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2006年06月09日

結婚記念日ライブ

6月9日は13回目の結婚記念日である。大切な日を忘れないようにと、皇太子ご成婚と同じ年の同じ日に、ボクらは籍を入れた。この日、オクさんには企みがあるらしく、数週間も前から「9日の夜は空けとくように」と厳命されていた。誘われるがままに夕方、出かける。
「今夜はぜったい、涙流して、私と一緒になってよかったって、感謝すると思うよ」とオクさん。感謝はいつもしているつもりだけど…、ま、いっか。
まず、宇田川町の「龍の髭」で、腸詰めと大根餅で生ビールをプハ〜ッ!と飲り、台湾チャーメンでサクッと腹ごしらえ。相変わらず美味いぞ。
そして向かったのはクラブクアトロだった。クアトロなんて20数年前にUKレゲエのマキシ・プリーストを見て以来だ。で、今夜のサプライズは木村充揮のライブってか。おいおい、渋いぜ! 泣けるぜ! 嬉しいぜ!!  
木村木村はんは相も変わらずステージに酒とタバコを持ち込んで「好きにやるから、好きにやってなぁ」とデビュー30年の余裕を見せる。こっちは開演1時間も前からビールやらウイスキーやらを飲んですっかり出来上がっていて、気持ちよく結婚記念日を迎える準備は万端だ。
思い起こせば17年前、ボクはある雑誌の取材で憂歌団のツアーを追っかけていて、松江のスナックで木村はんとベースの花岡さんとで朝まで飲み明かしたことがある。カラオケで「君といつまでも」や「上を向いて歩こう」を大合唱し、最後はスナックのオネエさん全員とブチューっとキスをして、ピースなココロも、スケベェな気分も、ともに大満足な夜を過ごした。若かった。エロかった。
木村はんの“天使のダミ声”は心に染みる。ワンフレーズで自分の音楽世界に客を根こそぎ引っ張り込む力がある。しゃべりも突っ込み、突っ込まれぇので、ライブという名の演芸って感じだ。ソロになってから7年、ブルースシンガーという枠には収まりきらない大きさがでてきている。好きなことやってるぞっていう喜びがステージに溢れている。
叫び、唄い、踊り、飲んだ。「キスに願いを」でちょっとウルッときたけど、泣きはしなかった。いい夜だった。幸せな夜だった。月に叫びたいほどシアワセな夜だった。
もう感謝してまっせ! ありがとね!(nobu)

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2006年02月25日

キャロル・キングと焼きそば

キャロル天気が良かったので午後からオクさんと散歩。途中、ボンジュールレコードによりキャロル・キングの『リビング・ルーム・ツアー』を買い、槍が先のピカソルで紅茶のチーズケーキと苺のロールケーキを買う。いつもはゆっくりと2時間くらい散歩するのだけれど、ちょっと寒かったのと、キャロル・キングを早く聞きたかったこともあって、今日はとっとと家に戻ることに。キャロル・キングの『リビング・ルーム・ツアー』は去年発売された2枚組のベスト・アルバム。
「イッツ・トゥー・レイト」や「君の友だち」、「チェインズ」といった70年代の彼女の名曲がぎっしりと詰まったライブアルバムである。素晴らしいのはキャロル・キングと客席とのハートウォーミングなやり取り。「リビング・ルーム・ツアー」のタイトル通り、観客は彼女の家に招かれたようにリラックスしていて、手拍子したり、合唱したり、コーラスに加わったりする。最後の曲「ロコモーション」ではラストのフレーズ「Do the locomotion wiht me」を「Do the locomotion in my livingroom」とやり、大喝采を浴びていた。土曜日のホッとした午後に聞くには、とっても懐かしくて心温まるいいアルバムでありました。横でロールケーキを食べながら聞いていたオクさんは「チェインズ」がかかると、「この曲ってビートルズの曲だと思ってた」(確かにカヴァーはしている)とか、「君の友だち」では「これってロバータ・フラッグの曲よね」(確かにカヴァーはしている)と、とんちんかんなことをいっている。ま、この曲が流行ったころ、キミはまだ3〜4歳だったからしかたがないか。目をつぶって「君の友だち」を聞いていると、「青春のすっぱい思い出にひたっているんだぁ。ヒヒヒィ」とチャチャを入れてくる。ん、もう、早いとこiPodにダウンロードしてひとりで聞こっと!

夜、オクさんは仕事の打ち上げとやらで着物を着て、いそいそと外出。腹を空かし、ひとり残されたボクは冷蔵庫を漁り、焼きそばを作ることに。料理をするのは何年ぶりだろう。学生のころはなかなかの料理自慢で、ボクの作った炒飯やカレーライスは学食の100倍ウマイ! と友だちにいわれたほどである。しかし、オクさんにはすでに17年も餌付けされているわけだし、ひとりの時はカロリーメイトゼリーとカップヌードルの世話になっているので、料理は食べることと批評すること専門。いまや焼きそばを作ることすらおぼつかない。だいたい冷凍してある肉やそばを解凍しようにも、レンジの使い方が判らない。油のありかが判らない。青のりや紅ショウガが見つからない。悪戦苦闘すること30分。でき上がった焼きそばは学食以下(25年以上食べてないけど)の味であった。明日の朝めしを食べる時は、オクさんに「ああ、うまい!」とか「うう〜ん、たまらん」とか、うんとゴマをすっておかなくてはならんな。(nobu)

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2006年02月04日

ジャージでマドンナ

朝、散歩には行ったけど、ジムには行かなかった。行こうと思ってジャージを着たら、なんか違う。ダブダブだし、生地は厚いし、どうみてもオッサンのパジャマにしか見えない。聞くところによると、最近、ジムではヨーガが流行っているらしく、若くて美しい女性が数多く通っているらしい。そんなレッスンにオッサンがパジャマ姿で参加する訳にはいかんだろう。ちょいワル オヤジとしては、やはり外見にこだわりたい。ジャージそこで、去年の秋、旧山手stにできたamerican apparelにジャージを買いに行くことにする。この店がオープンした頃は「こんなハデなの誰が着るんだよなぁ」とオクさんと話していたものだが、今は気持ちがポジティブになっているせいか、ジャージといえどもハデでエロいほうが気分、なのである。オクさんも水色のピッタリしたパンツとタンクトップを買い、やる気満々である。ボクも負けじとサイドライン入りで、パンツの裾にフレアが入ったジャージの上下を買う。そのまま今度は代官山に流れ、シューズも買い、Tシャツも買う。ジムごときにエラい出費である。家に帰ってから二人でジャージを着てみる。あれ、やっぱり、なんか違う。ジッパーを開けたり閉めたりしてみるが、エロくもセクシーでもない。あれっ? 20本くらいある胸毛には白髪も2〜3本混じっている。ケツは垂れてきているし、腹も出てきた。いかん! これはいかんぞ!! ジムデビューはもう少し先だ。とりあえず、自宅で自主トレしてからだ! マドンナこんな時のためにiPodにダウンロードしたマドンナの「Hung up」のダンスバージョンを、スピーカーを通してガンガンにかけてみる。いい感じだ。すごくいい感じだ。気分がのってくる。やっぱりマドンナは最高だ! オクさんと二人、手を突き出し、腰を振り、ノリノリで踊る。いまはこのジャージは似合わないけど、見ておれ! 2ヶ月でちょいエロオヤジに変身する予定である。乞うご期待!(nobu)

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2006年02月01日

ベサメムーチョ

torio今日も雨。憂鬱な気分です。昨日、タクシーにメガネを忘れたみたい。これで、三個目です。しょうがないのでマークシティの「zoff」で、また同じメガネを作る。トホホな気分である。夕方のどしゃ降りのなか、青山で打ち合わせをひとつこなし、ずぶぬれで紀丿国屋インターナショナルまで歩き、オクさんの車にピックアップしてもらい、ヤケクソ気味で桜ケ丘の焼き肉屋「ぱっぷハウス」へ。こんな日はせめてウマいものでも食べて、気分を変えなきゃね。というわけで二人で口もきかずに焼き肉に集中し、45分でサクッと食べ終える。カルビ2、ハラミ2、ホルモン1,九州ホルモン1、カクテキ1、スジ煮込み1、サンチュ1,ユッケジャンクッパ1,ごはん1…。う〜む、満足じゃ! 今日もベラボーにうまかったぞ!! 
家に帰って速攻で濡れたGパンを脱ぎ、パジャマに着替えてリラックス。ソウルで買ってきた高麗人参茶を飲んでいると暖まったせいか、急にラテンが聴きたくなる。iTuneMSからベサメムーチョやカチート、キエンセラなどをダウンロード。ベサメムーチョを作曲したコンスエロ・ベラスケスが亡くなってちょうど1年。多くのアーティストがカバーするだけあってやっぱ名曲である。ちょっとエロくて陽気な気分じゃ! オクさんと少しだけ踊ってみる。あ、カーテンは閉めておこうぜ!(nobu)


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