2007年07月
2007年07月31日

20代前半、うやむやの希望

さくら


「20代前半に悩まない奴なんかカスだから」

年下の沈潜者の肩をそう言って叩いたとき、浮かんでいたのはこんな風景だった。

そいつは東京ティッシュを「興味がない」と一笑に付して見ないのに

逆に、こうやって、僕のイメージが誰かに伝わっているのが面白いと思った。


悩みの象徴が、でたらめに揺れ叫ぶ桜であることに、どなたか異論はないでしょうか。


 
Posted by tokyo4 at 02:21COM(2)普通の日記hatenadel.icio.us
2007年07月30日

疑問符に靴下の彼

はー


どす黒い好意を抱いた大人の目が、なんだか色々な才能をはやし立てているようで

渦中の少年少女にはもう、ご冥福を申し上げるというか、気付けよ搾取されている現実に!

と、まるで半世紀前のマルクス主義のような意見を垂れ流したいと思った深夜のファミレスでありますが、

騙されているときの人間というのは、まるで瞳が渦を巻いたように、何事も盲目な訳です。

これならまだ糞尿を垂れ流したような臭いの漂う新宿で、ホストかホステスになって夢とか闇を売っていた方が、世のため人のため自分のためになるのではないかと思いながらも

「騙される自由は存在するのだから、放っておいてやればいい」

と僕の中の正義か悪夢が呟くのです。

それで、結果的にその通りになるんですけど。


夢、と言う解釈自体でどうにでもなる体の良い言葉が、

心の闇、と言う言葉によく似ているなと橋の上を渡る僕は気づき

思わず、カンダリバーに飛び込みそうになりました。

異人さんから聞いた金言、カンダリバー。とても細くて、哀愁があって、素敵な川です。

僕がよく渡る橋では、もはや、水があまり流れていないので、アスファルトから人間より背の高い雑草が、背伸びをしています。

たくましい雑草、これはきっと彼らの世界の大いなる夢です。


「最近のティッシュ、ネガティブじゃないですか?」とメールが届いて

「それって、男と女みたいに具体的に判別する手段は何ですか?」って返そうと思ったけど

その話題を避けようとして、つらつらと当たり散らした文章には主題が無く

下書きの箱から、いつまでも出ようとはしないので

なんとなく、ここで答えにしようと思いました。


答えは解釈次第で、あんたの心の反映かもだし、ただ表層的に理解したというフラグを立てたいだけなのかも知れないし

なんにしろ、けっこう素敵です。そうやって、メールを送ってくれるあんたは。


だけどなんか、なんとなく文面から、理解せずに搾取されそうに見えたので

少し心配になりました。

搾取されていることとか洗脳されていることは、それを理解した上ならば、悪くないと思うんですよ。

僕だって、搾取されまくりだし、世間体とかに洗脳されまくってますから。

だけどそれを解っているか否か、は

けっこう大切な要素になってくると思います。

自分が何者であるかという場面に於いて。


たとえば、

恋愛なんて、洗脳以外のなにものでもないでしょ。


でも、まあ、ほとんどの人が求めてるじゃないですか。

王子様だか、大金持ちだか、性格が合う人だかを。


そいつの本性とか本質とかが、いったい何であるかの一端を知るには

洗脳とか搾取とかを、なんとなくでもいいから、解ってることが大事だと思うわけですよ。



と、やや個人的な私信をここでする意味は、色々あって

そのへんのごにょごにょしたやつは、解釈してください。

他の誰でもない、あなたが。




あー、しかし、世知辛い世の中です。たぶん。



そんな中で、真っ当に対峙してくれる大人が、とても格好いいです。

ありがとう真っ当な皆さん。

本当に僕は、周りの人に恵まれていて、嬉しいです。


僕は靴を捨て、アスファルトを走りますが

足の裏は、汚れ知らずです。


黒くなんて、なりえません。


 
Posted by tokyo4 at 05:03COM(0)普通の日記hatenadel.icio.us
2007年07月28日

ベランダと自由を、ください

ベランダ


ベランダが好きだ。見ていると、わくわくしてくる。


こんなにも均一的な区切りに、各々が各々のスタイルを貫いている。

出ない人は全く出ないし出る人は、結構出る。

中と外のあいだでもあり、避難はしごの設置場所でもある。

そういえば、藤子アニメの火事の場面を思い出すと、ベランダで奥さんと子供が助けを求めている場合が多い。

なんという象徴。限られた自由の、象徴。


「自由なんてものは、不自由の中でしか欲しくはならないものだよ」

自由すぎる僕は、不自由を感じている少年を諭す。

「だけど、不自由を感じたが最後。あてのない自由を求めて、スッカスカの、空気よりも軽い自由を、求めることになる」

少年は僕の言葉を計ろうともせずに

「だから僕は不自由なんですよ、自由があれば他は何も要らない」と苦い顔で笑う。

「いずれ解る」僕は笑う。

不自由であることがどれだけ尊いか、と言うことを。

不自由だからこそ、僕たちは想像や創造を繰り返してきたと言うことを。

取り返しのつかない事なんて、思ったより多くないからさ。



入れ墨だって消せるし、赤ちゃんだって殺せるし、学歴だって詐称できる。

売春婦になろうと、売り専ボーイになろうと、それなりに生きていける。

全部、合法的に行える。世の中には無数の近道や逃げ道が用意されていて、最悪とはもしかすると今のことかも知れない。


「なんだ、結局、自由を薦めているじゃないか」

誰かが言った。

「大丈夫、多少なりは違えども、同じようなベランダが自由に疲れた僕たちを待ってるから」

僕は笑う。自由に疲れたら、かつて感じた不自由を、いくらかの金で買えばいい。



だから僕は、ベランダを見るとわくわくするのです。

自由に疲れると、ベランダを見るのです。



 
Posted by tokyo4 at 17:39COM(5)普通の日記hatenadel.icio.us
2007年07月25日

何度も忘れながら、見つけている。

みっどなんとか


ジリジリと照りつける太陽を避け、どこかひんやりとした場所を探すと、エアコンがたきつけるすえた臭いの陰湿が講義する。

「そんな都合の良い場所は、無い」


幾度となく、忘れながら見つけている。その都度同じようなことを発見しては、明日に生かそう、と願う。繰り返しては、時間を消費している。

「この時間は投資ですよ」とうそぶいては「なんとかなるさ」と、全てを受け入れた顔で、携帯のメールをあてもなくプレビューする。

夜になれば、ゆったりとした時間が流れ、明けない夜はないんだとコーヒーをすするうちに、辺りは青白くなり、そのうち明日が来る。いや、もう来ているのかも知れないが、どうも僕にはしっくり来ずに、今日の終わり方を考える。


何で決めつけてしまうのだろう?


「噛めば噛むほど味がでるスルメのような人ですね」と顔には似合わない事をいつかの新入社員は言っていたが、あの時僕は心の中で呟いていた。

「噛めば噛むほど味の無くなるロッテ梅ガムみたいな人ですよ、みんな」


夏風邪が治らなくて、花火に行けない僕みたいなガムか、ガムみたいな僕は、そのうちティッシュに包まれてゴミ箱へ。

「再利用されると、いいな」と望みながら回収車へ。


「ビョーキの時って、あまり希望出ないね」と僕はおでこに当てる冷たいジェル状アイスナントカにつぶやいて

「だけどビョーキの時だからこそ浮かぶ妄想は結構すごいんだ、よ」とそいつの端っこに噛みついた。これから寝るけど、たぶん、寝起きにジェルが出てくるはず、だ。


ああ、喉が痛い。

ナントカしないと。


 
Posted by tokyo4 at 18:03COM(2)普通の日記hatenadel.icio.us
2007年07月21日

密接にタワー

たわー


「しかしまあよくも消耗品みたいに消費されている僕たちの全ての、想像の上で摩耗しないどころか、年を重ねるごとに希望に置き換えられるなんて現実が、信じられずにいるらしいのだが、それはそれで一つだけの漫然」

息継ぎなしで話す。が、もうほとんどが伝わっていない。きっと酸素不足で自分すら混乱する。


「男は良いけど、女は年を取るごとにね…」

とある仕事で知り合った働くお姉さんは、さも当然のようにそういうことを定義して、私は容姿だけで生きている、と暗に伝えた。


リンカーンが「40歳になったら人は自分の顔に責任を持たねばならない」と言った事を、ふと思い出した。

「彼女は、僕たちの容姿と内面が、繋がっていないとでも思っているのか」と呟いて、こめかみに人差し指を当てる。


明るい人は、明るい顔が染みつくし

暗い人には暗い顔が染みついていく。

当たり前の話。何ら、特別な事じゃない。



東京タワーだって、たぶん同じ事だと思った。

年を重ねる毎に蓄積される感覚が、外にあふれ出して、今に至ってる。



「だけど女にはメイクってお絵かきとか、エステって快楽とか、ユクコって造顔もあるじゃないですか」

「それ言ったら、男にだってあるんじゃない?ユクコもエステもメイクもさ」


たぶん僕たちの会話はなんてことのない日常の一コマで、時が過ぎればモデルケースみたいに、あるあるネタみたいに、染みついていくんだろうけど、

なんか、そうやってありがちにおさめてしまいたくないなと思った、ふとした瞬間に。


「じゃあ、今の顔、撮っときましょうか、年を撮ったとき、どう思うんでしょうね」

僕は言って、シャッターを連射した。

「なんかいつも、今が一番良いと思ってて欲しいですよ」

そうやって言ったら、笑顔が撮れた。

「未来への希望って、未来に希望している今のことだものね。うん、ありがと」

と、彼女は独り言のように言って、自嘲気味に笑った。

「青臭くて、カビ生えてくるんじゃないかな」

「カビが生えたら写真撮りに行くので、呼んでくださいね」

僕は、まじめな顔でそうやって話して、長引いた打ち合わせと言う名の雑談にさよならした。


僕の撮る東京タワーとは、未来に希望している今のこと、だ。


 
Posted by tokyo4 at 01:28COM(2)東京タワーhatenadel.icio.us
2007年07月19日

透き通れ空

あさ


朝日が思いっきり叫んでから5分ほどで、空はまたねずみ色になった。

僕だけの色彩を想像したのに、以後の空は現実としてねずみ色だった。


空が透明だと信じていた時期があった。

灰色とか青とか赤とかそれ以外の全ての色は

何もない透明の空に

他の誰でもない僕自身が色を塗っているだけなんだ、と思っていた。


けっこう最近まで、そう思っていた。


誰かの意図で、空はああいう色に染められていて

僕は何色にでも出来るんだ、と

今でも少し思っている僕は、たぶん、ちょっとした下品だ。





 
Posted by tokyo4 at 03:35COM(3)普通の日記hatenadel.icio.us
2007年07月17日

事実、真実。

つきーじ


「事実は一つだけど、解釈はいくらでもある」

当たり前だけど見落としがちな真実にめまいがして

僕の解釈は、月並みに「美味」で良いかなと、願ってみた。


築地市場のおっさんたちの言われようのない怒りに触れて

元気が出てきたので、日本酒を煽った連休明けの朝です。

いやあ、雨が白々しいです、よっと。




 
Posted by tokyo4 at 11:12COM(2)普通の日記hatenadel.icio.us
2007年07月13日

じゃらされる梅雨タワー




「とてもじゃないが、ごめんだよ」

何だか知らないが、そう呟いてみたのは、梅雨のせいで、梅の雨にはそういう魅力がある。


それだけ。

そういう言葉もまた、悪くはない。

 
Posted by tokyo4 at 13:13COM(2)東京タワーhatenadel.icio.us
2007年07月11日

さて、ライトアップは七夕から夏なのだ

しばこーえんのしば

「忙しいことは恥ずかしいことだ」って、ニートから笑われた。

言葉自体は当を得ているが、なんだかなあ。

東スポがマジメな記事書いてるみたいで。


さて、雨が降ろうが槍が降ろうが東京タワー。

新しく勝ったゴルフ用の傘で、雨の日も安心。

多い日だって、もちろん。


と思っていたが

造成中の芝に、大粒の雨がばしゃばしゃと降り注いで、びしょ濡れる。カメラと共に。

だけど、悪い気はしなかった。良い気分とまでは行かないけど。


今年の夏は、悪くない夏になる。




 
Posted by tokyo4 at 03:27COM(2)東京タワーhatenadel.icio.us
2007年07月07日

明治神宮参集殿

明治神宮参集殿


霊験あらたかな神、とか言われても

なんだかいまいちピンとこない僕だけど

東京の中心でこういう光景が見れたり、森林浴を楽しめるのが、どこぞの神様のおかげなら、霊験あらたかに感謝しますよ、ありがとー。


最近、朝の神社にハマっていて、鳥居の前できちんとお礼をする事に、照れが消えてきていて

照れくささが残っていると寒々しいから、照れないようにしようと怯えているうちに、

被害妄想の衆人環視なんて、意識する必要ないじゃん、って事になって、いつの間にか自然と、お礼していたんだけど

「なんで、お礼するの?」って同行した友達に尋ねられて

「んーまーなんとなく」って言ってから、とても弁解したくなったんだけど、そいつのひどく納得した顔を見て、別に何となくで良いんだな、なんて、漫然と納得したりして

もっと互いに興味を持とうよ、自分のことだけじゃなくてさ。と自分自身に言い放って、無言で空を仰いだ。

ああ、空はここのところ、青ければいいのに、白い。



それで、お辞儀する理由は、慣行であって、成り行きの蓄積が根源なんだけど、

突き詰めると、神様の存在へ、と言うよりも、神様を信じている人たちへのお辞儀だと、信じている。

信仰とか、欺瞞とか、ありありと現れる現実を受け入れて、引き継いできた人たちへの、感謝というか、尊敬というか、そういう感覚の込もったナナメ45°なのだと、願っている。


なにがどうなろうが、そんなナナメ45°が続くという希望。

それって、七つの意味で、あつい。



 
Posted by tokyo4 at 04:24COM(2)明治神宮hatenadel.icio.us