弁護士の今泉義竜です。


10月11日、マニュライフ生命保険(株)に対して地位確認と賃金の支払いを求める訴訟を提起し記者会見をしました。

各社に報道いただきました。 
「うつ病で休職したあと、復職拒否された」 外資系生保の元マネジャー女性が提訴(弁護士ドットコム)
うつ病で休職後、「復職拒否」 マニュライフ生命を提訴(朝日新聞)
パワハラが原因で休職なのに解雇は不当 マニュライフ生命を提訴(毎日新聞)

原告の吉田さんは、2016年10月に、会社の社内向け広報を担当するマネージャー職として中途採用された方です。

 

入社直後より、社内での様々なハラスメントが原因で2018年4月頃より心身に不調を来して休職に至りました。

 

約半年の休職中にジムでトレーニングを重ねるなどして回復し、2018年11月には、復職可能(ただし環境調整が必要)との診断書が出たことから会社に対し復職を求めたものの、会社からは元の部署には環境調整ができるポジションがない、他の部署にも空きがないなどとして復職を拒絶され続け、結局2019年4月末をもって休職期間満了・退職扱いとされてしまったものです。

 

ハラスメント→病気休職→復職可能の診断書を提出しても会社が復職拒否、というケースはよくあります。

 

共通する問題点としては、ハラスメントが放置される職場状況、「ハラスメントはなかった」とされてしまう「社内調査」、復職にあたって十分な環境調整がとられないままになされる「復職させる場所がない」との会社の一方的な判断、といった点が挙げられます。

 

ご本人は、以前ニュースでパワハラ訴訟を闘っている人を見てその勇気に感銘を受けたそうです。

実名での記者会見を希望されたのは、かつての自分がそうだったように、同じような思いをされている人にとって自分のつらい体験が何かの役に立てばという思いからとのこと。

 

十分な配慮、環境整備をすることのないままに、職場で心身に不調を来した労働者を排除した会社の責任を追及していきたいと思います。
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