1−2 「王者」を苦しめるも、最後は地力の差。
得点 横浜 44分 久保

いよいよ、J1が開幕。記念すべき昇格初戦の相手は、前年のJ1王者・浦和。圧倒的なアウエーであることも含めて最強の相手であり、相手に不足はない。持てる力を存分に発揮してぶつかっていきたいところ。

注目の横浜FCのフォーメーションは、浦和の攻撃力を考慮した4−4−1−1。負傷が心配されたカズはベンチ入りを果たした。菅野以外はJ1経験者というスタメン(小野はベルマーレ平塚時代にJ入り。ちなみに中島は湘南になってから)である。
対して浦和は、発熱のため守備の要である闘莉王が欠場。とはいえ、十二分にカバーできる戦力を持っているのはさすがである。

大方の予想通り、浦和の攻撃を横浜FCが守るという展開に。前半立ち上がりから浦和の猛攻を受けるが、何とか凌ぐというシーンが続く。左サイド(横浜FCの右サイド)を圧倒されてしまったのは残念だった。
浦和に主導権を握られながらも得点を許さない横浜FCらしい試合展開になってきたが、25分、崩されたところで不運な形でのオウンゴール。与えたくなかった先制点を許す(昨シーズン、浦和は先制すると無敗だった)。

このまま0−1で前半を終了するかと思われた44分。久保が30m以上あるロングシュートを決めて同点に追いつく。まさに「ワールドクラス」のシュートであり、改めて「これが久保だ」という印象を強烈に植え付けた。攻撃に人数を掛けられず、チャンスも数少なかっただけに貴重なゴール。そして、記録にも記憶にも残る、横浜FCのJ1初ゴールであった。

後半も試合の構図は変わらない。横浜FCの粘り強い守備の前に少しずつ焦りの色を見せてきた浦和(コンディションの悪さもあるだろうが)だった。引き分けとなるかと思われた85分、味方にボールを当ててしまうというクリアミスから、永井に決められてしまい勝ち越しを許す。ここまでオウンゴールの失点はあったが、粘り強い守備を続けてきただけに惜しまれる失点だった。そして、一瞬のミスを逃さず、ゴールに結びつけるという決定力。これがJ1とJ2の差ともいえるだろう。

このまま、1−2で試合終了。点差だけを見れば、横浜FCが健闘したようにも見える。戦力差やアウエーだということを考えるとその通りだが、両者には点差以上の差があると思う。個々のプレーの質、判断、試合の流れを掴むこと、等。しかし、大きな差はあるが越えられない壁ではない。

この試合で手応えを得た部分もあるだろうが、これからのリーグ戦で厳しい戦いが続くことは間違いない。
次節、ホーム三ツ沢での「横浜ダービー」で記念すべき初勝利を勝ち取りたい。

「スーパーサッカー」 浦和対横浜FC スタッツ


[ J's GOAL ]【J1:第1節 浦和 vs 横浜FC レポート】