2003年11月

2003年11月27日

三島由紀夫が自衛隊に突入したこと(@w荒

1970年11月25日、当時最高級の
純文学作家の三島由紀夫が配下の
「盾の会」の会員5人を引き連れ、
自衛隊市谷本部に乱入、東部方面総監を人質にし、
米軍の支配下にある
自衛隊の刷新と国軍としての再編、憲法改正、
民族の自決を訴えた後、割腹自殺を遂げた。

今から33年前の話だ(@w荒

それにしても自衛隊も民間人たった5人の侵入を許し
司令官を人質に取られるとは
前代未聞の不祥事、
まさに士道不覚悟という奴だな(@wぷ

腹を切るべきだったのは三島ではなく自衛隊関係者の方だったと
思うな(@wぷ

当時の画像を見ると、
三島の演説に自衛隊員は誰一人として耳を貸さず、
むしろ2階から演説する三島に対して下から悪口を
浴びせているように見える。

結局三島の意見は通らず、彼は犬死したかに見える。
だが、
三島がやろうとしていたことは、
後世の行動の「雛型」として「魁」(さきがけ)と
なり死ぬことだったわけだ(@wぷ

奴は文学的に行き詰まっていたから
死に場所を探していたのだろう(@w荒

それにしてもあの映像を見ると、
堂々と演説する三島と、
プロなのにアマチュア5人の侵入を許して司令官を
人質にされて三島に負け犬の遠吠えのように
喚きかかる間抜けな自衛官たちの
対比が印象的だな(@wぷ

三島が狙っていたのは、
この「画像の魔術」さ(@w荒

三島は「英雄」として、「預言者」として死に、
あそこで喚いていた自衛官たちは
「卑怯者の無能マシーン@兵隊ごっこ」
の烙印を捺されるということだ。

歴史は残酷だな(@wぷ

三島の行動はすべて「文学的」「美学的」意匠であり、
彼が政治的・戦略的見地から
行った行動ではない(@w荒

日本人の文化というものは、
その時代時代で海外のものをうまく受け入れ、
自分流に変えていくしなやかさにその
本分がある(@w荒

三島はそれを認めることができなかったのだろうな(@wぷ

日本人は和語を基本とした「日本語」を持っている限り、
日本人であることを失うことはない(@w荒

漢語を主とする三島の文学は、
和語を主とするしなやかで柔軟な日本文化の
本流と逸脱している(@wぷ

つまり、三島は「日本精神への回帰」を声高に叫んだが、
それこそまさに「非日本的」な行動であり、
彼こそが異端者だったのさ(@wぷ

漢語を好んで用いた三島の文学およびその思想そのものも、
中国文化という「仮装」を纏った時代を終えて
米国文化という「仮装」を纏おうとしていた日本文化そのものに
とっては単なる古着にしかすぎないのに、
三島は自らの仮装性に丸で気づかないってことだな(@wぷ

それに彼が最後の作品の主題にした「生まれ変わり」にしても、
仏教思想では悟った者は生まれ変わらない(@wぷ

つまり、輪廻から抜け出すことになる(@wぷ

三島の作品で偉大なのは、
無意識的に
自らの文化的仮装性と性的嗜好の仮装性の接近を
意識したかのように
「仮装性」および「仮面性」について
語った禁色と仮面の告白だけで、
あとはどーでもいい腐れ落書きという感じだ(@wぷ

三島のしようとしたことは、
自らの死をタブローとして歴史の中にはめ込むことで、
永遠の生命を得ようとした
姑息な行為だ(@wぷ

現在、日本はアメリカの支配下にあるが、
これが永遠に続くとは限らない。
歴史の中で、アメリカから日本が実質的独立を
果たす局面は来る可能性もある。

そのとき三島の行為は「魁」(さきがけ)、「雛型」として
永遠の光輝を放つ。

文学的に死んでいた三島は、
自分の永遠の生命を獲得するための
形而上学的作戦に出て、
見事それに成功したということだ(@wぷ


tokyokitty_seed_destiny at 03:02|Permalink││文化 

2003年11月22日

清龍に行ってみたわけだが(@w荒

昨日の夜、新宿の清龍という
2ちゃんねらー御用達の飲み屋に行ってみた。
ここは、前にヲレがTBSの"pooh!"という深夜番組の
2ch特集のときに、
「2ch代表カリスマ固定(@wぷっ
という名目で紹介したことがある(@w荒

だが、それ以後足を運ぶことはなく、
また新装開店時に一部の不心得者が大騒ぎして
2ちゃんねらーたちが立ち入り禁止になったと聞いて、
少し気には掛けていたのだ(@w荒

中はガラガラだった。

ヲレは店長と少し話をしたが、
正確にいうと2ちゃんねらーは立ち入り禁止ではなく、
「騒ぐのを自粛」してほしいということらしい。

問題だったのは、
一部の不心得者たちのせいで
怪我人が出たり警察沙汰になったことだけでなく、
丁度新装開店の日で、
社長を始め大勢の経営陣がそこにいたというのが
問題だったようだ。

彼らには相当なショックとトラウマを与えたことだろう。
つまり、店長の話を整理すると、

1.2ちゃんねらーに対する一種の「行動制限依頼」の
 解除に関する決定権は、店長ではなく社長を始めとした
 経営陣が保有している。

2.怪我をした客からの民事訴訟の危険もあり、
 2ちゃんねらーたちが騒いでいると
 未だにあんな無法な連中を野放しにしているのかと
 被害者の心象も悪くなり、
 大事になるかもしれない。

ということらしい。
問題の解決は、一時的には

1.経営者への心象の改善
2.今回の事件を引き起こした少数の不心得者の識別と、
 民事訴訟に関して彼らに責任をとらせ、
 大勢の2ちゃんねらーたちから責任の分別隔離を
 行わせる

ということだろう(@w荒

だが、
本質的な問題は、2ちゃんねるとは自由な個人が
自己責任で参加する媒体であるにも関わらず、
集団になった場合の振る舞いにおいて
匿名性によって責任を回避するという
悪い点が暴露されたということだろう(@w荒


tokyokitty_seed_destiny at 14:12|Permalink││インターネット | ビジネス

2003年11月14日

佐賀の事件=2chの聖餐(@w荒

佐賀県芦刈町で子猫の首の死体が中学校に並べられた。
この事件は、まだ終わっていない(@w荒

この町は、上の地図で見ればわかるように、
佐賀市のすぐ隣りだ(@w荒

3年前のネオ麦茶の事件を思い出す(@w荒
ネオ麦茶は、
酒鬼薔薇を尊敬しており、
彼に会うためもあって事件を起こしたのは有名だ。

(ちなみに、酒鬼薔薇はもうすぐ出てくるという)

だが、その直接の原因は2chのスレッドで煽られて
ブチ切れたからだ。

杞憂ならよいが、
とりあえずひろゆきは10日ほど用心してもらいたい(@w荒

24日は新月だ。
新月と満月には血の気に満ちた犯罪が、
半月には交通事故とか不注意による犯罪が起きると
言われている(@w荒

何かあるとすれば、次は新月の24日近辺だろう(@w荒

tokyokitty_seed_destiny at 23:28|Permalink││社会 | 不思議オカルト

2003年11月08日

マックビジョンは止めた方がいい(@w荒

マクドナルドの調子が悪い。

ヲレが提案するのはマックビジョンの中止だ。
はっきり言ってマックビジョンは飲食や歓談の邪魔。

音楽と違って纏まったストーリーや画像を出すために、
嫌でも注意がひきつけられるが、
大抵面白くないし、
知り合いと楽しく歓談したりするために
マックに来ているわけで、
マックビジョンを見に来るわけではない(@w荒

金掛けてるようだけど、
はっきり言って無駄(@w荒


tokyokitty_seed_destiny at 00:53|Permalink││社会 | ビジネス

2003年11月03日

水タバコ(@w荒

場所は六本木。

http://www.jmca.ccsj.com/tape/kadena/spot5.htm

タバコを水をフィルターにして飲むものだが、
タールとかニコチンが減って、
紙巻き煙草を吸う量が減るらしい(@w荒

中国、ベトナム、中東で形式は違うが、
これは中東の形式の水煙草のようだ。

ヲレは吸わないけど、
紙巻きタバコの量を減らしたい人は
興味があるかもしれない(@w荒

なんか、イチゴとかコーラとか色々な
フレーバ(風味)があるようだ。

ドンドルマの次に来るトルコ中東モノはこれだと思う(@w荒

ちなみに↓のは世田谷。安い(@w荒

http://www.google.co.jp/search?q=cache:gkHq9lno7DEJ:www.lemaghreb.jp/page006.html+%E6%B0%B4%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3&hl=ja&ie=UTF-8&inlang=ja


tokyokitty_seed_destiny at 18:00|Permalink││文化 | ビジネス

2003年11月01日

清龍インパクトはフラッシュモブへの一里塚か(@w荒

このページがサーバ移転のゴタゴタで
閉鎖されている間に起きた事件について述べてみる。
先日、新宿の「清龍」という2ちゃんねらー御用達の居酒屋が
リニューアルオープンしたのだが、
そこで2ちゃんねらーたちが大暴れして、
流血騒ぎになり、警察まで出張ってきたようだ。
そのため、清龍では2ちゃんねらーの出入りが禁止され、
入場チェックが行われていたようだ。

ヲレも前にTBSの番組でこの店を紹介したことが
あったので、まるで関係ないこととは言えない(@w荒

だが、今回考察するのはもっと別の、
一種社会学的かつ哲学的な分野のことだ(@w荒

いわゆるオフ板の暴走については前々から喧伝されていたが、
今回それが現実化したわけだ(@w荒

ヲレはいわゆるオフライン・オフネットワークの集まりについて、
これをもっと洗練化し、新しい文化的イベントや文化的潮流を
生み出すべきだと考えている(@w荒

それは「オフ」から「モブ」への概念の上昇を機縁とする(@w荒

モブ(mob)とは大衆とか群集という意味の英語だ。

現在欧米で「フラッシュモブ」(Flash Mob)と呼ばれる
イベントが頻繁に行われているようだ(@w荒

これを定義すると、

  フラッシュモブとは、
  一定の目的達成のために
  ネットや携帯メッセージによって特定の場所に集合して
  イベント的に騒擾した後に一斉に解散する一種のネット時代の 
  群集イベントである。
   電網機器によって面識のない人々が現実空間で
  協調行動をとること(@w荒

で、しばしばネットワークを通じた情報の制御・統制に対する
異議申立て的な意義を有し、参加者の自発性と内在的秩序を
旨としている。
ネットワーク上を把握する柔軟な地下茎(リゾーム)としての
体制を止揚する概念としての意義を有していると言えるだろう。

体制、などという言葉を用いなくとも、
ネットで生きることが多くなった現代人の、
自発性と内在的秩序を内容とする自由を求めるための心の表れ、
と言ってもよい。
2chのオフでも「湘南ゴミ拾いオフ」というのは
この性質を有しているものだと思う(@w荒

この個人の瞬間大衆形成は、
単なるカタルシスとして終わる可能性もある。
だが、一種の都市芸術としての可能性もあるし、
広告活動や、政治活動に用いられる可能性もある。
広告活動として用いられた例としては、
「マトリックス・オフ」が挙げられるだろう。

第一動者(prime mover)の匿名性がフラッシュモブの
醍醐味だが、その自己同一性が完全に喪失されれば
たちまち多くのニセ情報やビジネス利用のための
腐れモブが増大するだろう(@w荒

とりあえず血まみれの清龍インパクトはフラッシュモブではない、
ということだろう(@wぷ


tokyokitty_seed_destiny at 17:38|Permalink││インターネット | ビジネス