2009年10月06日
回顧1
元々更新頻度は高くないブログではありますが、公演後すっかり脱力しておりまして少しずつ戻ってこようと思います。
昨年くらいから、まあ休みなくなんかやり続けてたんですが、2年ぶりくらいに少し隙間が出来て、
すっかりの開放感。
ホンマなんもしない日々を送りました。
これ難しいもんで、「書く」みたいな作業は日々なんらか続けておくみたいなのもおそらくは大事で、今なんも浮かばん症候群に襲われております。
いやあ、びっくりするくらいなんも浮かばんね。
おそらく「twelve〜天国の待合室〜」に詰め込んだんだろうなあと思ったり。
少しずつですがこの作品を回顧してみたいと思います。
今作は絶賛と否定がきれいに分かれた作品になりました。昔で言うと「ギブミーテンエン〜昭和29年のクリスマス〜」という作品と似た反応でした。
あの時はある程度予測のつく悲劇だったのですが、今回も死を扱うという点で観客の反応はおそらく自分が思っていた以上に「リアル」だったんだと思います。
「リアル」っていうのは、スクリーンやブラウン管(古)の向こうでやっている、どこか遠い場所の物語ではなく、今まさにそこに人間がいる「舞台」ならではの反応なんだろうと、それは劇場で気付きました。
私は映像と舞台、という線引きで物語は作らないのですが、舞台は舞台での面白い表現方法や限界をちゃんと利用したり苦労したりしながら作ります。
この物語は映像的な台本ではあったけれど、舞台に昇華させる部分では苦労もしたけど、まあうまくいったかなとは思っていたので、その「リアル」な反応という部分はちょっとした盲点だったかも知れません。一番大事なことでもあるなと物語の原点に返った気分でした。
お茶の間で「死ね」という台詞がテレビから聞こえてきてもそこまで息は飲みませんが、舞台の客席は静まり返っていました。その差というか。
狙って多用した台詞ですが、それを良しとする反応と悪しとする反応はきれいに分かれたように思います。
そんなこともあり「コメディがいい」「コメディのほうがいい」という感想も沢山頂きました。これはこれで嬉しいです。
でもあまのじゃくなせいか、元々コメディから出発していない(デビュー作はコメディなので出発してるといえば出発してるのですが)と私は思っているので、なかなかこればっかりは「じゃあこの先ずっとコメディです」みたいにはいかないのが難しいところです。
実はコメディやると「シリアスが見たい」って意見がけっこうあったりね。
そういう時少し時代を鑑みたりします。それを考えるのは演目を決める一年前で、公演している時にその「時代感」はずれてることもしょっちゅうですが。
この作品をやろうと思った一年前にはそういう思いは膨らんでいました。時代に合ったかどうかは分かりません。
こんな感じで少しずつ小出しにして更新頻度を上げようと思います。
今日はここまでで。
昨年くらいから、まあ休みなくなんかやり続けてたんですが、2年ぶりくらいに少し隙間が出来て、
すっかりの開放感。
ホンマなんもしない日々を送りました。
これ難しいもんで、「書く」みたいな作業は日々なんらか続けておくみたいなのもおそらくは大事で、今なんも浮かばん症候群に襲われております。
いやあ、びっくりするくらいなんも浮かばんね。
おそらく「twelve〜天国の待合室〜」に詰め込んだんだろうなあと思ったり。
少しずつですがこの作品を回顧してみたいと思います。
今作は絶賛と否定がきれいに分かれた作品になりました。昔で言うと「ギブミーテンエン〜昭和29年のクリスマス〜」という作品と似た反応でした。
あの時はある程度予測のつく悲劇だったのですが、今回も死を扱うという点で観客の反応はおそらく自分が思っていた以上に「リアル」だったんだと思います。
「リアル」っていうのは、スクリーンやブラウン管(古)の向こうでやっている、どこか遠い場所の物語ではなく、今まさにそこに人間がいる「舞台」ならではの反応なんだろうと、それは劇場で気付きました。
私は映像と舞台、という線引きで物語は作らないのですが、舞台は舞台での面白い表現方法や限界をちゃんと利用したり苦労したりしながら作ります。
この物語は映像的な台本ではあったけれど、舞台に昇華させる部分では苦労もしたけど、まあうまくいったかなとは思っていたので、その「リアル」な反応という部分はちょっとした盲点だったかも知れません。一番大事なことでもあるなと物語の原点に返った気分でした。
お茶の間で「死ね」という台詞がテレビから聞こえてきてもそこまで息は飲みませんが、舞台の客席は静まり返っていました。その差というか。
狙って多用した台詞ですが、それを良しとする反応と悪しとする反応はきれいに分かれたように思います。
そんなこともあり「コメディがいい」「コメディのほうがいい」という感想も沢山頂きました。これはこれで嬉しいです。
でもあまのじゃくなせいか、元々コメディから出発していない(デビュー作はコメディなので出発してるといえば出発してるのですが)と私は思っているので、なかなかこればっかりは「じゃあこの先ずっとコメディです」みたいにはいかないのが難しいところです。
実はコメディやると「シリアスが見たい」って意見がけっこうあったりね。
そういう時少し時代を鑑みたりします。それを考えるのは演目を決める一年前で、公演している時にその「時代感」はずれてることもしょっちゅうですが。
この作品をやろうと思った一年前にはそういう思いは膨らんでいました。時代に合ったかどうかは分かりません。
こんな感じで少しずつ小出しにして更新頻度を上げようと思います。
今日はここまでで。
tomcolumn at 21:07│Comments(0)│TrackBack(0)