2007年10月12日

住人になる。

だいぶ更新していなかった。
更新しようと思ったのは大分新しい生活が落ち着いて来たって事だろうか。

なんとかホストクラブに潜り込んで2ヶ月たった。
指名してくれるお客さんも1人出来た。

こうして客を見ているとなんでキャバクラなんかに行っていたのかわからない。
客はホストに吸い寄せられて行く。
まるでマジックのように。
おれにはまだマジックは使えない。

なぜだろう。
最近はそんなことを考えながら日々過ごしている。

上にのしあがらなければ、この生活では体を壊すのがオチだ。
何かきっかけを探しているが見つからない。
先が見えない。


tokyoyama at 01:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0)17 住人になる 

2007年08月14日

面接に落ちる日々

ソープの面接にことごとく落ちる。
そしてヘルスの面接にも落ちる。
エッ?
風俗の面接に落ちるなんて事があるのか?
大学を出ている俺が?
強いショックを受ける。

ありえない。
なぜ落ちるんだ?
あんな馬鹿そうなオヤジ達に落とされるなんて、
風俗で働いている奴なんてただの馬鹿じゃないのか?

歌舞伎町はオレを拒否しているのか?
風俗で雇ってもらえないのにホストになんてなれるのか?
貯金ももう無い。
どうするんだ?
ホームレスにでもなるのか?
生きていけるのか?

不安の中に埋もれて行く。
思考が停止して深い闇の中に埋もれていく感覚。
落ちるとこまで落ちてみたいという欲求と落ちたら戻れないのではないかという不安が交錯する。
どこまで落ちれるのだろうか、
今は流れのままに落ちていく感覚を味わっている。
どうなるだろうか。



tokyoyama at 02:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0)16 面接に落ちる日々 

2007年08月06日

ダラダラとした日々

毎日が惰性だ。
ただなんとなく生きてしまう。
貯金を食い潰す日々。
貯金と言ってもいくらも無い。

明日は面接に行こうと思いスポーツ新聞を買ってきた。
歌舞伎町の仕事もいろいろある。
ホストから風俗の呼び込み、または飲食店の店員、キャバクラのボーイ。
ホストに行こうかと少し思ったが、なんかきつそうなので風俗の店員にしよう。
やっぱりやるならソープランドかな。
ソープ嬢ならホストによくいくだろうし、話も聞けるだろう。
それからホストになったっていいのだ。
もしかしたらオレの最初の客になってくれるかも、なんて淡い期待もある。
面接は大丈夫だろう。

面接になんて落ちるわけが無い。
こんな仕事はダメ人間のする仕事でオレはまともな人間だ。
この業界を見下している。
出来て当たり前だろう。
おれはこの世界でのし上がる人間だ。




tokyoyama at 07:24|PermalinkComments(4)TrackBack(0)15 ダラダラとした日々 

2007年08月03日

新宿歌舞伎街

今日も暑い歌舞伎町の日差しは特に強い。
それと歌舞伎町独特の臭い。
汗がしたたり落ちる。

仕事もせずに平日の昼間から歌舞伎町をウロウロしている。
意外と昼間でも遊んでいる人間はいるものだ。
客引きも相変わらず声をかけてくる。
キャバクラは7時からだからそれまで腹ごしらえでもしようと、コマ劇前のマクドナルドに入った。
のんびりハンバーガーを口に運ぶ。
こんなにゆっくり飯を食ったのは、どれくらぶりだろうか。
いつもガツガツとエサを口の中に放り込んでいるだけだった。
仕事を辞めてやっと人間に戻れた気がする。

携帯を取り出てキャバクラのサイトを眺める。
キャバクラ登竜門、クラブアフター、ナイトスタイル、この3つ以外を見た事がないが、意外にいっぱいあるものだ。
これだけの歌舞伎町にキャバクラがあるのかと圧倒される。
はっきり言ってどこに行っていいのかわからない。
もえのいる店のサイトをみると笑顔でもえが笑っていた。

携帯が鳴る。
会社からだ。
もい朝から何度も鳴っている。
どうせギラギラ頭に決まっている。

明日からどうやって生活していこうか?
ふと頭をよぎり現実に戻る。
歌舞伎町で生きてみようか。
ふと思った。

tokyoyama at 03:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0)14 歌舞伎町の住人 

2007年08月02日

逃亡

初めて無断欠勤をした。
特にすがすがしい気持ちもない。
何か無理をしているような気がする。
これからどうしようか?

気づくと羽田空港で離発着する飛行機を見ていた。
なぜか頭の中にはサンボマスターが流れている。

もえの事が好きなのかもしれない。

ぼんやり考えた。

会いに行こうと思った。
いや会いたいという強い気持ちが湧き上がって来た。
会ってハッキリさせよう。
気持ちをハッキリさせよう。
そうでないと自分がおかしくなってしまいそうだった。
何もやる気が起きない。
この脱力感。

携帯が光っている。
たぶん会社からだろう。
もう行く事はない。

自分が何か不良になったような気分だ。
社会は体制に反抗するアウトローになったような。
何もやる気が起きないのに、何でも出来るような感覚。
やれば何でも出来るんだ、やらないだけだと負け犬のような気持ちだけは人一倍強く沸き起こっている。
どうせ何も出来ない事もなんとなくわかってはいるのだが。

東京で何が出来るのだろうか?
自分の人生で何が成し遂げる事が出来るのか?
何のために産まれてきたのか?
何のための人生か?
疑問で頭がいっぱいになる。

今日から、きっと新しい人生だ。
後戻りの出来ない一歩を踏み出した事は確かだ。



tokyoyama at 14:20|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2007年08月01日

嫉妬

この気持ちはなんだろう。
もえに恋愛感情などなかったはずなのに・・・
ただ騙してやろうと思っていただけなのに・・・

あの横にいたホストが憎たらしい。
明らかにオレより年下だった。
たぶんもえよりも。

何か自分のなかの固定化された考えが壊れた。
男は若い女が好きで女は年上が好きだという根拠のないおれの考えが。

今まで使った金を返して欲しい。
自分のなかで貧しくせこくて最低な気持ちが湧き上がってくる。
今まで使った金なんてせいぜい数万円だが、おれの生活のなかで数万円といえば大金だ。
毎日1,000円と決めていたランチをコンビニのおにぎりにしたり、バス代をけっちって歩いたり、雑誌を買わずに立ち読みにかえてつくる金だ。
きっともえは、一瞬であのホストに使う金額だろう。
おれの稼いだ金が、あの男の給料になっているかと思うと怒りがこみあげる。

でもおれはあの場所を通り過ぎた。

おれの出る幕ではない事に自分で気づいていたのだ。
おれは蚊帳の外。
ただの客。
かも。

おれをバカにしてるのか?
いやバカにもされていない。
相手にもされていない。
全部一緒だ。
おれと真剣に向き合うものなど無い。
向き合ってくれるものなど無い。

向き合われてをウザイだけだ。
いやウザイと言って自分から逃げているだけだろう。

思考の渦に飲み込まれて行く。

気づくと大久保まで歩いていた。
会社に行く気がしない。

おれはそのまま山手線に乗った。
どこに行くわけでもなく。



tokyoyama at 05:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)12 嫉妬 

2007年07月27日

再会

歌舞伎町を抜けて会社へ行くのは相変わらず苦痛だ。
このなんとも言えない臭い。
歌舞伎町臭とでも言おうか。
生ゴミの臭いやら、嘔吐物の臭いやら、酒の臭い、香水の臭い、タバコの臭いと全ての嫌いな臭いが混ざり合っている。
息を止めて通り抜けたい。
自分でいくら願っても貧乏人から苦痛は取り除かれない。
いやでも貧乏人は無理をしなければいけない。
歌舞伎町はこの理不尽な社会の縮図のようだ。

思わぬところで、もえと再会する。

うずくまって泣いている女がいる。
その隣でホストらしき金髪の男が介抱している。
通り過ぎるときにチラッと女と目があった。
もえだ。

何か見てはいけないものを見てしまったような罪悪感。
言葉をかけてはいけないオーラというかプレッシャーを感じた。
なぜか気付いていないフリをして立ち去る。
頭の中がグルグル回る。
あの男に貢いでいるのか?
あいつが男なのか?

別に好きでもないのに、この嫉妬した気持ちはなんなんだろう。
自分の大切なオモチャを取られた?
いやペットが逃げた?
そんな気持ちだ。


tokyoyama at 13:35|PermalinkComments(5)TrackBack(0)11 再会 

2007年07月26日

誤算

もえと食事をしている。
メールの内容とは打って変わって明るく元気だ。

そしてこの後、店に一緒に行って欲しいと言った。
あれ?
おれの事をどう思っているんだ?
まさかただの客だと思っているんじゃないか?
バカだ、おれはバカだ。

もえは同伴出勤のつもりだったんだ。
依存どころか何とも思っていない。

一時間だけと約束し店に行った。
なんだったんだ。

いや、ここで諦めてはいけない。
まだまだチャンスはある。
キャバクラ嬢にうまくやられたなんて認めたくない。
かならず落として見せる。
ただのバカ女だと思っていたのがいけなかったかな。
全然好きではないぶん、大胆に責められるのは間違いない。
キャバクラ嬢になんか馬鹿にされてたまるか。




tokyoyama at 07:32|PermalinkComments(1)TrackBack(0)10 誤算 

2007年07月24日

待ち合わせ

珍しく今日は5時で仕事が終わる。
時計を見ると5時を15分回ったところだった。
もえと風鈴会館の前に7時に待ち合わせだ。
まだ大分時間がある。

ヘルスでも行こうかな。
実はたまに行くヘルスがる12ちゃんねるというヘルスだ。
ここの子はサービスがいいのでたまに行っている。
昔は風俗店に入るときは後ろめたい気持ちでいたが、今は堂々と入れるようになった。
別に威張るようなことではない。
でも、最近は家でシコシコやってるよりはいいだろうと開き直っている。

入るとポラロイドの写真が並んでいる。
店員の薦めるまま、マナちゃん18才を選んだ。
偽名の名前を告げる。
ここではいるも佐々木だ。

少したつとボーイがよぶ
「佐々木様、ご案内です。どうぞごゆっくりお入り下さいませ。」
写真より少し不細工なずんぐりむっくりの女の子がたっている。
写真と違うのはいつもの事だ。
なかなか愛嬌のある子だ。
今日は比較的当たりの部類だろう。

「私普段はキャバクラで働いてるの」
ずんぐりが言う。
風俗嬢は自分の事ばかり話す傾向がある。
マナもしゃべり続けている。
相槌に少し疲れてきた。
おまえみたいな自分の事ばかりしゃべる女は水商売には向かない。
いるべくして風俗にいることを自覚したほうがいい。
キャバクラにいたとしても、こーゆー女はヘルプもろくに出来ないと相場は決まっている。

店を出ると6時40分。
そろそろ風鈴会館に向かおうか・・・
向かう途中、客引きがうざい。
負け組みだ。
負け組みどうしで泥試合をやっているようだ。
金のないものどうしで、さらに金を奪いあっている。
おれは違う。
ホストのように華麗に金を引っ張って、その金で違う世界に行くんだ。
今日はその第一歩だ。




tokyoyama at 07:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0)9 待ち合わせ 

2007年07月23日

覚醒

今まで感じた事のなかった邪悪な気持ちが心を支配する。
でもなぜかそれが心地いい。

人間は生まれたときは天使だとか悪魔とかで性善説の性悪説がある。
おれはどっちだったのだろうか。
でも明らかに今自分は悪魔に心を奪われている。
女から金を引っ張ってホストのような優雅な暮らしが出来るんじゃないかと・・・
自分には女を手なずける才能があったのだと確信している。
根拠は無い。
でももえがオレに依存しているのは間違いない。
なんとか利用してやろう。

今日の7時に風鈴会館の前で会う約束をしている。
キャバクラに出勤する前に会いたいのだそうだ。
どんな言葉を帰ればうまくやれるのか。
仕事が手につかない。
ワクワクする。
獲物を狩るライオンはこんな気持ちなのだろうか。




tokyoyama at 05:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)8 覚醒