March 29, 2011

復興祈願食事会1

27日、梨本塾において震災復興祈念食事会を開催しました。以下はその様子です。

PHOTO 梨本塾尊属フォトグラファー 景山兄

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2に続く。  

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復興祈願食事会2

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3に続く。  
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復興祈願食事会3


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東京に、バイクに乗るみんなが集まってくれました。

25秒台の人の、思いがけない悩み。
26秒台で周回する人は、あの地震の中も赤旗になるまで気付かず走り続けていたという現実。
5月GW梨本塾の後にも、東北ツーリングを企画してくださいという若者。
シジューを迎えた梨本圭の、今後の齢の重ね方に非常にご興味がおありという、オハナシ。

直前の呼びかけにもかかわらず、東京はもちろん、千葉、埼玉、栃木、茨城、神奈川などから店のキャパを大きく越える人たちが集まってくれて、いつものように他愛のないバイク話をしていましたが、実際はみんな被災地を想いながらの、複雑な心境での食事会だったはずです。

それでも少しでも復興の役に立てるようにと、義援金ステッカーをガンガンに購入して協力してくれました。

もちろん同時に「勇気と元気」というガソリンをみんなで満タンにしました。少しでもお役に立てるように、梨本塾では今後も色々な活動をしていきたいと想います。ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

なお、義援金ステッカーはまだまだ販売中です。小口でも大口でも、ぜひともご協力下さい。そろそろファーストロット分がなくなるかもしれません。詳細はこちらをご参照下さい。携帯からはコチラ。

振込み口座が分からない、という方は梨本塾事務局std_spd@hotmail.comまでお知らせ下さい。こちらからご連絡いたします。  
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March 25, 2011

義援金ステッカー、早くも出来ました。

もの凄く業者さんが頑張ってくれて、1日早く上がってきました。

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さっそく74塾トランポに貼り付けました。本当にちょっとしたことだけど、なんだかやる気が出てきた気がします。
ぜひ手にした皆さんも、バイクや車に貼ってみて下さい。平時には恥ずかしくて仕方がないことが、今はドンドンやればやるほど推進力になる気がします。

暗い話はキリがない。考えなければならないことも、きっと山ほどある。でも、ひとまず今が大事。明日がすべて。大丈夫、生きてさえいれば、絶対になんとかなる。なんとかしようぜ。

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頑張ろう、ニッポン。
  
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March 24, 2011

義援金支援、ありがとうございます

日本人であることを嬉しく思っています。

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梨本塾のような小さな規模でも、続々と義援金ステッカーのお申し込み、そして復興祈願食事会へのご参加表明をいただいています。本当にありがとうございます。

昨日からはヨウ素水がらみでドタバタしてますが、どうやら今日は乳児摂取量の基準値を下回ったようで、東京は日常を取り戻しつつあります。買占めは当然起こるでしょうが、これは完全に大都市が抱える病ですね。日本人なら、せめて乳児を抱える母親に、或いは妊娠中の女性に率先して回してあげる気概が欲しい。

もちろん原発処理に当たってくださっている現地は予断を許さない状況でしょうし、また被災地の方々は今この瞬間も大変な思いをされていると思います。当事者の方々は目の前のことに従事するしかない日々を、いや、毎秒を生きていると思います。

だからこそ我々は、一歩ずつ前に進んでいかなくてはなりません。

昨夜は池上彰さんの番組を拝見しました。そこに東京工業大学の松本義久准教授という方が出演していらして、震災からこれまででもっとも分かりやすく放射能による影響を説いて下さいました。これを見ていて思ったのは、自分達一般市民はもとより、震災以降テレビに出まくっている原発関連の識者たちまでみんな、実際にどの程度の被害が出るのかなんて誰も分かっていなかったんだな、ということです。文字通り未曾有の事態に陥っているわけですから、冷静に考えてみればそれは当たり前のことなのかもしれません。

友人からは、少し前、恐らく水素爆発をしたときのことだと思いますが、その日、三沢基地は蜂の巣をつついたような大騒ぎだったと聞きました。そこで働く友人の知人もさすがにこれはマズいと思ったようで、政府発表も遅れたことから余計に不安になったそうですが、結局は大丈夫でした。つまりはアメリカでさえ、本当の意味での原発事故による放射能の拡大範囲とその影響というのは、摑めていないのかもしれません。

そんなときだからこそ、自分達にやれることを、しっかりとやりたいと思います。この国を復興させるために、自分が感じたこと、思ったことを行動に移せばいいだけです。その規模の大小も方法も、関係ない。もちろん質は問われるかもしれません。でもそれもこれも全部、まずは「思って行動してから」だと思います。

まだまだ義援金ステッカーは販売中です。宜しくお願いいたします。

頑張ろう、ニッポン。
  
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March 23, 2011

梨本塾復興支援ステッカー製作開始

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東京のガソリン流通はだいぶ改善されているようです。スタンドも並ぶことなく給油しているところがありました。

さて、梨本塾関係者の方でも、会社で被災された方がいました。今朝連絡が取れました。

構内の天井板が多数落下してしまうような状況で、本当にギリギリの状況で難を逃れたとのことです。もちろん今後職場を復旧していくのは大変なことだと思いますが、ひとまず無事だったと聞いて安心しました。被災したことももちろん驚いたようですが、しかしその後これまでの、信じられないような構内復旧工事の早さにも驚愕しているとのことです。

震災以降、梨本塾として出来ることをずっと考えていましたが、ひとまず復興を心から祈願する食事会の開催、そして義援金を募るためのステッカーを製作、販売することにしました。この売り上げのすべてを被災地に送ります。

もちろん様々な企業、団体、個人の方々が義援金を募っているのは百も承知ですし、そこでの支援も形になると信じています。ただ、自分達のコミュニティでの支援という形も非常に分かりやすくていいのではないか、と考えました。規模は小さいかもしれませんが、それでも自分達が参加する、少しでも復興のために何かをする、という意識が大切だと思っています。梨本塾で集めた義援金は責任を持って現地被災者の方々に届けます。

全国の皆さん、ぜひともご協力いただけましたら幸いです。

義援金ステッカー購入の詳細についてはコチラへ。

携帯からはコチラへ

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March 21, 2011

旅人よ後ろには出来たばかりの道がある

今日の東京は一日雨でしたが、快晴の昨日は久しぶりに走ってきました。

本来板橋シティマラソン開催日でしたが、既報どおりこれは中止となったため震災以来となる軽いランニングをしてきました。恐らくはエントラントの方々でしょう、同じようにジョギングする人の姿が数多く見受けられました。もちろん未だ東北では大変な状況に変わりありませんが、東京の夕焼けはいつにも増して美しく、体を動かしていることの気持ちよさも手伝って、絶対にこの景色を失わないぞと決意を新たにしました。CBRのテストをした日、早朝に橋の上から見た真っ白な富士山は一切のブレを感じさせずに、凛として日本を見守っていました。

さてお知らせが二つあります。正式には明日中にHPに掲載予定ですが、ひとまず先にこのブログでお知らせさせてください。

まず今週末の梨本塾ですが、残念ながら中止とさせていただきます。現状では都内でさえガソリン供給もままならず、もちろん被災地では一滴の燃料が死活問題になりかねない事態が続いております。その中で、少しでも復興を願うなら、今回はやるべきではないと判断いたしました。トミンモーターランドのある茨城県内も大きなダメージを受けています。そういった状況の中でギリギリまで調整した上での決定ですので、ご理解いただけましたら幸いです。

なお、実際にお申し込みをされていた方への対応は電話連絡にて行っております。本日19時時点でほぼすべての方への連絡が済みましたが、一部の方とはまだ連絡が取れておりません。ここを見てまだ電話連絡がお済ではない方は、ぜひ梨本塾事務局までご連絡下さい。

そして二つ目ですが、梨本塾を開催する予定であった3月27日夕刻より、東北関東大震災復興支援の一環として、頑張ろうぜニッポン食事会を都内にて開催する予定です。ここで被災者の方への少しでも手助けとなるように、梨本塾としての復興支援ステッカーを製作し、募金と引き換えにお渡しする予定です。この売上金の全額を、被災地の方々へ、梨本塾が責任を持ってお送りいたします。

梨本塾現役ライダーの方はもちろん、今まで梨本塾に参加したことのあるすべての皆さん、そしてこれから梨本塾に参加しようとしていた皆さん、ぜひ「一人のバイク乗り」としてこの被災地激励食事会に参加してもらえませんか?僕もこういういときこそ皆さんの顔を見て話をしたいと思っていますし、規模は小さいかもしれませんが、こういった支援を今後ずっと継続的にやっていけたらと思っています。被災地の子供たちのミルクやおむつが有り余るようになるまで、女性たちの笑顔が戻るまで、男たちの汗が実を結ぶまで、ずっとです。

もちろんさらに復興が進めば、被災地の方々をお見舞いするツーリングも絶対に企画します。みんなでバイクに乗って東北の人たちに元気を、物資を、一緒に届けに行きましょう。もちろん向こうでドンチャンやって、ガッチリお金も落としてきましょう。

今週末は、ひとまずそういったアクションの決起集会みたいなものと考えてます。とりあえずこちらにいる自分たちが腹の底から元気になって、被災地の方々の燃料となれるような意志を固めましょう。

昨日、ランニングを終えた後で家の前にお巡りさんがいたので少し話し込みました。東京ではどうやら振り込み詐欺が急激に増えているらしく、直接お年寄りのいる家庭を巡ってモニタリングしているとのこと。そこで計画停電時に交通整理のために交差点内にいる白バイ隊員が、立ち居地や角度によっては全然ドライバーから視認されないこと、またバイクや自転車の側面はほとんど見えないこと、警察関係者がいるべき交差点など注意点を伝えておきました。

そして彼から聞かされた話で唸ってしまったのは「計画停電中に開放される公衆電話で、2時間近く話し込んでいる人間がいて困った」というものです。人間の業の深さを垣間見た気がしますが、しかしそうやって我々がこれまで生き延びてきたのもまた事実です。この言葉にならない状況を打破するには、ある部分で呆れるくらいの図々しさも必要かもしれません。

もちろんそれは炊き出しの順番待ちをズル込みすることではないですし、ましてや募金箱を強奪することでもない、ただ、生きること生き抜くことに図々しくなる必要があるのではないか、ということです。

戦後生まれの自分たちは、恐らく今回のことで初めて、日本という国の輪郭、そして日本人の強さというものを知った気がします。もちろん東北地方の人たちの、筆舌にしがたいほどの辛抱強さというものも。平時は日本人以外にはけして理解されないかもしれない優しさ、強さ、しぶとさ、冷静さ。しかし今回のような未曾有の事態で初めて日本人の血脈が明らかになったのではないでしょうか。これをなんとしてでも次につなげるためには、北海道から沖縄の人たちまですべてが協力しなければなりません。

そういうことを意識しながら、自分に出来ることをひとつずつ、一億個出来れば、絶対に日本はもう一度立ち上がるでしょう。

  
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March 19, 2011

東京

1c561c29.jpg昨日の東京、お台場です。呆れるくらい快晴でした。

こんな時期にとかなり悩みましたが、今出来ることを少しでもという思いで仕事をしました。


未だガソリン供給はままならず、またバイクテストのために無駄な消費は出来ないので、移動も含めて本当に最小限の範囲でテストしました。


東京湾は忙しく動き出しています。目まぐるしく巨大なトレーラーが行き交い、船、空の便もいつも以上に力強く稼働しているように映りました。


スーパーなどでは相変わらずお米やパン、電池やカセットコンロの在庫がありませんが、それ以外は問題なく、また昨夜の時点でセブンイレブンにはオニギリやパンも大量に入庫してました。


東京の流通は早晩復活するでしょう。だからこそ、俺たちがビビってる場合ではありません。被災地のことを思えばなんでも我慢出来るはずです。出来る限り徒歩かチャリで移動しましょう。


石油関連の方に聞いたところによれば、在庫にひっ迫感はなく流通経路、そしてタンクローリーの絶対数による配送量の問題のみで、それももう少しで解決するだろうとのこと。


もちろん仕事で車を使う業種には大きな問題ですが、今しばらく耐えて、まずは被災地の方々が早くお風呂に入れるように頑張りましょう。


それから、何度も書きますが、計画停電中の火の始末だけは本当に気をつけて下さい。余震も火災も続いてます。


キャンドル、ローソクは倒れた瞬間消火出来るように、風呂桶などに水を張ってその中に固定して置くなどしたほうが安心です。


あの揺れの中で冷静に火を消せるかどうか、甚だ疑問です。ぜひ明るいうちにリハーサルしておいて下さい。


頑張ろうニッポン。


Kei74motor
  
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March 17, 2011

計画停電

480c4e3a.jpg定められた時間帯の中で、突然来ます。だから前もって準備をしておきましょう。携帯は繋がります。

真っ暗な東京もおつなもんです。星かきれいだし、月が明るい。

これで少しでも誰かが楽になるなら、喜んで受け入れます。ただ停電中のローソクやキャンドルの火の始末だけ、皆さん気をつけましょう。あと、エレベーターは要注意。

Kei74motor
  
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March 16, 2011

一ミリでも前に。

35bfa1be.jpg未だ予断を許さない状況が続いていますが、それでも被災地はしっかりと動き出しています。


空調もままならない避難所の中でも、大人から子供まで一生懸命に一日を生き抜いています。こういうとき、現況の理不尽さを誰かの責任としたところで物事は進みません。


自衛隊をはじめ被災地内外問わず救援に当たっているすべての人たち、そして命を賭して真っ向から戦っている東京電力の人たち、この震災に正面から立ち向かう人たちを見るとき、彼らと同じ日本人であることを本当に誇りに思います。


そして、その日本人のために早くも集まってくれた異国の人たちを見ると、人間の尊厳を感じます。

相変わらずメディアはピントのずれた論調、編集構成報道を繰り返しているように見えますが、しかし現場は一歩ずつ確実に歩き出しています。


その外側にいる我々に出来ることは、スーパーマーケットで消耗品を買い占めることではありません。ガソリンを使い果たすことでもない。


二年越しで楽しみにしていた板橋シティマラソンは、残念ながら二年連続の中止となりましたが、そこで提供されるはずだった15000人ぶんの膨大な飲料、食料、サプリメントなどを被災地に届けるという動きもあるようで、それならエントリーしただけでも本当に良かったと思えます。


どうか被災地の外側にいる人たちは、普段より少しでもいいからその消費量を減らして、まずは寒さに震える被災地の幼児や女性、お年寄りに必要な物資が一刻も早く行き渡るように意識しましょう。

ガソリンも食料も、絶対量が足りないはずはない。だからそれを運ぶラインを塞ぐようなことだけはやめましょう。


日本人は困っている人をケアする能力は世界一高い民族だと思います。困難に立ち向かう団結力も強い。


絶対にこの困難を乗り越え、日本をもう一度立ち上がらせましょう。全国の皆さん、なんでもいい、自分に出来ることを少しでもいいから、継続的にやっていきましょう。


頑張ろう、ニッポン。
  
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March 13, 2011

地震続報

仙台の友人と連絡が取れました。

梨本圭のHPを開設して二番目に訪れてくれた、シャイン。

自宅は仙台の高台なので比較的ダメージは少なく、家屋倒壊などはほとんど見られない、ということ。

但しライフラインは完全に止まっていて、情報も皆無。東京のコチラの方が、暫定的な情報をはるかに多く持っています。恐らく、被害状況が軽度の場所でこのようなので、ひどい場所ではほとんど何も情報収集が出来ていない可能性があります。彼の場合は会社に備蓄があるために今はそれで凌いでいるとのこと。

ひとまず自分達ではどうにもならないような事態が進行していますが、こういうときこそ冷静に、そして少しでもいいから前向きに物事を捉えたい。無謀に楽観視する気はないですが、ヒステリックなニュースばかりに犯されてしまうと、本当に何がどうなっているのか見失ってしまいます。

いま自分達に出来ることをしっかり見極めて、その上で仲間たちとコミュニケイションをとって、少しずつでも前に進んでいきましょう。上らない太陽はない、と信じたい。

無事な方、元気にしているという方、そして関東以北のみんなへのメッセージ、ぜひコメント欄にお願いいたします。
  
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March 11, 2011

よりによってバイクで巨大地震に遭遇………

心配してくれている皆さん、自分は大丈夫です。

地震発生時、板橋のテクニタップさんにいました。

お店の方と談笑していたら突然ゆっくりと揺れだし、お店を出てみると、今まで感じたことがないほどの大きな、恐ろしく破壊的な揺れが襲ってきました。

それは非常に長い時間続き、いつも喧騒の環七は一瞬で全車が止まって一切の騒音を失い、代わりに自然が沸き起こす巨大な波音、摩擦音だけに支配されました。このまま地面がひっくり返ってしまうんじゃないか、というくらいのエネルギーでした。

その後やや落ち着きを取り戻した後、バイクで戻る途中、今度は二発目の、別の大きな地震に襲われました。走っていても即座に分かる大きな揺れで、環七沿いのお店からはみなが飛び出してきました。

2005年の仙台地震のときもバイクに乗っているとき、そして菅生へ向かうときにそれぞれ二度ほど首都高上で地震に遭遇してものスゴイ揺れを感じましたが、今回のものとは桁が違うというか、まさしく地面から根こそぎ持っていかれそうなほどのエネルギーを感じました。

ただ、いい方向で驚いたのは、その後の帰り道で見た風景はいつもと変わらなかった、ということです。東京は大きなビルも多いけど、未だ古い建物、家屋もたくさんあります。しかし少なくとも見渡す限りの範疇では、倒壊しているものはなく「あれほどの大きな揺れでも、東京の家は崩れないのか」と感じました。

以降、今に至るまで結構な頻度での余震が続いています。ライフラインに関して問題はないですが、とにかく携帯がまったく繋がらない。ちなみに今回も緊急知エリア速報など二回とも何も流れませんでした。知り合いとの連絡などは午後9時半現在も全然取れません。災害伝言ダイヤルも使えません。つまりこういったケースにおいて携帯はほとんど何も役に立たない、ということです。

また在京民放はどの局もヒステリックな報道ばかりで要領をえないばかりか、パニックに陥りがちな民衆を煽るかのような、自らパニックの種を撒いているように見受けられます。もっとも慌てているのは彼らのように感じます。被害を広げないためにも、迅速かつ正確な情報伝達が望まれる中で、その量に圧倒されて恐ろしく質が低下いているように感じます。

都内においては効果的な交通規制や音声放送などはまったく行われていませんでした。火事を野次馬する放送局のヘリは無数に飛んでいますが、彼らが何かを発することはけしてありません。やはり、当たり前のことだけど、自分の身は自分で守るしかない、ということです。

岩手地方では、言葉を失うような被害が出ているようです。祈るくらいしか出来ませんが、とにかく関東以北の皆さん、まだまだ余震は続くと思うので、引き続き気を引き締めていきましょう。気をつけすぎて困ることは、ひとつもありません。

  
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March 09, 2011

ブリヂストン ニュータイヤ R10(アールテン)速報

今日、トミンモーターランドのスポーツ走行で、ブリヂストンの新しいタイヤ、R10をストックナンバー付のアプリリア広報車輌、RSV4に履かせて、かなり本気でテストしてみたんだけど………  続きを読む
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左脳の厄除け―3

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 集ってくれた栃木スピードのメンバー。

 新旧織り交ぜ総勢10名。徹くん、船、豆、ナベさん、若衆の景山兄弟、タカ、桜田君、恩田君。とても楽しい面子だった。

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 徹くんはすでにこのとき2月梨本塾デビューさせるニューマシン、GSXR600を手に入れていたんだけど、それは地元の連中にはナイショとのことで「(本来のマシンであるCBRの)タイヤは入れ替えたからな」とか言ってたんだけど、後輩達は冷静で「あれ?GSXR買ったんじゃないすか?」なんて言ってて笑えた。

 大昔「オレたち一番乗り隊」という結論から言えばまったく面白くならなかった企画を1年くらいやった中で、もっとも面白い個性を持っていたのがマメで、即座にその場でスカウトした。「ナニ栃木?じゃあすぐにオレの友達に会ってくれ」。そして時を待たずして開かれた徹くんと船と豆との初会合お好み焼き屋酒席に、ナイショで拡声器持参で参上し「オオマメウダ、武器を捨てて大人しく投降しなさい!!」とその店に怒鳴り込むと、ひっくり返りそうになって驚いていた店員さんと(ごめんなさい)、まさしくマメ鉄砲を食らったハトのごとく目を丸めて固まってしまった豆が懐かしい。

 そんな豆は相変わらず細くてメシ喰えてるのかどうかもわからないくせに「オレのことはいんだよ、ナンシーが大丈夫ならそれでいんだ」とよく分からない励ましをくれ「やっぱ(バイクで)走ってないとダメっすね」と船は熱くなり、徹くんは話が核心に触れそうになると、すなわちGSXRのGの字でも出そうになると目配せをくれ、いつ来ても優しい栃木の面々との話は尽きずに、結局この後三軒をハシゴして、帰宅は当然午前様になった。 

 本当に心身洗われるような宴席で、ここに厄除けをしにきて大正解だったと心底思いつつ、床に就く。

 明けて翌朝は7時前に起床、即座に階上へと駆け上がり、一面の陽光と北風を一身に受けながら、露天へドボンと飛び込んだ。50号を走る車騒さえ心地よく、たまに鳴くカラスの声色も愛らしい。神妙な面持ちで入れ代わり立ち代わり忙しなく湯船に入っていくサラリーマンの方々には多少申し訳ない感じもしたけど、でもさ、生きてるだけでラッキーだぜ、とじっくり長風呂を決め込んだ。

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 朝ごはんはバイキングだ。

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 食材は限定されていたが、その分質は高く、食後のコーヒー、デザートまで含めてこれも完璧だった。

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 世の厄年のみんな、佐野厄除けに行くなら、ぜひこのカンデオホテルズとセットがいい。もちろん必要なら栃木スピードの連中も紹介する。身も心もしっかり清めてもらって、このシチメンドクセエ一年を乗り切ろうぜ。

ということで、早速厄除けの結果を試してみると………

本能の赴くままにやってみたら、50点だった。

『素晴らしい!右脳と左脳がうまくかみ合っています。あなたが考えたことを誰にでも納得させる力があります。なぜなら、あなたは右脳で全体を捉えることが出来、しかもこれを誰にでも分かるように理論付けできるからです。まるで、あのアインシュタイン博士のようだ!』


ホントかよ………ニワカに信じがたい………誰がやってもこんなもんじゃねえのかな。

でもとりあえずどうやら効果はあったということで………佐野厄除け旅行、大成功。

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おはり。  
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March 08, 2011

左脳の厄除け―2

「走る」

 これしかない。

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 今日は栃木スピードの親方が宿まで取ってくれて「一杯やりましょう」とのことだったので、まずはそのカンデオホテルズ佐野へ直行。厄除け大師からものの15分ほど、佐野インターのすぐ西側だ。

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 まだ出来てから日も浅くとてもキレイなホテルで、エントランスから気合が感じられた。従業員も多く、設備、アメニティグッズなども充実している。これまで様々なビジネスホテルに数え切れないくらい泊まって来たけど、いいホテルとそうでないものの差は、ほぼエントランスに要約されている。それは立派か貧弱かということではなく、そのホテルを代表する何かが、確実にそこに現れているからだ。そういった意味でカンデオホテルズ佐野は、100点満点という入り口だった。

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 部屋もとてもキレイで北側の窓からは佐野市内が一望できた。

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 本当に体が軽く感じられていてもたってもいられなくなり、すぐに着替えて階下に下りる。早速スタートだ。

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 走り出したのは国道50号。群馬は前橋から茨城は水戸まで続く144kmのこの道も、これまで車やバイクで結構な頻度で走っている。しかしいずれもサーキットに行くときやゴルフに行くときが主だったもので、ランニングするのは今回が初めてだった。

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 まずは東に向かって走り出す。すぐに佐野新都市の交差点へたどり着く。南側にアウトレット、北側にはイオンなどのショッピングモールが広がる。

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 このアウトレットは何年か前に一度だけ立ち寄ったことがあるが………他のアウトレット同様「なんもね〜な」という印象が強かった。

 しばらく走っていくと足元にこんな情景が広がって思わず立ち止まる。

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 三杉川の改修工事。

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 恐らくは日本古来の淡水魚も数多く生息するであろうこの河川、一刻も早く淀みない流れが戻ることを願いつつ、それにしてもオレはなぜフナ釣りコイ釣りクチボソ釣りなどが未だに出来ないのだろうなどと考えていると………。

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 すぐに東北道佐野インター付近へ。この辺から緩やかな登り勾配が入る。

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 東北道をくぐって東側へ。歩道に猫の屍が横たわっていたので先ほどの要領で手を合わせる。

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 しばらく行くと道の駅みかもが50号の南側に現れる。

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 その後ラーメンショップを超えて少し走ると、ちょうど折り返しの2.5km強過ぎ。

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 ここでUターンして来た道を戻る。西日がとても眩しい。

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 世は空前のマラソンブームだけど、さすがに夕方の国道50号に、写真撮りながら走ってるランナーは一人もいなかった。誰もいない、というキーワードに弱い身としては、この復路の50号右手に立ち上るみかも山公園にも登ってみようかと一瞬横断歩道を渡りかけたが………その勾配を見て「やりすぎるな」と自制する。どうも地方に来ると嬉しくて走りすぎてしまいがちだが、マラソンまでひと月を切ったこの時点で無理は禁物。鈴鹿を繰り返してはいけない。

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 ちなみにさらにこのすぐ南側に位置する岩舟ゴルフクラブでは、昨夏暴暑の最中に1日2ラウンドというサバイバルゴルフをやった。確か2ラウンド、昼食バイキング、飲み放題付きで7000円を切る、とかいう冗談みたいな値段だったはずだ。狭くてアブノーマルなコースなんだけど、本気でスコアを狙いに行くと面白いコースだった。1ラウンド目90台、2ラウンド目70台とかそんなスコアだったはず。

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 標識と道路だけをみるとなぜかアリゾナはフェニックスチックな、国道50号佐野界隈。ここから前橋までは55km、フルマラソンしか経験のない自分にはその先の12.805kmは一切見えない。残念ながら走っていける距離ではない。

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 佐野新都市の交差点に戻って見上げた横断幕はシンプルだった。

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 イオン、佐野厄除け大師、そしてアウトレット。
 この3つだけが表示されている。どれだけ方向音痴名人でも間違うことはないだろう。もちろんこれ以外にもたくさん佐野のいい場所はあるのだが。

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 ホテルに戻ってちょうど5km越え、30分程度だっただろうか。少し肌寒さはあったが、走ったことでいい汗をかけた。待ち合わせまではちょうど1時間半、カンデオホテルズでは、さらにここでもう一汗かけるのが魅力だ。

 このホテルには、最上階になんと露天風呂がある。ビジネスホテルでは考えられない設定だが、とても快適でしかも絶景の露天だった。南東から北西にかけての景色が一望できる。もちろん素っ裸でOKだ。内風呂もあり、さらにサウナ、そして水風呂も完備。サウナそのものはややヌルメの設定だったが、しかし水風呂は結構なキンキン系で恐らくは17度以下。サウナ好きにとってこの水風呂の温度こそがキモであるから、有頂天ともいえる気分になった。健康ランド系の水風呂はなかなかこういったものがなく、昔からのサウナ好きとしては体全体が氷と一緒に噛むガムのような状態になるのがたまらない。

 シャンプーやリンス、ボディソープなどの質も非常によく、髪や肌がパサパサにならない。カミソリはもちろんボディウォッシュタオルや歯ブラシなど必要なものはすべてフロントから持参できるので、まさに至れり尽くせり。21世紀のビジホとはかくあるべき、という見本のようなホテルだと思う。

 準備万端となったところで栃スピ総裁、徹くんが迎えに来てくれた。そもそも十年くらい前から栃木に頻繁にくるようになったことの中心人物で、栃木、佐野で飲むときは必ず一緒だ。すぐ近くの海鮮うまいもんやへ向かう。

 つづく
  
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March 07, 2011

左脳の厄除け―1

少し前の話。

 二日間ほど空いて、時間もあったので、たまには下道風情でと家を出た。

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 1時間ほどで羽生へ。東京からさほど距離もないけど、この辺はほとんど通ったことがない。

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 ナイスなナンバーの軽トラ。

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 そして新宿を発見。しかも二丁目。

 なんだかんだで二時間くらいかかってしまい、もう下道はないなあ、とたどり着いたのがここ。

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 テラブサ。隼とお寺って、なんかいいコントラストだった。

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 そう、佐野厄除け大師。文字通りのトランスレイト、バチハマリ。ええ、本厄です。

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「そういうの、信じるんスカ!?」

とよく言われるんだけど、こういう稼業だと結構ゲンを担ぐ人は多い。考えようかもしれないけど、今年はスタートからややトラブってる感もあって気持ち悪かったので、厄払いをしにきた。

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 こないだの鈴鹿の寺に書いてあった格言で味をしめてしまったわけではないけど………。でもマラソン前に丸くはなりたくねえなあ。むしろ尖りたい。

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 これが本殿。ここでほとほと困り果てている連中みんなで仲良く厄払いをしてもらう。

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 厄払いといえば20年くらい前に、いつもいっている大師でレーシングスーツ(皮ツナギ)をお祓いしてもらおうとしたことがあった。電話で可能かどうか訊ねると

「どのくらいの大きさですか?」

「え?大きさ!?」

「ハイ、大きさです」

「ん〜………まあ、人の頭を除いたくらいの大きさかな」

「じゃあ5000円から、になりますね」

「え?」

「ですから。5000円、から、です」

「カラ?というか大きさで値段が変わるの?」

「ハイ」

「から、ってことは、もっと高いのもあるわけ?」

「2万円くらいまで、あります」

「あっそ」

 明日喰う金にも困っていた当時、そんな余裕があればすべて1リッター1000円以上もしたレース用のエルフガソリンに突っ込んでいただろう。即座にチーン。バカバカしくなって電話を切って以来の、お祓いとなる。いや、そのときは結局しなかったから、実質今回が初めてだ。

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 佐野厄除け大師はテレビCMでいつも流れていたし、なおかつなじみの深い栃木ということもあって、やるなら絶対佐野で、と決めていた。ちにみにこれも縁だろう、行こう行こうと思っていた矢先、梨本塾ムービーチーフのバッキーもここを訪れていたようだ。

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 初めて来たけど、それほど大きな敷地ではなく、もっとも目立ったのは「祈願料、金○万円」という看板。生臭えなあと呆れ、しかも待ち時間もかなりあった(30分くらいだけど)ので途中で帰りそうになったけど、なんとか耐えてお祓いを受けることにした。

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 厄除けは、まず祈願受付で水色の申請用紙に住所氏名生年月日を詳細に書き出し、祈願料を渡す。厄払いは3000円からで、それでも高いなあと思って支払うと

「本厄だから、方位よけもしたほうがいいんじゃないですか」

と売り込まれた。どんだけオプション乗っけるんだよ、っとに生臭えなあ。「イイデス」とやや外人気味の発音で固辞する。

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 だいたい3〜40分程度のサイクルで一巡しているようで、ちょうどその中間アタリで受付を済ませてしまったため、手持ち無沙汰に。煙草をふかしたり大師内を歩いたりしながら時間を潰し、ようやく靴を脱いで本殿へ上がる。厄真っ只中の同い年くらいの男たち、そして神妙な面持ちの方々と一緒に一同座して儀式を待つ。

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 正座にはまったく自信がない。むしろ諦めている。何しろ増上寺の豆まきに呼ばれていったときでさえ、事前お祓いをしてくれる神主さんに向けて足を投げ出してたほどだった(このときは怪我をしていて本当に脚が曲がらなかった。同じく隣に居た栃東関も、正座が出来なくて笑いあった)。正座すると、ものの3分くらいで脚全体が痺れてくる。正直あぐらでも不安なほどだ。左右の大たい骨を折ったからなのかどうかはわからないけど、ゴールできないレースには絶対に出走しないと決めている。はなから脚を崩して入った。
 
 まずはお坊さんが説法を説き、やや退屈なオナハシを頂戴したあとは、祈祷がはじまる。ここまでどうにうもこうにも生臭い感じが否めなかったんだけど、しかしそれは間違いだったということに気付かされる。

 まず膨大な量の護摩がガンガンに焚かれ、お坊さんがお経を唱えながら、そこに先ほど記名したお札を丁寧に、ひとつずつ翳してくれる。予想していたよりもかなり豪快な火で、確かにその熱によって何かの厄が確実に焼き払われていくようなイメージがあった。

 その間、参拝者たちは個々のお願いをする。ちなみにそのときだけは「きちんとした姿勢で手を合わせなければ」ならないのだが、そんなことだろうとここまでずっと脚を崩していたオレはここぞとばかりにちゃんと正座して、願い事をした。なお、この願い事はなるべく詳細で、具体的であるほどいいとされる。もちろん自分の氏名はもちろんのこと、住所や生年月日も正確に念じて伝える必要があるようだ。

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 そもそも正座して手を合わせ長い間願い事をする、ということをこれまでにしたことがないと気付く。典礼時でもここまで長く手を合わせたことはなかった。そうすると、正座して手を合わせたとき、微妙にその姿勢が難しいことにも気付いた。うまくバランスが取れないような、どうにもポジションが安定しないような感じがする。

 そこで目前のお坊さんを見やり、ライポジ(正確には何にも跨っていないが)を盗むことにした。手首の角度は135度〜140度程度、それよりも肘が上がるとなんとか拳法の構えのようになって落ち着かず、また肘重心が横にずれることで疲労も増す。さらに合わせた掌はその面すべてを密着させるのではなく、五指の先をそっと合わせて、後は掌の下側から側面を優しくくっつけるとバランスが取りやすかった。

 大量の護摩がこれでもかと焚かれ、神妙な声色がお経を唱える中でそういうことを考えながら願い事をするのは、すごく気持ちがよかった。お坊さんが住所指名をしっかりと読み上げてお祓い祈願をしてくれると、ビックリするくらいスッキリした自分がいた。

「うお、これで3000円なら、確かに安いわ」

 お世辞抜きに関心することしきり。何か厄介ごとが背から剥がれ落ちたような、とにかく心持が軽くなって気持ちよかった。

 心身ともに軽くなったなら、やることはひとつだ。

 つづく
  
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March 02, 2011

2011ZX10R速報

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そりゃはえ〜だろとは思っていたけど  続きを読む
Posted by tokyospeed at 20:18Comments(0)TrackBack(0)