中国知的財産支援ブログ

中国でのビジネスを進める方に、知的財産の観点からとっておきの情報を提供します。

2009年07月

不正競争防止法・その12

 中国の知的財産権(特許権など)について、日本や米国の法律などと比較しながら説明します。

 

 中国の反不正当競争法では、知的財産権と関係のなさそうな禁止項目も結構あるのに、なぜ、不正競争防止法のことをここでお話するかというと。。。

 

 2009720日のエントリーで説明した中国反不正当競争法第5条の他人の営業標識等の無断使用行為の禁止規定において、日本の不正競争防止法第2条第1項第3号の形態模倣(デッドコピー)を禁止する規定が含まれていないことを注意喚起したかったからです。

 

 中国反不正当競争法では、第2条で、不正競争を構成する抽象的な要件を規定しています(一般的規定、2009719日のエントリー参照、一般的規定に相当するものは日本の不正競争防止法にはない)。

 このため、デッドコピーで被害を被った場合に、この中国反不正当競争法第2条を根拠に、訴えを提起することが出来るかもしれません。

 しかしながら、一般的規定に該当するか否かの争いに勝つのも並大抵のことではなさそうです。

 

 デッドコピーの被害を被った場合、日本では、その商品に特許権、商標権などの知的財産権が無かったとしても、不正競争防止法第2条第1項第3号の規定に基づいて、損害賠償請求などで保護を求めることが出来ますが、中国では、その商品に特許権、商標権などの知的財産権が無ければ、保護を求める術が殆ど無いと言えると思います。

 

 このため、万が一のことを考えると、外見がマネされそうな場合には、最低限、意匠特許で、特許権を取得しておくことが重要かと思います。

 

 デッドコピー品を作る方が悪いのでしょうが、デッドコピー品を作られてしまう状況下で、国ごと(ここでは中国で)どのような対策が取れるのかを事前に知っておくことは重要であると思い、ここまで長々と不正競争防止法(反不正当競争法)のことについて説明してきました。

 

不正競争防止法・その11

 中国の知的財産権(特許権など)について、日本や米国の法律などと比較しながら説明します。

 

 中国反不正当競争法第15条では、入札者などの禁止事項を規定しています。

 

 中国反不正当競争法第15条 入札者は、通謀談合して入札し、入札価格を不当に高く又は低くしてはならない。

 入札者及び入札募集者は、共謀して、競争相手の公平な競争を排除してはならない。

反不正当競争法15条




 
※ なお、中国特許法等の日本語訳は、個人的な見解に基づくものであり、大凡の意味を理解するのに使ってください(厳密な解釈には十分注意してください)

不正競争防止法・その10

 中国の知的財産権(特許権など)について、日本や米国の法律などと比較しながら説明します。

 

 中国反不正当競争法第14条では、虚偽事実の流布などを禁止しています。

 

 中国反不正当競争法第14条 事業者は、虚偽の事実を捏造し流布して、競争相手の営業上の信用、商品の名声に損害を与えてはならない。

反不正当競争法14条




 
※ なお、中国特許法等の日本語訳は、個人的な見解に基づくものであり、大凡の意味を理解するのに使ってください(厳密な解釈には十分注意してください)

不正競争防止法・その9

 中国の知的財産権(特許権など)について、日本や米国の法律などと比較しながら説明します。

 

 中国反不正当競争法第13条では、景品付き販売における禁止事項を規定しています。

 

 中国反不正当競争法第13条 事業者は、次の各号に掲げる景品付販売に従事してはならない。

 (1) 景品付きと偽り又は意図的に内定者に景品を当選させる欺瞞的方式を用いて景品付販売をすること。

 (2) 景品付き販売の手段を利用して、品質が悪く価格が高い商品を売り捌くこと。

 (3) 抽選式景品付販売において、景品の最高金額が5000元を超えること。 

反不正当競争法13条





 
※ なお、中国特許法等の日本語訳は、個人的な見解に基づくものであり、大凡の意味を理解するのに使ってください(厳密な解釈には十分注意してください)

不正競争防止法・その8

 中国の知的財産権(特許権など)について、日本や米国の法律などと比較しながら説明します。

 

 中国反不正当競争法第12条では、抱き合わせ販売などの不合理な条件附加を禁止しています。

 

 中国反不正当競争法第12条 事業者は、商品を販売する際、購入者の意思に反して商品の抱き合わせ販売又はその他の不合理な条件を附加してはならない。

反不正当競争法12条





 
※ なお、中国特許法等の日本語訳は、個人的な見解に基づくものであり、大凡の意味を理解するのに使ってください(厳密な解釈には十分注意してください)

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