2004年11月
2004年11月30日
寒ぶりだけがこの季節のぶりではありません <食工房 とび田>江東区・千田
先週末は久しぶりに家族で「食工房 とび田」に行った。
---過去記事-----------
昔ながらに汐っ子の刺身で秋を楽しむ
そろそろ肝が旨いカワハギ
鯵とボラで夏の名残を
一番の食い意地張り処
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いつもながらに、先ずは刺身のメニューに目を通す。「紀州産 ぶり」迷わず決める。東京でもやっとのことで寒さというものを感じられるようになってきた。いよいよ寒ぶりか!というところだ。寒ぶりというのは、わかし、いなだ、わらさと成長しながら北上したぶりが、冬場になって、越冬のために日本海側を南下してきたものを言う。こってりと脂がのった寒ぶりはもう、口の中がヌルヌルするくらいのまったり感が旨い。ところが高い。続きを読む
---過去記事-----------
昔ながらに汐っ子の刺身で秋を楽しむ
そろそろ肝が旨いカワハギ
鯵とボラで夏の名残を
一番の食い意地張り処
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いつもながらに、先ずは刺身のメニューに目を通す。「紀州産 ぶり」迷わず決める。東京でもやっとのことで寒さというものを感じられるようになってきた。いよいよ寒ぶりか!というところだ。寒ぶりというのは、わかし、いなだ、わらさと成長しながら北上したぶりが、冬場になって、越冬のために日本海側を南下してきたものを言う。こってりと脂がのった寒ぶりはもう、口の中がヌルヌルするくらいのまったり感が旨い。ところが高い。続きを読む
2004年11月25日
ハードワークに効くジューシーなかきフライ <レストラン サカキ>京橋
ここ2週間ほど、徹夜も余儀なくされるハードワークが続いて、食事も惨憺たるもの。前日深夜までの作業の影響で朝食抜き。昼は立ち食いのカレーそば、夜は食べずに仕事を続け、深夜デリバリーのピザなどという食生活を続けていると、逆に妙にハイになってきてしまったりして、化学調味料の威力を知ることとなる。なんてちょっと言いすぎだろうか。
そんな中にあって、先週、宝町の事務所に出入りするライターさんとランチ・ミーティング。リニューアル以来、雑誌社の覚えもめでたい「レストラン サカキ」に行く。ここ、リニューアル前は本当になんてことはない洋食屋、というか食堂だった。フランスで修行を積んだ二代目が帰国後リニューアル・オープン。昼はちょっとフレンチーな洋食、夜はちょっと洋食もあるフレンチとして、結構グルメ系雑誌に取り上げられた。以前を知る身としてはちょっと戸惑う。リニューアル後も先代はフロアで活躍。その食堂然としたサービスで、暖かい微笑を、または苦笑をお客から引き出している。これこそは、西東京にはない、京橋・宝町ならではの風景か。続きを読む
そんな中にあって、先週、宝町の事務所に出入りするライターさんとランチ・ミーティング。リニューアル以来、雑誌社の覚えもめでたい「レストラン サカキ」に行く。ここ、リニューアル前は本当になんてことはない洋食屋、というか食堂だった。フランスで修行を積んだ二代目が帰国後リニューアル・オープン。昼はちょっとフレンチーな洋食、夜はちょっと洋食もあるフレンチとして、結構グルメ系雑誌に取り上げられた。以前を知る身としてはちょっと戸惑う。リニューアル後も先代はフロアで活躍。その食堂然としたサービスで、暖かい微笑を、または苦笑をお客から引き出している。これこそは、西東京にはない、京橋・宝町ならではの風景か。続きを読む
2004年11月16日
成瀬巳喜男と蕎麦屋酒(その2) <大江戸>住吉
捨てる神あれば拾う神あり、と申します。
(つづく)と書きながら日があいてしまい、恐縮です。
久しぶりに雑誌の仕事を請けてしまい、てんてこ舞いしております。完全に脳みそはWEBデジタル化していたところへもってきて、レイアウト入稿だ! 文字原稿入れは金曜だ! と忘れていた制作手順&強行スケジュールで、パニくっている次第。いつ発売になるのかわかりませんが、東京カレンダーのムック「The BAR」。出たらよろしくお願いします。
宣伝はそれくらいにして、失意のTOMは我がホームタウン、江東区住吉にさっさと帰ってきたのでした。ヤケのやんぱち酒を蕎麦屋でするために。。
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至福のセット
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(つづく)と書きながら日があいてしまい、恐縮です。
久しぶりに雑誌の仕事を請けてしまい、てんてこ舞いしております。完全に脳みそはWEBデジタル化していたところへもってきて、レイアウト入稿だ! 文字原稿入れは金曜だ! と忘れていた制作手順&強行スケジュールで、パニくっている次第。いつ発売になるのかわかりませんが、東京カレンダーのムック「The BAR」。出たらよろしくお願いします。
宣伝はそれくらいにして、失意のTOMは我がホームタウン、江東区住吉にさっさと帰ってきたのでした。ヤケのやんぱち酒を蕎麦屋でするために。。
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至福のセット
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2004年11月13日
成瀬巳喜男と蕎麦屋酒(その1) <大江戸>住吉
本日、東京フィルムセンターに成瀬巳喜男の『流れる』を観に行く。前回『浮雲』の時は、開映30分前に入れば十分だろうと高かをくくって、フィルムセンター裏の「美々卯」でにしんの旨煮をつつきながら蕎麦屋酒をしてしまったために、みごと満席で入れなかったので、今回は1時間前にはフィルムセンターに入る予定だ。
1時間も待つので、その間に少し仕事もしようと、家を出る間際に資料を探すが見つからない。受信メールなども探して、結局10分かかってやっと見つけた。定刻10分遅れ。
家を出ると、エレベーターが中々来ない。そして少し歩き始めた頃にふと気づいた。財布を持って出るのを忘れた! 急いで引き返すが、またもマンションのエレベーターは昇り始めたばかり。土足のまま家に入り財布を取って、気持ちばかりあせってエレベーターホールへ戻るとお隣の奥さんがいる。気もそぞろに挨拶して表示を見れば、またもエレベーターは下っている最中だ。「お先に」の一言も言わずにエレベーターを飛び出すも、これにて計20分遅れ。
住吉駅に着くと、なんと電車は行ったばかり! しかも10時台なのに次の電車まで10分もある。「それでも半蔵門線か!」とつぶやくもむなしく合計30分の遅れ。続きを読む
1時間も待つので、その間に少し仕事もしようと、家を出る間際に資料を探すが見つからない。受信メールなども探して、結局10分かかってやっと見つけた。定刻10分遅れ。
家を出ると、エレベーターが中々来ない。そして少し歩き始めた頃にふと気づいた。財布を持って出るのを忘れた! 急いで引き返すが、またもマンションのエレベーターは昇り始めたばかり。土足のまま家に入り財布を取って、気持ちばかりあせってエレベーターホールへ戻るとお隣の奥さんがいる。気もそぞろに挨拶して表示を見れば、またもエレベーターは下っている最中だ。「お先に」の一言も言わずにエレベーターを飛び出すも、これにて計20分遅れ。
住吉駅に着くと、なんと電車は行ったばかり! しかも10時台なのに次の電車まで10分もある。「それでも半蔵門線か!」とつぶやくもむなしく合計30分の遅れ。続きを読む
2004年11月12日
かきフライ三種三様。洋食屋では口中調味がキモ <キッチン 柳>茅場町
さあ、いよいよ「かきフライ三種三様」も洋食屋のかきフライだ。
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「かきふらい三種三様」については下記の過去エントリーをご覧ください。
<かきフライ三種三様。和で上品に <かなわ>銀座>
<かきフライ三種三様。ねっとりまったりの欧風 <レバンテ>有楽町>
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それにしても洋食屋の揚物って、なんで旨いんだろうねぇ。さくっと揚がっているのは当然としても、いわく言いがたい、独特の風味があるじゃない。ちょっとハイカラな、なんというかパンそのものを揚げましたというような風味が。
洋食屋のかきフライの場合もキモは衣です。この洋食屋ならではの衣と牡蠣のジュースを口中調味して、なんともハイブリッドな風味を楽しむというわけ。まさにニッポン人ならではの味覚を存分に生かした食べ物といえるのではないかと、勝手に思っているわけです。続きを読む
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「かきふらい三種三様」については下記の過去エントリーをご覧ください。
<かきフライ三種三様。和で上品に <かなわ>銀座>
<かきフライ三種三様。ねっとりまったりの欧風 <レバンテ>有楽町>
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それにしても洋食屋の揚物って、なんで旨いんだろうねぇ。さくっと揚がっているのは当然としても、いわく言いがたい、独特の風味があるじゃない。ちょっとハイカラな、なんというかパンそのものを揚げましたというような風味が。
洋食屋のかきフライの場合もキモは衣です。この洋食屋ならではの衣と牡蠣のジュースを口中調味して、なんともハイブリッドな風味を楽しむというわけ。まさにニッポン人ならではの味覚を存分に生かした食べ物といえるのではないかと、勝手に思っているわけです。続きを読む
2004年11月11日
「サントリー ザ・カクテルアワード」の入選賞品が届いた。
「サントリー ザ・カクテルアワード」の入選賞品が届いた。
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過去エントリー<なんと「サントリー ザ・カクテルアワード」に入選しちゃいました!>
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「カクテル アワード オリジナルホームバーキット」。いきなり送られてくるということは、つまりそれより上の賞はいただけなかったということだけど、期待なんかしてないけど「もしかしたら。。」なんて思っちゃったり、「間違ってもらえちゃうこともあるよなぁ」などとふと思って「何バカなこと考えてんだ」と苦笑したり、いい夢見させてもらいました。
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これが「カクテル アワード オリジナルホームバーキット」。オリジナルなのは箱だけ(笑)
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過去エントリー<なんと「サントリー ザ・カクテルアワード」に入選しちゃいました!>
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「カクテル アワード オリジナルホームバーキット」。いきなり送られてくるということは、つまりそれより上の賞はいただけなかったということだけど、期待なんかしてないけど「もしかしたら。。」なんて思っちゃったり、「間違ってもらえちゃうこともあるよなぁ」などとふと思って「何バカなこと考えてんだ」と苦笑したり、いい夢見させてもらいました。
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これが「カクテル アワード オリジナルホームバーキット」。オリジナルなのは箱だけ(笑)
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2004年11月09日
2004年11月06日
かきフライ三種三様。ねっとりまったりの欧風 <レバンテ>有楽町
「かきフライ三種三様」である。前回は和食としてのかきフライというわけで、銀座「かなわ」を取り上げた。繊細な衣に、これまた繊細な歯ざわりの広島産牡蠣、一口噛めばエキスが口中に広がる。まさにニッポンのかきフライ!
さて、本日は欧風料理としてのかきフライだ。もちろんかきフライは日本の料理だけれど、どうしても欧風と言いたくなるかきフライがある。こいつを食すために、東京フォーラムへと向かった。目指すは「ビア&レストラン レバンテ」である。この店、かつては有楽町中央口東側の目の前にあった。大正時代の建物の一階、そのビアホールのようなインテリアと、昭和30年代的ウェイターがとてもよかった。しかし有楽町駅再開発のあおりでビルは立て替え、「レバンテ」も東京フォーラムへの移転を余儀なくされた。明るいカフェのような店舗になってしまい、不安がよぎるところだが、かきフライは健在だ。
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かきフライランチ。1470円
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さて、本日は欧風料理としてのかきフライだ。もちろんかきフライは日本の料理だけれど、どうしても欧風と言いたくなるかきフライがある。こいつを食すために、東京フォーラムへと向かった。目指すは「ビア&レストラン レバンテ」である。この店、かつては有楽町中央口東側の目の前にあった。大正時代の建物の一階、そのビアホールのようなインテリアと、昭和30年代的ウェイターがとてもよかった。しかし有楽町駅再開発のあおりでビルは立て替え、「レバンテ」も東京フォーラムへの移転を余儀なくされた。明るいカフェのような店舗になってしまい、不安がよぎるところだが、かきフライは健在だ。
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かきフライランチ。1470円
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2004年11月05日
その名も「まぐろ三昧」。日本人でよかった <まぐろ専科 もとみや>住吉
今年の初め、我が家の近所にその名も「マグロ専科 もとみや」という店がオープンした。半蔵門線・都営新宿線の住吉駅近くである。サブタイトルは「刺身処」。店舗は、元ペット同伴可能のカフェだったところ。泣かず飛ばずで開店一年くらいで閉めたところを、居ぬきでオープンした。
上記要素を鑑みて、最初は様子見だった僕。しかし、半年も経つとそこそこ人も入っている。そこでこの夏の夜に初めて入ってみた。それから何度か利用している。今日はランチを食べにいった。
さて、なんといっても「まぐろ三昧」である。メニューの名前だ。本鮪の中トロ、インド鮪の赤身と中トロ、バチ鮪の赤身と中トロ、それぞれしっかりと厚みのある刺身が二切れづつ。これで1000円! えーっ、旨い! お値打ち! しかも鮪の種類による味わいの違いがちゃんと学べる。先日は娘と二人で訪れて、一切れづつ食べた。きっと、娘もちゃんと学んだことだろう。。。?
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左下から時計回りに:インド鮪の中トロ、同赤身、ばち鮪の赤身、同中トロ、本鮪の中トロ
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上記要素を鑑みて、最初は様子見だった僕。しかし、半年も経つとそこそこ人も入っている。そこでこの夏の夜に初めて入ってみた。それから何度か利用している。今日はランチを食べにいった。
さて、なんといっても「まぐろ三昧」である。メニューの名前だ。本鮪の中トロ、インド鮪の赤身と中トロ、バチ鮪の赤身と中トロ、それぞれしっかりと厚みのある刺身が二切れづつ。これで1000円! えーっ、旨い! お値打ち! しかも鮪の種類による味わいの違いがちゃんと学べる。先日は娘と二人で訪れて、一切れづつ食べた。きっと、娘もちゃんと学んだことだろう。。。?
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左下から時計回りに:インド鮪の中トロ、同赤身、ばち鮪の赤身、同中トロ、本鮪の中トロ
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2004年11月02日
ちょいとした調味料で料理は旨くなる <サツマイモの醤油煮>
おとといの日曜日、小学3年生の娘はYMCAの冒険クラブで、千葉県流山まで芋ほりに行ってきた。リュックサックで沢山のサツマイモを担いで帰ってきた。
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とっても不ぞろいで形が悪いところがまた良い。この倍くらいを担いで帰ってきた。
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とっても不ぞろいで形が悪いところがまた良い。この倍くらいを担いで帰ってきた。
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