結局、義母は入院した。

もう長くない…
弱る一方だ…
見れば分かる…
もうダメかもしれない

…と息子であるA氏はうるさいが、3日点滴して、半月ほど安静にしてれば退院らしい。
何故ああまで悲観的なんだか?(苦笑)
いや、親を失うかもしれないと悲嘆にくれるのも致し方ない。が、現実を見ろ!目の前の母をちゃんと見ろ!
…っつーか、そんなに嘆き悲しむなら親孝行しろ!自分の時間は削らないんだから、もぉ…(怒)
優しいんだか優しくないんだか?トンチンカンな男(-_-;)


義母が渋りに渋った入院も、蓋を開けてみりゃ、
「この病室、最高♪」とゴキゲンな義母。
ご同室の皆様が明るく良い方ばかりらしく楽しそうだ。見舞いに行ったら窓辺の応接セットで仲良く話し込んでいた。

前回の入院では、前のベッドに少し(いや大分)痴呆が進んだ泣き虫サンがいらして、イライラと腹は立つし眠れないしで義母は眉間にシワ寄せてピリピリとしていた。
眉間にシワ寄せるだけならいいけど、やたら攻撃的な憎まれ口を聞こえるようにたたくからヒヤヒヤもんだったし(^-^;A


今回は、
「ナースステーションの前の病室は嫌っ!」と注文をつけたらしい。
で、個室を薦められたがそれは断ったらしい。
義母いわく、「個室なんて入ったら寂しいよぉ〜、一人はツマラナイし〜、ねえ?」
…うーん…ま、そうかもしれないが(~_~;)
「それに閉所恐怖症なんだよ、アタシは。」
へー、初耳。ドア閉めろ、ドア閉めろと孫達よく怒られてたけど。
本人がそう言うんならそうなんだろう…そういうことにしておこう(笑)

「テレビなんて見てないよぉ。もぉ〜、体が辛くて辛くてテレビなんて見てられない!」
ありゃ、それは大変ですね。
「全然見ない!見るのはゲゲゲの女房だけ。あれは15分だけだから見れるんだよね〜♪」
あ。それは見てるんだ。
「あと、ノド自慢と。」
あ。15分以上あるけど見てるんだ(笑)
ま、叩けばまだまだホコリが出そうだが、本人がテレビなんて見てないって言ってるんだし、そういうことにしておこう(~_~;)


「もう、体が弱っちゃって日記も書けない。だから捨てたんだよ。7冊だよ。7年間ずっとつけてたのに、もう書けないんだ。寂しいよ。ぜーんぶハサミで切って捨てちゃったよ。」
へー、日記つけてたんだ。7冊切り刻むの大変だったでしょ。書くより大変そうだ。
調子良くなったら、また始めればいいのに。

「ああん、無理無理!もう書けない!書かない!だから全部捨てちゃったよ〜!一番新しいの1冊だけ残してあるけどね♪」
ああ…全部じゃないのね(笑)
ま、本人が言うんだから、もう二度と日記はつけないってことにしておこう(~_~;)


「このポットにお茶を入れてきておくれ」
はいはい了解。…で、どこで何を?
「そこ(廊下)の突き当たりにあるから!」
何があるのか分からないが何も聞くまい。了解しやした!
「熱くもなくぬるくもないやつ、ね♪」
…え?それは難しい…。突き当たりで沸かすのか?突き当たりで混ぜるのか?突き当たりには何があるのかさえ分からないが…えーっと…?

「はあ…(ヤレヤレ、とばかりに溜め息をつきながら)。熱いのを7分目くらいっ!」
スイマセンっ!了解しました!…きっと混ぜる系なんだね。行って参ります!


「微熱があってさぁ〜。昨日の夜も汗もいっぱい掻いちゃって…。ふう…」
おおお!そりゃ大変だ!
…でも、ここ相当暑いですよね。靴下履いて、シャツ着て、ベストはおっていると暑いのでは?ご同室の皆様、薄着で布団をはいでらっしゃいますが?
…いや、何も言うまい(~_~;)(笑)
「(声をひそめ、)昨日外人が来たんだよ。お母さん、びっくりしちゃって。病室に突然。パニックだよ〜!起きたら汗ビッチャだよ!」

おかしなことを言い始めるから呆けたかと思ったら夢の話かい?!(笑)


好き嫌いは相当激しいが【人好きな義母】が満足する病室をチョイスしてくださった病院関係者に感謝。
あとはケンカせずに退院まで過ごしてくれればいいのだが。結構ケンカっぱやいんだから、義母は。血縁者は誰も認めやしないが。(笑)


とりあえず。
しゃべる元気も無く、テレビを見る元気も無く、字を書く元気も無く、熱が下がらぬ母をやたら心配するA氏は放っておこう。メンドクサイから。(笑)

あ、そう言えば食べる元気もないんだった!
「朝なんてさ…食パン1枚しか食べられないんだよ(シクシク)」
え?食パンは1枚食べれば十分か、と。(~_~;)