことだから「アメリカ（捨て子的）」「フランス（文化をひけらかす大阪的）」は後進国指定。
はい、なんとなく揶揄りたかっただけです。



 

こだわり絶妙

んもう、めっちゃくちゃこだわっていくか、用が足せればそれで良いか、どちらか一つを選びましょう。

こだわると？　労力を必要とし、挙げ句の果てに無駄になる可能性もあります。

こだわらないと？　まー、無難です。少し気分が悪くなって帰るだけです。

無難＝少し気分が悪くなるわけです。なんて素晴らしいことでしょうか。


そう、取捨選択。

こだわって理想を得るのが望みだけど、探し続けて早、二年。

東京と言う恵まれた地盤にあぐらをかくエセプロフェッショナルの多さ。

嫌な顔で応じられたら注文も付けられないじゃないですか。


そう言うホスピタルのお話。ヘアサロンのお話。「センセイ」と蔑まれる人種のお話。

地べたに這いつくばって、誰の足を舐めれば、あなたは幸せですか。

あ、赤いアスファルトを舐めますか。

左様ですか、それ、俯瞰すると、とてつもなく無様なんですよ。

でも、幸せなら良いんです。感謝します。素敵です、その無様。



 

手に入れば空しいもの

結果がすべてだと幾度も拝聴して参りましたが
それは所詮他者評価であって、それすらも卓越することが
幸せを得る方法なのだと感じました。

だけれど、私の見下す世界は、欺瞞に満ちていて
すなわちそれは私の心が汚れていると言うことで
美しいか汚れているかの基準は、各々の心を投影したものだと
常々感じては居ましたが、今、それを確信しました。

だから、汚れた空気を出来るだけ吸い込みます。
その程度しか、私に出来ることはないのですから。


 続きを読む

閃光±

ゆるーい感じで急がば廻れ。

 

湿り気でモヤる朝

信号機も職場放棄するような　うだり。

 

歪め雨宿り

雨という制約の中だからこそ、感じられる気分があって
時間だったり、意欲だったり、色々なものに制約を受けるからやりきれそう。
そう、意欲さえもね、ふてくされそうになるからこそ、やろうって思える。

明確な答えって言うのは、きっと一つじゃないんだろうな。
僕が憧れる場所で愚痴をこぼす人もいれば、皆が嫌がるような仕事を笑顔でやりこなす人もいる。

きっとそれぞれが正しい答えなんだろう。
不本意だとしても、それが途上だとしても、それぞれに正しい答えなんだろう。

と、今思ってみたものの、一ヶ月後に何を考えているかは自信が持てないし
感覚がズレていく事も含めて、それが明確な答え何じゃないかって思う。

そう思うだけで、完全に自分を信じ切れていない弱い僕を
こうして言葉にしていることも含めて、明確な答えなんだと思う？

ああ、もう揺らいで来たよ。

だけど、現状だけが実在するステージで
過去も未来も幻想みたいなもので
満足しようとする意欲も「妄想に耽っている自分」も
それに伴う夢も、結果も、全て含めて、現存しているものだけが答えで
どんな形だろうと、自分の責任を認めて歩いていきたいと思うね。
死ぬまで。生き抜くまで。消えるまで。色んな伝え方があるね。

ってなことで、なんだか優しく心に残ってた言葉を書いておこう。

「あなたが生まれた時、あなたは泣いて、周りは笑っていたでしょう。
だからあなたが死ぬ時は周りが泣いて、あなたが笑っているような人生を歩みなさい」
＠ネイティブアメリカン

ああ、とっても、憧れるよ。
緊張を緩和出来る涙って、きっと正しいと思うし、そんな関係性って感動だな。

これ、自分に足りないから、補いたくて、憧れるんだろうな。
僕に欠けている感情を補う事を、考えさせてくれる。
言葉って改めて凄い。素晴らしいね。ブラボー。シュプレヒコール。

で、今ふと目にしたメモに
基本理念は「どれだけ楽しめるか」そのためならどんな犠牲も厭わない。
って書いてあるんだけど「どれだけ楽しませられるか」も追加しよっと。

猫撫で声で、ダダスベリになる予感は胸の奥にしまいつつ
コメントに返信したのに表示されないエラーが勃発していることを嘆きつつ
まあとりあえずありがとうございます。って事がみんなに言いたい訳で
なんというか、とりあえずそれに変えて色々作る事にします。

きっと、今僕が出来ることはその程度だけど
打ち込めるってのは何より楽しいし、このメモがそれを暗示してるし
希望的でありたいと思うから、もし絶望を感じたら自分で見返したいエントリを増やそうと願うし
誰かにとってそうあればいいとも感ずるし、んま、そんな気分。

ニヤニヤして生きようぜ。多少、不審者でも楽しい方が良くない？笑
とりあえず、今笑って。

えへへへ

むふふふ

あっはーん

むっふーん

ぐふふふ

えへん

あ、エヘン虫や。

えへへへへ。

 

ぬふーんあふたぬーんぬーん

うっほほーい。



 

何でも良いから

「なんか、面白いことねー？」なんてひっきりなしに聞こえてくる。

そいつに誰しもが、鼻息だけで笑う。

立ち位置がズレはじめてそれが続くと、それがそのうち現実の立ち位置になるし、拭いきれる範囲はとても少ないのでこまめに軌道修正するしかないわけで、一喜一憂するのも悪くないんだけど、長いスパンで物事を見ましょうなんて標榜するが、実際現実はここにあるんで、取り繕いの言い訳するのにみんな必死です。

冗長かつ中身のない冗談を、嫌がる誰かの喉元に無理矢理押し込んで、とりあえず走ります。

意味もなく、一喜一憂で走る訳です。




 

1989年以前の東京タワーが激アツな理由

萎びた古本屋で1987年（約20年前）当時の海外向け東京写真集を見付けたんだけど
夜の東京タワーがたまらなく良かった。

チープさが、たまらん。
囲うって発想はクリスマス的な感覚でありがちかも知れないけど
333mが囲われてるってのがオツでさ。久々に写真見て興奮した。
やっぱり、いいね。記録としての、記憶をも内包した写真。

1989年からは、本格的なライトアップが始まって、今と同じタワーになったらしいね。
それはそれで素晴らしいんだけど、実際に見たことがない過去がアツいのは違いなくて
無いものねだりなんだろうけど、実際この目で見てみたいと思うのは傲慢かな。

そう言えば、その辺でタワー撮ってるフォトオジサンとタワートークしてると
「昔は足の部分も剥き出しだったんだよ」とか聞くし
昔すげー。昔にわくわくする！未来にもわくわくはするけど、昔を思う方がわくわくする！

20年経ってさ、そん時に写真の役目って言うのがどうなってるのか解らないけど、未来は何にしろ明るいと思うのね。
そんな未来に僕は、20年前に撮った東京タワーを見て「あの頃は良かった」なんて思うんだろうか。
「時代が変わった」とか言ってお茶を濁すんだろうか。

そんなことを考えていると
−先が見えない未来にぼんやりとした不安を覚えるのも
−見え透いた予定調和の未来に迎合するのも
どちらもなにか恐ろしい、いけないことをしているように思えてしまって、もう既に思考にお茶を濁してる僕が居るんだ。

でも、こうして時の流れなんかを考えてると
自分がちっぽけな存在であることを改めて確認できて
どうであれ、自分が好きな道を歩むのが良いなって思えたね。
今だって、決して悪い時代ではない訳だし。


で、WEB上で写真探したんだけど、昔の東京タワー写真が見つかんなかったー。
もし在れば教えてください。いっぱい見たいよー。






 

愛宕から赤坂見附を経由してまた愛宕へ

赤坂見附はなんだかさ、むんむんしてて好き。
愛宕はね、ひやひやしてて好き。

とか言っても解らない人の方が多そうな地名だな。
どっちも都内ではメジャーだと思うんだけど。

東京では生活者であるよりも、遊覧者であるほうが好きだな。
それなら何だって、楽しいから。