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今回は、「会社の現物出資について(全8回)」の最終回です。


現物出資で会社設立(全8回)〜最終回「現物出資と融資について」


とりあえず(!?)最終回となります今回は、現物出資と融資についてのお話です。

融資については、借入額との関係で、資本金額は重要な要素の一つになっています。
つまり、資本金額が大きいほど、融資額の拡大に繋がる訳です。

ということは、現物出資もして資本金額が大きくなれば、その分融資額も大きくなる可能性があるのでしょうか?


まず、「借入希望額」について具体的に言いますと、「当面事業を行っていくに当たって必要となる資金」という言い方ができます。

つまり、仕入れや設備投資、人件費などがこの資金に当たります。

また期間で言いますと、実際に売上が上がって現実に収入が入ってくるようになる(キャッシュが入ってくる)までの資金とも言えます。


さて、現物出資が250万円、現金出資が250万円の合計資本金500万円の会社を例に考えてみましょう。

この場合、資本金は500万円となります。


先ほど書きましたが、
「借りたい金額」=「当面事業を行っていくに当たって必要となる資金」
でしたね。


この「当面事業を行っていくに当たって必要となる資金」の中には設備などの固定資産も含みます。

現物出資に充てている現物財産は、事業を行うにあたって必要となる財産であるはずです。

ですから、少なくとも必要な設備などはその全部または一部を既に所有していることになります。

また、現物出資に充てた現物財産は、会社設立後すぐに売却することは通常予定されていません。


つまり、現物出資によって設立した会社の場合は
「借りたい金額」=「当面事業を行っていくに当たって必要となる資金」−「既に所有している設備資金など」
ということになります。


既に現物出資により所有することになった設備などの現物財産以外に必要となる資金を借りるということになります。


このような考え方でいきますと上記の例の会社の場合、既に事業に必要な一部または全部の現物財産を所有しているわけですから、それ以外に必要な資金を借りることになります。

つまり融資においては、実際に現金で用意している分の250万円のみが資本に算入されることになります。


しかし、これには例外があります。
「現物出資のメリット」でも触れましたが、法人成りの場合は、事情が変わってきます。

具体的には、個人事業を2年以上していた状態で(申告している状態)、法人成りをした場合です。
このとき、売上に繋がる資産を出資していた場合、その現物出資の分については、融資の際に資本として認められる可能性が大きくなります。
例えば、車などは売上に繋がる資産とは認められにくいのですが、売掛金などは認められる可能性が大きくなります。
(有形固定資産のみならず、無形固定資産も現物出資の対象になります。)

融資の際に、現物出資の分も実質の資本として認めてもらえれば、当然融資額の拡大にもつながります。

法人成りの際は、現物出資が有効な手段として、選択肢の一つに入れておきましょう。


ただ、これは一般論ですので、金融機関、金融機関が実施する融資の内容、会社の事業内容、担保の有無(人的担保、物的担保)、個々の担当者などによって、融資可能額は上下します。


さて、現物出資のお話は、とりあえずここで一区切りとさせていただきたいと思います。

今後も現物出資に関わらす情報発信していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。