この世に家がある限り

30数年余に渡って家を買う、借りる、貸す、建てるなど幅広く不動産情報に関わってきたひろぽんこと中川寛子が住まい、街や地盤、暮らしのあれこれについて語ります。

止めたわけではないのだが

前回、ブログを書いたのが5月。
うわ~、浦島太郎の気分である。なんてこったい。

ちょっと言い訳をさせていただくと、仕事の原稿がちょっとパンクしており、
ここ2カ月ほどはそこに親指の付け根がとても痛い状態がプラス。
これ以上、モノを書くとヤバいという……。
幸い、アイシング、湿布を続けてきた結果、ようやく痛みを忘れられるように。
ただ、親指の骨自体の老化(とほほ)が原因らしいので、
今後良くなる可能性はなく、傷みが出ないようにだましだまし使いなさいということらしい。
年を取れば、あちこちが悪くなるのは当然、覚悟はしているが、こんなところに出るとは。
無病息災ではなく、一病息災で良いとは思っているもののなあ、である。
まあ、なんとか持ち直しているので、今後はこんなに間が空かないようにしたい。

セクハラ、ジェイン・ジェイコブズにキャサリン・グラハム

世の中はゴールデンウィークだが、とりあえず、原稿を書いている。
しかも、とほほ、予定通りには終わりそうにない。
まあ、混んでいる場所に行くのは嫌いだから、それはそれで問題ない。
とはいえ、電話が来たり、打ち合わせに行ったりのない時期である、
多少は好きなこともやろうと夜ごとに映画を見に行っている。
レイトショーなら夜9時まで仕事をしても見られる。

というわけで何本か見ているわけだが、そのうち、たまたま、女性が主人公という作品が2本続いた。
ジェイン・ジェイコブズとキャサリン・グラハムである。
ジェイン・ジェイコブズは20世紀後半の都市計画思想に大きな影響を与えたジャーナリストで
ニューヨークの再開発に反対した運動家でもある。
キャサリン・グラハムは「ペンタゴン・ペーパーズ」の主人公の一人で
女性で初の新聞社社長。ワシントン・ポストの社主である。
それぞれに全く違うテーマで、もちろん本題は本題として面白かったのだが、
もうひとつ、それぞれの視点の背景に女性という性もあるんじゃないかなあと思ったのである。
私には昔からその場、画面にいる人物の男女比、平均年齢を自動的にカウントしてしまうという
変な癖があり、それはリアルにも、映画などにも及ぶ。
その観点で見ると、どちらの映画も基本、男の多い映画だった気がする。
特にペンタゴン・ペーパーズは銀行の男だらけの会議室とか、
ディナーの後で男と女が別室に別れておしゃべりをする場面とか、
見ていてなんだこりゃな感じがあった。
スピルバーグがトランプに含むところあって作った映画と言われるが、そうかな?とも。

今回、特に強くその辺りを意識したのは2本続けて女性が主人公の映画だったというのもあるが、
このところ、男女の意識差を考える出来事が続いたという影響もある。
セクハラのように明確にヤバいでしょではなく、
本人たちには悪気は全くなく、そもそも女性を軽視しているというつもりもない、
でも、ひっかかるんだよな~というような類の出来事だ。
たとえば、男女半々がいるというのに運営側には男ばかりの団体があり、
そこでは自分がどれだけ仕事に、情報収集に全力を捧げているかを吹聴し、
俺、偉いだろと自慢する人が若い人たちに説教をする。
家庭、子育てを妻に丸投げしているからできるわけで、
それでよく広く社会問題に取り組んでいるとか言うよなと。
多様性を口にしていながら、均質な人間ばかりでつるみたがり、
しかも、それに気づいていない人達は、何をもって多様性を定義づけているのだろう。
あるいはセクハラはけしからんと言った次に若い女性アナの日本語の誤りを嘆くも、
可愛いから許すと同じ口でいうおやじたち。
中には賢くてもブスはダメとか言うヤツもいて、彼はどれだけ偉い人なのか、不思議に思う。
いちいち、突っかかる必要もないので日常的にはへらへら見ているが、
時々はうんざりだと思う。
それでもかつてのことを思えば少しずつ世は変わっているわけで、
ゆり戻すことなく、確実に変わり続けて欲しいと思う。
とりあえず、どのスペースをカウントしても男女半々くらい、
場所によっては老いも若きも外国人、子どももいてね、なんて日が来ると良いねえ。










密かに増える「内部崩壊マンション」の恐怖

内部崩壊

今月の東洋経済オンラインはマンションの高齢化
具体的には内部崩壊という言葉を使った、がお題。
高経年マンションのうちでも高齢化を加速させる居住者の孤立、管理への無関心、
そして給排水管の老朽化を取り上げた。
写真はすべて私が撮影したもの。
中野区の築50年以上のマンションは防火扉が錆びて薄くなり、動かなくなっていたし、
静岡の理事長と称する人が管理費を着服したマンションでは
リアルに鉄筋が見えるという状況を始めて目にした。
ここまでひどいマンションはそうそうないとは思うものの、
似たような状況に陥っている、陥りつつあるマンションはあちこちにあるはず。
どこかで食い止めないとまずいだろうと思うが、
それを食い止められるのは誰だろうという疑問もある。
素人ばかりの管理組合に、もし、みんなが無関心で無かったとしてもその力はあるのか。
若い人、管理や経営のノウハウのある人がいる組合なら可能かもしれないが、
高齢者ばかりの組合にそれができるか。
といっても個人の資産でもあるし、はてさて。
不動産の所有という根本的な問題も含め、考え直すべき時期なのかもしれないなあと思う。



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