この世に家がある限り

30数年余に渡って家を買う、借りる、貸す、建てるなど幅広く不動産情報に関わってきたひろぽんこと中川寛子が住まい、街や地盤、暮らしのあれこれについて語ります。

2011年10月

10月最後の記事

先週以来、ちょこちょこ書いてきた
つくばエクスプレス柏の葉キャンパス来訪の記。
10月最後のオールアバウトの記事でまとめたモノがこちら、
柏の葉キャンパス、公民学連携で進化し続ける街
ホントは東急の柏ビレジも久しぶりに訪問したかったのだが、
このところは日の暮れるのが早く、断念。
車で移動していれば別だが、
電車、バスで動いていると、率直なところ、時間がかかる。

ところで、訪問時、柏の葉キャンパスでは
街乗りシェアリングという移動手段全般の社会実験を行っていて、
我が家のちび車の進化型、
電気自動車版がターミナルにちょこんと鎮座ましましていた。
ウチの2000年型スマートは
世の中が思ってくださるほど燃費は良くないのだが、
電気自動車だとどのくらいになるのだろうか。
時間があれば乗ってみたかった。
ちなみにこの社会実験自体は年内はまだやっているらしい。
ご近所の方、トライしてみてはいかが?




おかあさん、できるよね?

喫茶店で資料を読んでいた。
目の前のテーブルに30代らしい娘と50代半ばくらいの母が入ってきた。
娘は私に背を向けており、私の席からは母の顔しか見えない。
なんだか、落ち着かなさそうな、おどおどした表情。
娘はきびきびとした口調で母を諭す。
どうやら、母は出産したばかりの娘(目の前にいる人の妹らしい)と同居しているが、
ここ何年か、精神的に病んでおり、家事を放棄、
昼間は寝て過ごすことが多いらしい。
そんな中で出産、子育てをしている妹さんは出血が続き、
もう、限界と姉に訴え、
そこで姉は母と一緒に長年通っている病院を訪れ、相談をしてきたらしい。
が、姉はその結果に満足していない。
母がトイレに立つと、彼女は誰かに携帯で電話をかけ、
医者への文句を口にした。
薬を減らすと、ぼけるって言われたのよ、
このままでいいでしょうって、あんなこと言う医者じゃダメよ、
何年通っても、良くはならないわ。
その後、席に戻ってきた母に娘は何度も、
これまでやっていたでしょう、
大丈夫、家事、できるでしょう、やってね、
昼間はベッドに横にならないで、少しは歩いてみたら……などと
いろいろなことをアドバイスしていた。
母は、その度に、うん、できるよ、やるよと答えていたが、
本当のところ、その言葉はう~んとか、まあねに近いもののように聞こえた。
どの程度、娘の言葉を理解しているのかは疑問だ。

私も近しい人のこういう表情を何度か見たことがある。
よくよく知っている人のはずなのに、
その人がまったく知らない人に見える瞬間。
長い時間をかけて築き上げてきたはずの関係が
ある日、どこかへ霧散してしまったことを実感する瞬間。
人間は分かりあえないものという前提は前提として、
それでも分かりあおうとしてきた思いを老いや病が打ちのめす。
年を取るにつれ、そんな出来事は他人事ではなくなってきている。

が、それが終わりではないことも私は知っている。
新しい関係を受け入れるようになることもあるし、
薬その他、いろいろな手段によって元の関係に戻れる時もある。
あの日、私の隣に座った母子がどうなるかはもちろん、知る由はないが、
妹さんも含め、日々が幸せであることを祈りたい。
遠くにいる、私の大事な人たちのために祈るように、
不特定多数の多くの人たちのためにも祈りたい。

名残の茶会

dojo

本日は名残の茶会。
金曜日、土曜日と東京を離れての仕事だったため、
天気予報を確認し忘れ、雨具を持たずに出立。
午後になってぱらぱらし始めた時にはどうしようかと思ったが、
なんとか、降られずに帰宅。
昨夏の骨折後、初めとなる正座もなんとかクリアできた。
ひとつ、残念だったのは、
カメラを持って行っていったにも関わらず、
朝、道場の入り口を1枚撮っただけで、撮るチャンスがなかったこと。
心のシャツターすら切る余裕がなかったのだから、
ま、仕方なし。

着物は臙脂の極鮫の1つ紋に、
濃い朱色に鈍い金の二重蔓牡丹唐草の帯。
水曜日に小泉元首相頭になってしまった人生初カーラーも
本日はその手前くらいのレベルでなんとかなった。
しかし、いまだに人生初があるというのは、
いいのか、悪いのか。
朝、巻きながら考えてしまった。











電車発売中

熊本市交通局が不要になった電車を売り出している。
二軸ボギー連接電動客車(5015号)とあるが、
私には電車の種類は分からん。
解説によると、「昭和53年に西鉄から購入した車両で、
部品は取り外されているため、運行させることは出来ません。
重量があり、運搬費用は自己負担となりますので、
この点を十分に踏まえて購入を検討されて下さい。
また、2年以上運行されていませんので、
出来れば下見会で現状を確認されて下さい。
長さ約18.4m、幅約2.4m、高さ約3.5m、重量約30トン、定員65人
主材料 鉄など」とのこと。
走らなくても、庭に置いてもうひとつの部屋と考えれば楽しそうだ。
予定価格は20万円。
う~ん、高いのか、安いのか……。
ちなみに、ここでは電車の行先表示とかの表示板も売られていて、
そうしたものは500円~。
ちょっと心惹かれる。

後から、後から出てくる

我が家の大家さんは
家を建てるにあたって地震に対しての強さを非常に意識した人だった。
そのさまざまな配慮のひとつが照明。
元々設置されていた照明は、すべて天井や壁に直接取り付けられているのだ。
吊ってあるものは、私が入居後取り付けたリビング、玄関だけ。
だったはずなのだが、
オフィスの天井にダンナが1本、
ツッパリ棒を渡して蛍光灯を設置した。
天井、壁は漆喰なので、穴を開けるわけにいかないと窮余の策だったのだが、
ある日、これが割れた。
粉々になってオフィスに降り注ぎ、けっこう怖い思いをしたのだが、
その時、徹底的に掃除機をかけたにも関わらず、
実はいまだに後から、後から破片が出てくる。
一体、どこから出てくるのか分からない。
先ほども机の上に光るモノを見つけ、愕然とした。
蛍光灯が壊れたのは3週間ほども前のことで、
机の上はもちろん、掃除した。
それなのに、いまだにである。
とりあえず、自分の頭より高いモノには注意、
改めて思う。


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