1−0 復活の「横浜ダービー」で歴史的な「J1初勝利」を達成。
得点 横浜FC 7分 早川

Jリーグの「元祖」ダービーマッチであった「横浜ダービー」。フリューゲルスの消滅から9年目、横浜FCのJ1昇格によって、この日”復活”の日を迎えた。

「横浜ダービー」

ダービーを待ちわびた両チームのサポーターで、三ツ沢は1万3千人を超える満員となった。開場前から両チームサポーターが一触即発の状況になるほど、お互いにこの一戦にかける熱い思いが伝わってきた。これぞ「ダービー」である。

横浜FCは、前節の浦和戦のメンバーから、インフルエンザに感染した小野が欠場し、和田が右SBに回り、中島が左SBへ入った。両アウトサイドも、右に内田、そして、左にカズをスタメンに起用した。カズの「経験」を買ってのスタメン起用であった。マリノスは予想通り、若手を中心とした選手起用。ベテラン対若手という「対決」も焦点となった。

試合は、守備的に入るであろうと思われた横浜FCが、試合開始から攻勢をかけるいう大方の予想を覆すものになった。1分もたたないうちのカズのオープンニングシュートがその現れだった。
想定外の事態にマリノスが混乱の最中、7分早川の技ありのループシュートが決まり、横浜FCが先制。あの優勝を決めた鳥栖戦でのアレモンのシュートを思わせるものだった。横浜FCにとっては、まさに、してやったりである。一方のマリノスは、若い選手が多く経験不足の面が出てしまった。

試合が落ち着き、マリノスがボール支配率を高めて攻勢をかけるが、横浜FCの経験豊富な守りの前に得点できない。危ないシーンも幾度かあったが、菅野の好守や体を張った守りで前半を無失点で折り返す。

後半に入ると、いきなりのマリノスの攻勢。防戦一方となるが、堅い守りで何とかゴールを割らせない。思えば、この後半序盤の攻勢を凌いだことが、大きかったように思う。その後もマリノスの攻撃を何とか凌ぐ展開となったが、これは、横浜FC得意の「ハマナチオ」である。

両チームサポーターの熱さと同様、ピッチの選手たちも熱くなる場面が幾度も見られた。選手にとっても負けられない戦いである(「横浜ダービー」に関わりがなかった選手も)。三ツ沢は大いに盛り上がった。今までにないほどに。

そして、試合終了の長い笛。遂に横浜FCの記念すべき「J1初勝利」の瞬間である。マリノスとのダービーを制しての勝利に大きな価値がある。横浜FCの歴史の上で、記録され、記憶される勝利となった。
全員が横浜FCのサッカーを貫き、運もあったかもしれないが、苦しい局面でも乗り切る強い気持ちが勝利を呼び込んだのではないだろうか。

今日から始まり

復活した「横浜ダービー」は、新しい「横浜ダービー」になったと私は思う。しかし、そうであっても、これまでの「横浜ダービー」の歴史の積み重ねがあったことを忘れてはならないだろう。それぞれのチームが背負ってきた歴史、横浜ダービーの歴史を、50年先、100年先も伝えていくことが大切なことになってくる。

次節も「神奈川ダービー」川崎戦である。J2時代、公式戦19試合で1勝(2分)しかできなかった「天敵」。これまでの屈辱の歴史を塗り替える絶好の機会である。J2時代以上の難敵となったが、横浜FCらしいサッカーで何としても勝利したい。

TBS「スーパーサッカー」 スタッツ

[ J's GOAL ]【J1:第2節 横浜FC vs 横浜FM:横浜FCレポート】

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