弁護士の加部です。

今日参議院議員会館で行われた「『桜を見る会』を追及する法律家の会」2・13結成集会に参加してきました。

 

「見る会」への安倍晋三後援会員招待問題、前夜祭収支報告問題、前夜祭会費5000円問題など、安倍総理を取り巻く数々の疑惑に、国会では立憲野党共同の追及が続いています。そのような中、司法の場で『桜』問題を究明すべく、「追及する法律家の会」が立ち上がりました。

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結成集会では「この問題が持ち上がった時から、公職選挙法や政治資金規正法違反との関係で問題があると思ってはいたが、この間政治問題として扱われてきた。法的な問題として取り上げる動きは、各地であったが、全国的な取り組みにはなっていなかった。そこでこの度、法律家の視点から出来ることを、全国規模でやるべきということで『追及する法律家の会』を結成することになった」と結成の趣旨が語られました。

 

「桜問題の追及なんて、いつまでやっているのか、野党が政権攻撃の材料に使っているだけではないのか。そんな声も聞かれるところです。

しかし、『桜』問題は、政治の私物化という政治問題にとどまらず、違法性の問題でもあるのです。あいまいにして見逃してよい話ではない。

私たちは、法律家の視点で、刑事告発を視野に入れて、法的責任をはっきりさせていく。」

 

もし安倍総理が公職選挙法や政治資金規正法上の犯罪で有罪判決を受ければ、被選挙権が停止される可能性があり、「当選人は、その選挙の期日後において被選挙権を有しなくなったときには、当選を失う」(公職選挙法99条)こととなり、国会議員としての地位を失います。内閣総理大臣は国会議員の中から指名されるので、もはや総理大臣ではいられなくなります。

 

現在『追及する法律家の会』の弁護士・学者の呼びかけ人は100名前後であり、当事務所からも弁護士が複数名加わっています。

今後さらにメンバーを増やし、叡智を結集して法的問題の解明・告発準備等の活動を展開していく予定です。

ご注目ください。